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ロボアドバイザーサービス最大手であるウェルスナビのIPOに大きな注目が集まっています。
AIに資産運用を委託できるロボアドバイザーサービスは、人生100年時代に大きな需要が期待できるフィンテックサービスです。
マネーフォワードやフリーなど、フィンテックサービスを提供する新興銘柄のIPOは大成功が続いていることからも、ウェルスナビのIPOも大成功する可能性が高いものと期待されます。
ウェルスナビのIPO観測情報に注目していきましょう!
1.ウェルスナビのIPOに期待
ロボアドバイザーサービス最大手ウェルスナビのIPOに期待が高まっています。
1-1.ウェルスナビとは?
ウェルスナビが手掛ける「ロボアドバイザー」とは、いくつかの質問に答えるだけで資産運用をAIに委託できる新しい金融サービスです。
株式投資や投資信託で資産運用したくても、ある程度の金融リテラシーがなければ難しいというのが実態です。
ロボアドバイザーサービスなら、「どのような運用をしたいのか?」という質問に答えるだけで、AIに銘柄選びから運用方法まで資産運用の全てを委託することが可能となります。
ウェルスナビでは、5段階のリスク許容度をただ選ぶだけで、「長期・積立・分散」の資産運用を全自動で行うことができます。
また手数料も年率1.00%と、投資信託と比べても低水準です。
金融庁が人生100年時代の老後には2,000万円以上の資産が必要であると発表したことも背景に、ロボアドバイザーサービスは急速に普及しています。
2019年12月23日時点で、ウェルスナビの預かり資産は2,000億円、口座数は26万口座を突破。ウェルスナビはロボアドバイザー最大手となっており、ロボアドバイザーの代名詞となっています。
1-2.ウェルスナビのIPO観測情報は?
ウェルスナビは、人生100年時代に需要が高まるフィンテック企業としてIPOへ期待が高まっています。
ただ2020年1月現在、ウェルスナビのIPO観測情報は出ていないようです。
とはいえ、ウェルスナビは積極的な資金調達を行っていることから、いつIPOが発表されても不思議ではありません。
ウェルスナビは直近の2019年11月にも、ソニーフィナンシャルベンチャーズとグローバルブレインが共同で設立したSFV・GB投資事業有限責任組合やみずほキャピタルを引受先とした第三者割当増資によって、約41億円の資金調達を行っています。
この資金調達は開発体制の強化、経営基盤の拡充、マーケティング推進を目的としたもので、2015年4月の創業からの資金調達額は総額約148億円です。
ロボアドバイザーサービスはこの時代に即した資産運用方法であるものの、まだ認知度が低いことが実態です。
このためウェルスナビは近年マーケティングや広告に力を入れており、2019年10月からは唐沢寿明さんを起用したテレビCMを開始し、SBI証券と提携した「WealthNavi for SBI証券」を提供するなどしています。
ウェルスナビのIPO観測情報にはアンテナを張っておきましょう。
★注目ポイント1 |
・ウェルスナビはAI自動運用サービス「ロボアドバイザー」の最大手企業 ・ウェルスナビはマーケティング・広告のための資金調達を実施しており、IPOを発表してもおかしくない |
2.ウェルスナビIPO関連銘柄の推移
ウェルスナビのIPOで特に抑えておきたい注目銘柄を見ていきましょう。
2-1.ウェルスナビと提携!【8473】SBIホールディングス
SBI証券や住信SBIネット銀行などで知られる金融サービス大手の【8473】SBIホールディングスは、ウェルスナビと最も関係が深い銘柄と言えます。
ウェルスナビとSBIホールディングスは業務提携を進めており、「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」の預かり資産は200億円、「WealthNavi for SBI証券」の預かり資産は400億円を突破しています。
ウェルスナビの預かり資産2,000億円の内3分の1ほどは、SBIネット銀行・SBI証券との提携がもたらしたものです。
SBIホールディングスの株価は、この1年間は2,500円台前後で横ばいが続いています。
ただ、SBIホールディングスはウェルスナビとの関係が最も深い企業ですが、事業規模が余りにも大きいため、ウェルスナビがIPOしたとしてもSBIホールディングスの株価に与える影響はほとんどないものと考えられます。
2-2.ウェルスナビIPOの参考になる!?【3994】マネーフォワード、【4478】フリー
家計簿アプリ「マネーフォワードME」やクラウド会計ソフト「MFクラウド会計」などを手掛ける【3994】マネーフォワードは、同じフィンテック企業としてウェルスナビのIPOで参考になるかもしれない銘柄です。
マネーフォワードは2017年9月にIPOしましたが、このときの公開価格は1,550円、初値は公開価格の約2倍となる3,000円を付けました。
2020年1月現在は5,000円以上で推移しています。
また同じくウェルスナビIPOの参考になりそうなフィンテック企業としては、会計クラウドサービス「会計freee」を提供する【4478】フリーがあります。
フリーは2019年12月にIPOしましたが、公開価格2,000円に対して、初値は2,500円を付けました。
新規上場後も上昇を続けており、IPOから1ヶ月となる2020年1月には3,300円前後で推移しています。
★注目ポイント1 |
・SBIホールディングスはウェルスナビと関係が深い銘柄だが、ウェルスナビの動向が株価に影響を及ぼすとは期待できない ・新興フィンテック企業のマネーフォワード、フリーのIPOが好調だったことからも、ウェルスナビのIPOには期待が高まる |
3.ウェルスナビ関連銘柄リスト
【8332】横浜銀行 | 「WealthNavi for 横浜銀行」 |
【8473】SBI | 「WealthNavi for 住信SBIネット銀行」「WealthNavi for SBI証券」 |
【8570】イオンフィナンシャルサービス | WealthNavi for イオン銀行 |
【8729】ソニーフィナンシャルホールディングス | 「WealthNavi for ソニー銀行」 |
【8766】東京海上 | 「WealthNavi for 東京海上日動」 |
【9007】小田急電鉄 | 「WealthNavi for ODAKYU」 |
【9202】ANA | 「WealthNavi for ANA」 |
【3994】マネーフォワード | 家計簿アプリ「マネーフォワードME」、IPO参考銘柄 |
【4478】フリー | 会計クラウドサービス「会計freee」、IPO参考銘柄 |
4.まとめ
ウェルスナビが提供するロボアドバイザーは、金融リテラシーがなくても資産運用ができる金融サービスであることから、人生100年時代に強いフィンテックサービスとして期待されます。
ウェルスナビはSBI証券や住信SBIネット銀行、ソニー銀行などと提携していますが、これらの提携企業は大企業が多いため、ウェルスナビのIPOが株価に寄与することはないと思われます。
このため、投資家のウェルスナビへの期待は関連銘柄ではなく、ウェルスナビのIPO一本に絞られていると言えそうです。
個人向けフィンテックサービスを手掛けるIPOとしてはマネーフォワードとフリーが大成功している実績があるため、ウェルスナビのIPOにも期待できます。
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