必読必須の厳選3記事
新型コロナウィルスの感染防止対策として、接触せずに生活するタッチレスが広まっています。
特にセンサーや顔認証技術、AIなどを使ったタッチレス製品や技術を手掛けている企業は、タッチレス関連株としてマーケットで注目されるかもしれません。
タッチレス関連株は、センサーや顔認証技術などIoT領域で日本企業が強みとする分野であるため、IoT関連の注目テーマでもあります。
タッチレス関連株に注目していきましょう!
1.タッチレス関連株とは?
新型コロナウィルスの感染防止対策として、タッチレスに注目が集まっています。
1-1.タッチレス関連株とは?
タッチレスは、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐ取り組みの中で広まっており、誰にでもできる日常生活の工夫から、AIやセンサーを使った最新テクノロジーを使った取り組みまでさまざまです。
新型コロナウィルスの接触感染への対策としては、アルコール消毒液が有効であることが知られていますが、アルコール消毒液は品薄が続いており、いくら消毒したとしても消毒前に感染リスクがあることは避けられません。
そもそも感染リスクがあるドアノブやボタンに接触しなければ、感染リスクそのものを劇的に抑えることが可能です。
今回注目するタッチレス関連株は、タッチレス(非接触)を可能にする製品や技術を手掛けている銘柄が中心となってきます。
1-2.タッチレス関連株とは具体的には?
タッチレス関連株として、具体的にどのような製品や技術が注目されているのかをいくつか抑えておきましょう。
【6501】日立製作所は、ビルやマンション内で手を触れずに移動できる「建物丸ごとタッチレス」サービスを展開しています。顔認証技術やITタグを活用することによって、玄関からセキュリティーゲート、エレベーターまでタッチレスで移動できるとのことです。
エレベーター大手の【6406】フジテックは、赤外線センサーを使って、ボタンに手をかざすだけでタッチレス操作できるエレベーターの販売を開始しています。
また乗り場でエレベーターの混雑状況が表示される機能も搭載し、ソーシャルディスタンスにも対応しているとのことです。
タッチレスのカギとなるのはセンサーや顔認証技術ですが、これらの技術は日本企業が得意としていることで知られる領域です。
AIや5Gでは世界的影響力を持つ日本企業は残念ながらほとんどありませんが、IoT領域のセンサーや顔認証技術は日本企業が世界でも影響力を持つ分野です。
タッチレス関連株は、まだ登場したばかりのテーマであるため、実際にマーケットで注目されるかどうかは未知数です。
ただタッチレスを実現するセンサーや顔認証技術は、IoT領域でマーケットでも長期的に注目されているテーマであるため、仮にタッチレス関連株が注目されなくてもIoT関連で買われることが期待されます。
★注目ポイント1 |
・新型コロナウィルスの感染防止対策としてタッチレス(非接触)が広まっている。 ・タッチレス関連株は、センサーや顔認証技術といった日本企業が得意としている製品や技術を展開している銘柄に注目。 |
2.タッチレス関連株が上昇する理由と過去に上がった銘柄
2020年のタッチレス関連株の株価動向を見ていきましょう。
2-1.顔認証技術世界トップ!【6701】NEC
【6701】NECは、顔認証技術で世界一の技術力を持つことで知られており、タッチレス関連株の代表的な銘柄と言ってよいでしょう。
同社の株価は、2020年1月初めには4,475円を付けており、1月末には5,180円にまで上昇。コロナショックによる世界株安で3,180円まで下げましたが、その後は反発し、6月には5,000円以上の水準にまで戻しています。
コロナショックによる株安を戻してはいますが、新型コロナ相場で特に大きく買われているとまでは言えません。
顔認証技術関連では、マスク着用でも本人認証が可能な新ウォークスルー型顔認証システムを発表した【6457】グローリー、新型コロナウィルス対応を強化した顔認証ソリューションを発表した【4814】ネクストウェアも、コロナショック後の反発局面でそこまで大きく戻しているとは言えません。
現時点では、顔認証技術関連は新型コロナ相場でそこまで大きく注目されてはいないようです。
2-2.タッチレス操作エレベーターを発表!【6406】フジテック
エレベーター大手の【6406】フジテックは、タッチレス操作できるエレベーターの販売を開始したことからも、タッチレス関連株に数えられます。
同社は2020年4月1日から販売を開始した標準型マシンルームレス・エレベーター「エクシオール」に、手をかざして操作できる「非接触呼び登録」や「抗菌ボタン」などの機能をラインアップしました。
同社の株価は2020年1月初めには1,739円を付けており、1月24日には1,866円まで上げて上場来高値を更新しました。
コロナショックでは1,177円まで大きく下げるも、その後は反発。6月現在は1,700円まで戻しています。ただ、戻しているものの、新型コロナ相場で積極的に買われているとまでは言えません。
タッチレス関連株は、タッチレス関連ニュースで一時的には買われるものの、そこまで大きく注目されているテーマになっているとは言えないようです。
★注目ポイント2 |
・タッチレス関連株は、新型コロナ相場で大きく買われているテーマにはなっていない。 |
3.タッチレス関連株リスト
3-1.タッチレス関連銘柄リスト
銘柄 | 主なサービス |
【2468】フュートレック | 音声認識関連銘柄 |
【3773】アドバンスト・メディア | 音声認識関連銘柄 |
【3858】ユビキタス AIコーポレーション | 非接触ヒューマン・マシン・インターフェース「MagiaTouch」 |
【4814】ネクストウェア | 新型コロナウィルス対応を強化した顔認証ソリューション |
【6406】フジテック | タッチレス操作できるエレベーター |
【6457】グローリー | マスク着用でも本人認証が可能な新ウォークスルー型顔認証システム |
【6501】日立製作所 | 「建物丸ごとタッチレス」サービス |
【6701】NEC | 顔認証技術世界トップ企業 |
【6770】アルプスアルパイン | タッチレス操作パネルの製品化を目指す |
【6914】オプテックスグループ | 非接触スイッチ「CleanSwitch」 |
4.オススメのタッチレス関連株3選!
おすすめのタッチレス関連株を3銘柄抑えておきましょう。
【6701】NEC
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 通信設備国内トップ。顔認証技術にも注目。 |
NECは、顔認証技術で世界一であることが知られており、タッチレス関連株としても注目の銘柄です。
国内IT投資が活発化していることから業績は絶好調であり、2020年3月期決算では純利益が史上初めて1,000億円を超え、23年ぶりに過去最高を更新したと発表しました。株価も直近10年間で最高値水準まで戻っています。
【4814】ネクストウェア
市場 | 東証ジャスダック |
企業概要 | ウェブコンサルティングが柱。顔認証やブロックチェーンにも力を入れる。 |
ネクストウェアは、顔認証に力を入れており、新型コロナウィルス対応を強化した顔認証ソリューションを発表していることからも、タッチレス関連株として注目の銘柄です。
価格帯は200円台の低位株となっており、顔認証関連の低位株として急騰することも期待されます。
【3858】ユビキタス AIコーポレーション
市場 | 東証ジャスダック |
企業概要 | 組み込みソフトの開発やIoT関連ソリューションを手掛ける。 |
ユビキタス AIコーポレーションは、イスラエルのJungo Connectivity社が開発した非接触ヒューマン・マシン・インターフェース「MagiaTouch」の提供を開始していることから、タッチレス関連株として注目の銘柄です。
株価も低位株領域とまではいかないものの低価格帯であるため、急騰する可能性は十分にあります。
4.まとめ
タッチレス関連株は、NECやフジテックなど長期的に株価が好調な銘柄は多いものの、新型コロナ相場で特に大きく買われているテーマ株になっているとは言えません。
タッチレスを実現するカギとなる顔認証技術やセンサーは、IoTで日本企業が強みとする分野であるため、タッチレス関連株が注目されなくてもIoTで注目される可能性も期待できます。
新型コロナウィルスのワクチン・治療薬の開発が難航すると、第二波も懸念されてくるため、「新しい生活様式」の中でタッチレスは感染防止において重要になることは間違いありません。
2020年6月時点の新型コロナ相場では、タッチレス関連株はまだ注目されているとは言えませんが、今後、資金が流入してくる可能性は十分にあるものと考えられます。
タッチレスに関するニュースにはアンテナを張っておき、タッチレス関連株の動向は要チェックしておきましょう!
厳選テンバガー狙いの3銘柄を無料で!
分析者が精査済みの短期急騰期待が出来る低リスク3銘柄情報を先行配信しております。
サポート体制には自信があり、銘柄相談も無料にて承っておりますので是非ご活用下さい。厳選3銘柄も先行配信しております。