【サイバーセキュリティ関連銘柄】現在までの動向から今後の有望株を探る!

今回は、キャッシュレス化やIoT化の進展で、社会にとってより重要性が増しているサイバーセキュリティ関連銘柄に注目していきます。

2018年には、仮想通貨NEMの流出事件やクレジットカード不正利用が急増したこともあり、サイバーセキュリティ関連銘柄は多くの銘柄が上昇しています。

2020年以降のキーワードとして、AIやIoT、5Gといった言葉を聞かない日はほとんどありませんが、社会のIT化がさらに進む2020年代にはサイバーセキュリティが重要課題となることは確実です。

今回はサイバーセキュリティ関連銘柄に注目していきましょう!

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1.サイバー攻撃の多発でセキュリティ企業に兆し

2020年の東京オリンピックに向けて日本に対するサイバー攻撃はますます激しくなると予想され、サイバーセキュリティ関連銘柄が注目を集めています。

1-1.サイバーセキュリティの仕組みと国の取り組み

サイバーセキュリティとは、コンピュータへの侵入やデータの改ざんなどサイバー攻撃を防ぐための手段としてネット環境の安全確保を指しています。

現在、内閣や総務省、経済産業省が中心となり、サイバーセキュリティ対策に本腰を入れており、関連銘柄への関心が高まっているようです。

  • 2014年:サイバーセキュリティ基本法を成立(2015年に施行)
  • 2015年:サイバーセキュリティ戦略を閣議決定
  • 2016年:「情報セキュリティマネジメント」試験創設
  • 2017年:「情報処理安全確保支援士」の国家資格を創設

2017年12月には国や自治体、大学などと連携してサイバーセキュリティ技術の国際標準化に乗り出す方針を固めました。

日本でも多くのサイバー攻撃被害が報告されていることから、今後国策としてサイバーセキュリティ市場の成長は大いに期待されています。

1-2.深刻化するサイバーセキュリティ関連の人材不足

国内ではサイバーセキュリティに携わる人材が慢性的に不足しており、中小企業などのサイバーセキュリティ対策は後回しになっているのが現状です。

それを象徴するような出来事として、2017年には大手外資系コンサルティングファームから21歳のサイバーセキュリティマネジャーが誕生

この話題でサイバーセキュリティにも注目が集まった一方、その中で深刻化する人材不足も浮き彫りとなりました。

若年層の人材を育てるべく、内閣サイバーセキュリティセンターは人材育成プログラムを立ち上げ、サイバーセキュリティの人材育成に力を入れています。

また、2017年12月には【6701】NEC、【6501】日立製作所、【6702】富士通の3社が合同で「サイバーセキュリティ人材育成スキーム策定共同プロジェクト」を開始。

優秀な人材の誕生が期待され、今後の市場拡大に向けてサイバーセキュリティ業界は一躍注目のテーマとなりました。

★注目ポイント1
 サイバーセキュリティに関して国は本格的な対策を講じており、今後の課題となる人材育成の分野にも期待できる。

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2.サイバーセキュリティ事情に注目

注目されたサイバーセキュリティに関するニュースを抑えておきましょう。

2-1.サイバーセキュリティの動向

注目されたサイバーセキュリティ関連のニュースを見ていきましょう。

世界的なIoT化・5G化に伴って、サイバーセキュリティ市場は急成長しています。

ドイツのオンライン統計Statistaによると、2018年の世界のサイバーセキュリティ市場は1,530億ドルとなり、2021年には2,000億ドルを突破する見通しです。

日本においても、多くの企業がIoT化・5G化に対応するためのサイバーセキュリティ投資を活発化させており、旺盛なIT投資を行っています。

IT調査会社IDC Japanによると、2018年の国内セキュリティサービスの市場規模は前年比+4.5%増の7,924億円と予測されています。

国内セキュリティサービス市場の今後5年間の平均成長率は+5.1%増と予測され、2022年には9,714億円にまで成長し、1兆円市場になる見通しです。

AIや5GといったIoT時代の本命となるテーマ株にばかり目が向かいがちですが、IoT時代を陰で支えるサイバーセキュリティ関連銘柄も、IoT時代の成長セクターとして注目しておきましょう。

2-2.サイバーセキュリティに力を入れている企業をピックアップ!

サイバーセキュリティに力を入れている企業を見ていきましょう。

フィルタリングソフトで国内首位の【2326】デジタルアーツは、サイバーセキュリティ関連銘柄を代表する銘柄です。株価も好調で、今年1年間で年初から1.5倍の上昇となっています。

サイバーセキュリティ製品を手掛ける【3356】テリロジーにも注目が集まります。同社の株価は、今年1年間で年初から最大で5倍にまで上昇しています。

ウイルス対策ソフトやセキュリティソフトの開発を手掛ける【4344】ソースネクストも、今年1年で株価が2倍以上に高騰しています。

ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」で知られる【4704】トレンドマイクロも、サイバーセキュリティ関連銘柄として必ず抑えておきましょう。

サイバーセキュリティ関連銘柄は、IoT化が進みキャッシュレス化が積極推進されたこの1年で多くの銘柄が大きな上昇を遂げています。2019年にも引き続き注目しておきましょう。

★注目ポイント2
サイバーセキュリティ関連銘柄は、社会のIoT化が進み、キャッシュレス化が積極推進されたこの1年で多くの銘柄が上昇した。

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3.サイバーセキュリティ関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

上昇しているサイバーセキュリティ関連銘柄を見ていきましょう。

3-1.ITコンサルティング企業!【6088】シグマクシス

企業のIT分野におけるコンサルティングサービスを手掛ける【6088】シグマクシスは、サイバーセキュリティ関連銘柄としても物色される銘柄です。

同社は、AIやRPA、クラウドなどに関するコンサルティングサービスを提供しており、クラウド時代の次世代ネットワークセキュリティ「SDP」でゼロトラストモデルを実現するセキュリティサービスを提供しています。

同社の株価は、2019年1月初めには728円を付けていましたが、2019年に入ってからは一貫して上昇しており、2019年10月には1,534円の高値を付けています。

2019年に入ってからの上昇率は最大2.10倍(+110%)です。

ITコンサルティング会社である同社がこれだけ買われているということは、企業がIT投資を活発化させている状況がマーケットでも反映されていると言えるでしょう。

3-2.NECグループのネットワーク事業を手掛ける!【1973】NESIC

ネットワークシステムやコンサルティングなどを手掛ける【1973】NESICは、サイバーセキュリティ関連銘柄の代表的な銘柄です。

同社は、もとはNECの工事部門が独立した企業で、現在はNECグループのネットワーク事業を中心に手掛けています。

同社の株価は、2019年1月初めには2,391円を付けていましたが、その後ジワジワと上昇していき、2019年10月には3,140円の高値を付けています。

2019年に入ってからの上昇率は最大+31%となっており、今後も高値更新に期待です。

サイバーセキュリティ関連銘柄は2019年に大きく買われているテーマ株となっており、上記2銘柄以外にも、【2326】デジタルアーツや【3992】ニーズウェル、【3562】No.1など多くの銘柄が上昇しています。

3-3.注目のサイバーセキュリティ銘柄

注目しておきたいサイバーセキュリティ関連銘柄チェックしておきましょう。

銘柄主なサービス
【2326】デジタルアーツサイバーセキュリティ対策ソフトの企画、開発、販売
【3042】セキュアヴェイルログ解析やサイバーセキュリティ対策に特化
【3356】 テリロジー(★低位株)ネットワーク、サイバーセキュリティソリューションを展開
【3692】FFRIサイバーセキュリティ対策に強み
【3744】サイオスシステム障害回避ソフトなど製造、開発
【3843】フリービットサイバーセキュリティマネジメントサービスを展開
【3857】ラック最新のサイバーセキュリティ対策技術を提供
【3916】デジタル・インフォメーション・テクノロジーウェブサイト改ざん瞬間検知・復活ソリューションの開発
【3927】アークンウイルス対策ソフトを含むサイバーセキュリティサービス開発
【3968】セグエグループセキュリティソフトなどの輸入・販売、保守サービス
【4344】ソースネクストウイルス対策サイバーセキュリティソフト販売、保守サービス
【4662】フォーカスシステムズ公共向けサイバーセキュリティシステムの開発、保守、運用
【4704】トレンドマイクロウィルスバスターソフトの開発、販売、世界3位のシェア
【4736】日本ラッドサイバー攻撃の可視化に対応し、マルウェアの侵入追跡などサイバーセキュリティ対策に強い
【6088】シグマクシスサイバー攻撃の調査分析からセキュリティ運用まで手掛ける

 

★注目ポイント3
 現在も高値更新を続ける銘柄が多いことからも、サイバーセキュリティ関連に関心が高まっていることが伺える。

3-4.サイバーセキュリティに関連するその他テーマ記事

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★注目ポイント3
2019年には、キャッシュレス化の推進によるクレジットカード不正利用、AIやIoTを狙ったサイバー攻撃などのニュースに注目が集まる。

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4.まとめ

2018年は、デジタルアーツやテリロジーを始め、多くのサイバーセキュリティ関連銘柄が大きな上昇を遂げた1年になりました。

特にキャッシュレス化の推進により、クレジットカードの不正利用が増加している点には注目が集まります。

2019年以降は、AIやIoTが社会に浸透する中で、AIやIoTを狙ったサイバー攻撃が増える可能性が指摘されています

それらのことからも、世界的なサイバー攻撃といったサイバーセキュリティに関するニュースには引き続きアンテナを張っておきましょう。

サイバーセキュリティ関連銘柄の動向は今後も要チェックです。

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