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【3040】ソリトンシステムズは+43%!【3692】FFRIセキュリティは+55%!【3788】GMOグローバルサイン・ホールディングスは+56%!【4493】サイバーセキュリティクラウドは+137%!
ウクライナ情勢によるサイバー攻撃の増加を受けて、サイバーセキュリティー関連銘柄が買われています。
サイバーセキュリティー関連銘柄は、テレワークなどDXが進んだ2020年には最強テーマ株となった反動で2021年には大きく売られましたが、2022年は再上昇が期待できるかもしれません。
サイバーセキュリティー関連銘柄に注目していきましょう!
1.サイバーセキュリティー関連銘柄とは?

サイバーセキュリティー関連銘柄は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展によって注目度が増しているテーマ株です。
1-1.サイバーセキュリティーとは?
新型コロナ禍では、企業・個人ともにテレワークなどのデジタルトランスフォーメーション(DX)が進みましたが、デジタル化が進む一方でサイバー攻撃も急増しています。
例えばテレワークを進めるにしても、企業の情報漏洩対策として、電子認証や電子署名といったサイバーセキュリティー技術を導入することが欠かせません。
警察庁が2022年2月10日に発表した「令和3年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について(速報版)」によると、2021年の1年間に確認したサイバー攻撃は過去最多の1日平均7,335件に上りました。
特に近年、サイバー被害として拡大しているのが、「ランサムウェア」です。
ランサムウェアとは、暗号化などでファイルを利用不可能な状態にした上で、そのファイルを元に戻すことと引き換えに金銭を要求するコンピューターウィルスの一種です。
ランサムウェアによるサイバー被害は世界中で拡大しており、G7各国の法執行機関等が参加する「ランサムウェアに関するG7高級実務者会合」が開催されるなど対策が喫緊の課題となっています。
1-2.サイバーセキュリティー関連銘柄はウクライナ情勢でも注目を集める
サイバーセキュリティー関連銘柄は、2020年にはデジタルトランスフォーメーション関連銘柄と並んで最強テーマ株の一角となり、電子認証を手掛ける【3788】GMOグローバルサイン・ホールディングスはテンバガーを達成。
しかし、2021年は2020年急騰の反動を受けて、サイバーセキュリティー関連銘柄は大きな下落が目立つ1年となりました。
2022年ウクライナ情勢では、国家や企業にとってサイバーセキュリティーの重要性がより認識される事態となり、サイバーセキュリティー関連銘柄に買い戻しの動きが出る展開となりつつあります。
2022年2月24日にロシアがウクライナ侵攻を開始して以降、国内省庁や自治体、国内企業へのサイバー攻撃が増加しているとされます。
3月1日には、トヨタ自動車の取引先の部品メーカーがサイバー攻撃を受けたことから、トヨタの国内全工場が停止する事態にまで発展してしまいました。
トヨタの発表によると、今回のサイバー攻撃は身代金要求型のランサムウェアの疑いが強いとのことです。
ウクライナ情勢を抜きにしても、企業のデジタル化は急速に進んでおり、サイバーセキュリティーの重要性が増しているトレンドには間違いありません。
サイバーセキュリティー関連銘柄は、社会でデジタルトランスフォーメーションが進めば進ほど重要性が増してくるテーマ株と言えます。
★注目ポイント1 |
・サイバーセキュリティー関連銘柄は、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進めば進ほど重要性が増してくるDXテーマ株。 ・近年は、「ランサムウェア」によるサイバー被害が拡大しており、不正アクセスも増加の一途をたどっている。 ・サイバーセキュリティー関連銘柄はウクライナ情勢でも注目されており、2022年に入ってから反発傾向。 |
2.サイバーセキュリティー関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2021年から2022年に掛けてのサイバーセキュリティー関連銘柄の動向を見ていきましょう。
2-1.ウクライナ情勢で反発!【4493】サイバーセキュリティクラウド
クラウド型セキュリティサービス「攻撃遮断くん」を手掛ける【4493】サイバーセキュリティクラウドは、サイバーセキュリティー関連銘柄としてたびたび名前が挙がる銘柄です。
同社の株価は、上場直後の2020年4月には11,262.5円まで急騰しましたが、以降は下落が続いており、2022年1月には一時1,102円まで下落。

典型的な“IPOゴール”の値動きとなっていましたが、2022年2月から3月に掛けては反発しており、3月2日には2,620円まで上昇しています。
ウクライナ情勢後に+137%の反発となっています。
特に、ロシアがウクライナに侵攻を開始した2月24日以降、トヨタがサイバー攻撃を受けたこともあって大きな反発となりました。
2-2.2020年テンバガー銘柄!【3788】GMOグローバルサイン・ホールディングス
GMO系で電子認証などを手掛ける【3788】GMOグローバルサイン・ホールディングスは、東証を代表するサイバーセキュリティー関連銘柄です。
同社は、2020年にテンバガーを達成しましたが、2020年10月に14,210円を付けてからは下落が止まらず、2022年1月28日には3,065円まで下落していました。
2022年2月以降はウクライナ情勢を受けて反発しており、3月2日には4,800円まで戻しています。
ウクライナ情勢後に、最大+56%の反発です。

この他、2022年に入ってからのサイバーセキュリティー関連銘柄は、【3857】ラックは+31%、【3040】ソリトンシステムズは+43%、【3692】FFRIセキュリティは+55%などとなっています。
※いずれも2022年1月から2022年3月11日までの最大上昇率。
サイバーセキュリティー関連銘柄は、2021年に大きく下げた反動もあり、ウクライナ情勢を受けて反発しているテーマ株の一角となっていると見てよいでしょう。
★注目ポイント2 |
・サイバーセキュリティー関連銘柄は、2021年に大きく下げた反動もあり、2022年ウクライナ情勢を受けて反発しているテーマ株の一角となっている。 |
3.サイバーセキュリティー関連銘柄リスト
注目しておきたいサイバーセキュリティ関連銘柄チェックしておきましょう。
銘柄 | 主なサービス |
【2326】デジタルアーツ | 有害情報遮断フィルタリングソフト「i-FILTER」「m-FILTER」 |
【3040】ソリトンシステムズ | テレワークセキュリティ「Soliton SecureBrowser」 |
【3692】FFRIセキュリティ | 次世代エンドポイントセキュリティ「FFRI yarai」 |
【3762】テクマトリックス | セキュリティソフト「F5ネットワークス」「McAfee」などの代理店 |
【3788】GMOグローバルサイン・ホールディングス | セキュリティに強いクラウドサーバー「ALTUS」 |
【3857】ラック | クラウド型セキュリティ監視ソリューション「CloudFalcon」 |
【3916】デジタル・インフォメーション・テクノロジー | Webセキュリティソリューション「WebARGUS」 |
【4475】HENNGE | クラウドセキュリティーサービス「HENNGEOne」 |
【4493】サイバーセキュリティクラウド | クラウド型セキュリティサービス「攻撃遮断くん」 |
【4704】トレンドマイクロ | セキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター」 |
オススメのサイバーセキュリティー関連銘柄3選!
デジタル化の進展でも注目されるオススメのサイバーセキュリティー関連銘柄を見ていきましょう。
【4704】トレンドマイクロ
市場 | 東証一部(プライム市場) |
企業概要 | セキュリティ対策ソフト「ウイルスバスター」を手掛ける情報セキュリティ大手。 |
トレンドマイクロは、国内トップシェアのセキュリティソフト「ウイルスバスター」を手掛けている、日本株を代表するサイバーセキュリティー関連銘柄です。
サイバーセキュリティー関連銘柄としては最も手堅いローリスク・ローリターンの銘柄となっており、投資初心者にもおすすめの銘柄です。
【2326】デジタルアーツ
市場 | 東証一部(プライム市場) |
企業概要 | 有害情報遮断フィルタリングソフトで国内トップシェア。 |
デジタルアーツは、有害情報遮断フィルタリングソフト「i-FILTER」「m-FILTER」で国内トップシェアを誇る、代表的なサイバーセキュリティー関連銘柄です。
長期的な成長株となっており、アベノミクスが始まった2013年から2022年に掛けて15倍以上の上昇率となっています。
【4475】HENNGE
市場 | 東証マザーズ(グロース市場) |
企業概要 | クラウドセキュリティーサービス「HENNGEOne」を手掛ける。 |
HENNGEは、クラウドセキュリティーサービス「HENNGEOne」を手掛けており、サイバーセキュリティー関連銘柄としてよく名前が挙がる銘柄です。
2020年には大きく上昇しましたが、2021年1月に高値5,305円を付けてからは下落トレンドとなっており、2022年3月11日には684円を付けて上場来安値を更新。
ウクライナ情勢を受けてサイバーセキュリティー関連銘柄に買い戻しの動きが広がる中でも売りが止まりません。
そろそろ反発してもおかしくありませんが、リスクが高いことには注意が必要です。
4.まとめ
サイバーセキュリティー関連銘柄は、2021年には2020年急騰の反動で大きく売られましたが、2022年にはウクライナ情勢を受けて買い戻しの動きが広がる傾向が見られます。
ウクライナ情勢によるサイバー攻撃の増加を抜きにしても、デジタル化やデジタルトランスフォーメーションの進展によって、企業のサイバーセキュリティー対策は喫緊の課題です。
近年は、暗号化などでファイルを利用不可能な状態にした上で、そのファイルを元に戻すことと引き換えに金銭を要求する「ランサムウェア」への対策が急務となっています。
社会でデジタルトランスフォーメーションの流れが続く以上、サイバーセキュリティー関連銘柄が注目テーマ株の一角であり続けることは確実です。
サイバーセキュリティーに関するニュースにはアンテナを張っておき、サイバーセキュリティー関連銘柄の株価動向は要チェックしておきましょう。
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