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マクアケはIPOから半年で4.1倍!!
「クラウドファンディング」という言葉をニュースなどで耳にすることが増えてきましたが、日本のクラウドファンディング市場は2014年の200億円規模から5年弱で2,000億円超にまで急成長しています。
株式市場においてもクラウドファンディングは注目されつつあり、2019年12月には大手クラウドファンディングサービス「Makuake」を運営するマクアケがIPOし、株価は急騰しています。
クラウドファンディング関連銘柄に注目していきましょう!
1.クラウドファンディングとは?
クラウドファンディング市場は急速に規模を拡大しており、新型コロナ下でも注目を集めています。
1-1.クラウドファンディングとは?
なおクラウドファンディング(crowdfunding)という言葉は、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語です。
クラウドファンディングは、クラウドファンディングの場を提供するクラウドファンディングサイト上で、資金調達をしたい調達者がモノやサービスのアイデアを公開し、その活動を応援したいと思う支援者が出資することによって実施されます。
資金調達者にとってのメリットとしては、金融機関からの借り入れに比べて手軽に行うことができ、アイデアを公開することによるテストマーケティングを兼ねられることなどが挙げられます。
また支援者にとっても手軽に出資を行うことができ、資金調達の見返りを受けられるといったメリットがあります。
ただ出資後にリターンを受け取れないというトラブルもあるため注意が必要です。
今や「クラウドファンディング」という言葉はニュースなどでも一般的になってきているように、クラウドファンディング市場は国内外で急速に拡大しています。
国内のクラウドファンディング市場は2014年度には200億円程度でしたが、2018年度には2,044億円規模まで成長しており、わずか5年弱で10倍の規模にまで急成長しました。
1-2.新型コロナウィルス下でクラウドファンディングが急増!
新型コロナウィルス下においても、クラウドファンディングが大きな注目を集めています。
特にコロナショックによって大きな影響を受けている外食やエンタメ産業では、クラウドファンディングを通して資金調達するケースが急増しています。
外食産業は上場企業のようなチェーン店はコロナショックでもそこまで大きな打撃を受けておらず、外食チェーン株はコロナショックでも株価をそこまで大きく下げていません。
しかし個人店は大きな打撃を受けています。
売上が急減した飲食店を応援したいと考える消費者は多く、クラウドファンディングを通して支援するケースが急増。
クラウドファンディングのプロジェクトを常連客がSNSなどでシェアして拡散することによって、新たなファンが付くという思わぬメリットも出てきているとのことです。
ただクラウドファンディングによって納豆ご飯の「生涯無料パス」が貰えるというプロジェクトでは、無料パスが一方的に没収されるというトラブルがあったことが話題となるなどの問題も明るみになっています。
エンタメ産業では、コロナショックによって大きな打撃を受けた舞台業界を救うために、「#舞台を救え」を合言葉に開始したクラウドファンディングプロジェクトが1億円の資金調達を達成したとのことです。
またライブハウスやライブイベントといった音楽業界を応援するクラウドファンディングプロジェクトも多数立ち上がっています。
★注目ポイント1 |
・クラウドファンディングとは、インターネット上で不特定多数の人から資金調達する仕組み。 |
2.クラウドファンディング関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
直近1年間のクラウドファンディング関連銘柄の株価動向を見ていきましょう。
2-1.クラウドファンディング関連銘柄の代名詞!【4479】マクアケ
国内クラウドファンディングサービスとしては、「CAMPFIRE(キャンプファイア)」「READYFOR(レディーフォー)」「Makuake(マクアケ)」の3つが代表的なサービスとなっています。
この中で唯一上場しているのが、「Makuake」を運営する【4479】マクアケであり、クラウドファンディング関連銘柄の代名詞的な銘柄となっています。
同社は2019年12月にIPOしたばかりの銘柄です。IPO公募価格は1,550円でしたが、IPO初値は2,710円で寄り付き。公募価格から1.7倍と、好調なIPOとなりました。
IPO後も株価は順調に上昇しており、2020年6月には6,460円にまで上昇。新型コロナ相場でも買われており、“IPOゴール”にはなっていません。
IPOから約半年でIPO公募価格からは4.1倍、IPO初値からは2.3倍の上昇となっています。
同社は、クラウドファンディング関連銘柄としては必ず抑えておかなければいけない銘柄です。今後の動向にも注目しておきましょう。
2-2.株式投資型クラウドファンディングに参入!【4387】ZUU
資産運用支援サイト「ZUU online」を運営する【4387】ZUUは、株式投資型クラウドファンディングへの参入を発表しており、クラウドファンディング関連銘柄としても注目が集まっています。
同社は2019年12月に株式投資型クラウドファンディング「Unicorn」を運営するユニコーン社と業務提携し、株式投資型クラウドファンディングに参入することを発表しました。
同社の株価はニュース発表前の2019年12月13日終値時点では4,485円を付けていましたが、ニュースが好感され、翌日には4,775円まで上昇。一時+6.46%の高い上昇に。
ただ、あくまでこの日だけの上昇に留まっており、以降はクラウドファンディング関連で買われた形跡は見られません。
★注目ポイント2 |
・「Makuake」を運営するマクアケは、2019年12月のIPOから好調な株価動向となっている。 ・マクアケ以外のクラウドファンディング関連銘柄はそこまで大きく注目されているとは言えない。 |
3.クラウドファンディング関連銘柄リスト
3-1.クラウドファンディング関連銘柄リスト
銘柄 | 主なサービス |
【4479】マクアケ | クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」 |
【2120】LIFULL | 不動産特化型クラウドファンディング「LIFULLソーシャルファンディング」 |
【3464】プロパティエージェント | 不動産投資型クラウドファンディング「Rimple」 |
【3475】グッドコムアセット | 不動産投資型クラウドファンディング「Good Com Fund」 |
【3482】ロードスターキャピタル | 不動産特化型クラウドファンディング「OwnersBook」 |
【3491】GA technologies | 不動産投資型クラウドファンディング「RENOSY ASSET クラウドファンディング」 |
【4387】ZUU | 株式投資型クラウドファンディング「Unicorn」と事業提携 |
【4764】SAMURAI&J PARTNERS | クラウドファンディングサイト「SAMURAI」 |
【6573】アジャイルメディア・ネットワーク | 台湾最大級のクラウドファンディング「flyingV」を運営するOntoo社と業務提携 |
【8473】SBIホールディングス | ソーシャルレンディングサービス「SBIソーシャルレンディング」、株式投資型クラウドファンディング「GEMSEE」 |
4.オススメのクラウドファンディング関連銘柄3選!
オススメのクラウドファンディング関連銘柄を3銘柄抑えておきましょう。
【4479】マクアケ
市場 | 東証マザーズ |
企業概要 | クラウドファンディングサービス「Makuake」を運営する。 |
クラウドファンディング関連銘柄としては、マクアケさえ抑えておけば問題ありません。
日本株では唯一のクラウドファンディング関連銘柄と言ってよく、クラウドファンディング市場が好調であることも背景に、IPO後の株価も順調です。
ただ株価は余りにも好調過ぎるため、そろそろ調整があってもおかしくありません。急成長しているクラウドファンディング関連銘柄の代名詞的な銘柄ですが、東証マザーズ上場の新興銘柄であるためリスクがあることには注意が必要です。
【8473】SBIホールディングス
市場 | 東証一部 |
企業概要 | ベンチャーキャピタル大手。住信SBIネット銀行、SBI証券も。 |
SBIホールディングスは、ソーシャルレンディングサービス「SBIソーシャルレンディング」、株式投資型クラウドファンディング「GEMSEE」などを展開しています。
クラウドファンディング事業を手掛けていることは確かですが、同社の事業規模からすると、クラウドファンディングが株価に寄与することはないと思われます。
【3491】GA technologies
市場 | 東証マザーズ |
企業概要 | 中古不動産流通ポータルサービス「RENOSY」を運営。。 |
不動産テック総合ブランド「RENOSY」で知られる【3491】GA technologiesは、不動産投資型クラウドファンディング「RENOSY ASSET クラウドファンディング」を展開しています。
クラウドファンディング関連銘柄としては、不動産投資型クラウドファンディングサービスを手掛けている銘柄が多くなっていますが、いずれも不動産投資信託REITのような仕組みであり、不動産投資促進の一環で行っているに過ぎません。
不動産投資型クラウドファンディングサービスを手掛ける不動産銘柄は多いものの、株価に影響することはないかと思われます。
4.まとめ
クラウドファンディング市場は、市場規模が5年弱で200億円から2,000億円へと10倍に成長している急成長市場となっています。
ただ東証においては、明確なクラウドファンディング関連銘柄と言えるのは大手クラウドファンディングサービス「Makuake」を展開する【4479】マクアケのみとなっています。
クラウドファンディング関連銘柄=【4479】マクアケと認識しておいて問題ありません。
2019年12月にIPOしたマクアケの株価は絶好調そのものであり、新型コロナ相場においても力強く買われ続けています。
マクアケの株価がここまで順調だと、「CAMPFIRE」を運営している株式会社CAMPFIREや、「READYFOR」を運営しているREADYFOR株式会社といった大手クラウドファンディングサービスのIPO期待も高まってくるのではないでしょうか?
クラウドファンディングに関するニュースにはアンテナを張っておき、マクアケを始めとするクラウドファンディング関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。
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