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今や時価総額で世界一となって久しいアップルですが、売上の7割をiPhoneが占めています。
アップルの株価はiPhoneを発表した2007年1月から11年で14倍になっており、今後も更なる株価上昇が期待されています。
iPhoneには日本製の電子部品が多く使われていることでも知られており、東証にはアップル(iPhone)関連銘柄が数多く上場しています。
新型iPhoneにも期待が集まるアップル(iPhone)関連銘柄に注目していきましょう!
1.アップル(iPhone)関連銘柄とは?
アップルを世界一の企業にしたiPhoneには、数多くの日本企業が関わっていることでも知られています。
1-1.アップル(Apple)とは?
今回は、時価総額世界一のIT企業アップルと、その代表製品であるiPhoneに関連した銘柄に注目していきます。
アップル(Apple)とは
1976年4月1日に、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックによって創業された、アメリカのカリフォルニア州に本社を置くIT企業です。そんなアップルは、iPhoneの他にも、
- コンピュータのiMac(Macintosh)
- 音楽プレイヤーのiPod
- メディアプレイヤーのiTunes
- タブレットのiPad
- ウェアラブル端末のApple Watch
など数多くのヒット製品を生み出しています。
2018年現在、世界時価総額ランキングでトップとなっており、売上高の7割をiPhoneが占めています。
ニュースでは、2017年に発売された新型iPhone「iPhone X」の販売不振が度々伝えられていますが、売上高・利益ともに過去最高を更新し続けており、世界的なiPhone人気は留まる所を知りません。
また、アップルは自社で工場を持たないファブレス企業であることでも知られており、iPhoneの企画や設計・デザインは自社で行っていますが、製造は台湾のFoxconnなど外部企業に委託しています。
1-2.【AAPL】アップルの株価とiPhone
では、ここでアップルとiPhoneの関係を株価で見てみましょう。
アップルがiPhoneを発表したのは2007年1月9日で、2007年6月29日にアメリカで発売されました。
iPhoneが発表された2007年1月当時のアップルの株価は約94ドルでした。
初代iPhoneの発表・発売から11年以上経った2018年6月現在は、約192ドルまで上昇しています。
2014年に株式分割(1株→7株)を行っているため、この11年で株価は約14倍になっています。
1-3.アップル(iPhone)関連銘柄にはどのような銘柄があるか?
アップルを世界一の企業にしたiPhoneですが、iPhoneには日本製の部品が数多く使われていることが知られています。
iPhone関連銘柄には、どのような銘柄があるのかを見ていきましょう。
まず、iPhoneに回路基板を始めとする多くの電子部品を提供する【6981】村田製作所は、iPhone関連銘柄の筆頭に挙がってきます。
また、スマホのカメラに欠かせないアクチュエーターなどを提供する【6770】アルプス電気もiPhone関連銘柄としてよく名前が出てくる銘柄です。
この他にも、スマホ用電池などを提供する【6762】TDK、CMOSイメージセンサーで圧倒的な世界シェアを誇る【6758】ソニーなどにも注目です。
また、新型iPhone「iPhone X」では有機ELディスプレイが採用され、非接触充電が採用されたことも大きな話題となりました。
有機ELディスプレイ関連では、有機ELディスプレイの材料を手掛ける【6988】日東電工が注目されます。また、Apple向けの液晶を手掛ける【6740】ジャパンディスプレイにも注目です。
非接触充電関連では、【6963】ロームが、iPhoneが採用した国際規格「Qi」に対応した送受信用制御ICを手掛けていることから注目されます。
★注目ポイント1 |
アップルとは、時価総額が世界一のIT企業。iPhoneが売り上げの7割を占めており、iPhoneには数多くの日本企業の部品が使われている。 |
2.アップル(iPhone)関連銘柄、この1年の値動きは?
直近1年のアップルの株価は、2017年6月1日終値の153.18ドルから2018年6月9日終値には191.70ドルと、この1年で約+25%の上昇となっています。
2-1.アップル関連銘柄の代表格である村田製作所
セラミックコンデンサを始め数多くの電子部品で世界シェアを握っている【6981】村田製作所は、アップル関連銘柄を代表する銘柄です。
同社は、樹脂多層基板「メトロサーク」やコンデンサー、SAWフィルタなど数多くの製品をiPhone向けに供給していることで知られます。
同社の株価は、2017年6月に17,070円を付けており、この1年はほぼ横ばいで、2018年6月現在は17,000円前後で推移しています。
同社の株価はこの1年では横ばいとなっていますが、かつてアップル関連銘柄がホットなテーマ株として買われていた期間には暴騰していました。
同社の株価は2012年8月には一時3,605円の安値を付けていましたが、2015年7月には安値から6倍となる22,220円まで上昇しました。
ただ、2015年7月に高値を付けてから今現在に至る3年ほどは、横ばいが続いています。
2-2.iPhone向けにアクチュエーターを提供するアルプス電気
電子部品大手の【6770】アルプス電気も、アップル関連銘柄として名前がよく挙がる銘柄です。
同社は、スマホ向けアクチュエーターで世界シェアの過半数を握っており、iPhone向けにスマホレンズ用アクチュエーターを提供していることで知られます。
同社の直近1年間の株価は、2017年6月には3,240円を付けており、2017年11月には一時3,845円まで上昇しました。
しかし、その後は下落しており、2018年6月現在は2,700円前後まで値を下げています。
ただ、同社も村田製作所と同じく、2012年から2015年に掛けてアップル関連銘柄として大きく上昇した銘柄です。
同社の株価は、2012年10月に347円を付けてから、2015年11月には4,205円まで上昇し、この3年で12倍となりました。
アップル関連銘柄は2012年から2015年に掛けてはホットなテーマ株となっていましたが、この期間に先取りして上昇し過ぎてしまった面が強いです。
この1年に限って見ると、「iPhone X」の販売不振が度々報じられたことによる売り圧力が強かった印象があります。
アップルの業績と株価はこの1年も右肩上がりに伸びていますが、アップル関連銘柄はこの1年で不振に陥っているというのが現状です。
★注目ポイント2 |
アップル(iPhone)関連銘柄は、「iPhone X」の売り上げ不振により、この1年は芳しくない値動きになっている。 |
3.主要アップル(iPhone)関連銘柄チェックリスト
アップル関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【6479】ミネベアミツミ | 2,008円 | アクチュエーター |
【6594】日本電産 | 16,940円 | 振動モーター |
【6740】ジャパンディスプレイ(低位株★) | 147円 | ディスプレイ |
【6752】パナソニック | 1,575.5円 | インダクターなど |
【6753】シャープ | 2,898円 | 液晶パネル |
【6758】ソニー | 5,509円 | CMOSイメージセンサー |
【6770】アルプス電気 | 2,765円 | アクチュエーター |
【6779】日本電波工業 | 631円 | 水晶振動子 |
【6794】フォスター電機 | 1,685円 | イヤホン |
【6807】日本航空電子 | 1,852円 | コネクタ |
【6963】ローム | 10,830円 | 非接触充電の国際規格「Qi」に対応した送受信用制御IC |
【6976】太陽誘電 | 2,551円 | コンデンサ |
【6981】村田製作所 | 16,660円 | 樹脂多層基板「メトロサーク」など |
【6988】日東電工 | 8,762円 | 有機ELディスプレイ材料 |
【7915】NISSHA | 2,311円 | タッチセンサー |
※株価は2018年6月11日終値で算出
★注目ポイント3 |
アップル関連銘柄を抽出してみると、日本を代表する技術系大企業が並ぶ。 |
4.アップル(iPhone)関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったアップル関連より上位3銘柄を発表致します。
※2017年6月12日~2018年6月12日の1年で算出
4-1.第1位【3753】フライトホールディングス
上昇率 | 2.9倍(安値:570円 → 高値:1,690円) |
市場 | 東証二部 |
RSI | 34.53(やや売られている) |
4-2.第2位【6787】メイコー
上昇率 | 2.2倍(安値:1,210円 → 高値:2,735円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 66.91(やや買われている) |
4-3.第3位【4686】ジャストシステム
上昇率 | 1.7倍(安値:1,580円 → 高値:2,774円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 55.23(売り買い均衡) |
※RSIは2018年6月12日終値より算出
★注目ポイント4 |
上昇率トップは、ApplePayを含む電子決済関連の【3753】フライトホールディングスだった。今後発表される新型iPhoneで、この上昇率がどう変わるか注目したい。 |
5.まとめ
アップル関連銘柄はこの1年に限って見ると、「iPhone X」の売れ行き不振から、ややネガティブなテーマ株となってしまっています。
これは、村田製作所が6倍、アルプス電気が12倍となった2012年から2015年の3年間で、アップル関連銘柄への期待感が余りにも大きくなり過ぎた反動が出ているとも言えます。
アップルがiPhone発表から11年かけて14倍となったのに対して、わずか3年で6~12倍になってしまったのですから、調整が入るのも仕方ありません。
ただ、アップル関連銘柄の調整期間は3年近くになっており、アップルの新製品や新型iPhoneが好調な売れ行きとなれば、再び高騰する可能性は非常に高いと思われます。
アップルの新製品発表や新型iPhoneなどのニュースにはアンテナを張っておき、関連銘柄の動向はチェックしておきましょう。
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