セルフレジ関連銘柄は有力テーマに!人気銘柄を押さえよう!

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新型コロナウィルス下でタッチレス生活が広まる中で、セルフレジの普及が急加速しています。

コンビニ大手のローソンでは、新型コロナ下でセルフレジ導入店舗数が1,800店舗から4,500店舗へ2.5倍となっており、この流れはコンビニを始めとする小売業界全体で進むことはほぼ間違いありません。

また、セルフレジは、2020年7月1日からのレジ袋有料化とキャッシュレス還元終了という2つの重要トピックでも注目されるテーマとなります。

セルフレジの最新テクノロジーとしては、ユニクロが導入しているRFIDというICタグを使った全自動セルフレジ機器が大きな話題にもなっています。

セルフレジ関連銘柄に注目していきましょう!

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1.セルフレジは1兆円を超える巨大市場!

近年、スーパーやコンビニだけでなく、マクドナルドやドラッグストア、ユニクロなど様々な業界でセルフレジの導入が本格的に進んでいます

1-1.セルフレジ(無人レジ)とは

セルフレジとは
商品のバーコード読み取りから袋詰め、会計まで一連の流れを消費者自身で行うレジのこと。
セルフレジは大きく2種類に分類され、主にスーパーなどで見かける「セミセルフ型」では、スキャンなどの作業は従業員が補助してくれます。
 
マクドナルドやGUが導入している「フルセルフ型」は、商品の入ったカゴをレジに置くだけで清算できる完全無人・IoT化に対応。
 
2017年4月には、大手コンビニ5社が経済産業省主導のもと、セルフレジ対応のICタグ化を発表しました。
 
1台あたり200万円ほどのセルフレジにICタグなどの関連製品を含めると、全国約6万店舗のコンビニに導入されるたけでも数千億円の市場規模です。
 
この規模は、まさに「国策」とも言える重要テーマとなっています。
 
セルフレジの普及が進むことで従業員が不要となり、雇用率の低下が懸念されますが、それ以上にたくさんのメリットを持ち合わせているのです。
 

1-2.コロナ禍でのタッチレスの代表

新型コロナウィルスの感染対策として「タッチレス(非接触)」が社会の中で急速に広まっていますが、セルフレジは日常生活の中で最も代表的なタッチレスではないでしょうか?

現在スーパーやコンビニでは、感染対策として飛沫感染シートを使ってレジ会計を行うことが主流ですが、セルフレジなら対人による感染リスクも小さくなります。

コンビニ大手のローソンでは、セルフレジの導入件数が2020年4月末時点で4,500店舗を超え、新型コロナ下で2.5倍に拡大したとのことです。

またセルフレジは、2020年7月1日から大きく変わる二つのトピックでも注目が集まります。

一つは2020年7月1日からレジ袋が有料化されることです。レジ袋が有料化されることによって、セルフレジでマイバッグを使って会計する人が増えることが想定されます。

もう一つは、2020年6月30日をもって、2019年10月から始まったキャッシュレス還元が終了することです。キャッシュレス還元が終了してしまうと、2019年10月以前のように現金決済に戻る人が続出することが考えられます。

とはいえ、現在スーパーなどでは現金専用のセルフレジも増えており、キャッシュレス還元が終わったとしてもセルフレジ拡大の流れが止まることはなさそうです。

 

★注目ポイント1
 すでにセルフレジの導入は様々な業界で進んでおり、将来的にはそのほとんどのレジがセルフレジになると予想される。

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2.セルフレジ関連銘柄の株価推移

人材不足が叫ばれる様々な業界がセルフレジ導入に舵を切っていることから、市場は2018年以降急成長を遂げていくと予想されます。

2-1.コンビニ全店舗にセルフレジ導入を発表

2017年4月18日、全国約6万店舗に迫る主要コンビニの全店舗で2025年までにセルフレジを導入する方針が発表されました。
 
経済産業省のもと「コンビニ電子タグ1000億枚宣言」を策定したことで国策テーマと材料視され、幅広いセルフレジ関連銘柄が買われています。
 
 その中でもバーコードリーダー製造を手掛ける【6664】オプトエレクトロニクス一時ストップ高まで買われる盛り上がり
 
この頃からセルフレジ関連銘柄への関心は徐々に高まっていきました。

 

2-2.GUに続きユニクロもセルフレジ試験導入

2017年11月7日、ユニクロは都内店舗にてICタグを活用したセルフレジの試験導入を始めました。
 
導入するセルフレジは、RFID(無線自動識別)システムによってカゴに入った商品をレジに置くだけで瞬時に全てを読み取り支払いすることができます。
 
 今回の試験導入を受け、RFID(無線自動識別)システムで世界トップの【6287】サトーホールディングスはその日一気に値を上げることとなりました。
 
ユニクロと同じく【9983】ファーストリテイリング参加のGUはすでに本格導入が進んでいましたが、ユニクロも舵を切ったことで他の衣料小売店も続くことが予想されます。
 

2-3.ドラッグストア大手も無人レジ化へ

2018年3月8日、国内大手の【3141】ウエルシアホールディング【3391】ツルハホールディングスなどのドラッグストアもセルフレジ導入を発表。
 
コンビニと同じく、2025年までに全てのドラッグストア店舗をセルフレジ・無人化する方針を打ち出しました
 
セルフレジの開発やパナソニックとの協業で利便性向上を目指す【3784】ヴィンクスはこの発表以降、4営業日のうち3回もストップ高をつけて2倍以上も急騰しました。
 
セルフレジ関連銘柄はもちろん、日本チェーンドラッグストア協会に加盟する薬局系の銘柄にも物色の広がりを見せています。

 

★注目ポイント2
 スーパーやコンビニなどで身近になってきたセルフレジは、2018年は大躍進を遂げるであろう注目テーマである。

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3.セルフレジ関連銘柄チェックリスト

セルフレジ関連銘柄より厳選の注目株をチェックしていきましょう。

銘柄株価主なサービス
【3382】セブン&アイ・ホールディングス4,466円セブンイレブンでセルフレジを導入
【3753】フライトホールディングス807円RFID(無線自動識別)システムを開発
【3784】ヴィンクス1,450円パナソニックとセルフレジで業務提携
【3814】アルファクス・フード・システム2,100円最小サイズのセルフレジ「セルフショット」を販売
【3996】サインポスト3,695円AI搭載のセルフレジ「ワンダーレジ」を販売
【6287】サトーホールディングス3,355円RFID(無線自動識別)システムで世界トップ
【6418】日本金銭機械1,128円セルフレジと連動する釣銭機を開発
【6752】パナソニック1,565.5円セルフレジ「レジロボ」を開発
【6588】東芝テック625円POSレジで国内シェアトップ、セルフレジのシステム構築
【6652】IDEC2,541円セルフレジ端末のバーコードリーダーを製造
【6664】オプトエレクトロニクス716円バーコードリーダーを製造
【6945】富士通フロンテック1,722円POSレジやセルフレジ用のRFID(無線自動識別)を開発
【7855】カーディナル1,569円セルフレジ用のICタグやRFID(無線自動識別)を開発
【8267】イオン1,883円イオンやマックスバリュでセルフレジを導入
【9972】アルテック(★低位株)387円コンビニのICタグを製造

 

★注目ポイント3
 セルフレジ関連銘柄は売られ過ぎや出遅れ株が目立っており、押し目と判断できる銘柄が多い為、2018年は特に注目。

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4.セルフレジ関連銘柄のおすすめ3選

【6457】グローリー

チャート画像
市場東証一部
企業概要貨幣処理機最大手。海外事業にも注力

グローリーは、貨幣処理機最大手メーカーであり、セルフレジ関連銘柄の代名詞的な銘柄です。同社は、国内の現金自動精算機でトップシェアを誇りますが、近年は海外事業も好調で、直近の海外売上比率は46.2%と約半数を占めます。株価はやや低迷していますが、セルフレジ関連銘柄としては外せない銘柄です。

【9983】ファーストリテイリング

チャート画像
市場東証一部
企業概要アパレルチェーン「ユニクロ」「GU」を展開する。

「ユニクロ」「GU」を展開するファーストリテイリングは、現在セルフレジで最も注目を集めている企業かもしれません。ユニクロ店舗では自動セルフレジ化が急速に進んでおり、RFIDという最新のICタグを使った最新のセルフレジが導入されています。

ユニクロで買った商品をレジにただ入れるだけで、セルフレジがICタグを読み込んで一瞬で会計が終了してしまうため、初めて使ったユーザーからは驚きの声が続出しているほどです。

RFIDのコストダウンが進めば、将来的にはスーパーやコンビニなどでも順次採用され、将来的には無人店舗が実現することが期待されます。

【2651】ローソン

チャート画像
市場東証一部
企業概要コンビニ大手「ローソン」や高級スーパー「成城石井」を展開する。

ローソンは、新型コロナ下でセルフレジの導入店舗数が2.5倍に拡大しており、セルフレジの導入に積極的です。コンビニ3社の中では、【8028】ファミリーマートもセルフレジの導入に積極的となっていますが、コンビニ最大手セブンイレブンはセルフレジの導入に消極的です。

セルフレジ関連ではローソンとファミリーマートを抑えておき、セブンイレブンのセルフレジ導入動向にはアンテナを張っておきましょう。

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5.まとめ

利便性が向上することで、より身近なものとなるであろうセルフレジは、コロナウイルスで大きな成長をしようとしています。
 
人材不足の解消や、IoT化として注目を浴びていたセルフレジですが、今では非接触のタッチレス関連としても躍進し始めています。
 
キャッシュレス還元が終わってしまうことで、また現金払いに戻ってしまうことも懸念されますが、セルフレジの普及は今後も増えることは間違いないでしょう。
 
コロナ収束後もセルフレジ関連銘柄に今後とも注目していきましょう。
 
 

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