地方銀行関連銘柄は地銀再編や米国利上げで注目の銀行セクター!高配当金も魅力的!

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【8341】七十七銀行は+71%!【8550】栃木銀行は+89%!【7381】北國フィナンシャルホールディングスは+134%!

地方銀行は、フィンテックやネット銀行の発展、少子高齢化や地方衰退などで逆風が吹いていますが、地銀再編による巨大地方銀行グループの誕生は投資家の期待を集めています。

地銀再編は、SBIホールディングスとりそなホールディングスの2大勢力によって行われており、株式市場でも注目される動きとなっています。

地方銀行関連銘柄に注目していきましょう!

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1.地方銀行関連銘柄とは?

地方銀行関連銘柄は、地方の衰退や少子高齢化によって逆風が吹いていますが、地銀再編によってメガ地銀グループが誕生するなど期待も集まっています。

1-1.地方銀行とは?

地方銀行とは、一般社団法人「全国地方銀行協会」に加盟している銀行のことです。

本店が所在する府県において最大規模の金融機関のことを指し、「第一地方銀行」と称されることもあります。

地方銀行の定義は上述の通りですが、株式市場における地方銀行関連銘柄とは、メガバンク・ネット銀行以外の銀行株全般を指すものとなっていることが一般的です。

地方銀行の中でも、資産や信用格付け、自己資本比率、運用額、店舗数などで他の地方銀行よりも群を抜いて規模が大きい6行(横浜銀行、静岡銀行、千葉銀行、常陽銀行、京都銀行、福岡銀行)は「大手地方銀行」と呼ばれます。

この中でも特に、横浜銀行、静岡銀行、千葉銀行の3行は「三大地方銀行(メガ地銀)」と呼ばれ、地方銀行の中でも注目の銘柄です。

また、福岡銀行を傘下に持つふくおかフィナンシャルグループ、横浜銀行を傘下に持つコンコルディア・フィナンシャルグループ、常陽銀行を傘下に持つめぶきフィナンシャルグループといった地方銀行の再編で誕生した大手金融機関は、メガバンクに迫る巨大金融グループです。

今回注目していく地方銀行関連銘柄は、銀行株だけあって、配当利回りが高いことも特徴として挙げられます。

1-2.地方銀行関連銘柄は衰退セクターだが、地銀再編や米国利上げで注目される!

地方銀行は、銀行セクター自体がネット銀行やフィンテックの進展などに取り残されつつあり、今後は地方の人口減少がより顕著に進むであろうことから、どうしても衰退イメージが付きまといます。

少なくとも、今後の地方銀行は、再編によって巨大グループを形成することでしか生き残る道がないことは、ほぼ間違いないものと思われます。

地方銀行の再編は、地方銀行関連銘柄にとっては最大のテーマです。

2020年9月には、地方銀行の再編を目玉政策に掲げた菅政権が発足したことで、地方銀行関連銘柄は大きな上昇となりました。

地銀再編を巡っては、SBIホールディングスとりそなホールディングスの動きが注目されます。

SBIホールディングスはテクノロジーを生かした地銀再編を展開しており、りそなホールディングスは関東や関西を中心に地銀再編を進めています。

また、地方銀行関連銘柄は、アメリカの長期金利上昇でも注目されるテーマ株です。

アメリカ長期金利の上昇は、株式市場全体にはマイナス要因ですが、銀行にとっては長短金利差の拡大が業績改善に繋がることからプラス要因となると考えられます。

ただ、2021年までの米国金利の上昇は、銀行株全体にプラスの影響となっていたのですが、2022年は米国利上げによって世界のマーケットが混乱していることが地方銀行の債務に影を落とし始めています。

2022年8月15日付の日経新聞では、2022年6月末時点において、全国の地方銀行が抱える海外資産の含み損が1兆円を突破したと報じられました。

含み損を抱えた地銀は、全国99地銀のうち4割強の44行に上り、体力の乏しい地銀は苦境に陥りかねないことが懸念されます。

★注目ポイント1
・地方銀行関連銘柄とは、メガバンクやネット銀行を除いた銀行株を指す。配当利回りが高いことが特徴。
・地方銀行関連銘柄は、地銀再編のニュースで注目される。特に、SBIホールディングスとりそなホールディングスの動きは要チェック!
・米国長期金利の上昇は銀行にとってプラス要因になると考えられるが、2022年の米国利上げによる海外資産の下落によって、含み損が拡大している地方銀行も多い。

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2.地方銀行関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2022年の地方銀行関連銘柄の値動きを見ていきましょう。

2-1.米国利上げ後に上昇した地方銀行関連銘柄!【7173】東京きらぼしフィナンシャルグループなど

米国FRBが利上げ方針に舵を切った2021年11月以降は、世界中の株式市場が大荒れとなっています。

2021年11月~2022年8月の期間において、大きく上昇している地方銀行関連銘柄は次の通りです。

【7173】東京きらぼしフィナンシャルグループ:+68.11%(1,380円→2,320円)
【7184】富山第一銀行:+69.81%(265円→450円)
【8341】七十七銀行:+71.32%(1,144円→1,960円)
【8366】滋賀銀行:+63.94%(1,739円→2,851円)
【8522】名古屋銀行:+67.76%(2,122円→3,560円)
【8527】愛知銀行:+63.26%(3,430円→5,600円)
【8530】中京銀行:+55.74%(1,175円→1,830円)
【8550】栃木銀行:+89.01%(173円→327円)

※上昇率は2021年11月以降の安値から2022年8月17日までの高値の値。

この期間に上昇している地方銀行関連銘柄は上記の通りですが、この他の多くの地方銀行関連銘柄は横ばい~下落となっています。

2-2.地方銀行関連銘柄はIPOも相次ぐ!【7381】北國フィナンシャルホールディングス

地方銀行関連銘柄は、地銀再編を受けて新規上場(IPO)する銘柄も出てきています。

2021年には、【7350】おきなわフィナンシャルグループ、【7380】十六フィナンシャルグループ、【7381】北國フィナンシャルホールディングス、【7384】プロクレアホールディングスの4銘柄が上場しました。

北國銀行の単独株式移転により設立された【7381】北國フィナンシャルホールディングスは、2021年10月の上場時に付けた2,074円から上がり続けており、2022年6月23日には4,860円を付けて、この期間に最大+134%の上昇となっています。

今後も、地方銀行の再編に伴うIPOには注目しておくようにしましょう。

★注目ポイント2
・2022年の地方銀行関連銘柄は、大きく上昇している銘柄もあるが、多くの銘柄は横ばい~下落となっている。
・地方銀行関連銘柄は、地方銀行の再編に伴う新規上場(IPO)も少なくない。

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3.地方銀行関連銘柄リスト

銘柄主なサービス
【7167】めぶきフィナンシャルグループ傘下に横浜銀行、大手地方銀行
【7186】コンコルディア・フィナンシャルグループ傘下に横浜銀行、大手地方銀行
【8331】千葉銀行千葉県の地方銀行、大手地方銀行
【8354】ふくおかフィナンシャルグループ【8354】ふくおかフィナンシャルグループ
【8355】静岡銀行静岡県の地方銀行、大手地方銀行
【8369】京都銀行京都府の地方銀行、大手地方銀行
【8385】伊予銀行四国最大の地方銀行
【7173】東京きらぼしフィナンシャルグループ八千代銀、都民銀、新銀行東京が合併
【8714】池田泉州ホールディングス大阪府の地方銀行
【8359】八十二銀行長野県の地方銀行

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4.オススメの地方銀行関連銘柄3選!

高配当の銀行株としてもオススメの地方銀行関連銘柄を押さえておきましょう。

【8354】ふくおかフィナンシャルグループ

チャート画像
市場東証プライム市場
企業概要傘下に福岡銀行・十八親和銀行を持つ、地方銀行グループ最大手。

ふくおかフィナンシャルグループは、総資産においては地方銀行グループで最も大きい地方銀行関連銘柄の代表的銘柄です。

地方銀行関連銘柄は、大手地方銀行(横浜銀行、静岡銀行、千葉銀行、常陽銀行、京都銀行、福岡銀行)が売買代金においてもトップ6となっています。

【7186】コンコルディア・フィナンシャルグループ

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市場東証プライム市場
企業概要横浜銀行と東日本銀行が統合して誕生した地方銀行グループ大手。

大手地方銀行の配当利回りを見てみると、【8354】ふくおかフィナンシャルグループ(4.29%)、【7186】コンコルディア・フィナンシャルグループ(4.26%)、【7167】めぶきフィナンシャルグループ(4.12%)、【8331】千葉銀行(3.44%)、【8355】静岡銀行(3.25%)、【8369】京都銀行(1.77%)となっており、巨大金融グループを形成している3行が高くなっています(いずれも2022年8月17日時点の配当利回りの値)。

【8713】フィデアホールディングス

チャート画像
市場東証プライム市場
企業概要山形県地盤の荘内銀行と秋田県地盤の北都銀行が統合。

フィデアホールディングスは、荘内銀行と北都銀行が統合して誕生した、東北地方の地方銀行関連銘柄です。東北銀行と経営統合する計画がありましたが、経営戦略やガバナンス体制の見解に相違があることを理由に、2022年2月に白紙撤回を発表しています。配当利回りにおいては、地方銀行関連銘柄で最も大きい銘柄となっており、2022年8月17日時点で5.62%となっています。

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5.まとめ

地方銀行関連銘柄は、2021年から2022年に掛けて大きく上昇している銘柄もあるものの、多くの銘柄は横ばい~下落となっています。

米国長期金利の上昇は銀行にとってプラス要因となりますが、2022年の米国利上げによる海外資産の下落によって、含み損が拡大している地方銀行が多いことは懸念材料です。

2021年から2022年に掛けては、地銀再編のニュースは特にありませんでしたが、SBIホールディングスとりそなホールディングスによる地銀再編の動きは今後も要チェックが必要となります。

地方銀行関連銘柄は銀行株だけに高配当株が多くなっていますが、衰退セクターであることから、大手地方銀行(横浜銀行、静岡銀行、千葉銀行、常陽銀行、京都銀行、福岡銀行)以外の銘柄に手を出すのは、ややリスクがあると言わざるを得ません。

地銀再編や米国利上げに関するニュースにはアンテナを張っておき、地方銀行関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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