中国IT代表の「BAT」百度・阿里巴巴・騰訊&日本企業に注目してみる!

 

今回は、中国の3大IT企業を指す「BAT」に注目していきます。

BATとは
百度(バイドゥ、Baidu)、阿里巴巴(アリババ、Alibaba)、騰訊(テンセント、Tencent)の3社の頭文字から作られた造語です。

バイドゥは検索エンジン、アリババはオンラインマーケット、テンセントはソーシャルアプリの世界的企業となっています。

今回は、そんな中国企業のBATと関連銘柄に注目していきます。

 

1.百度(バイドゥ)とは

中国の検索エンジン「百度」を運営する百度(バイドゥ)に注目していきましょう。

1-1.中国版のGoogle百度(バイドゥ)

百度(バイドゥ、Baidu)は
検索エンジン「百度」を運営する中国の大手IT企業です

中国版のGoogleと認識しておくとよいでしょう。

バイドゥは、2000年1月に現在もCEOを務める李彦宏(ロビン・リー)氏によって設立されました。2001年10月に検索エンジン「Baidu」を発表し、2005年8月にはアメリカNASDAQに上場も果たしています。

アメリカの調査会社Net Applicationsによると、2018年時点の検索エンジン市場においては、Googleの73%に次いで、バイドゥのシェアは約12%と世界第2位となっています。特に、中国市場においてはGoogleを抑えて6割以上のトップシェアを占めています。

バイドゥの2018年第1四半決算を見ると、売上高は前年同期比+31%の3,577億円、営業利益は前年同期比+128%の787億円となっています。

特に近年、バイドゥの成長を支えているのがAI事業であり、AIアシスタント「DuerOS」や自動運転プラットフォーム「Apollo」などを展開していることで知られています。

バイドゥは、中国13億人の検索データからなるビッグデータを活用できることから、今後AIやビッグデータ関連で注目されることは間違いないと見られます。

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1-2.百度(バイドゥ)に関連する日本企業リスト

【2433】博報堂DYホールディングス

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株価1,742円
主なサービス広告代理店2位。バイドゥとビッグデータ(広告データ)で提携。

 

【4689】ヤフー(低位株★)

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株価305円
主なサービスネットサービス「Yahoo!JAPAN」を運営。バイドゥと広告事業で提携。

 

【6752】パナソニック

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株価1,111円
主なサービス総合家電メーカー。バイドゥと次世代車の開発で提携。

 

【9984】ソフトバンクグループ

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株価8,802円
主なサービス携帯電話キャリア、投資会社。子会社「SB Drive」がバイドゥと自動運転で提携。

※株価は2018年11月16日終値で算出

 

★注目ポイント1
百度(バイドゥ、Baidu)は、検索エンジン「百度」を運営するIT企業。検索エンジンのシェアではGoogleに次ぐ世界2位となっており、AIやビッグデータ事業で大きな注目を集める。

2.阿里巴巴(アリババ)とは

企業間電子商取引サイト「Alibaba.com」や中国最大のECサイト「淘宝(タオバオ)」「天猫(Tモール)」を運営する阿里巴巴(アリババ)に注目していきましょう。

2-1.中国最大のECサイト阿里巴巴(アリババ)

阿里巴巴(アリババ、Alibaba)は
世界最大の企業間電子商取引サイト「Alibaba.com」などを運営している中国の大手IT企業です

2018年11月時点のアリババの時価総額は世界第8となっており、これは中国企業のみならずトヨタやサムスンを含めたアジアの全企業の中でもトップとなっています。

アリババは、1999年9月に馬雲(ジャック・マー)氏によって設立されました。製品を持った企業と製品を仕入れたい企業のマッチングサイト「Alibaba.com」によって急成長を遂げ、2014年にはニューヨーク証券取引所への上場を果たしています。

アリババはBtoBサイトである「Alibaba.com」の他にも、個人出店によるCtoCサイト「淘宝(タオバオ)」や、中国版のAmazonとも言えるBtoCサイト「天猫(Tモール)」を運営していることで知られています。

ニュースなどで、中国の独身の日(11月11日)にアリババの1日の売上高が楽天の年間売上を超えたなどと報じられることがありますが、これは「淘宝(タオバオ)」「天猫(Tモール)」での売り上げを指しています。

また、中国国内から海外の商品を購入する越境ECに特化した「天猫国際(Tモール グローバル)」が急激に成長しており、ユニチャームや花王を始め多くの日本企業が参加しています。

アリババはこの他にも、中国国外向けのECサイト「AliExpress.com」やオンライン決済サービス「Alipay(支付宝)」などを手掛けていることで知られています。

なお、アリババの創業者であるジャック・マー氏は、ソフトバンクの孫正義氏と親交があることでも知られており、ソフトバンクはアリババの株式の29.2%を保有している最大株主となっています。

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2-2.阿里巴巴(アリババ)に関連する日本企業リスト

【4452】花王

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株価8,015円
主なサービス化粧品メーカー。2018年独身の日の売上ブランド3位。

 

【6723】ルネサスエレクトロニクス

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株価568円
主なサービス半導体大手。アリババとIoTで提携。

 

【8113】ユニチャーム

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株価3,352円
主なサービス紙おむつメーカー。「Moony」が2018年独身の日の売上ブランド2位。

 

【9984】ソフトバンクグループ

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株価8,802円
主なサービス携帯電話キャリア、投資会社。アリババの最大株主。

※株価は2018年11月16日終値で算出

 

★注目ポイント2
阿里巴巴(アリババ、Alibaba)は、世界最大の企業間電子商取引サイト「Alibaba.com」や中国最大のECサイト「淘宝(タオバオ)」「天猫(Tモール)」を運営する中国の大手IT企業。

3.騰訊(テンセント)とは

世界最大のSNS・ゲーム企業である騰訊(テンセント)に注目していきましょう。

3-1.中国の3大SNSサービスを手掛ける騰訊(テンセント)

騰訊(テンセント、Tencent)は
ソーシャル・ネットワーキング・サービス・サイト「Qzone」やインスタントメッセンジャー「WeChat」、「テンセントQQ」を手掛ける中国の大手IT企業です

テンセントは、1998年に馬化騰(マー・フアテン)氏によって創業されました。2018年11月現在の時価総額は世界第11となっており、中国企業ではアリババに次ぐ規模になっています。

同社のビジネスモデルを簡単に説明すると、中国全土に普及しているテンセントの3大SNSサービス(Qzone、WeChat、テンセントQQ)を通じてアプリを配信することにより、広告収益やアプリ課金収益を得るというものです。

テンセントが提供しているアプリのアクティブユーザー数は合計で11億人に上ります。Facebookは6億人、LINEは2億人であることを考えると、その巨大なスケールが分かるかと思います。

テンセントは、売上高で見ると任天堂やアメリカのEAを抜いて世界最大のゲーム会社になっており、世界中の多くのゲーム会社の親会社にもなっています。

また、近年では電子決済サービス「WeChatPay」が、アリババの「Alipay」と並んでフィンテックの動向のカギを握っていることでも注目されています。

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3-2.騰訊(テンセント)に関連する日本企業リスト

【2432】ディー・エヌ・エー

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株価2,152円
主なサービスITサービス企業。テンセントとゲームで提携。

 

【6501】日立製作所

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株価3,366円
主なサービス総合電機メーカー。テンセントとIoTで提携。

 

【7974】任天堂

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株価31,860円
主なサービス世界的ゲームメーカー。テンセントと提携。

 

【9684】スクウェア・エニックス・ホールディングス

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株価3,600円
主なサービスゲームメーカー。テンセントと合弁企業を設立。

※株価は2018年11月16日終値で算出

★注目ポイント3
騰訊(テンセント、Tencent)は、「Qzone」「WeChat」「テンセントQQ」の3大SNSアプリを手掛ける中国のIT企業。電子決済サービス「WeChatPay」でも注目される。

4.まとめ

 

今回は、中国の大手3大IT企業BAT(Baidu、Alibaba、Tencent)に注目してきました。

・バイドゥは検索エンジン
・アリババは企業間電子商取引サイトと中国最大のECサイト
・テンセントは中国の3大SNSアプリ

バイドゥは中国13億人のビッグデータからなるAI事業でも注目されており、アリババが手掛ける「AliPay」とテンセントが手掛ける「WeChatPay」は世界のフィンテック動向のカギを握ることでも注目されています。

時価総額では世界トップ10に入る企業もある「BAT」の動向を、今後もアンテナ張っておきましょう。

 

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