有機EL関連銘柄は材料・部材を手掛ける銘柄が強い!脱液晶トレンドで注目の銘柄を抑えておこう。

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ケミプロ化成は+37%!保土谷化学工業は+53%!フルヤ金属は+137%!

テレビのディスプレイからスマホのパネルに至るまで、液晶から有機ELへの流れが加速しており、マーケットでも有機EL関連銘柄への注目が高まっています。

有機ELテレビなどでは韓国メーカーや中国メーカーが先行していますが、日本企業は有機EL材料・部材では非常に強く、有機EL関連銘柄としては有機EL材料・部材を手掛けている銘柄に資金が集まっています。

有機EL関連銘柄に注目していきましょう!

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1.有機EL関連銘柄とは?

 

液晶から有機ELへの流れが加速していることから、有機EL関連銘柄に注目が集まっています。

1-1.有機ELとは?

有機ELとは「有機エレクトロルミネッセンス(Electro-Luminescence)」の略称で、発行を伴う物理現象のことを指します。

この物理現象を利用した有機発光ダイオードや発光ポリマーと呼ばれる製品が、家電製品などで有機ELと呼ばれています。

現在最も身近にある有機ELを使った製品としては、有機ELテレビが挙げられるでしょう。

有機ELはバックライトや発光に必要な放電スペースが不要になるため、液晶に比べて非常に薄く作ることができる点がメリットです。

ただ有機ELは液晶に比べて価格がまだ高く、画面の焼き付きや低寿命といったデメリットも抱えています。

有機ELは次世代ディスプレイとして期待されており、ディスプレイ業界において成長セクターとなっています。

アメリカのDisplay Supply Chain Consultants(DSCC)によると、有機EL材料市場は2023年まで年平均成長率16%で成長し、2018年時点で10.4億ドルの市場規模が、2023年には21.3億ドル規模にまで拡大するとのことです。

ただ有機ELテレビなどでは、LG電子やサムスン電子などの韓国メーカーや中国メーカーが先行しており、日本企業は苦戦しています。

日本メーカーからも有機ELテレビは発売されていますが、その多くは韓国メーカーのOEMというのが実態です。

一方、有機EL材料においては、日本企業は非常に強く、有機EL材料で世界トップシェアを誇る【5019】出光興産や、有機EL燐光材向け材料であるイリジウム化合物で世界シェア9割の【7826】フルヤ金属などが目立ちます。

1-2.Appleが全てのiPhoneに有機ELパネルを採用!?

2020年7月7日付の日本経済新聞 電子版で、アメリカのAppleが2020年後半に発売する「iPhone」の全新機種に有機ELパネルを採用する見通しであると報じられました。

Appleはこれまで、液晶パネルと有機ELパネルを併用していましたが、韓国のサムスン電子など競合他社が有機ELパネル搭載機種を増やしていることから方針転換するとのことです。

液晶需要最大手とも言えるAppleが、液晶から有機ELに全面的に切り替えることで、パネル産業全体で構造展開に繋がる動きが加速するものと見られます。

日本企業も世界的な脱液晶の中で、有機ELへ力を入れる動きが目立っており、液晶大手の【6740】ジャパンディスプレイは、2022年から有機ELパネルの量産化を進める見通しであるとのことです。

ただ、有機ELディスプレイや有機ELパネルといった領域では、先行している韓国メーカーや中国メーカーに追い付くのは非常に厳しい状況であることから、日本株の有機EL関連銘柄としては、有機EL部材・部品を手掛ける銘柄が中心となりそうです。

★注目ポイント1

・Appleが2020年後半から「iPhone」の全新機種に有機ELパネルを採用するなど、液晶から有機ELへの流れが加速している。
・日本株の有機EL関連銘柄としては、有機EL部材・部品を手掛ける銘柄に注目!

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2.有機EL関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

 

直近1年間の有機EL関連銘柄の動向を抑えておきましょう。

2-1.イリジウム化合物の世界シェア9割!【7826】フルヤ金属

イリジウムルツボやガラス溶解用プラチナ製品を手掛ける【7826】フルヤ金属は、東証を代表する有機EL関連銘柄です。

同社は、有機EL燐光材向け材料であるイリジウム化合物の世界シェア9割を誇ることで知られており、経済産業省の2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」にも選ばれています。

同社の株価は、2019年7月初めには3,365円を付けていました。この1年間はコロナショックを除いてほぼ一貫した上昇トレンドを描いており、2020年7月には7,980円まで上昇しています。

この1年で最大+137%の高い上昇率を記録しており、有機EL関連銘柄ではこの1年で最も大きく上昇した銘柄です。

2-2.有機EL材料を手掛ける!【4960】ケミプロ化成

2020年7月7日付の日本経済新聞 電子版で、AppleがiPhoneの全新機種に有機ELパネルを採用すると報じられましたが、このニュースを受けて最も反応した有機EL関連銘柄は【4960】ケミプロ化成です。

【4960】ケミプロ化成は、紫外線吸収剤最大手で、酸化防止剤や防錆剤などにも強い化学メーカーですが、近年は有機EL材料に力を入れています。

Appleの有機ELパネル全面採用のニュースを受けて、2020年7月8日には前日終値の214円から+37%となる294円のストップ高となりました。

ただこの翌日以降は大きく下げており、7月17日大引け時点では234円となっています。

上記のニュースで短期的には急騰となりましたが、2019年7月→2020年7月でみると202円→234円と上げてはいるものの、Appleの有機EL採用ニュースがなければマイナスとなっていました。

同社は低位株の有機EL関連銘柄だったことから、Appleのニュースを受けて投機目的で上がったものと見られます。

上記2銘柄以外の有機EL関連銘柄としては、有機ELの長寿命化・高耐久化に欠かせない正孔輸送材を手掛ける化学メーカーの【4112】保土谷化学工業が年間+53%の上昇となっています。

★注目ポイント2
・有機EL燐光材向け材料のイリジウム化合物で世界トップシェアを誇る【7826】フルヤ金属は、この1年で大きく上昇した。

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3.有機EL関連銘柄リスト

 

注目のシステムインテグレーション関連銘柄リストを見ていきましょう。

3-1.注目のシステムインテグレーション関連銘柄を紹介

銘柄主なサービス
【4005】住友化学有機EL発光材料、高分子有機EL照明
【4112】保土谷化学工業有機ELの長寿命化・高耐久化に欠かせない正孔輸送材、電子輸送材
【4188】三菱ケミカルテレビ向け有機EL材料
【4960】ケミプロ化成有機EL材料
【4980】デクセリアルズ有機ELスマホに使われる異方性導電膜
【5019】出光興産青色発光素材など有機EL材料で世界トップシェア
【6740】ジャパンディスプレイ液晶大手、2022年から有機ELパネル生産予定
【6810】マクセル有機ELパネルの製造に使う「蒸着マスク」の量産
【6907】ジオマテック有機ELデバイス向け「FLAT ITO膜」
【7826】フルヤ金属有機EL燐光材向け材料・イリジウム化合物で世界トップシェア

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4.オススメの有機EL関連銘柄3選!

おすすめの有機EL関連銘柄を3銘柄抑えておきましょう。

【7826】フルヤ金属

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市場東証ジャスダック
企業概要イリジウムやプラチナ製品を手掛ける。有機EL材料で注目。

フルヤ金属は、有機EL燐光材向け材料のイリジウム化合物で世界シェア9割を誇っており、東証で最も注目されている有機EL関連銘柄と言って間違いないでしょう。

有機EL関連銘柄として必ず抑えておかなければいけない銘柄ですが、東証ジャスダック上場の新興銘柄であることには留意しておきましょう。

【4112】保土谷化学工業

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市場東証一部
企業概要プリンター向け材料などを手掛ける中堅化学メーカー。有機EL向けに注力。

保土谷化学工業は、有機ELの長寿命化・高耐久化に欠かせない正孔輸送材や電子輸送材を手掛けている有機EL関連銘柄です。

有機EL関連でたびたび物色される銘柄であり、東証一部銘柄でもあるため、有機EL関連銘柄の長期投資には最もおすすめしたい銘柄です。

【5019】出光興産

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市場東証一部
企業概要石油元売り大手。

出光興産は、青色発光素材などの有機EL材料で世界トップシェアを誇ります。

有機EL関連銘柄ですが、やはり出光興産というと石油元売り事業が柱であり、事業規模からして有機EL材料が株価に寄与することにはあまり期待はできません。

日経平均構成銘柄でもありますが、株価はこの2年弱で3分の1まで大きく下落しています。

さすがに下落し過ぎであることから「有機EL材料を手掛けている大型株」として長期投資しておくのもアリでしょう。

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5.まとめ

有機ELディスプレイや有機ELパネルでは、韓国メーカーや中国メーカーが先行していますが、日本企業は有機EL部材・部品において強みを発揮しています。

株式市場においても、有機EL関連銘柄としては、有機EL部材・部品を手掛ける銘柄に資金が入っており、【7826】フルヤ金属と【4112】保土谷化学工業はこの1年で大きく上昇しています。

AppleがiPhoneの全新機種に有機ELを全面採用すると報じられており、今後も液晶から有機ELへの流れが加速していくことはほぼ確実な情勢です。

今後も日本市場の有機EL関連銘柄としては、有機EL部材・部品を手掛ける銘柄を中心に物色される展開は変わらないものと見られます。

有機ELに関するニュースにはアンテナを張っておき、有機EL部材・部品を中心とした有機EL関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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