電子書籍・コミックは2ケタ成長!2018年注目すべき関連銘柄特集!

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出版不況が深刻化する中、電子書籍市場が2ケタ以上の高い成長を遂げています
 
電子書籍市場は電子コミックが牽引しており、2017年には電子コミックの売り上げが紙のコミックの売り上げを初めて上回りました。
 
今後更なる成長が期待される電子書籍や電子コミックに関するニュースと、関連する銘柄の動向に注目していきましょう。

1.出版不況の中で出版市場を牽引する電子書籍

出版不況が叫ばれる中、電子コミックを中心とした電子書籍市場が高い成長を遂げています

1-1.電子書籍とは?

電子書籍とは
紙の代わりにスマホやタブレットなどのデジテル機器で読める本や雑誌、コミックなどのデジタルコンテンツ
その他に「電子ブック」や「デジタル書籍」などとも呼ばれます。
 
電子書籍は、かつては「Amazon Kindle」「楽天コボ」などの専用ブックリーダーを使って読む形態が主流でしたが、近年はスマホやタブレットで読む形態が主流になっています。
 
電子書籍のメリットとしては、スマホかタブレットがあるだけで何千冊もの電子書籍をいつでもどこでも読める利便性や、従来の紙の本と比べて製本コストが掛からない点が挙げられます。
 
ただ、電子書籍市場を牽引する電子コミックにおいては、違法海賊版サイト「漫画村」の問題が噴出するなどしており、今後も出版社と違法業者との間でのいたちごっこが続くものと見られます。
 
今回注目する電子書籍関連銘柄とは、電子書籍の配信・取次など電子書籍に関わる事業を行っている銘柄のことを指します。

1-2.電子コミックが電子書籍市場を大きく牽引している

 出版不況が叫ばれている中、紙の本の売り上げは大きな落ち込みを続けていますが、電子書籍は年2ケタ以上の高い成長を続けています

 
公益社団法人全国出版協会が発表したデータによると、2017年度の出版市場は前年比-4.2%となる1兆5,916億円。
 
紙媒体は-6.9%の1兆3,701億円、電子媒体は+16.0%の2,215億円となりました。
 
更に内訳を見てみると、紙媒体の落ち込みの内、コミックを含む書籍は-3.0%の7,152億円と微減に留まっていますが、雑誌は-10.8%の6,548億円と大きな落ち込みであることが分かります。
 
一方で、電子媒体では、電子コミックが+17.2%の1,711億円、電子書籍(一般書)が+12.4%の290億円、電子雑誌が+12.0%の214億円となっています。
 
電子書籍(一般書)と電子雑誌は2ケタの高い成長となってはいるものの、まだ市場規模が小さく、紙媒体の大幅な落ち込みをカバー出来ていないのが実情です。
 
このデータからも明らかなように、現在電子書籍市場を牽引しているのは電子コミックです。
 
2017年度の紙媒体のコミック売り上げは前年比-14.4%の1,666億円と過去最大の落ち込みとなりましたが、電子コミックの売り上げは前年比+17.2%の1,711億円となり、史上初めて紙媒体を上回りました

 

★注目ポイント1
 出版不況の中、電子書籍市場はスマホやタブレットの普及から高い成長を遂げている。特に、電子コミックは急速に普及しており、2017年には紙媒体のコミック売り上げを抜いた。

2.電子書籍関連銘柄は大きな値上がりを見せている

出版不況の中で高い成長を誇る電子書籍・電子コミック市場ですが、この高成長を裏付けするかのように、関連銘柄は大きな値上がりを見せています。 

2-1.電子書籍作成ソフトを手掛けるスターティア

  電子書籍作成ソフトなどのIT製品の販売を手掛ける【3393】スターティアホールディングスは、電子書籍関連銘柄を代表する存在です。
 
同社は、紙媒体を電子書籍に変換する電子書籍作成ソフト「ActiBook」を手掛けており、同社の好調な業績に大きく寄与していることで知られます。 
同社の株価は、2017年4月には520円の低位株でしたが、その後大きく上昇していき、2018年1月には一時1,435円まで上昇しました。
 
この1年弱で約2.7倍の上昇となったことになります。
 
ただ、その後は調整で下げる展開となっていますが、同社は、紙媒体の書籍・コミック売り上げが大きく落ち込む中で、好調な電子書籍・電子コミック市場を体現した銘柄であったと言えます。
 

2-2.電子書籍レーベルの運営を手掛けるエムアップ

 様々なコンテンツ配信事業を手掛けるITベンチャーの【3661】エムアップもまた、電子書籍関連銘柄の中で大きな値上がりを見せた銘柄の一つです。

 
同社は、音楽からゲームアプリ、電子書籍レーベルの運営に至るまで多種多様なコンテンツの配信を手掛けていることで知られています。
同社の株価は、2017年5月に発表した決算が良好だったことから急騰し、2017年6月には一時4,235円まで上昇。わずか2ヵ月で5倍以上の暴騰となりました。
 
その後は、暴騰に対する調整が入って下げましたが、2018年4月にVR事業の新会社設立を発表し、再び大きく買われています。
 
同社は電子書籍レーベルの運営を手掛けている他にも、音楽配信やファンクラブ運営など様々なコンテンツ配信を行っていますので、その他テーマとしても注目されやすい特徴があります。
 
 
★注目ポイント2
 電子書籍や電子コミックを手掛けている電子書籍関連銘柄は大きな値上がりを見せている。

3.主要電子書籍関連銘柄チェックリスト

電子書籍関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄 株価 主なサービス
 【2330】フォーサイド(低位株★) 223円   電子書籍配信
 【3393】スターティアホールディングス 862円   電子書籍作成ソフト「ActiBook」
 【3624】アクセルマーク 1,376円   電子書籍配信サービス
 【3627】ネオス(低位株★) 391円   電子書籍閲覧サービス
 【3641】パピレス 2,050円   電子書籍販売サイト「Renta!」
 【3658】イーブックイニシアティブジャパン 1,206円   電子書籍販売サイト「eBookJapan」
 【3661】エムアップ 1,340円   電子書籍レーベルの運営
 【3663】アートスパークホールディングス 972円   電子書籍閲覧ソフト
 【3678】メディアドゥ 1,826円   電子書籍の取次
 【3981】ビーグリー 1,799円   電子書籍販売サイト「まんが王国」
 【4348】インフォコム 2,270円   電子書籍販売サイト「めちゃコミック」
 【4813】ACCESS 1,101円   電子書籍閲覧ソフト
 【4819】デジタルガレージ 3,360円   電子書籍配信サービス向け電子決済サービス
 【4829】日本エンタープライズ(低位株★) 221円   電子書籍販売サイト「BOOKSMART」
 【6176】ブランジスタ 1,320円   電子書籍出版

※株価は2018年4月19日終値で算出

★注目ポイント3
 電子書籍関連銘柄を抽出してみると、新興のIT企業が非常に多い。今後は、大手出版社が本格的に電子書籍事業に注力してくるかどうかが注目される。

4.電子書籍関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった電子書籍関連より上位3銘柄を発表致します。
 
※2017年4月19日~2018年4月19日の1年で算出
 

4-1.第1位【3661】エムアップ

チャート画像
上昇率  5.5倍(安値:769円 → 高値:4,235円)
市場  東証一部
RSI  74.26(買われ過ぎ)
 

4-2.第2位【3791】IGポート

チャート画像
上昇率  3倍(安値:1,455円 → 高値:4,435円)
市場  ジャスダック
RSI  23.77(売られ過ぎ)
 

4-3.第3位【9467】アルファポリス

チャート画像
上昇率  2.9倍(安値:1,068円 → 高値:3,160円)
市場  東証マザーズ
RSI  33.03(やや売られている)

※RSIは2018年4月19日終値より算出

★注目ポイント4
 電子書籍関連のテーマとしては短期で注目されやすい特徴がありますが、材料次第では大きく上昇するポテンシャルを持つ特徴もある。

5.まとめ

紙媒体の売り上げ低迷が深刻化する中で電子書籍市場を牽引している電子コミックですが、現在懸念されているのが「漫画村」などの違法海賊版サイトの問題です。
 
ただ、これは逆を言えば違法海賊版サイト問題を受け、正規サイトへと市場が動く可能性も秘めていますので、今後の動きに注目したいところです。
 
また、大手出版社が中心となって、電子書籍・電子コミックを本格的に推進していくことに期待し、関連銘柄の動向を見守りましょう。
 
好材料次第では、株価も大きく動くポテンシャルを秘めていることも分かっていますので、好材料に期待です。
 

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