「ホテル関連銘柄」は東京五輪などを追い風に好調!株価3倍越えも続々!

 
 日本に訪れる外国人観光客が爆発的に増加している中、ホテル業界に特需が発生しています。

外国人観光客は東京オリンピックを控える2020年には4,000万人を突破することが予測されており、ホテル業界のバブルはまだまだ続きそうです。

ホテル関連銘柄の動きを確認してみると

【3452】ビーロット3.5倍
【3479】TKP2.6倍
【3469】デュアルタップ4.1倍
【8844】コスモスイニシア2.3倍

これらのように、大きな値上がりを見せる銘柄も数多くあります。

今回はそんなホテル関連銘柄に注目し、注目ポイントを見ていきます。

1.ホテル関連銘柄に期待

 急増する外国人観光客を背景に、ホテル業界に特需が起こっています。

1-1.ホテルとは?

今回は、インバウンド消費や東京オリンピックでの特需が期待されるホテル関連銘柄に注目していきます。

ホテル関連銘柄とは
ビジネスパーソンや観光旅行者が利用する宿泊施設に関わる企業。

ホテルと一口に言っても、会議場やパーティ会場を備えた大型シティホテルから、単身旅行者が簡易に泊まれるカプセルホテルなど、その種類は様々です。

ホテルの分類は国や運営事業者によって異なりますが、日本ではシティホテル、ビジネスホテル、リゾートホテル(観光ホテル)、旅館の4種類が一般的となっています。

  • シティホテル
    都市の中心部に立地する大型ホテルです。宴会場やプールなどのリラクゼーション施設が併設されてることが多く、ビジネスホテルと比べて料金も高めになっています。
  • ビジネスホテル
    都市の繁華街など交通の便が良い場所に立地するホテルです。宿泊機能に特化されており、シティホテルと比べると小型で料金も安くなっています。
  • リゾートホテル(観光ホテル)
    温泉地や景勝地などのリゾート地・観光地に立地する宿泊施設です。観光客向けに特化されており、プールやテニスコートなどが設置されているものもあります。
  • 旅館
    和式の構造や設備がある日本独自の宿泊施設です。和室や和食など日本文化を堪能できるサービスが外国人観光客に人気を博しています。
 

1-2.ホテル市場の動向は?

 経済産業省が発表した「訪日外国人の消費促進のための観光関連サービス産業等の在り方に関する調査研究」によると、2014年のホテル市場は前年比+5.2%増の1兆6,202億円となっています。

ホテル業界は、リーマンショックや東日本大震災の影響で、2011年までは前年比割れが続いていましたが、世界的な景気回復によって2012年からは再び上昇基調に転じています

特に、ニュースでも度々話題になっているように、近年日本への訪日外国人観光客数が増大しており、ホテル需要は右肩上がりとなっています。

政府は、2020年東京オリンピックまでに訪日外国人4,000万人を目標に掲げていますが、2017年の訪日外国人観光客数は過去最高の2869万人となりました。

2018年に入ってからも、前年同月比+10~20%ペースで外国人観光客が増加しており、2020年までに4,000万人という目標はあっさりと達成されそうな勢いです。

増大する外国人観光客をにらみ、東京や関西都市圏ではホテルの建設ラッシュが続いていますが、東京ではホテルの開業が外国人観光客の増加ペースに追い付かず連日満席が続いています。

ホテル業界にとっては、民泊の解禁が懸念材料となりそうですが、民泊を解禁してもなお、外国人観光客のホテル需要は消化しきれず、現時点ではほとんど影響はないと思われます。

ホテル業界の特需は少なくとも2020年までは続くことは間違いなく、2018年7月に成立したカジノ法案も追い風に、2020年以降にも好況が続くことが期待されます。

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★注目ポイント1
 ホテル業界では、増加する外国人観光客の恩恵を受けて特需が発生している。2020年東京オリンピックまではホテル特需が続くことは間違いなく、2020年以降もカジノ解禁などで期待される。

2.ホテル関連銘柄の推移

 ホテル関連銘柄のこの1年の動向を見ていきましょう。

2-1.中古ビルをホテルに再生する事業を手掛けるビーロット

 中古ビルやマンションを再生し売却する事業を手掛けている【3452】ビーロットは、ホテル関連銘柄としても注目されます。

同社は近年、ホテルを中心としたインバウンド向け施設に特化しており、インバウンド関連銘柄としても投資家から注目を集めています。

同社の株価は、2017年7月初めには900.5円(※)を付けていましたが、その後上昇していき、2018年1月には3,170円にまで上昇しました。
※株価は、2018年1月17日に実施された1→2の株式分割後の値で算出。

この1年で最大3.5倍にまで上昇しましたが、高値を付けてからは大きく下げており、2018年7月現在は1,500円前後と、高値から半分程度にまで値を下げています。

 
 

2-2.ホテル宴会場の運営を手掛けるTKP

 ホテル宴会場や貸会議室運営事業などを手掛ける【3479】TKPも、ホテル関連銘柄として注目の銘柄です。

同社は、ホテル宴会場の運営を手掛けている他、温泉旅館やリゾートホテル、ビジネスホテルの運営なども手掛けています。

同社の株価は、2017年7月初めには2,020円を付けていましたが、大きく上昇していき、2018年6月には5,440円の高値まで上昇しました。

この1年で最大2.6倍の上昇となり、2018年7月現在は4,800円前後で推移しています。

 

2-3.その他ホテル関連銘柄の動き

 その他のホテル関連銘柄としては、ホテル事業も手掛ける【3469】デュアルタップが最大4.1倍、滞在型アパートメントホテルを手掛ける【8844】コスモスイニシア2.3倍となっています。

ホテル関連銘柄の中で見てみると、ホテル事業を手掛ける新興の不動産株が大きく上昇している傾向が見て取れます。

一方で、プリンスホテルを運営するホテル業界最大手の【9024】西武ホールディングスや、会員制ホテル首位の【4681】リゾートトラストなどの大型株はこの1年で横ばいとなっています。

これはホテル業界の市場構造が影響していると考えられます。

ホテル業界には、三大携帯キャリアのような少数の寡占企業がなく、「御三家」と呼ばれる帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオータニを合わせても市場全体の4%程度の売上に過ぎません。

ホテル業界は数多くの企業が凌ぎを削っている状態であるため、ホテル業界が特需になっていても、大手企業の株価に寄与するほどの影響はないと考えられます。

 
★注目ポイント2
 ホテル関連銘柄は、業界トップクラスの大型株は買われていない一方で、新興銘柄がこの1年で大きな値上がりとなっている。

3.主要ホテル関連銘柄チェックリスト

 ホテル関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄株価主なサービス
 【3452】ビーロット1,446円  不動産再生事業
 【3469】デュアルタップ1,174円  ホテル事業
 【3479】TKP4,765円  ホテル宴会場の運営
 【4661】オリエンタルランド11,815円  「オリエンタルホテル」
 【4681】リゾートトラスト1,963円  「エクシブ」
 【8801】三井不動産2,750円  「三井ガーデンホテルズ」
 【8844】コスモスイニシア754円  滞在型アパートメントホテル
 【9005】東京急行電鉄1,908円  「東急ホテル」「エクセルホテル東急」
 【9008】京王電鉄5,460円  「京王プラザホテル」
 【9024】西武ホールディングス1,845円  「プリンスホテル」
 【9041】近鉄グループホールディングス4,410円  「都ホテルズ&リゾーツ」
 【9042】阪急阪神ホールディングス4,375円  「阪急ホテル」「第一ホテル」「レム」
 【9708】帝国ホテル1,991円  「帝国ホテル」
 【9713】ロイヤルホテル1,880円  「リーガロイヤル」
 【9722】藤田観光3,125円  「椿山荘」「ワシントンホテル」

※株価は2018年7月18日終値で算出

★注目ポイント3
 ホテル関連銘柄を抽出してみると、大手鉄道会社から新興銘柄まで、大小様々な規模の銘柄が並ぶ。

4.ホテル関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

 過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったホテル関連より上位3銘柄を発表致します。

※2017年7月19日~2018年7月19日の1年で算出

 

4-1.第1位【3469】デュアルタップ

チャート画像
上昇率 4.1倍(安値:523.3円 → 高値:2,155円)
市場 東証二部
RSI 29.93(売られ過ぎ)
 

4-2.第2位【3452】ビーロット

チャート画像
上昇率 3.5倍(安値:900.5円 → 高値:3,170円)
市場 東証一部
RSI 47.9(売り買い均衡)
 

4-3.第3位【4331】テイクアンドギヴ・ニーズ

チャート画像
上昇率 3.1倍(安値:683円 → 高値:2,129円)
市場 東証一部
RSI 31.51(やや売られている)

※RSIは2018年7月19日終値より算出

★注目ポイント4
 上昇率トップ3は、1年間で株価3倍越えを達成。東京オリンピック、カジノを追い風に今後も恩恵を受けると期待出来る為、見逃せない。

5.まとめ

 ホテル関連銘柄は、大手の銘柄は停滞していますが、ホテル事業を手掛ける新興銘柄が大きく上昇しています。

外国人観光客が増え続けていく以上、宿泊に使われるホテルの需要が減ることは物理的にありえないため、2020年東京オリンピックに向けてホテル需要が更に高まっていくことは確実です。

ホテル業界は寡占企業がない市場構造となっていることから、今後も新興銘柄を中心に注目していきたいところです。

インバウンドや民泊、ホテルといった関連するニュースはチェックしておきましょう。

 

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