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クリーニングサービス「うさちゃんクリーニング」を展開するロイヤルネットワークは、「2018年9月に、3~4年後をめどにジャスダック上場に向けた準備を始めた」と報じられています。
ロイヤルネットワークは、積極的なM&Aによって店舗拡大をはかっており、東北・関東地方から東海地方にも勢力を拡大しています。
ロイヤルネットワークの上場IPO観測情報に注目していきましょう!
1.ロイヤルネットワークの上場IPOに期待
クリーニングサービス「うさちゃんクリーニング」を展開するロイヤルネットワークは、ジャスダック上場に向けて準備を進めていると報じられています。
1-1.ロイヤルネットワークとは?
ロイヤルネットワークは、山形県酒田市に本社を置くクリーニング企業です。
ロイヤルネットワークの創業は、1967年(昭和36年)11月と古く、集団就職で上野のクリーニング店に勤務していた仲條啓三氏が帰郷して、クリーニング店として立ち上げました。
なお現在の代表取締役社長である仲條啓介氏は、創業者である仲條啓三氏の長男にあたります。
ロイヤルネットワークは、クリーニング業界では積極的なM&Aによって店舗拡大を進めています。
2011年秋には、東京都初進出のクリーニング工場として板橋工場を稼働させ、2012年5月には池袋工場、同年9月には柏工場も稼働させました。
2012年11月には静岡県のクリーニング業者を買収し、東海地方にも初進出を果たしています。
さらに、2016年6月には、東京都でクリーニング店を展開するほくしんの新設分割による新会社を完全子会社化し、同年11月には神奈川県内でクリーニング店を展開する南洋舎も完全子会社化。
ロイヤルネットワークの店舗数は613店舗、工場数は59工場(2021年1月20日時点)となっており、グループ全体の従業員数は2,830人に上っています。
1-2.ロイヤルネットワークの上場IPO観測情報は?
ロイヤルネットワークは、2019年3月5日付けの日経新聞電子版で、3~4年後のジャスダック上場に向けて、2018年9月からIPO(株式公開)準備室を設置したと報じられました。
地元地銀3行を対象に6億円の増資を実施して資本増強を行い、売り上げの計上方法を分かりやすくするため子会社全5社を吸収合併し、内部統制などの社内体制の整備も進め、すでに主幹事証券会社の選定も終えているとのことです。
仲條啓介社長は日本経済新聞の取材に対し、「公の会社にすることで従業員の意欲も高まる」とした上で、上場は人材確保の面で大きなメリットがあり、会社を永続させるには有効な手法としています。
上述の日経新聞電子版で報じられて以降は、ロイヤルネットワークのIPO観測情報に関するニュースは特に出ていません。
ただ「2018年9月に、3~4年後をめどにジャスダック上場に向けた準備を始めた」ということは、タイミング的には、そろそろ続報があってもおかしくありません。
ロイヤルネットワークは、クリーニング関連銘柄というテーマ株的にはそこまで注目される銘柄ではないかもしれませんが、ジャスダック上場銘柄は初値で公募価格を上回りやすいことから期待が集まるIPOに違いありません。
★注目ポイント1 |
・ロイヤルネットワークは、クリーニングチェーン「うさちゃんクリーニング」やリネンサプライ事業を手掛けるクリーニング企業。 ・ロイヤルネットワークは、「2018年9月に、3~4年後をめどにジャスダック上場に向けた準備を始めた」と報じられている。 |
2.ロイヤルネットワークIPO関連銘柄の推移
ロイヤルネットワークのIPOを占う上でも、クリーニング関連銘柄の値動きを押さえておきましょう。
2-1.クリーニングチェーン最大手!【9731】白洋舎
クリーニングチェーン「白洋舎」を展開するクリーニング最大手の【9731】白洋舎は、クリーニング関連銘柄の代名詞的銘柄です。
同社は、クリーニング関連銘柄としては唯一の東証一部上場銘柄でもあります。
同社の株価は、2017年12月には4,675円まで上昇していましたが、以降は下落が続いており、2021年6月時点では2,300円前後で推移しています。
2020年3月のコロナショック後には一時反発しましたが、2020年6月以降は再び下落トレンドとなっており、長期的な下落がなかなか止まらない状況です。
同社はクリーニング関連銘柄の代名詞的銘柄ですが、厳しい値動きが続いていると言わざるを得ません。
2-2.福岡県地盤にクリーニング店展開!【2300】きょくとう
福岡県を地盤にクリーニングチェーン「ペリカン倶楽部」「青い鳥」「コインズ」などを展開する【2300】きょくとうは、ジャスダック上場のクリーニング関連銘柄です。
ロイヤルネットワークもジャスダック上場を目指していることから、同社の株価はロイヤルネットワークIPOの参考になるかもしれません。
きょくとうの株価は、2017年12月に759円を付けてから下落しており、2020年3月のコロナショックでは350円まで下落。その後は反発していますが、2021年6月時点でも500円前後で停滞気味です。
東証に上場しているクリーニング関連銘柄は上記2銘柄となっていますが、白洋舎・きょくとうともに、2017年12月に高値を付けてからは苦しい展開が続きます。
なお、クリーニングチェーン「ホワイト急便」を展開する日本さわやかグループ、「ポニークリーニング」を展開する穂高はいずれも非上場企業となっています。
★注目ポイント2 |
・クリーニング関連銘柄は、2017年12月以降は苦しい展開が続いている。 |
3.ロイヤルネットワークIPO関連銘柄リスト
銘柄 | 主なサービス |
【9731】白洋舎 | クリーニングチェーン「白洋舎」を展開するクリーニング最大手 |
【2300】きょくとう | 福岡県を地盤にクリーニングチェーン「ペリカン倶楽部」「青い鳥」「コインズ」を展開 |
【8136】サンリオ | 「ハローキティ」とロイヤルネットワークがライセンス契約を締結 |
【9729】トーカイ | 介護用品のリネンサプライ事業を手掛ける |
【3092】ZOZO | アパレル通販 |
【8227】しまむら | アパレルチェーン |
【9983】ファーストリテイリング | アパレルチェーン |
【8219】青山商事 | 紳士服チェーン |
【8214】AOKI | 紳士服チェーン |
【7416】はるやまホールディングス | 紳士服チェーン |
5.まとめ
ロイヤルネットワークは、2019年3月5日付けの日経新聞電子版で、「2018年9月に、3~4年後をめどにジャスダック上場に向けた準備を始めた」と報じられています。
このニュースが出て以降は、ロイヤルネットワークのIPO観測情報に関するニュースは特に出ていませんが、水面下では上場に向けた動きが進んでいるものと期待されます。
ロイヤルネットワークが上場すれば、テーマ株では数少ないクリーニング関連銘柄に位置付けられることになりますが、クリーニング関連銘柄は調子が良いテーマ株とは言えない状況です。
とはいえ、ロイヤルネットワークが上場を目指すジャスダック上場銘柄は、初値で公募価格を上回りやすい傾向があるため、IPOへの注目度が高いことには違いありません。
ロイヤルネットワークのIPO観測情報にはアンテナを張っておくようにしましょう。
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