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テレビや新聞など従来の広告媒体が衰退する一方で、ネット広告市場の拡大が止まりません。
ネット広告関連銘柄の【4824】メディアシークは上昇率3.7倍!【2491】バリューコマース上昇率2.9倍を達成
2017年にはネット広告が広告費に占める割合は23.6%に達しており、テレビ広告を追い抜くのも時間の問題となっています。
今後も急成長が続くと期待されるネット広告関連銘柄に注目していきましょう。
1.広告市場を牽引するネット広告
インターネットの発展とともに市場規模が年々拡大しているネット広告関連銘柄に注目していきます。
1-1.ネット広告とは?
ネット広告(インターネット広告)とは
企業がインターネット上で行う、製品やサービスの宣伝・マーケティング活動のことを指します「オンライン広告」や「ウェブ広告」とも呼ばれます。
従来、多くの企業がテレビCMや新聞広告を使って宣伝・マーケティングを行ってきていましたが、インターネットの発展によって、ネット広告が存在感を増しています。
電通が2018年2月22日に発表した「2017年 日本の広告費」によると、2017年の総広告費は前年比+1.6%増の6兆3,907億円。
その中でも、インターネット広告費は前年比+15.2%増の1兆5,094億円。
ネット広告は広告費全体の23.6%を占めるに至っており、2018年には全体の4分の1を超えることはほぼ確実な情勢です。
特に、ネット広告の中でもモバイル向け動画広告が好調であり、今後も市場規模の拡大が続くことは確実と見られます。
ネット広告以外の広告費として、
- 新聞広告が前年比-5.2%減
- 雑誌広告が前年比-9.0%減
- ラジオ広告は0.4%増
- テレビ広告が-0.9%減
と、従来の広告媒体は軒並み減少~横ばいとなっています。
金額ベースで見ると、テレビ広告は1兆9,478億円となっており、ネット広告が1兆5,094億円であることから、ネット広告がテレビ広告を追い抜くのは時間の問題です。
1-2.ネット広告の特徴は?
ネット広告がこれほどまでに急成長している背景には、インターネットが発展する一方で、テレビや新聞といった従来型メディアが没落しているという時代潮流以外にも理由があります。
ネット広告は一方的に広告を流すだけの従来型の広告と違い、企業がアプローチしたい消費者にターゲッティングして広告を流せるという利点があります。
また、ネット広告を通して消費者との双方向的なコミュニケーションを取れることも、ネット広告の大きな利点として注目されます。
ちなみに、ネット広告関連銘柄として世界で最も有名な企業は、アメリカのGoogleであることは間違いないでしょう。
Google(親会社:Alphabet)は売上高の86%が広告事業で、2017年の売り上げは1,000億ドルを超えています。
これは、Google1社の広告事業だけで日本の広告市場規模を上回っているということ。
残念ながら、日本にはGoogleのような世界的グローバル企業はありませんが、拡大するネット広告市場の波に乗って急成長しているネット広告関連企業が多数あります。
★注目ポイント1 |
ネット広告は、従来の広告媒体が停滞する中で大きく成長している。2017年には広告費全体の23.6%を占めるに至り、テレビ広告を追い抜くのも時間の問題となっている。 |
2.ネット広告関連銘柄は軒並み大きな上昇をしている
ネット広告市場の拡大に足並みを合わせるかのように、ネット広告関連銘柄は大きな値上がりを見せています。
2-1.ネット広告代理店2位のサイバーエージェント
AmebaブログやAbemaTVを手掛ける【4751】サイバーエージェントは、ネット広告関連銘柄を代表する銘柄です。
同社は、アメブロのイメージが強いためかあまり知られていませんが、ネット広告代理店事業が本業であり、2017年度は国内売上2位となっています。
同社の株価は、2017年5月初めには3,515円を付けていましたが、好調な業績やAbemaTVへの期待感から上昇していき、2018年5月現在は6,200円前後の高値で推移しています。
この1年で見ると約1.7倍の上昇となり、今後も高値を更に更新して上昇していくことが期待されます。
2-2.ネット広告代理店1位のD.A.コンソーシアムホールディングス
博報堂のグループ会社の【6534】D.A.コンソーシアムホールディングスも、サイバーエージェントと並んでネット広告関連銘柄を代表する銘柄です。
同社は、2017年のネット広告代理店事業売り上げでサイバーエージェントを凌ぎ、国内1位となっています。
同社の株価もこの1年大きく上昇していき、2018年5月現在は2,700円前後で推移しています。この1年で2倍近い上昇となりました。
なお、国内ネット広告売上3位の【2389】オプトホールディングスもこの1年で1.5倍の上昇していることから、国内ネット広告トップ3企業の株価はこの1年で軒並み大きな値上がりとなったことが分かります。
2-3.アフィリエイト広告に強いバリューコマース
ヤフーの子会社でアフィリエイト広告に強い【2491】バリューコマースも、ネット広告関連銘柄として注目されている銘柄です。
同社が強みを持つアフィリエイトとは「成果報酬型広告」とも呼ばれる広告形態で、個人がブログなどに広告を張ることによって、広告収入を得ることを可能とする広告形態のことです。
同社の株価は、2017年5月には563円を付けていましたが、この1年大きく上昇していき、2018年5月現在は1,700円前後の高値で推移しています。
この1年で2.9倍以上の上昇となり、今後更なる高騰が期待されます。
アフィリエイト広告は近年、急速に拡大しており、「A8.net」や「Google Adsense」、「Amazon アソシエイト」などで広告収入を得る個人を大量に生み出しています。
アフィリエイト広告で生計を立てる人はアフィリエイターとも呼ばれ、近年耳にすることも増えている言葉になっているかと思います。
★注目ポイント2 |
ネット広告関連銘柄は、市場規模の拡大に合わせるかのように軒並み大きな上昇をしている。今後もこのトレンドが続くことが期待される。 |
3.主要ネット広告関連銘柄チェックリスト
ネット広告関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2122】インタースペース | 2,022円 | アフィリエイト広告 |
【2193】クックパッド | 569円 | 料理レシピサイト「クックパッド」 |
【2389】オプトホールディングス | 1,715円 | ネット広告事業(2017年国内売上3位) |
【2461】ファンコミュニケーションズ | 749円 | アフィリエイト広告仲介「A8.net」 |
【2489】アドウェイズ(低位株★) | 496円 | アフィリエイト広告 |
【2491】バリューコマース | 1,664円 | アフィリエイト広告 |
【3904】カヤック | 1,118円 | ネット広告制作 |
【3990】UUUM | 4,980円 | Youtuberマネジメント |
【4293】セプテーニ・ホールディングス(低位株★) | 260円 | ネット広告代理店 |
【4751】サイバーエージェント | 6,150円 | ネット広告事業(2017年国内売上2位) |
【6038】イード | 1,124円 | メディアサイト運営 |
【6094】フリークアウト・ホールディングス | 1,757円 | DSP(広告効果最適化)事業 |
【6177】AppBank | 738円 | スマートフォン向けアプリ紹介サイト「AppBank.net」 |
【6534】D.A.コンソーシアムホールディングス | 2,662円 | ネット広告事業(2017年国内売上1位) |
【6535】アイモバイル | 1,110円 | インターネット広告サービス事業 |
※株価は2018年5月14日終値で算出
★注目ポイント3 |
ネット広告関連銘柄を抽出してみると、ネット広告代理店やアフィリエイト広告を手掛ける銘柄、広告収入を得られるサイト運営事業を手掛けている銘柄など多岐に渡る。やはりIT企業が多い。 |
4.ネット広告関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったネット広告関連より上位3銘柄を発表致します。
※2017年5月15日~2018年5月15日の1年で算出
4-1.第1位【4824】メディアシーク
上昇率 | 3.7倍(安値:392円 → 高値:1,456円) |
市場 | 東証マザーズ |
RSI | 18.27(かなり売られ過ぎ) |
4-2.第2位【2491】バリューコマース
上昇率 | 2.9倍(安値:590円 → 高値:1,768円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 70.43(買われ過ぎ) |
4-3.第3位【6177】AppBank
上昇率 | 2.5倍(安値:380円 → 高値:985円) |
市場 | 東証マザーズ |
RSI | 60.94(やや買われている) |
※RSIは2018年5月15日終値より算出
★注目ポイント4 |
2018年に入り高い上昇率を見せるネット広告関連銘柄。2018年後半の動きも上位銘柄を中心に見逃せない。 |
5.まとめ
ネット広告関連銘柄には聞きなれない銘柄が多く、取っ付きにくい印象を持たれることが多いかと思います。
ネット広告関連銘柄は事業内容がやや分かりにくく、聞きなれない企業が多いことから、どうしても敬遠されるテーマ株となりがちです。
しかし、2017年には国内トップ3企業が軒並み上昇していることからも、ネット広告関連銘柄はホットなテーマ株の一つとなっていることは間違いありません。
2018年後半も、大きな上昇を見せる銘柄が続出する可能性は十分あります。
今後もネット広告市場の拡大を見守りながら、ネット広告関連銘柄の動向はチェックしておきましょう。
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