日本も巻き返し開始!本格始動した有機EL関連で2018年注目の銘柄!

次世代パネルとして注目の「有機EL」は、【4004】昭和電工や【4112】保土谷化学工業といった東証一部銘柄でも3倍を超える上昇を見せ、注目を集めています

省エネで薄型かつ軽量、映像が鮮明であることなどメリットの多い有機ELが開発されて以降、スマホやテレビに採用され始めてきました。

業績拡大の兆しが見える有機EL市場の過去のニュースや値動きなど交えて、2018年も注目の関連銘柄をチェックしていきましょう!

1.iPhoneXに採用され注目を集める有機ELの魅力

既存の液晶に代わる製品として、いま有機ELの需要が高まっています。

1-1.有機ELパネルの特徴と液晶パネルとの違い

従来の液晶パネルはバックライトにより画面を光らせていますが、有機ELパネルは発光材料が自ら光るという特徴を持ちます。

このように、ディスプレイ表示方式に大きな違いがあり、液晶を超える次世代パネルとして大きな期待が寄せられているのです。

液晶と比較した有機ELのメリット・デメリットは下記のとおりです。

メリット
  • 消費エネ
  • 映像が鮮明に映る
  • 薄型、軽量化できる
  • 画面の折り曲げが可能
デメリット
  • 耐久性に劣り寿命が短い
  • 製造コストが高く量産が難しい

現在は高価格帯のディスプレイには有機ELが採用されており、低価格帯のディスプレイは液晶というすみ分けになっている状況です。

今後は有機EL製造のコストを下げ、耐久性の強化と同時に量産化を実現することが有機EL関連企業の大きな課題となっています。

1-2.2024年有機EL市場規模は3倍の拡大予想!

有機EL市場は今後急速に拡大することが予測されています。

有機ELディスプレイの出荷枚数ベースは2016年の5億枚弱から、2024年には3倍の16億枚強が出荷される見通しです。

このように将来性が豊かな有機EL市場で現在圧倒的なシェアを誇る韓国のサムスン電子は、スマホ市場の有機ELシェアを90%近くも握っています。

求められる生産技術が高く、量産化が困難と言われてきた有機ELで遅れを取る日本のメーカーも遂に量産化のメドが立とうとしています。

国内の有機EL市場をけん引する【6753】シャープ【6740】ジャパンディスプレイが今後、いかに韓国のシェアを奪い、新たな販路を開拓できるかに注目が集まっているのです。

とくに米アップルのiPhoneXに有機ELパネルが採用されてからは、液晶パネルメインだった従来の流れは有機ELへシフトするように、トレンドが大きく変わろうとしています。

有機ELの普及拡大は必然で今後も息の長いテーマとして、注目すべきと言えるでしょう。

 

★注目ポイント1
 iPhoneXでの採用をきっかけに大きく注目を浴びることとなった有機ELは、今後も液晶のシェアを奪っていく公算が大きい。

 2.高い技術力を誇る有機EL関連銘柄の推移

世界から受注が増える中、日本の高い技術で市場拡大を狙う、有機EL関連銘柄の株価推移を見ていきましょう。

2-1.【5216】倉元製作所の技術が世界で高い評価

有機EL向け材料の技術力で高い評価を受ける倉元製作所、提供しているITO膜は日本のみならず世界中から受注しています。

2016年6月にiPhoneの有機ELパネルに採用され、同年9月にはシャープの有機ELディスプレイ増産といったニュースに刺激されストップ高

2017年10月にはジャパンディスプレイが日本発の有機EL量産化というニュースをうけて再び急騰するなど、短期的に物色が向かいやすい傾向があります。

時価総額は低めでボラリティが高いため、デイトレーダーや個人投資家向きの有機EL関連銘柄として注目です。

 

2-2.【6753】シャープが折り曲げ自在の有機EL開発

高い技術力を持ちながら過剰投資がアダとなり、一時債務超過に陥ってしまったシャープは、台湾企業「鴻海」の傘下になって以降、急速に業績を回復

そんなシャープは2017年8月、スマホ向けに折り曲げ自在の有機ELを開発したことが話題を集めました。

その後も2018年1月に有機ELパネルの量産化、1月9日には自社のスマホに有機ELパネルを採用するというニュースが相次いで報道されました。

液晶パネルの製造にも強かったシャープが有機ELでも頭角を現してきたことに市場は反応し、2018年も好調な滑り出しを切っています。

 

★注目ポイント2
 国内では打倒サムスンを掲げるシャープを筆頭に、有機EL量産化体制が整いはじめた有機EL関連銘柄は2018年も注目を集めていく可能性が高い。

3.主要有機EL関連銘柄チェックリスト

有機EL関連銘柄より厳選の注目株をチェックしていきましょう。

銘柄株価主なサービス
【4005】住友化学862円偏光板を中心に有機ELの材料を製造
【4112】保土谷化学工業6,230円有機ELの材料を製造、耐久性向上などの研究
【4312】サイバネットシステム712円有機ELディスプレイ用向けムラ補正ICの開発
【4960】ケミプロ化成(★低位株)389円有機EL関連の特許を多数出願
【5019】出光興産4,350円有機ELの発光材料など提供
【5216】倉元製作所(★低位株)221円有機EL向けのITO膜を提供
【6258】平田機工12,700円有機ELの研究・開発・製造などを行う子会社設立
【6266】タツモ2,046円パネル製造大手、有機EL対応の薄膜塗布プロセス技術
【6298】ワイエイシイホールディングス1,130円有機EL向けドライエッチング装置を手掛ける
【6384】昭和真空2,722円有機EL素子の構造を最適化する「Various」を手掛ける
【6728】アルバック8,030円有機EL成膜装置なを手掛ける
【6740】ジャパンディスプレイ(★低位株)233円パナソニック・ソニーと共に有機EL事業の新会社を設立
【6753】シャープ4,040円有機ELの量産体制を整えるメーカー大手
【6758】ソニー5,512円2007年に世界発の有機ELテレビを発売
【7717】ブイ・テクノロジー21,630円有機ELディスプレイの製造装置を提供

※株価は2018年1月19日終値で算出

★注目ポイント3
 有機EL関連銘柄はパネルメーカーのみならず、有機EL向けの材料や製造装置など幅広いため、出遅れ低位株は特に注目したい。

 4.有機EL関連銘柄上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった有機EL関連上位3銘柄を発表致します。
※2017年1月19日~2018年1月19日の1年で算出

4-1.第1位【4004】昭和電工

チャート画像
上昇率 3.2倍(安値:1,693円 → 高値:5,480円)
市場 東証一部
RSI 59.4(やや買われている)

4-2.第2位【4112】保土谷化学工業

チャート画像
上昇率 3.1倍(安値:2,757円 → 高値:8,780円)
市場 東証一部
RSI 67.3(やや買われている)

4-3.第3位【6384】昭和真空

チャート画像
上昇率 2.9倍(安値:982円 → 高値:2,888円)
市場 ジャスダック
RSI 79.69(買われ過ぎ)

※RSIは2018年1月19日終値より算出

★注目ポイント4
 有機EL関連銘柄は全体的に大型株が多く、値上がり上位には東証一部が食い込むなど面白い動きを見せている。

5.まとめ

ディスプレイのシェアは現在液晶パネルが大きく占めていますが、有機ELは今後、既存の液晶にとって代わり普及していく可能性が高まっています。

技術的にはまだ発展途上の分野でもあるため、新製品の開発やその他刺激材料によっては有機ELが一大テーマとして再燃することも十分にあり得ます。

業績拡大が見込める有機EL向け材料やパネル、製造装置など、上昇余地が十分に残された有機EL関連銘柄はぜひチェックしておきましょう。

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