サブスクリプション関連銘柄は新型コロナ禍で利用者急増の恩恵を受ける！

【3182】オイシックス・ラ・大地は+107％！【9418】ＵＳＥＮ－ＮＥＸＴ　ＨＯＬＤＩＮＧＳは+154％！

新型コロナ禍では、サブスクリプションサービスの利用が急激に進み、日本のサブスク市場は大きな成長を遂げました。

サブスクリプションサービスは動画配信や音楽配信といったコンテンツ分野がポピュラーとなっていますが、食品配達や自動車レンタルなど、あらゆる分野に広がっていくことが期待されています。

サブスクリプション関連銘柄に注目していきましょう！

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1.サブスクリプション関連銘柄とは？

新型コロナ禍での巣ごもり消費拡大により、サブスクリプションサービスは急成長を遂げています。

1-1.サブスクリプションとは？

企業にとっては、断続的に売り上げを上げられることや新規顧客の獲得に繋がりやすいこと、利用者のデータを集められるためマーティングに生かせることなどがメリットとして挙げられます。

利用者にとっても、安価にサービスを利用できることや所有コストが掛からないこと、いつでも解約できることなどがサブスクリプションのメリットです。

サブスクリプションサービスとして特に利用者が増えているのは、動画配信や音楽配信といったコンテンツ分野です。

NetflixやAmazonプライム、U-NEXT、Huluといったサブスクリプション型の動画配信サービスは、多くの人のライフスタイルの一部となっており、従来のレンタルビデオに置き換わりつつあります。

SpotifyやApple Musicなどのサブスクリプション型音楽配信サービスも、CDやダウンロード配信といった従来型の音楽配信サービスに代わりつつある状況です。

サブスクリプションサービスは、コンテンツ配信以外でも広まりを見せつつあり、Microsoftの「Office 365」に代表されるクラウド型のソフトウェア提供サービス、オイシックス・ラ・大地が手掛ける食品宅配事業サービス、「タイムズカーシェア」などの自動車レンタルサービスなどが知られています。

1-2.新型コロナ禍の巣ごもり消費でサブスク市場は急拡大！

矢野経済研究所の調査によると、2020年度のサブスクリプションサービス国内市場規模は8,759億円となり、2019年度の6,828億円に比べて+28.3％増の大幅な成長となりました。

2021年度は+13.8％増の9,965億円になると予測されており、2023年度には1兆1,490億円にまで成長するとの予測です。

2020年は新型コロナによる巣ごもり消費の拡大が注目されましたが、サブスクリプションサービス市場は巣ごもり消費拡大の恩恵を受けた格好となりました。

これまで多くのサブスクリプションは、認知はされても利用が進まない状況となっていましたが、新型コロナ禍の行動制限をきっかけにサブスクリプションの利用が各分野で進んだと考えられます。

サブスクリプション関連銘柄も、2020年から2021年に掛けて巣ごもり消費株の一角として物色されています。

ただ、巣ごもり消費株は2020年には大きく買われたテーマ株となったことから、2021年にはその反動で大きく売られている銘柄が多くなっていることには注意が必要です。

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2.サブスクリプション関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2020年から2021年に掛けて大きく上がっているサブスクリプション関連銘柄を見ていきましょう。

2-1.食品配達サブスクで急成長！【3182】オイシックス・ラ・大地

定額制食品宅配サービス「Oisix」を手掛ける【3182】オイシックス・ラ・大地は、代表的なサブスクリプション関連銘柄です。

サブスクリプション型のデリバリーサービスを手掛ける同社は、デリバリー株の代表銘柄でもあり、新型コロナ相場では出前館と並んで大きく買われたデリバリー株となっています。

同社の株価は、2020年3月のコロナショック時には951円まで下げましたが、2020年7月末には2,144円まで上昇。2020年10月に4,020円を付けてからは横ばいとなっていましたが、2021年6月に一段高となり高値更新し、2021年7月26日には4,450円まで上げました。

直近1年間(2020年7月→2021年7月)では最大+107％の上昇率となっています。

同社は、巣ごもり消費拡大を背景に2020年に大きく上げた銘柄ですが、2021年に入ってからも強さを保っています。

2-2.動画配信サービス「U-NEXT」！【9418】ＵＳＥＮ－ＮＥＸＴ　ＨＯＬＤＩＮＧＳ

店舗向け音楽配信「USEN」や動画配信サービス「U-NEXT」を手掛ける【9418】ＵＳＥＮ－ＮＥＸＴ　ＨＯＬＤＩＮＧＳは、2021年に入ってから買われているサブスクリプション関連銘柄です。

同社の株価は、2020年3月にはコロナショックで1,096円まで売られましたが、2020年7月末時点でも1,148円と、ほとんど反発しませんでした。

2021年に入ってからは急上昇しており、2021年7月12日には2,916円まで上昇しています。

この1年間の上昇率は最大+154％となっており、ほとんどが2021年に入ってからの上昇分です。

同社は、テーマ的には巣ごもり消費で物色されそうな銘柄であるにも関わらず2020年には無反応となっていましたが、巣ごもり消費の出遅れ株として2021年に物色された形となっています。

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3.サブスクリプション関連銘柄リスト

注目のサブスクリプション関連銘柄リストを見ていきましょう。

3-1.注目のサブスクリプション関連銘柄

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4.オススメのサブスクリプション関連銘柄３選！

今後も成長が期待されるオススメのサブスクリプション関連銘柄を押さえておきましょう。

【3182】オイシックス・ラ・大地

オイシックス・ラ・大地は、サブスク型食品宅配サービス「Oisix」を手掛けている、東証を代表するサブスクリプション関連銘柄です。

新型コロナ禍で注目を集めるデリバリー関連でも代表的な銘柄となっており、今後の成長が期待できる成長株です。

【9418】ＵＳＥＮ－ＮＥＸＴ　ＨＯＬＤＩＮＧＳ

ＵＳＥＮ－ＮＥＸＴ　ＨＯＬＤＩＮＧＳは、動画配信サービス「U-NEXT」を手掛けているサブスクリプション関連銘柄です。

動画配信サービスはサブスクリプションでは最もポピュラーですが、NetflixとAmazonはアメリカ企業であり、【9404】日本テレビの「Hulu」は事業規模からすると株価に及ぼす影響は限定されます。動画配信サービスで物色される可能性がある日本株は、実質的にＵＳＥＮ－ＮＥＸＴ　ＨＯＬＤＩＮＧＳだけの状況です。

【4666】パーク24

ーク24は、自動車レンタルのサブスクリプションで注目される銘柄です。同社が手掛けるカーシェアリングサービス「タイムズカー(旧・タイムズカーシェア)」は、国内では圧倒的なシェアを誇っていることで知られています。

自動車のライフスタイルは「所有」から「シェア」に向かっていますが、この風潮の波に乗ることが期待される銘柄です。

5.まとめ

日本株でサブスクリプション関連銘柄として物色される銘柄はそこまで多くはありません。

多くの企業がサブスクリプションサービスを始めているものの、業績や株価に影響するほどではないというのが実際のところです。

ただ数少ないサブスクリプション関連銘柄の中でも、食品配達サブスクの【3182】オイシックス・ラ・大地、動画配信サービス「U-NEXT」の【9418】ＵＳＥＮ－ＮＥＸＴ　ＨＯＬＤＩＮＧＳの2銘柄は大きく上昇しています。

またサブスクリプションサービスはコンテンツ配信以外にも広まりを見せており、今後も成長が期待できることはほぼ間違いありません。

新たなサブスクリプションサービスの登場に関するニュースにはアンテナを張っておき、サブスクリプション関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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