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今回スポットを当てるのは、どんな相場でもある「強い銘柄」
強い銘柄というのは、基本、相場環境に左右されずに上昇トレンドを推移しやすいので、魅力的な銘柄が多いです。
リスクも相応に大きいですが、収益機会はそのリスクを補って余るほど多くなり、利益の源泉となる銘柄になります。
そんな強い銘柄の特徴や探し方についてまとめましたので、ポイントを抑えておきましょう!
1.強い銘柄とは
「強い銘柄」とは、具体的にどのような銘柄なのでしょうか。
1-1.強い銘柄の特徴4点
「強い銘柄」と言いますが、具体的にどのような銘柄が強い銘柄なのか、いくつかのポイントを見ていきましょう。
- 相場環境に左右されずに上昇している
日経平均(全体相場)が下げていても、個別銘柄としては上昇している銘柄は強い銘柄であると言えます。そのような強い銘柄は、日経平均が上昇したら更に買われて一段高となる傾向があります。
- 出来高を伴って高値を更新し続けている
チャート上で高値を更新し続けていることも強い銘柄の特徴と言えます。特に、出来高の上昇を伴って高値を更新している銘柄は、更なる高値更新をすることが期待されます。
- 押し目を付けない
上昇してからいったん下げた所で買う、いわゆる「押し目を拾う」ことの重要性が強調されることは多いですが、本当に強い銘柄は押し目もほとんど付けずに一方的に上昇していくことが多いのが特徴です。
- 関連する他のテーマ株も上昇している
トレンドフォロー(順張り)で利益を出すためには「最強のセクターの最強の銘柄を買うべきである」と言われます。強い銘柄は、その銘柄単体ではなく、他のセクターやテーマ株も一緒に上昇していることが多くなります。
1-2.【4588】オンコリスバイオファーマのチャートで確認
それでは「強い銘柄」について、直近3ヶ月で強かった銘柄のチャートで実際に見ていきましょう。
2018年10月から12月に掛けては、米中貿易摩擦懸念から世界的な株安となり、日経平均もその余波を受けて大きく下落しました。しかし、東証が全面安となっていたこの時期にも、強い銘柄はちゃんと存在していたのです。
創薬ベンチャーの【4588】オンコリスバイオファーマは、この3ヶ月で最も強かった銘柄の一つです。
同社の株価は、2018年10月終わりには539円を付けていましたが、この3ヶ月で大きく上昇しており、2019年1月には1,524円まで上昇しました。
米中貿易摩擦で世界中の有力株が軒並み大きく下落する中で、3ヶ月で3倍近い上昇となっていたのです。
オンコリスの直近の日足チャートを見ると、見事な上昇トレンドを描いていることが見てとれます。特に、本格的な上昇が始まった12月3日には、移動平均線が短い順(5日、25日、75日)に上から並んでいます。これは「パーフェクトエントリー」と呼ばれる形で、その銘柄が強いことを示すサインであることが知られています。
また、本格的な上昇が始まった12月以降には出来高も急増していることも、強いことを示すサインです。そして、オンコリスが強い銘柄であることを決定付けるのは、オンコリスと同じセクターの【4592】サンバイオも同じ期間に大きな上昇になっている点です。
★注目ポイント1 |
強い銘柄の特徴としては、「日経平均に関わらず個別で上昇している」「出来高を伴って高値を更新している」「他のセクターの銘柄も上昇している」ことなどが挙げられる。 |
2.強い銘柄を実際の銘柄でおさらい
実際の銘柄で強い銘柄を更に見ていきましょう。
2-1.【2928】ライザップ
減量ジム「ライザップ」がブームになったことで大きく買われた【2928】ライザップを見ていきましょう。
ライザップが明確に「強い銘柄」となったと言えるのは2017年6月です。
この月には、それまで抵抗線として抜けなかった270-300円のレンジを抜けて、新高値を付けました。レンジを抜けると同時に、大きな出来高を付けての新高値達成となりました。ライザップはここから怒涛の上昇を続け、2017年11月には1,545円まで上昇。わずか半年で5倍の上昇となりました。
※株価は株式分割後の現在の値を基準に算出。
ライザップが5倍となったこの期間に、日経平均も約+14%の大きな上昇になっています。
全体相場が強かったことで、「強い銘柄」だったライザップにはより大きな資金が入って、短期間での暴騰になったと見てとれます。
また、この期間には、女性専用フィットネスクラブ「Curves」を展開する【2157】コシダカホールディングスも約2倍の上昇となっており、フィットネス関連銘柄全体が大きな上昇となっていたことが分かります。
2-2.【3990】UUUM
直近の2019年1月の「強い銘柄」としては、Youtuberマネジメントを手掛ける【3990】UUUMが挙げられます。
同社の株価は、2019年1月初めには4,100円を付けていましたが、1月中に+50%を超える大きな上昇となっており、1月末現在は6,000円を超える値で推移しています。UUUMが「強い銘柄」になったタイミングは1月15日です。この日、前日の決算発表で上方修正したことが好感されて大きく買われ、大きな出来高を伴って新高値を付けました。
また、UUUMが上場している東証マザーズ市場が上昇基調にあったことも大きなポイントだったと言えます。
この時期には日経平均も反発していますが、UUUMのような新興銘柄は日経平均よりも上場している新興市場(東証マザーズやジャスダック)の影響を受けることが多いです。
新興市場の銘柄から強い銘柄を探す際は、マザーズ指数や日経ジャスダック平均株価といった新興市場の指数に注目しておきましょう。
★注目ポイント2 |
どのような相場状況のときにも、強い銘柄は存在します。全体相場が強いと、強い銘柄はより大きく買われやすい特徴があります。 |
3.強い銘柄を探す
初心者でも実践できる強い銘柄を探す方法を見ていきましょう。
3-1.強い銘柄を探すにはここをチェック!
最も簡単な方法は、ランキングを使って探す方法です。特に、Yahoo!ファイナンスなどで提供されている「売買代金ランキング」を使って探す方法がおすすめです。
「強い銘柄」を手掛ける際には流動性が非常に重要なポイントになります。
仮に大きく上昇しているとしても、流動性(売買代金)が小さい銘柄はいざとなったら逃げられない(損切りできない)リスクが高いため手を出すのはおすすめできません。
そのため、「売買代金ランキング」上位の銘柄から強い銘柄を探す方法がおすすめと言えます。
具体的には、売買代金ランキング上位の銘柄を順に見ていき、「大きな出来高増を伴って、高値を更新している(もしくは1日で大きく上昇している)銘柄」を探していきます。
また、そのような強い銘柄を見つけたらニュースなどをチェックして、大きく上昇した材料や関連銘柄についても調べておくといいでしょう。
これを10日ほど続けるだけで、「いまマーケットで強い銘柄や強いセクターは何か?」ということが分かってきます。
3-2.強い銘柄には注意すべき点も
「いまマーケットで強い銘柄や強いセクターは何か?」が分かっても、それだけで利益が出せるほどマーケットは甘くはないというのが現実です。
特に、超短期での急激な動きはリスクも非常に大きく、プロのデイトレーダーでもない限り、下手に手を出すべきではありません。
また、「今は強い銘柄」だったとしても、いつかは大きな売りが入り弱い銘柄に転換する可能性があるからです。
例えば、前述したライザップは一時は1,545円の高値まで上昇しましたが、その後はこの高値を一度も超えることなく、現在は300円前後まで大暴落しています。強い銘柄で利益を出すために必要となるのが、エントリーの規律となるマイルールと、マイルールを頑なに守る規律・メンタルです。
リスクをコントロールして、自身のマイルールに従う規律を持てば、強い銘柄は利益の源泉となってくれる可能性が高いでしょう。
★注目ポイント3 |
強い銘柄は、売買代金ランキングから出来高を伴って新高値を付けている銘柄を探すと見つけやすい。強い銘柄を手掛ける際にはマイルールに従うことが重要。 |
4.まとめ
今回は、強い銘柄について見てきました。
強い銘柄の特徴を何点か挙げましたが、2018年にこの条件が当てはまった銘柄としては、AI関連銘柄の【3906】ALBERTがあります。
テンバガー(10倍)も達成し、非常に強い銘柄となっていました。
つまり、最も買われている最強のセクターの中でも、最も上昇している最強の銘柄を買うことがポイントになると思われます。
また、「いま、マーケットで最も強いセクター(テーマ)、最も強い銘柄は何か?」を常に考えておくことは、投資において最も重要な習慣の一つだと言えますので、銘柄の動向と共に意識していきましょう。
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