次世代電動車椅子を開発するWHILLの上場(IPO)はいつになる?自動運転システムでも注目!

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次世代電動車椅子を開発するWHILLのIPOに大きな注目が集まっています。

WHILLが開発する次世代電動車椅子は高機能・高デザイン・高カスタマイズ性に優れており、超高齢化社会を迎える今後の日本で爆発的なヒットをすることが期待されます。

またWHILLは電動車椅子の自動運転システムの開発にも積極的であり、自動運転やAI関連でも注目です。

WHILLのIPO観測情報に注目していきましょう!

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1.WHILLの上場(IPO)に期待

 

次世代電動車椅子を手掛けるWHILLのIPOに期待が高まっています。

1-1.WHILLとは?

WHILL(ウィル)は、次世代電動車椅子を開発する新興企業です。

WHILLは2012年5月に創業され、2014年9月に次世代電動車椅子「WHILL Model A」を発表、2017年4月には普及価格帯モデル「WHILL Model C」を発表しています。

WHILLは海外事業にも積極的であり、2018年1月には北米向けモデル「WHILL Model Ci」を発表し、2018年6月には欧州で「WHILL Model C」を販売開始しています。

WHILLの次世代電動車椅子は、高機能・高デザイン・高カスタマイズ性に優れることが特徴です。

「誰もが乗りたくなるスタイリッシュなデザインに、洗練された使い心地と直感的な操作性を兼ね備えた、まったくあたらしいパーソナルモビリティ」をコンセプトに設計されています。

日本を始めとする主要先進国では、今後長い期間に渡って高齢化社会が続くことになりますが、これに伴って電動車椅子の需要が増えることは確実です。

そして同時に、電動車車椅子に高機能や高デザインを求めるユーザーが増えることは間違いありません。

また近年、WHILLは自動運転にも積極的です。2019年1月に開催された「CES 2019」にて歩道領域のためのWHILL自動運転システムを発表しており、2020年2月には、WHILL自動運転システムの実証実験を国内外の6空港で開始しています。

1-2.WHILLのIPO観測情報は?

日本経済新聞社が2019年に行った「NEXTユニコーン調査」において、WHILLの推定時価総額は前回調査から+96%となる345億円と推計されており、日本の未上場スタートアップ企業の中では9位となっています。

これからの高齢社会で有望なWHILLのIPOは期待されていますが、残念ながら、2020年4月時点でWHILLのIPO観測情報は特に出ていないようです。

ただWHILLは自動運転システムの開発を始めたこともあり、積極的な資金調達を繰り返しています。

直近では、2018年9月にSBIインベストメント株式会社や大和証券グループ、株式会社ウィズ・パートナーズなどから約50億円の資金調達を行いました。

この資金調達は、北米や欧州事業に利用するとともに、自動運転などのMaaS事業の拡大に用いられるとのことです。

WHILLは2020年2月から自動運転システムの実証実験を始めており、今後も資金が必要となることは間違いありません。

WHILLがIPOによる資金調達を選択してもおかしくないため、WHILLのIPO観測情報にはアンテナを張っておきましょう。

★注目ポイント

・WHILLは次世代電動車椅子を手掛ける。自動運転システムにも積極的。
・日本経済新聞社が行った調査によると、WHILLの推定時価総額は345億円と推計される。
・2020年4月現在、WHILLのIPO観測情報は特に出ていない。

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2.WHILL IPO関連銘柄の推移

 

WHILLのIPOで注目されるかもしれない関連銘柄の動向をチェックしておきましょう。

2-1.電動車椅子大手!【6454】マックス

まずはWHILLの主力事業である電動車椅子メーカーの株価動向を見ていきましょう。

ホチキス・くぎ打ち機の最大手【6454】マックスは、電動車椅子メーカー大手のカワムラサイクルを傘下に置くことからWHILLのIPOでも注目です。

同社の株価は、2019年4月初めには1,662円を付けていました。2019年は上昇基調となり11月には2,276円まで上昇。しかし、その後は下げており、2020年4月現在は1,500円前後で推移しています。

電動車椅子を手掛けている上場企業は少なく、同社や【7272】ヤマハ発動機などしかありません。WHILLのIPO関連銘柄として、数少ない電動車椅子メーカーを抑えておきましょう。

 

2-2.WHILLとロボット電動車椅子「WHILL NEXT」を共同開発!【6752】パナソニック

総合家電メーカーの【6752】パナソニックは、WHILLとロボット電動車椅子「WHILL NEXT」を共同開発しています。

2019年5月から、成田空港において乗り継ぎされるお客様を対象に実証実験を開始したことは話題となっています。

パナソニックの株価は、2019年4月初めには964.1円を付けていました。2020年2月には1,264円まで上げましたが、新型コロナウィルスによる世界株安により2020年4月現在は750円前後まで下げています。

ただ、パナソニックはWHILLと業務提携を結んでいることは確かですが、WHILLのIPOが株価に寄与することはないでしょう。

 

★注目ポイント

・WHILLのIPOでは電動車椅子メーカーに注目が集まる!?

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3.WHILL関連銘柄リスト

 

【6752】パナソニックWHILLとロボット電動車椅子「WHILL NEXT」を共同開発
【6454】マックス子会社のカワムラサイクルは電動車椅子最大手メーカー
【7272】ヤマハ発動機電動車椅子メーカー
【8601】大和証券グループ本社WHILLに出資
【3906】ALBERT自動運転関連銘柄
【3993】PKSHA Technology自動運転関連銘柄
【4667】アイサンテクノロジー自動運転関連銘柄
【2393】日本ケアサプライ福祉用具レンタル最大手
【7537】丸文介護ロボット「アイオロス・ロボット」
【9749】富士ソフト介護ロボット「PALRO(パルロ)」

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4.まとめ

WHILLが開発する高機能・高デザイン・高カスタマイズ性に優れた次世代電動車椅子は、超高齢社会で最注目アイテムになるかもしれません。

日本の金融資産の大半は高齢者が保有していますが、WHILLの次世代電動車椅子は、高齢者の需要を取り込むことが期待されます。

WHILLのIPOに関連する銘柄としては、電動車椅子メーカーや事業提携しているパナソニックなどが挙げられます。

ただ、ヤマハ発動機やパナソニックといった大型株が、WHILLのIPOで動意付くことは考えられません。WHILLへの投資家の注目は、IPO一点に絞られていると見てよさそうです。

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