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Microsoftは5年で3倍!
IT企業の巨人Microsoftはパソコン用OS「Windows」とパッケージソフト「Office」で知られていますが、近年はクラウド事業も急成長しています。
直近の決算ではクラウド事業の売上高がWindows、Officeに匹敵する規模になっており、今後も注目が集まります。
今回は、そんなMicrosoftとMicrosoft関連銘柄に注目していきます!
1.Microsoft(マイクロソフト)関連銘柄に期待
WindowsやOfficeで知られるMicrosoft(マイクロソフト)に関連した銘柄に注目していきます。
1-1.Microsoft(マイクロソフト)とは?
Microsoftは、1975年4月4日にビル・ゲイツ氏とポール・アレン氏によって創業されました。
ビル・ゲイツ氏は世界一の大富豪の一人として知られており、現在は世界最大の慈善基金団体「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」を運営していることでも知られています。
Microsoftは、コンピューターシステム「MS-DOS」やOfficeソフトなどで1980年代から頭角を現していましたが、Microsoftの名を世界的に知らしめるきっかけとなったのは、1995年に発表されたオペレーティングシステム「Windows 95」です。
「Windows 95」は世界中に爆発的に広まり、現在のMicrosoftの基盤を築くきっかけとなりました。
その後も、「Windows 98」や「Windows XP」などのオペレーティングシステムが世界中のパソコンに搭載され続け、2018年現在では「Windows 10」が最新バージョンとなっています。
1-2.Microsoft(マイクロソフト)の事業業績は?
2018年10月に発表された直近の決算からMicrosoftの事業業績を見ていきましょう。
2018年10月24日に発表されたMicrosoftの2019年度第1四半期決算によると、売上高は前年同期比+19%増の291億ドル、純利益は88億ドルとなっています。
売上高の内訳を見ていくと、「Windows」のライセンス収入やタブレットPC「Surface」、ゲーム機「Xbox」などを含むMore Personal Computing事業の売上高は、前年同期比+15%増の107億ドルとなっています。
Office製品によるProductivity and Business Processes事業は、前年同期比+19%増の97億ドルどなっています。
近年、Microsoftが力を入れているIntelligent Cloud事業は、前年同期比+24%増の85億ドルとなっています。
Microsoftというと「Windows」と「Office」のイメージが強いですが、クラウド事業がWindowsとOfficeに匹敵する規模にまで成長していることが分かります。
Microsoftは、アメリカの株式市場で注目のテクロノジー企業を指す「MANT(Microsoft、Apple、Nvidia、Tesra)」の一角としても注目されており、2018年11月時点での時価総額はApple、Amazonに次ぐ世界3位となっています。
パソコン市場においてWindowsとOfficeの牙城が崩れることはまず考えられず、クラウド事業も伸びていることから、Microsoftは今後もIT業界の巨人であり続けることは間違いなさそうです。
★注目ポイント1 |
Microsoft(マイクロソフト)とは、パソコン用OS「Windows」とパッケージソフト「Office」で知られるアメリカの巨大IT企業。近年は、クラウド事業がWindows、Officeに並ぶ規模にまで成長している。 |
2.Microsoft(マイクロソフト)関連銘柄の推移
MicrosoftとMicrosoft関連銘柄の動向を見ていきましょう。
2-1.Microsoftの株価動向は?
まずは、今回注目するMicrosoft(NASDAQ:MSFT)の株価動向を、直近5年間に絞って見ていきましょう。
2013年11月には、Microsoftの株価は約38ドルで推移していました。その後、約3年間は上昇していたものの、緩やかな上昇に留まっており、2016年11月には約60ドルで推移していました。
トランプ政権誕生後の2年間で株価の上昇速度が増し、2018年5月末にはGoogle(Alphabet)の時価総額を抜き、2018年10月には史上最高値となる115ドルまで上昇しました。
この5年間で最大3倍の上昇になっています。
2-2.クラウド事業に力を入れるネオス
Microsoft関連銘柄と言える銘柄は東証にはほとんどありませんが、Microsoftも力を入れているクラウド事業を手掛けている銘柄は大きく上昇している銘柄が多くなっています。
法人向けICTシステム開発を中心に手掛ける【3627】ネオスは、クラウド事業にも力を入れていることで知られています。
同社は、監視サービスがついたクラウドサーバセット「4UCLOUD」や、Webサイトやスマホアプリの性能評価を行う「ARGOS」といったクラウドサービスを提供していることで知られています。同社の株価は、2017年11月には433円の低位株であり、2018年3月には370円まで下げるなど低迷していました。
しかし、2018年5月からマネーフォワードと提携するなど注目を浴びて反発を始め、2018年10月には1,527円まで上昇しています。
この1年で最大3.5倍の上昇となっており、2018年11月現在は1,200円前後で推移しています。
2-3.BTOパソコンの製造・販売を手掛けるMCJ
Microsoft関連銘柄というと、「Windows」や「Office」が搭載されているパソコンの製造・販売を手掛けている銘柄が思い浮かぶかと思います。
しかし、多くの日本メーカーはパソコン事業を中国企業などに売却しており、日本でパソコンの製造・販売を手掛けている企業はほとんど残っていません。
数少ない日本のパソコンメーカーとしては、BTOパソコン「マウスコンピューター」で知られる【6670】MCJが挙げられます。
同社は、BTOパソコンや「iiyama」ブランドのモニターの通信販売を手掛けており、もちろんパソコンのOSには「Windows」が搭載されています。同社の株価は、2017年11月には566.5円(※)を付けており、2017年11月には491.5円(※)まで下落。ただその後は切り返しており、2018年9月には1,047円まで上昇しています。
※株価は2018年6月30日に行われた1→2の株式分割後の値で算出。
この1年で最大1.8倍の上昇となっており、2018年11月現在は820円前後で推移しています。
★注目ポイント2 |
Microsoftの株価はこの5年間で3倍以上に高騰している。Microsoft関連銘柄はあまりないが、クラウド関連銘柄には注目。 |
3.主要Microsoft(マイクロソフト)関連銘柄チェックリスト
Microsoft(マイクロソフト)関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2327】新日鉄住金ソリューションズ | 3,265円 | システムインテグレーター |
【3627】ネオス | 1,256円 | クラウド事業 |
【3774】インターネットイニシアティブ | 2,495円 | クラウド事業 |
【3844】コムチュア | 3,450円 | 独立系システムインテグレーター |
【3906】ALBERT | 13,340円 | クラウド事業 |
【4307】野村総合研究所 | 5,140円 | システムインテグレーター |
【4684】オービック | 10,170円 | 独立系システムインテグレーター |
【4739】伊藤忠テクノソリューションズ | 1,994円 | システムインテグレーター |
【4768】大塚商会 | 4,050円 | 独立系システムインテグレーター |
【6670】MCJ | 828円 | 「マウスコンピューター」ブランドのパソコン製造・販売 |
【6701】NEC | 3,430円 | 大手IT企業 |
【6702】富士通 | 6,959円 | 大手IT企業 |
【9432】NTT | 4,496円 | 大手IT企業 |
【9613】NTTデータ | 1,388円 | システムインテグレーター |
【9749】富士ソフト | 5,060円 | システムインテグレーター |
※株価は2018年11月7日終値で算出
★注目ポイント3 |
Microsoft関連銘柄と言える銘柄はほとんどないと見れるので、システムインテグレーターを中心にクラウド事業を手掛けている銘柄に注目。 |
4.マイクロソフト関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったマイクロソフト関連より上位3銘柄を発表致します。
※2017年11月8日~2018年11月8日の1年で算出
4-1.第1位【3906】ALBERT
上昇率 | 14.15倍(安値:1,035円 → 高値:14,650円) |
市場 | 東証マザーズ |
RSI | 60.34(やや買われている) |
4-2.第2位【3627】ネオス
上昇率 | 4.12倍(安値:370円 → 高値:1,527円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 42.85(やや売られている) |
4-3.第3位【6670】MCJ
上昇率 | 2.13倍(安値:491.5円 → 高値:1,047円) |
市場 | 東証二部 |
RSI | 44.34(やや売られている) |
※RSIは2018年11月8日終値より算出
★注目ポイント4 |
関連として見れる銘柄から上昇率トップを見ると、AI関連銘柄で人気となりテンバガーを達成した【3906】ALBERTが14倍でトップとなった。直近では、再び高値更新を狙う動きとなっている為注目したい。 |
5.まとめ
Microsoft関連銘柄と明確に言える銘柄はありませんが、Microsoftも力を入れるクラウドはマーケットでも注目を集めるテーマとなっています。
Microsoftは、WindowsとOfficeに加えてクラウド事業も柱になりつつあり、この3本柱が崩れる気配はなさそうです。
時価総額ではAppleとAmazonに次ぐ3位となっていますが、この2社を抜いて時価総額ランキングトップになる可能性もあるかもしれません。
2019年もMicrosoftに関するニュースは要チェックでしょう。
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