「MVNO」関連銘柄!多くの企業が続々と参入し激化する中注目すべきは?

 

【3843】フリービットは+1.85倍!
【9418】USEN-NEXT HOLDINGSは+2.37倍!
【9424】日本通信は+2.95倍!

通信費の高騰を背景に格安SIMことMVNO市場が急成長しています。MVNO回線は4年間で6倍以上に増加しており、今後もこの流れは継続するものと見られています。

MVNOは成長市場であり参入障壁も低いことから、多くの企業が続々と参入しており、今後更なるサービスの拡充が期待されます。

MVNO関連銘柄に注目していきましょう!

 

1.MVNO関連銘柄に期待

今回は、携帯電話料金の削減にぜひ活用したいMVNOに関連した銘柄に注目していきます。

1-1.MVNOとは?

MVNO(Mobile Virtual Network Operator)とは
携帯電話回線などの無線通信インフラを他の通信事業者から借り受けてサービスを提供する事業者のことです。

MVNO=仮想移動体通信事業者

現在はMVNOというと携帯電話回線事業を指すのが一般的となっており、3大キャリアと比べて格安で携帯電話回線を提供していることから「格安SIM」とも呼ばれます。

格安SIMを提供する事業者はMVNOと呼ぶのに対して、MVNOに回線を貸し出すNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3大キャリアはMNO(Mobile Network Operator、移動体通信事業者)と呼ばれます。

MVNOのメリットとしては、料金が安く、MVNO事業者が多いがために多くのサービスを選べることが挙げられます。

3大キャリアでスマートフォンを1台運用するとなると毎月7,000円前後の料金が掛かりますが、MVNOなら毎月2,000円弱で運用することが可能です。

一方、MVNOのデメリットとしては、3大通信キャリアに比べると通信の質が悪くなること、通話時間が多い場合は料金が高くなることが挙げられます。

とはいえ、MVNOの通信の質も向上しており、自宅にWifi環境がある場合は外出先で動画を頻繁に見るなどしない限りは問題になりません。

 

1-2.MVNOの市場規模は?

MVNO事業は携帯キャリア事業と違って参入するのが容易であることから多くの企業が参入しており、2017年12月時点では817社がMVNO事業に参入しています。

国内のマーケティングを手掛けるMM総研によると、2018年3月末時点でのMVNO回線契約数は前年比+33.7%の1082.8万回線となり、初めて1,000万回線を超えたと発表されました。

MVNO回線は2014年3月末時点では173万回線に過ぎず、わずか4年間で6倍以上にまで成長したことになります。

通信サービスの契約数全体を占めるMVNOの割合も6.4%まで高まっており、今後もこの割合が高まっていく流れは確実であると思われます。

ただ、これだけ多くの企業がMVNO事業に参入しているとなると、競争の激化は必至であり、MVNO事業が大きな利益を出せる事業になるかどうかは不透明です。

MVNOの最大の魅力である料金を下げて差別化しようとしても、通信の質を犠牲にせざるを得なくなってしまいます。

現在、MVNOの価格は2,000円前後が一般的となっており、もはや料金で差別化することはできなくなっていると言えます。

MVNO事業者には独自のサービスや、楽天モバイルやLINEモバイルのような他の事業と連携したサービスで差別化していくことが求められています

 

★注目ポイント1
MVNOとは、携帯電話回線を3大キャリアから借りて格安で提供する事業者のこと。料金の安さが売りで、利用回線は4年間で6倍以上に拡大している。

2.MVNO関連銘柄の推移

MVNO関連銘柄の動向を見ていきましょう。

2-1.「TONEモバイル」「DTI SIM」のMVNEを手掛けるフリービット

インターネット関連事業を多数手掛ける【3843】フリービットは、MVNO関連銘柄としても注目されます。

同社は、ドコモ系MVNOの「TONEモバイル」「DTI SIM」を手掛けているMVNEとして知られています。

MVNEとは「Mobile Virtual Network Enabler」の略で、「仮想移動体サービス提供者」とも呼ばれます。

MVNEとはMVNO事業者への事業参入支援を手掛けている事業者のことで、NTTコミュニケーションズやIIJといったMVNO事業者が兼ねていることもあります。

フリービットの株価は、2017年10月初めには998円を付けていましたが、この1年は上昇~横ばいとなっており、2018年6月には1,522円まで上昇しました。

この1年で最大+52%の上昇となりましたが、高値を付けてからは下げており、2018年10月現在は1,000円前後で推移しています。1年で見ると、横ばいの値動きとなっています。

 

2-2.「U-mobile」を手掛けるUSEN-NEXT HOLDINGS

有料映像配信「U-NEXT」やMVNO事業を手掛ける【9418】USEN-NEXT HOLDINGSも、MVNO関連銘柄として注目の銘柄です。

同社は、ドコモ・ソフトバンク系MVNO「U-mobile」を手掛けていることで知られます。

同社の株価は、2017年10月初めには1,042円を付けており、2018年3月には778円まで下落しましたが、その後は反発しており、2018年8月には1,849円まで上昇しました。

この1年で最大+77%まで上昇しており、2018年10月現在は1,500円前後で推移しています。

 

2-3.MVNOの先駆けで「b-mobile」を手掛ける日本通信

日本のMVNOの先駆けで、ドコモ・ソフトバンク系MVNOの「b-mobile」を手掛ける【9424】日本通信は、MVNO関連銘柄を代表する銘柄です。

同社は、MVNOが話題になり始めた2013年後半から2014年7月に掛けて暴騰し、この1年足らずで株価が25倍になったことで知られています。

しかし、2014年7月に1,268円の高値を付けてからは長らく低迷しており、2017年12月には101円と100円割れ目前まで下落しました。

ところが、今年に入ってから低位株・仕手株として上昇しており、2018年6月には298円まで上昇しました。

この1年で安値から高値までは最大2.9倍の上昇となっており、2018年10月現在は180円前後で推移しています。

MVNO関連銘柄を3銘柄見てきましたが、いずれの銘柄もこの1年の高値を見ると大きく上げていますが、中長期的に見ると2014~2015年に付けた高値からは大きく下げています。

 

★注目ポイント2
MVNO関連銘柄は、この1年で見るといくつかの銘柄が大きく上昇している。しかし、中長期的に見ると厳しい値動きが続いている。

3.主要MVNO関連銘柄チェックリスト

MVNO関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄株価主なサービス
【3754】エキサイト873円ドコモ系MVNO「exciteモバイル」
【3774】インターネットイニシアティブ2,253円ドコモ・au系MVNO「IIJmio」、MVNOシェア2位
【3834】朝日ネット507円ドコモ系MVNO「ASAHIネット」
【3843】フリービット993円ドコモ系MVNO「TONEモバイル」「DTI SIM」を手掛けるMVNE
【3934】ベネフィットジャパン961円ドコモ系MVNO「ONLYSIM」
【3938】LINE4,280円ドコモ系MVNO「LINEモバイル」
【4755】楽天852円ドコモ系MVNO「楽天モバイル」、MVNOシェア1位
【8267】イオン2,692円ドコモ系MVNO「イオンモバイル」
【9418】USEN-NEXT HOLDINGS1,467円ドコモ・ソフトバンク系MVNO「U-mobile」
【9419】ワイヤレスゲート604円ドコモ系MVNO「WirelessGate SIM」
【9424】日本通信(低位株★)175円ドコモ・ソフトバンク系MVNO「b-mobile」
【9432】NTT5,062円子会社のNTTコミュニケーションズがドコモ系MVNO「OCN モバイル ONE」、MVNOシェア4位
【9433】KDDI2,978.5円携帯キャリア
【9437】NTTドコモ2,970円携帯キャリア
【9984】ソフトバンクグループ11,075円携帯キャリア ※携帯会社の「ソフトバンク」が新規上場予定

※株価は2018年10月5日終値で算出

★注目ポイント3
MVNO関連銘柄を抽出してみると、通信会社が並ぶ。なお、シェア3位のau系MVNO「UQモバイル」を提供するUQコミュニケーションズ、シェア5位のドコモ・au系MVNO「mineo」を提供するケイ・オプティコムは非上場。

4.MVNO関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったMVNO関連より上位3銘柄を発表致します。

※2017年10月5日~2018年10月5日の1年で算出

 

4-1.第1位【3356】テリロジー

チャート画像
上昇率6.3倍(安値:310円 → 高値:1,954円)
市場ジャスダック
RSI86.33(かなり買われ過ぎ)
 

4-2.第2位【9424】日本通信

チャート画像
上昇率2.95倍(安値:101円 → 高値:298円)
市場東証一部
RSI42.85(やや売られている)
 

4-3.第3位【4381】ビープラッツ

チャート画像
上昇率2.61倍(安値:5,090円 → 高値:13,300円)
市場東証マザーズ
RSI38.26(やや売られている)

※RSIは2018年10月5日終値より算出

★注目ポイント4
MVNO関連銘柄全体から上昇率トップを見ると、1位はサイバーセキュリティー関連で注目を集めている【3356】テリロジーで6.3倍を記録。2位【9424】日本通信のような短期急騰ではなく、堅調に推移していることから今後も注目の1銘柄。

5.まとめ

 

MVNOは既に目新しいテーマではありませんが、多くの企業が続々と参入して競争が激化していることから、今後の動向が気になるセクターの1つです。

この1年で見るといくつかの銘柄が上昇し、2013年後半から2014年に掛けては日本通信が25倍になるなど、注目次第では急騰する可能性も秘めています。

現在では800社以上の企業がMVNO事業に参入していることから、今後はサービスでの差別化が勝負の分かれ道になりそうです。

なお、携帯電話関連では、楽天が携帯キャリア事業への参入を決定しています。MVNO関連銘柄とともに動向には注目しておきましょう。

 

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