必読必須の厳選3記事
【4062】イビデンは74%!【6958】日本CMKは+93%!【6837】京写は+95%!【6658】シライ電子工業は+153%!【6787】メイコーは+173%!【6881】キョウデンは+181%!
電子製品の製造に欠かせないプリント基板関連銘柄が、半導体やEVと絡んで注目されるテーマ株となっています。
プリント配線板メーカーを中心とするプリント基板関連銘柄は、2021年にはほぼ全面高となっており、特に低位株から大きな上昇となった銘柄が目立ちます。
プリント基板関連銘柄に注目していきましょう!
1.プリント基板関連銘柄とは?
半導体やEVといった主要テーマと絡んで、プリント基板関連銘柄が注目を集めています。
1-1.プリント基板とは?
電子部品や半導体を固定して配線する電子基板であるプリント基板は、現代社会に欠かせない電子部品となっており、スマホやPCはもちろん、車載用途向けの需要も増加しています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)やIoT、EVシフトが進展していくであろう2020年代には、プリント基板の需要が増加していくことはほぼ間違いありません。
プリント基板の需要は、国内外の景気との連動性が非常に強いことで知られています。
国内のプリント基板生産額は、バブル期には1兆円を超えていましたが、以降は低迷と復活を繰り返しており、近年は6,000億円~7,000億円で推移しています。
また、プリント基板は、世界最大のプリント基板生産国である中国をはじめ、韓国や台湾といったアジアメーカーとの競争が激しくなっており、競争力強化のための設備投資や事業買収も活発です。
国内メーカーであっても、コストダウンのために海外生産比率が高くなっており、海外生産比率は2018年時点で60%を超える水準にまで上がってきています。
1-2.プリント基板関連銘柄は半導体・EVに絡んで注目される!
プリント基板はプリント配線板とプリント回路板の2つを指しますが、プリント基板関連銘柄はプリント配線板メーカーが中心です。
プリント配線板大手の【4062】イビデンは主力銘柄としても有名ですが、【6958】日本CMKや【6787】メイコーなど、イビデン以外の企業はあまり名前が知られていない銘柄が多くなっています。
プリント基板関連銘柄は、半導体やEVに絡んで注目されるテーマ株となってきています。
半導体株は、半導体製造装置メーカーの東京エレクトロンや、10年で100倍以上の値上がりを達成したレーザーテック、2021年IPO銘柄のシキノハイテックなど、2021年最強テーマ株の一角となりました。
EVは、トヨタ自動車が2030年までにEV販売台数350万台というインパクトある目標を掲げたことを受けて、2022年最注目テーマ株になることは必至の情勢です。
半導体とEVは、いずれも経済・マーケットで最注目となる2大テーマ株となっていますが、半導体とEVの需要が増えれば、プリント基板の需要も増えることになります。
この流れから、多くのプリント基板関連銘柄が2021年には大きく上昇することとなりました。
★注目ポイント1 |
・プリント基板は、電子部品や半導体を固定して配線する電子基板。DXやIoT、EVシフトで需要増が期待される。 ・プリント基板関連銘柄は、【4062】イビデンをはじめ、プリント配線板メーカーが中心となる。 ・プリント基板関連銘柄は、半導体・EVに絡んで注目されるテーマ株になってきている。 |
2.プリント基板関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
2021年に大きく上がったプリント基板関連銘柄を見ていきましょう。
2-1.プリント基板関連銘柄の代名詞!【4062】イビデン
半導体パッケージやプリント配線板などの電子部品を手掛ける【4062】イビデンは、代表的なプリント基板関連銘柄です。
同社の株価は、2021年1月初めには4,875円を付けており、3月9日には4,240円まで下落しましたが、その後は上昇トレンドとなり、11月30日には7,380円まで上昇しています。
2021年の最大上昇率は+74%となっており、2022年には2007年以来となる1万円台回復も期待です。
この他、東証一部のプリント基板関連銘柄としては、【6958】日本CMKは+93%(385円→744円)、【6787】メイコーは+173%(1,787円→4,880円)となっています。
※いずれも2021年安値から高値の値。
2-2.低位株から急騰のプリント基板関連銘柄!【6881】キョウデン
2021年のプリント基板関連銘柄は、低位株から急騰する銘柄も目立ちました。
プリント配線基板の試作品を主力事業とする【6881】キョウデンは、プリント基板関連銘柄の一角となる銘柄です。
同社の株価は、2021年初めには334円を付けており、4月27日には298円まで下落していました。
9月に入ってから急騰し、10月の好決算を受けてさらに急伸、2022年1月4日には838円まで上昇しています。
この1年の最大上昇率は+181%です。
この他、【6837】京写は+95%(272円→533円)、【6658】シライ電子工業は+153%(249円→631円)となっており、低位株から大きく上がったプリント基板関連銘柄が目立ちます。
※いずれも2021年安値から高値の値。
2021年のプリント基板関連銘柄は、東証一部の大手銘柄から、新興市場の低位株まで、多くの銘柄が上昇しました。
★注目ポイント2 |
・2021年のプリント基板関連銘柄は、東証一部の大手銘柄から、新興市場の低位株まで、多くの銘柄が上昇した。 |
3.プリント基板関連銘柄リスト
厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 主なサービス |
【4062】イビデン | プリント配線板大手 |
【6958】日本CMK | 自動車・電機向けに強いプリント配線板大手 |
【6787】メイコー | 自動車・スマホ向けに強いプリント配線板大手 |
【6658】シライ電子工業 | 両面・低多層に強いプリント配線板専業メーカー |
【6837】京写 | 片面板に強いプリント配線板メーカー |
【3559】ピーバンドットコム | 試作用プリント基板メーカー |
【6881】キョウデン | 試作用プリント基板メーカー |
【4626】太陽ホールディングス | プリント配線板用レジストインキ |
【6278】ユニオンツール | プリント配線板用ドリル |
【6336】石井表記 | プリント基板製造装置 |
4.オススメのプリント基板関連銘柄3選!
半導体やEVに関連するテーマ株としてもオススメのプリント基板関連銘柄を押さえておきましょう。
【4062】イビデン
市場 | 東証一部(プライム市場) |
企業概要 | 半導体パッケージやプリント配線板に強い電子部品メーカー。 |
プリント基板関連銘柄としては、基本的にはイビデンさえ押さえておけば問題ありません。
イビデンは、時価総額1兆円に迫る東証を代表する電子部品メーカーであり、長期投資する上でも問題ない銘柄です。
ただ、直近では大きく上昇していることから、反動減があるリスクには注意しておきしょう。
【6787】メイコー
市場 | 東証一部(プライム市場) |
企業概要 | 自動車やスマホ向けに強いプリント配線板大手。 |
イビデンに次ぐプリント基板関連銘柄としては、プリント配線板大手で東証一部(プライム市場)銘柄の【6787】メイコーと【6958】日本CMKが挙げられます。
メイコーは、車載向けやスマホ向けプリント配線板を手掛けている、代表的なプリント基板関連銘柄です。
【3559】ピーバンドットコム
市場 | 東証一部(プライム市場) |
企業概要 | 試作用プリント基板メーカー。ネット通販「P板.COM」も。 |
ピーバンドットコムは、2021年のプリント基板関連銘柄で一人負けとなった銘柄です。
プリント基板関連銘柄は2021年にほぼ全面高となりましたが、同社だけは下落が止まらず、2021年1月から12月までで、1,080円→522円と半減になってしまいました。
プリント基板関連銘柄の出遅れ株としてチェックしておきましょう。
5.まとめ
プリント基板関連銘柄は、マーケット注目の2大テーマである半導体とEVに絡んで注目されたこともあり、2021年にはほぼ全面高となりました。
プリント基板関連銘柄としては、プリント配線板大手で東証の主力銘柄でもある【4062】イビデンを押さえておけば、基本的には問題ありません。
さらにプリント基板関連銘柄に興味がある場合には、プリント配線板大手メーカーの【6787】メイコーと【6958】日本CMKから押さえておくようにしましょう。
プリント基板は、DXやIoT、EVシフトが進む2020年代に需要増が期待されており、今後も成長が続く公算は大きいものと見られます。
プリント基板メーカーの統合などに関するニュースにはアンテナを張っておき、プリント基板関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。
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