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半導体製造装置メーカーの【8035】東京エレクトロンは日経平均寄与度3位に躍進し、【7567】栄電子は1年間で上昇率6倍に迫る勢いです!
その他多くの半導体製造装置関連銘柄が4倍を超える上昇を見せており、2018年も引き続き半導体市場の成長が止まりそうにありません。
今回は、ITバブル期を超える半導体バブルの到来により軒並み高騰している半導体製造装置関連銘柄を紹介していきます。
目次
1.半導体の需要急増で半導体製造装置のバブル到来!

半導体を製造するのに欠かせない「半導体製造装置」が、ITバブルを超える勢いで好況となっています。
1-1.技術大国日本の誇る半導体製造装置とは?
世界的な半導体の需要に対して、現実は供給が追い付かない状態です。
特に市場をけん引しているのがスマホや電気自動車など幅広い製品に使われている半導体で、IoT社会の到来により今後も市場は拡大傾向に。
その影響は、半導体を製造する過程で欠かせない「半導体製造装置」に関連する企業まで波及している状況なのです。
半導体製造装置と一口に言っても、材料膜を形成する装置や微量不純物を添加する装置、検査装置、組み立て装置などその種類は多岐に渡ります。
そんな半導体製造装置の世界シェアを日本企業だけで約40%を握っており、技術大国日本を代表するメーカーがひしめき合っている分野。
その為、国内市場の半導体及び半導体製造装置関連銘柄は国内外問わず、多くの投資家から注目を集めているセクターとなっています。
今後も半導体を搭載する製品が益々増えていくことは間違いなく、市場をけん引する重要テーマと言えるでしょう。
1-2.半導体製造装置の市場規模は過去最高のITバブル超え
2017年の半導体市場全体の規模は約40兆円。
そのうち半導体製造装置の市場規模は2017年に約5.5兆円となり、前年比で約35%の高い成長率を記録しました。
この高い成長率はスマホや自動車、産業用機械などの広い分野で半導体が使われるようになっていることを示しています。
これは2000年のITバブルを超える過去最高のもので、半導体需要の高まりからこの流れは今後も長く堅調に続くと予想されるでしょう。
IoT社会の到来による半導体需要の高まりから、2020年東京オリンピックに向けて半導体製造装置の需要は倍増すると言われています。
半導体市場の動向や企業の設備投資、半導体・半導体製造装置メーカーの買収や企業再編のニュース等、関連ニュースは要チェックです。
★注目ポイント1 |
半導体市場のシェアは日本企業だけで約40%を占め、半導体需要の高まりを受けて半導体製造装置の市場規模は2017年にITバブル期を超える過去最大。 |
2.半導体バブルを支える半導体製造装置関連銘柄の株価推移

半導体市場は相場をけん引する最重要セクターとなっており、多くの半導体製造装置関連銘柄が急騰を見せております。
2-1.世界第4位の半導体製造装置関連銘柄が大躍進!
2017年はITバブルを超える好況となったことを受けて、半導体製造装置関連銘柄の株価は軒並み上昇しました。
その中でも世界第4位の半導体製造装置メーカー【8035】東京エレクトロンは、2017年の大発会から1年で約2倍の大躍進。

日経平均225採用の銘柄である東京エレクトロンの上昇は、ファーストリテイリングやファナックに次ぐ日経平均寄与度で3位に浮上。
東京エレクトロンがけん引する半導体市場の強さを見せ、注目を集めました。
2-2.半導体製造装置の素材が需要急増で上方修正を発表
素材メーカー大手の【5218】オハラは、半導体製造装置に使われる結晶化ガラスなどの需要増を受け、2017年9月15日に上方修正を発表しました。
原材料調達の改善や生産性の向上などが進展し、そのほか為替差益の計上で営業外収益の増加も重なりサプライズに。

日本有数の素材メーカーであるオハラは、この発表当日にストップ高をつけており、そこから年末にかけても急成長を見せました。
その他、半導体製造装置に使われるファインカーボン開発の【5301】東海カーボンなども関連銘柄の一角として物色が向かっています。
★注目ポイント2 |
2017年軒並み高騰した半導体製造装置関連銘柄の代表格である【8035】東京エレクトロンは日経平均を支える大型株として注目。 |
3.主要半導体製造装置関連銘柄チェックリスト

半導体製造装置関連銘柄より厳選の注目株をチェックしていきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【3106】クラボウ(★低位株) | 333円 | 半導体製造装置向け樹脂加工品 |
【4091】太陽日酸 | 1,521円 | 効率性の高い半導体製造装置 |
【4208】宇部興産 | 3,265円 | 電子工業用の半導体製造装置を開発 |
【5218】オハラ | 3,170円 | 半導体製造装置に使われる結晶化ガラス |
【5301】東海カーボン | 1,438円 | 半導体製造装置に使われるファインカーボン |
【6146】ディスコ | 23,060円 | 半導体製造装置の買取・中古販売を行う |
【6641】日新電機 | 1,054円 | 半導体製造に使われるイオン注入装置 |
【6728】アルバック | 6,280円 | メモリ用の半導体製造装置が好調 |
【6756】日立国際電気 | 3,110円 | 成膜処理用の半導体製造装置を開発 |
【6857】アドバンテスト | 2,093円 | 半導体検査・製造装置で高シェア |
【7729】東京精密 | 4,215円 | 計測機器製造技術を半導体製造装置に展開 |
【7731】ニコン | 2,077円 | 半導体の小型化や高機能化を目的とした半導体製造装置 |
【7735】SCREENホールディングス | 8,160円 | 半導体製造装置メーカー大手 |
【8035】東京エレクトロン | 18,470円 | 前工程用向け半導体製造装置の開発 |
【8036】日立ハイテクノロジーズ | 4,825円 | 自社開発の半導体製造装置に強み |
※株価は2018年2月9日終値で算出
★注目ポイント3 |
多額の設備投資が必要となるため、大型株であることが多い半導体製造装置関連銘柄だが、2017年の1年間で大きく値を伸ばしている印象。 |
4.半導体製造装置関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった半導体製造装置関連の上位3銘柄を発表致します。
※2017年2月9日~2018年2月9日の1年で算出
4-1.第1位【7567】栄電子
上昇率 | 5.8倍(安値:210円 → 高値:1,220円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 20.43(売られ過ぎ) |
4-2.第2位【5218】オハラ
上昇率 | 4.7倍(安値:910円 → 高値:4,330円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 7.69(かなり売られ過ぎ) |
4-3.第3位【3374】内外テック
上昇率 | 4.6倍(安値:1,181円 → 高値:5,450円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 38.27(やや売られている) |
※RSIは2018年2月9日終値より算出
★注目ポイント4 |
半導体製造装置関連銘柄の上位は短期で値を伸ばしていますが、市場全体の下落が大きく影響しているため再び急騰する可能性は高い。 |
5.まとめ
これまで【7567】栄電子を始めとする半導体製造装置関連銘柄は軒並み上昇しており、2018年も引き続き市場の注目を集めるであろう重要セクターです。
また、今後さらに多くのIoT製品が普及していくことは間違いなく、半導体の需要が減ることはまず考えられないと言えます。
需要増加により、2018年も再び株価5倍を達成する銘柄が表れてもおかしくありません!
半導体製造装置メーカーの買収や企業再編など、半導体市場のニュースは見逃さずに、関連銘柄の動向や変化を掴んでいきましょう。
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