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【5727】東邦チタニウムは+244%!【5726】大阪チタニウムテクノロジーズは+310%!!
ウクライナ情勢ではエネルギーや食料などさまざまな資源価格が上がっていますが、レアメタルであるチタン価格も上昇しており、チタン関連銘柄も大きく買われています。
チタンは高強度で軽量化できることから航空機エンジンなどに使われており、世界の高純度チタンの約3割は日本製となっているなど、日本企業がグローバルニッチを持つ領域として知られています。
チタン関連銘柄に注目していきましょう!
1.チタン関連銘柄とは?
ウクライナ情チタンとは?勢を受けてチタン価格が上昇しており、チタン関連銘柄も大きく買われています。
1-1.チタンとは?
チタンの金属としての特徴としては、アルミニウムや鉄と比べて高強度であり、プラチナと同程度の海水耐食性があり、銅の半分程度に軽く、金属アレルギーなどが生じにくい人体にやさしい安全な金属であることなどが挙げられます。
チタンの質量当たりの強度はアルミニウムや鉄、ステンレスに比べて強いため、軽量化が必要な航空宇宙分野においてエンジン部品や機体構造材、燃料タンクなどに使われています。
一方、チタンのデメリットは、ステンレスに比べて価格比で約10倍と、コストが高いことです。
チタンの埋蔵量自体はアルミニウム、鉄、マグネシウムに次いで金属では4番目と多いのですが、製造が難しいことからチタンは「レアメタル」に分類されます。
チタンの生産量上位国は、中国、オーストラリア、南アフリカ、モザンビーク、ウクライナといった国が並びます。
日本は、チタン鉱石を輸入してから製錬し、純度の高い金属にして輸出しているチタンの加工貿易国です。
世界の高純度チタンの3割前後が日本製となっており、航空機部品分野においては日本製のチタン部品は欠かせません。
東証のチタン関連銘柄としては、高品質チタン世界トップの【5726】大阪チタニウムテクノロジーズと【5727】東邦チタニウムの2銘柄が中心となっています。
1-2.ウクライナ情勢を受けてチタン関連銘柄が買われる!
ウクライナはチタン生産量で世界5位であり、ロシアによるウクライナ侵攻以降はチタン価格も上昇しています。
2022年6月7日には、チタンの国内価格交渉がまとまり、中間製品であるスポンジチタンの大口需要家向け価格は前年度比で1割強高くなったとのことです。
チタン鉱石の価格が上がっていることに加えて、世界的な新型コロナ緩和を受けた航空機向け需要が回復傾向にあることもチタン価格の上昇を後押ししています。
代表的なチタン関連銘柄である【5726】大阪チタニウムテクノロジーズと【5727】東邦チタニウムの2銘柄は、いずれもウクライナ情勢を受けて大きく上昇しており、ウクライナ侵攻から4ヶ月弱で3倍以上の値上がりとなっています。
今後、チタン価格が高止まりし、世界的な海外旅行解禁の流れを受けて航空機需要が急回復してくれば、チタン関連銘柄はさらなる一段高となってもおかしくはありません。
★注目ポイント |
・チタンは、航空エンジンなどに使われるレアメタル。日本はチタンの加工貿易で世界的 。 |
2.チタン関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
2021年から2022年に掛けてのチタン関連銘柄の株価動向を見ていきましょう。
2-1.世界トップのチタン企業!【5726】大阪チタニウムテクノロジーズ
高品質金属チタンで世界トップの【5726】大阪チタニウムテクノロジーズは、代表的なチタン関連銘柄です。
同社は、航空機エンジン向けのプレミアムグレードと称される重要部品用高品質チタンにおいて世界的企業として知られており、グローバルニッチ企業としてもたびたび名前が挙がる銘柄です。
同社の株価は、2020~2021年には低迷しており、2021年8月には717円を付けるなど、新型コロナ相場の好影響を受けられないままでいました。
ただ、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった2022年2月以降は上昇し続けており、6月10日には2,942円まで上昇。
この1年で最大+310%の上昇となっており、上昇の大部分はウクライナ侵攻後に上げたものです。
2-2.チタン製錬大手!【5727】東邦チタニウム
ENEOS系のチタン製錬大手【5727】東邦チタニウムも、大阪チタニウムテクノロジーズと並ぶ代表的なチタン関連銘柄です。
同社のチタンは、航空宇宙産業におけるエンジン部材や機体軽量化のための構造材向け材料に使われています。
同社の株価は、2022年1月には一時834円を付けていましたが、ウクライナ侵攻以降に急伸となっており、6月10日には2,877円まで上昇しました。
2022年に入ってからの上昇率は最大+244%です。
東証を代表するチタン関連銘柄2銘柄は、いずれもウクライナ情勢を受けて大きな上昇となっています。
なお、この他のチタン関連銘柄に位置付けられる銘柄は、【9888】UEXが一時+47%となったものの、それ以外では大きな動きは見られません。
★注目ポイント |
・東証を代表するチタン関連銘柄2銘柄(【5726】大阪チタニウムテクノロジーズ、【5727】東邦チタニウム)は、いずれもウクライナ情勢を受けて大きな上昇となっている。 |
3.チタン関連銘柄リスト
【5726】大阪チタニウムテクノロジーズ | チタン製錬最大手 |
【5727】東邦チタニウム | チタン製錬大手 |
【5482】愛知製鋼 | チタン丸棒・形材を製造・販売 |
【3036】アルコニックス | 非鉄金属商社 |
【7637】白銅 | 非鉄金属商社 |
【8075】神鋼商事 | 神鋼系の非鉄金属商社 |
【9888】UEX | ステンレス鋼の専門商社、チタンも扱う |
【4028】石原産業 | 酸化チタン最大手 |
【4027】テイカ | 酸化チタン大手 |
【4098】チタン工業 | 酸化チタン老舗 |
4.オススメのチタン関連銘柄3選!
今後のウクライナ情勢でも気になるオススメのチタン関連銘柄を見ていきましょう。
【5726】大阪チタニウムテクノロジーズ
市場 | 東証プライム市場 |
企業概要 | 日本製鉄・神鋼系のチタン製錬世界最大手。航空機向けに強み。 |
大阪チタニウムテクノロジーズは、チタン製錬世界最大手企業として知られる、代表的なチタン関連銘柄です。
航空機向けチタンに強いグローバルニッチ企業としてもたびたび名前が挙がる銘柄です。
ロシアのウクライナ侵攻を受けた2022年2月以降上がり続けていますが、さすがにそろそろ反動売りが出てきそうな展開には注意しておきましょう。
【5727】東邦チタニウム
市場 | 東証プライム市場 |
企業概要 | ENEOS系のチタン製錬大手。航空機向けが中心。 |
東邦チタニウムは、大阪チタニウムテクノロジーズと並ぶ代表的なチタン関連銘柄です。
2022年2月以降は、大阪チタニウムテクノロジーズとほぼ同じ上昇となっていますが、そろそろ反動売りが出てもおかしくないことには注意が必要です。
【9888】UEX
市場 | 東証スタンダード市場 |
企業概要 | ステンレス鋼の専門商社。生産材に強みを持つ。 |
大阪チタニウムテクノロジーズと東邦チタニウム以外のチタン関連銘柄は、ウクライナ情勢でもほぼ無反応となっています。ただ、ステンレス鋼の専門商社でチタンも取り扱うUEXは、ウクライナ侵攻以降に一時+40%以上まで上昇しました。
4.まとめ
ウクライナがチタンの産出国であることから、ウクライナ情勢を受けてチタン価格は上昇しており、チタン関連銘柄も大きく上昇しています。
東証のチタン関連銘柄は、【5726】大阪チタニウムテクノロジーズと【5727】東邦チタニウムの2銘柄となっており、この2銘柄さえ押さえておけば問題ありません。
両銘柄ともに2022年に入ってからの上昇率は3倍(+200%)を超えており、東証でもトップクラスの注目銘柄・注目テーマ株となっています。
航空機エンジンなどに使われる高純度チタンは、日本製が約3割を占めており、チタンはグローバルニッチ市場としても期待されます。
ウクライナ情勢とチタン価格の動向についてはアンテナを張っておき、チタン関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。
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