化粧品関連銘柄はインバウンド再開とマスク個人判断で反発のアフターコロナ株!

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【2930】北の達人コーポレーションは+123%!【4933】I-neは+243%!【3660】アイスタイルは+361%!!

化粧品関連銘柄は新型コロナで大きな打撃を受けましたが、2022年から2023年に掛けては水際対策緩和やマスク緩和によって、アフターコロナ株の一角として一部の銘柄が急騰しています。

化粧品関連銘柄は新型コロナ相場で売られた銘柄が多いことから、今後、反発の期待が高まります。

化粧品関連銘柄に注目していきましょう!

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1.化粧品関連銘柄とは?

インバウンドの回復やマスク着用が個人判断となることから、化粧品関連銘柄に期待が集まりそうです。

1-1.化粧品関連銘柄とは?

化粧品関連銘柄とは、化粧品や化粧品関連事業を手掛ける銘柄を総称したテーマ株です。

国内の化粧品市場は、少子化や人口減少という逆風が吹く中でも成長産業となっており、矢野経済研究所の調査では、2015年度の2兆4,010億円から2019年度には2兆6,480億円まで成長していました。

化粧品市場のメインユーザーは若年女性ですが、化粧品メーカー各社は高齢女性向け化粧品や男性用化粧品といった新規市場を開拓したことが大きな要因の一つです。

今後の日本の人口動態を考えると、若年女性の絶対数が減ることは避けられないため、人口ボリュームが大きい高齢女性向けの化粧品市場は成長市場として期待されます。

矢野経済研究所が発表した2021年の化粧品市場の市場構成を見てみると、スキンケア(47.9%)、ヘアケア(20.3%)、メイクアップ(17.0%)、男性用化粧品(5.5%)、フレグランス(1.2%)となっています。

また、化粧品関連銘柄を考える上で重要になってくるのが、インバウンド需要です。

日本の化粧品は世界的に見ても高品質であることが知られており、訪日外国人観光客からの評価が高く、百貨店やドラックストアなどでは、インバウンド消費をけん引する商品の一つとなっています。

化粧品関連銘柄は、【4911】資生堂【4922】コーセー、【4921】ファンケルといった大手化粧品メーカーが主力銘柄となり、銘柄コード4900番台の銘柄が主に該当します。

大手銘柄は長期投資向けの銘柄である一方、2017年には化粧品通販を手掛ける【2930】北の達人コーポレーション、2020年には韓国化粧品を手掛ける【9878】セキドが、テンバガーを達成しています。

1-2.化粧品関連銘柄は新型コロナで打撃もアフターコロナで回復傾向!

化粧品関連銘柄は、新型コロナ前までは成長を続ける銘柄が多かったものの、新型コロナ相場では売りが目立つ展開となっていました。

新型コロナ禍のマスク社会では化粧品需要が減り、インバウンド市場そのものが壊滅してしまったことが要因です。

矢野経済研究所の発表によると、化粧品市場は2019年度の2兆6,480億円から、2020年には2兆2,350億円まで約-15%減となってしまいました。

このため、化粧品関連銘柄は、新型コロナ後の経済回復が期待されるアフターコロナ株の一角としても注目されるテーマ株です。

2022年10月には水際対策が完全緩和されてインバウンドが本格的に復活し、2023年3月にはマスク着用が個人判断に委ねられることになることから、化粧品需要もコロナ前に戻ることが期待されます。

2022年から2023年に掛けては、インバウンドや百貨店、パチンコ・パチスロといった新型コロナで苦戦していたテーマ株が反発していますが、化粧品関連銘柄も回復傾向にある銘柄が多くなっています。

★注目ポイント1
・化粧品市場は、2019年まではインバウンド需要を取り込んで成長していたが、新型コロナで大きな打撃を受けた。
・水際緩和によるインバウンド回復やマスク着用緩和を受けて、化粧品関連銘柄はアフターコロナ株の一角として注目される。。

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2.化粧品関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2022年から2023年に掛けて買われている化粧品関連銘柄を見ていきましょう。

2-1.2022年に最も買われた化粧品関連銘柄!【4933】I-ne

ヘアケア製品と美容家電に強い【4933】I-neは、2022年から大きく上昇している化粧品関連銘柄です。

同社の株価は、2022年2月には一時1,183円を付けていましたが、この1年は上昇しており、2023年2月17日には4,060円まで上昇しました。

この1年で最大+243%の上昇となっており、4900番台の化粧品株では最も買われた銘柄となっています。

なお、【4911】資生堂【4922】コーセー、【4921】ファンケルといった化粧品関連銘柄の主力銘柄は、この1年間は横ばいとなっており、インバウンド回復などの影響はまだ見られません。

2-2.低位株から急騰!【3660】アイスタイル

若年女性向けの化粧品口コミサイト「@コスメ」を運営する【3660】アイスタイルは、低位株から急騰した化粧品関連銘柄です。

同社の株価は、2022年5月には一時147円の低位株領域となっていましたが、8月22日には678円まで上昇しました。

低位株急騰となり、この期間に最大+361%の上昇となっています。

この他、2017年のテンバガー達成後には低迷していた【2930】北の達人コーポレーションも、165円→368円と最大+123%の上昇率となっています。

 
★注目ポイント2
・化粧品関連銘柄は2022年から2023年に掛けて、新興株や低位株で大きな反発となる銘柄が出てきた。

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3.化粧品関連銘柄リスト

化粧品関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄主なサービス
【4911】資生堂化粧品ブランド「SHISEIDO」で知られる化粧品大手
【4917】マンダムメンズブランド「ギャツビー」「ルシード」など男性用化粧品大手
【4919】ミルボン美容院向けヘア化粧品
【4921】ファンケル「マイルドクレンジングオイル」「エンリッチ」など無添加化粧品に強い
【4922】コーセー化粧品ブランド「プレディア」や「インフィニティ」「エスプリーク」
【4927】ポーラ・オルビス化粧品ブランド「ポーラ」「オルビス」
【4928】ノエビアホールディングス「スペチアーレ」など基礎化粧品に強い
【3660】アイスタイル化粧品口コミサイト「@コスメ」を運営
【2930】北の達人コーポレーション化粧品を通信販売

 

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4.オススメの化粧品関連銘柄3選!

インバウンド株の一角としてもオススメの化粧品関連銘柄を見ていきましょう。

【4911】資生堂:

市場東証プライム市場
企業概要化粧品ブランド「SHISEIDO」を展開する化粧品大手。

資生堂は、化粧品関連銘柄の代名詞的な銘柄です。化粧品関連銘柄に迷ったら、こちらの銘柄を選んでおけば問題ありません。

株価は、2018年に付けていた最高値の9,250円から、2022年には一時5,000円割れとなっていましたが、2022年11月頃から持ち直しの動きが出てきています。

【4927】ポーラ・オルビスホールディングス

市場東証プライム市場
企業概要化粧品ブランド「ポーラ」「オルビス」を展開する化粧品大手。

ポーラ・オルビスホールディングスは、化粧品ブランド「ポーラ」「オルビス」で知られる化粧品大手です。

化粧品大手は2018~2019年に付けていた高値から見ると、新型コロナ以降は軒並み半減程度の下落となっていますが、同社は配当利回りが3%を超える高配当株となっています(2023年3月15日時点で配当利回り3.16%)。

【4917】マンダム

市場東証プライム市場
企業概要男性用化粧品「ギャツビー」「ルシード」などを展開する。

マンダムは、「ギャツビー」「ルシード」などのブランドで知られる男性用化粧品大手です。男性用化粧品はニッチ市場となっていますが、同社は化粧品大手の中でも、特に大きな下落となっている銘柄です。

2018年2月に付けていた最高値の4,085円から下落が続いており、2023年3月15日時点では1,462円となっています。今後の反発に期待が集まる銘柄です。

 

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5.まとめ

2022年から2023年に掛けては、水際対策緩和などのコロナ緩和を受けてインバウンドやパチンコ・パチスロといったアフターコロナ株が買われましたが、化粧品関連銘柄もインバウンドやアフターコロナ株の一角として買われています。

ただ、【3660】アイスタイル【4933】I-ne、【2930】北の達人コーポレーションといった新興株や低位株が急騰する動きは目立つ一方で、大手化粧品株はまだ反発の動きが弱い状況です。

2023年3月13日からはマスク着用が個人判断に委ねられ、5月8日からは新型コロナは医療法上の5類になるなど、日常生活がコロナ前に戻るとともに、化粧品需要も戻ることが期待されます。

化粧品需要に関するニュースにはアンテナを張っておき、化粧品関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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