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【6082】ライドオンエクスプレスホールディングスは+202%!【2484】出前館は+280%!!
新型コロナによる外出自粛を背景に、UberEatsや出前館といったフードデリバリーで特需が発生しています。
新型コロナをきっかけにUberEatsや出前館を利用するようになった人は非常に多く、UberEatsの配達員という新しい働き方も話題になるなど、フードデリバリーはニュースでも話題になることが増えています。
フードデリバリーは新型コロナ以前から外食産業の成長エンジンとなっており、新型コロナはあくまで成長を加速させたに過ぎません。新型コロナ収束後にも市場拡大は続くものと見られます。
フードデリバリー関連銘柄に注目していきましょう!
1.デリバリー関連銘柄に期待
堅調に成長する外食市場で、フードデリバリーが市場を牽引しています。
1-1.デリバリーとは?
今回は、堅調な市場拡大を続ける外食市場の中でも急成長セクターとなっているフードデリバリーに関連した銘柄に注目していきます。
従来は、寿司やピザ、ラーメンといった一部の飲食店のみがデリバリーサービスを手掛けていましたが、デリバリーサービスを行う飲食店が増加しています。
日本の外食産業を統括する日本フードサービス協会によると、加盟店舗の合計売上高が2018年6月まで22ヶ月連続で前年同月を上回っており、外食産業は堅調に市場を拡大しています。
その中でも、デリバリーセクターが外食市場を牽引しています。
外食・中食市場情報サービス「CREST」を提供するエヌピーディー・ジャパンによると、2016年から2017年に掛けてのフードデリバリー市場規模は前年比+11%増の4,039億円となっています。
人口減少が進む日本の内需市場で、年間2ケタの成長を遂げているのは驚異的です。
また、日本の外食産業におけるデリバリー比率は3.2%で、イギリスの8.6%や中国の7.0%、ドイツの6.6%の半分に過ぎず、まだ成長の余地が大きいと見られています。
この急成長市場を逃さまいと、マクドナルドや吉野家を始めとした大手外食チェーン店各社がデリバリーサービスに力を入れています。
1-2.急成長するシェアリングデリバリーとは?
近年、デリバリー市場を牽引しているのは、シェアリングデリバリーです。
特に、日本のデリバリー市場が急成長を遂げた背景には、アメリカの大手ライドシェア企業Uberが参入したことがあります。
一例を挙げると、外食チェーン大手のマクドナルドは独自のデリバリーサービス「マックデリバリー」を手掛けるとともに、2017年6月からUberと提携して「UberEATS」を導入しています。
「UberEATS」とは、多くのお店のデリバリーサービスを注文することができるスマホアプリで、マクドナルドやケンタッキーなどの大手チェーン店から個人店まで多くの料理店が登録されています。
「UberEATS」で注文した料理の配達は、その料理店が行うのではなく、「UberEATS」に登録したドライバーが行います。
店舗側は料理を用意するだけで自前の配送員を用意する必要がなく、手軽にデリバリーサービスを開始できる点から注目が集まっています。
Uberは、本業のライドシェア事業は白タクとして規制されているため、日本で中々存在感を発揮できていませんが、デリバリーサービスにおいては大きな影響力を発揮し始めているのです。
★注目ポイント1 |
フードデリバリー市場は、堅調に成長を続ける外食市場の中でも急成長セクターとなっている。特に、Uberの参入によって、シェアリングデリバリーが急速に普及している。 |
2.デリバリー関連銘柄の推移
2-1.フードデリバリー関連銘柄の代名詞!【2484】出前館
フードデリバリーサービス「出前館」を運営する【2484】出前館は、フードデリバリー関連銘柄の代名詞的な銘柄です。マーケットにおいては、フードデリバリー関連銘柄=出前館と言っても過言ではありません。
なお同社は2019年11月29日付で「夢の街創造委員会」から「出前館」へと社名変更しています。
同社の株価は、2020年1月初めには1,105円を付けていましたが、コロナショックでは3月13日に524円まで売られました。
つまり2月や3月の段階では、まだ出前館には大きな注目が集まっていなかったことが分かります。
しかし、その後は緊急事態宣言が出されたことなどから出前館がニュースでもたびたび取り上げられるようにもなり急伸。
5ヶ月近くに渡る上昇トレンドとなっており、8月11日には1,992円まで上昇しています。
新型コロナ相場での安値から高値までの最大上昇率は3.80倍(+280%)です。
なお、2020年6月26日に発表した20年8月期第3四半期決算では、積極的な事業展開が負担となり営業赤字に転落しています。
とはいえ、成長が期待される企業であることは間違いなく、赤字決算によって一時的に売られたものの、その後すぐに上昇に転じています。
2-2.デリバリーに強い外食株!【6082】ライドオンエクスプレスホールディングス
寿司「銀のさら」や釜飯「釜寅」を展開する【6082】ライドオンエクスプレスホールディングスは、宅配に強い外食株として注目されるフードデリバリー関連銘柄です。
同社は、宅配寿司「銀のさら」や宅配御膳「釜寅」、宅配寿司「すし上等!」を展開しているほか、他社の飲食物を届けるフードデリバリーサービス「ファインダイン」も手掛けています。
同社の株価は、2020年1月初めには2,140円を付けていましたが、コロナショックでは3月13日に880円まで暴落。
その後は大きく上昇しており、8月4日には2,660円まで上げています。
2020年の安値から高値までの最大上昇率は3.02倍(+202%)です。
出前館と比べてしまうと、どうしても流動性やボラティリティーは劣るものの、フードデリバリー関連銘柄としては出前館に次いで投資家に注目されている銘柄と言ってよいでしょう。
★注目ポイント2 |
デリバリー関連銘柄は、この1年で多くの銘柄が大きな上昇を遂げている。 |
3.主要デリバリー関連銘柄チェックリスト
デリバリー関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2412】ベネフィットワン | 3,225円 | グルメサイト「食べタイム」 |
【2440】ぐるナビ | 867円 | デリバリー総合サイト「ぐるなびデリバリー」 |
【2484】夢の街創造委員会 | 2,915円 | 日本最大の出前仲介サイト「出前館」を運営 |
【2702】日本マクドナルドホールディングス | 5,190円 | デリバリーサービス「マックデリバリー」、「UberEATS」に登録 |
【3197】すかいらーく | 1,627円 | ガスト、バーミヤン、ジョナサンのフード宅配サービス |
【3397】トリドール | 2,445円 | 「出前館」で「丸亀製麺」のデリバリーサービス |
【3938】LINE | 5,180円 | デリバリーサービス「LINEデリマ」 |
【4755】楽天 | 776.6円 | 出前注文サイト「楽天デリバリー」 |
【6082】ライドオンエクスプレスホールディングス | 1,807円 | 宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」、宅配寿司「すし上等!」 |
【7630】壱番屋 | 4,785円 | 「出前館」で「CoCo壱番屋」のデリバリーサービス |
【8153】モスフードサービス | 3,175円 | デリバリーサービス「お届けサービス」 |
【8200】リンガーハット | 2,387円 | 「出前館」で「リンガーハット」のデリバリーサービス |
【9437】NTTドコモ | 2,901円 | デリバリーサービス「dデリバリー」 |
【9861】吉野家ホールディングス | 1,896円 | デリバリーサービス「まとめてデリバリー」 |
【9873】日本KFCホールディングス | 1,993円 | デリバリーサービス「お届けケンタッキー」 |
※株価は2018年7月27日終値で算出
★注目ポイント3 |
デリバリー関連銘柄を抽出してみると、デリバリーサービスを提供しているIT企業とデリバリー事業に力を入れる外食銘柄とに分かれる。 |
4.デリバリー関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったデリバリー関連より上位3銘柄を発表致します。
※2017年7月27日~2018年7月27日の1年で算出
4-1.第1位【2484】夢の街創造委員会
上昇率 | 2.53倍(安値:1,181円 → 高値:2,998円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 63.08(やや買われている) |
4-2.第2位【6082】ライドオンエクスプレスホールディングス
上昇率 | 2.38倍(安値:910円 → 高値:2,174円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 40.28(やや売られている) |
4-3.第3位【2412】ベネフィットワン
上昇率 | 1.68倍(安値:1,981円 → 高値:3,330円) |
市場 | 東証二部 |
RSI | 73.96(買われ過ぎ) |
※RSIは2018年7月27日終値より算出
★注目ポイント4 |
関連銘柄全体でみても上昇率トップは、約6年間で60倍の株価上昇を見せた【2484】夢の街創造委員会。デリバリー関連銘柄の本命として今後の動きにも注目していきたい。 |
5.まとめ
夢の街創造委員会やライドオンエクスプレスホールディングスなどのデリバリー関連銘柄は、この1年で大きな上昇を遂げています。
単身世帯の増加には歯止めが掛かっておらず、また共働き家庭も急増していることから、ライフスタイルの変化を背景に外食産業は更なる成長を遂げると期待されます。
また新型コロナウィルスの影響により、出前の需要が大きく上がりました。
それらのことからも、デリバリー関連のニュースにはアンテナを張り、関連銘柄の動向も合わせてチェックしておきましょう。
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