ドライブレコーダー関連銘柄!あおり運転対策で市場拡大は必至。注目銘柄を要チェック!

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【6632】ケンウッド株価+140%!【3352】バッファロー 株価+200%!

自動車性能の向上や安全意識の高まりから、2018年の交通死亡事故は過去最少の3,532人となっており、社会全体では交通事故は減少傾向にあります。

ただ、その一方で、悪質なあおり運転による事件も発生しており、2019年8月10日に常磐自動車道で起きたあおり運転を発端とする暴行事件は大きなニュースとして取り上げられました。

同事件が大きな注目を集めることになったのは、ドライブレコーダーに記録されていた映像がショッキングなものであったためです。

今回は活躍が目覚ましいドライブレコーダー関連銘柄について解説していきます。

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1.ドライブレコーダーの需要が急増中!

自動車に相次ぐ交通トラブルから身を守ろうと、ドライブレコーダーへの関心が高まっています。

1-1.ドライブレコーダーとは

ドライブレコーダーとは
映像や音声を記録する自動車用車載機器のこと。(通称:ドラレコ)
近年では位置情報や速度、ウインカー・ブレーキ操作まで記録できる高機能なドライブレコーダーも人気で、事故の原因追究や抑止効果が期待されています。
 
ドライブレコーダーの認知度が上がり、需要が急増するきっかけとなったのは、2016年1月に起きた長野のスキーバス事故
 
また、その後も東名高速道路にて反対車線から車が観光バスに飛び込んでくる事故や、あおり運転の末に夫婦を死亡させてしまった事件などが後を絶ちません。
 
国土交通省は2017年12月、相次ぐ交通トラブルを受けて貸し切りバスへのドライブレコーダー搭載を義務付けました
 
2019年までには全ての貸し切りバス登録車に搭載が義務付けられることから、ドライブレコーダー特需が生まれています。
 
2018年3月には、自動運転の実現に向けてドライブレコーダー搭載の義務化を検討するなど、バスだけでなく一般の自動車にも普及する見込みです。
 

1-2.ドライブレコーダーのメリット・デメリット

消費者にとってドライブレコーダー最大のメリットは、万が一事故を起こした際に自身を守ることができる点です。
 
第三者の目撃情報が無ければ双方に食い違いが生じてしまうこともありますが、ドライブレコーダーの映像が残っていれば原因追及がスムーズに行われます。
 
これは、反対に自分が不利となってしまうケースも考えられます。
 
映像が残るということは居眠りやよそ見運転なども特定されるため、唯一のデメリットにもなり得ますが、言い換えると安全運転の意識向上に繋がると期待できるのです。
 
そのほか当たり屋対策や盗難防止など様々な抑止効果が期待できるため、ドライブレコーダーを搭載するメリットは非常に大きいと言えます。
 
 

電子情報技術産業協会によると、ドライブレコーダーの国内出荷台数は2018年度には367万台となっており、この2年間で2.5倍に拡大しています。

特に、常磐自動車道での事件を受けてドライブレコーダーの販売台数は急増しており、今後もあおり運転対策としてドライブレコーダー市場が拡大することは確実と見られます。

また、神奈川県松田町や静岡県藤枝市、群馬県大泉町など、ドライブレコーダーの購入・設置に補助金を出している自治体も出てきており、ドライブレコーダーの導入は新たな交通安全対策となりそうです。

★注目ポイント1
 2018年3月にはバスだけでなく一般の自動車にもドライブレコーダー搭載の義務化を検討するなど、法整備の動向にも注目が集まっている。

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2.ドライブレコーダー関連銘柄の株価推移

2-1.ドライブレコーダー3強の一角!【6632】JVCケンウッド

 

カーオディオやカーナビを中心に手掛ける【6632】JVCケンウッドは、ドライブレコーダー関連銘柄を代表する銘柄です。

同社はドライブレコーダーにも強みを持ち、ドライブレコーダー3強の一角です。

全国の家電販売のPOSデータを集計した「BCNランキング」によると、2019年上半期のドライブレコーダーシェアは、コムテック29.8%、JVCケンウッド22.8%、ユピテル17.3%となっています。

ただコムテックとユピテルは非上場企業であるため、ドライブレコーダー3強の中で投資できるのはJVCケンウッドだけです。

同社の株価は、2019年初めには235円を付けていました。2019年に入ってからは上昇後に下落して横ばいとなっていましたが、8月に常磐自動車道で起きた交通事故をきっかけに急伸。

2019年10月には329円まで上げており、2019年の上昇率は最大+140%となっています。

2-2.オートバックスのフランチャイズ店を展開!【3352】バッファロー

 

オートバックスのフランチャイズ店を展開し、カー用品販売を手掛ける【3352】バッファローも、ドライブレコーダー関連銘柄として注目されます。

同社は、埼玉県を中心に、オートバックスと大型設備を備えた大型店舗スーパーオートバックスという2つの異なる店舗を展開しています。

なお、「バッファロー」というと、パソコン周辺機器を販売している同名の企業を思い浮かべる方も少なくないと思われますが、同名の別の企業となっています。

同社の株価は、2019年1月初めには846円を付けていました。2019年に入ってからジワジワと買われており、政府が高齢者専用の運転免許制度の創設を検討していると報じられたことから6月には1,700円まで急騰。

2019年の上昇率は最大+200%となっており、2019年10月現在も1,200円前後で推移しています。

★注目ポイント2
 自動車に関する事件や事故、法整備の進展などがドライブレコーダー関連銘柄の短期的な刺激になっていることが伺える。

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3.ドライブレコーダー関連銘柄チェックリスト

ドライブレコーダー関連銘柄より厳選の注目株をチェックしていきましょう。

銘柄主なサービス
【2666】オートウェーブ(★低位株)千葉地盤のカー用品店
【3190】ホットマン宮城地盤のカー用品店
【3352】バッファロー埼玉地盤のカー用品店
【3652】ディジタルメディアプロフェッショナルドライブレコーダーの自動解析サービスを提供
【6629】テクノホライゾン・ホールディングスドライブレコーダーを製造
【6632】JVCケンウッド(★低位株)ドライブレコーダーを製造
【6703】OKIドライブレコーダーの組込み制御システムを開発
【6707】サンケン電気ドライブレコーダーに使われるLSIを製造
【6769】ザインエレクトロニクスドライブレコーダーに使われるLSIを製造
【6775】TBグループ(★低位株)ドライブレコーダーのデジタル式運行記録計を製造
【6796】クラリオン(★低位株)業務用ドライブレコーダーを製造
【6840】AKIBAホールディングス(★低位株)ドライブレコーダーを製造
【6856】堀場製作所ドライブレコーダーを製造
【6916】アイ・オー・データ機器ドライブレコーダーを製造
【7297】カーメイト360度記録できるドライブレコーダーを製造

 

★注目ポイント3
 時価総額の小さい低位株が多いため、短期の利ザヤを狙った個人投資家の物色が向かう可能性があるので今後も注目。

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4.おすすめドライブレコーダー関連銘柄3選

おすすめのドライブレコーダー関連銘柄を3銘柄見ていきましょう。

【6632】JVCケンウッド

チャート画像
市場東証一部
企業概要映像・音響機器や車載用機器を手掛ける電機メーカー

ドライブレコーダー3強の一角であるJVCケンウッドは、ドライブレコーダー関連銘柄として外すことはできません。

東証一部上場の低位銘柄であるため必要資金が少なく済み、個人投資家であっても簡単に投資できる点も大きなメリットです。

【9832】オートバックスセブン

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市場東証一部
企業概要カー用品チェーン最大手「オートバックス」を展開

オートバックスのフランチャイズ店を展開する【3352】バッファローが急騰していますが、本家のオートバックスも抑えておきましょう。

オートバックスセブンは、東証一部上場銘柄でありディフェンシブ銘柄となっています。

オートバックス関連を物色する際には、安全を求めるなら【9832】オートバックスセブン、ハイリスク・ハイリターンを求めるなら【3352】バッファローとなります。

【7297】カーメイト

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市場東証ジャスダック
企業概要チャイルドシートなどに強みを持つ自動車用品メーカー

自動車用品メーカー大手のカーメイトも、ドライブレコーダー関連銘柄としてたびたび物色される銘柄です。

2019年8月の常磐自動車道でのあおり運転の際にも上昇しています。

ただ、ハイリスク・ハイリターンの新興銘柄であるため、長期投資する際にはリスク管理を徹底しておくようにしましょう。

4.まとめ

今後ドライブレコーダーは、貸し切りバスだけでなく一般の自動車にも普及していく見通しで、非常に成長性の高いテーマと言えます。
 
とくに低位株への物色が目立っているようなので、短期的な材料が出た際には動向をチェックすべきでしょう。
 
ドライブレコーダーが秘める今後の大きな可能性に期待です。

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