iPS細胞は万能細胞!テクノロジー確立に向け重要関連株をチェック!

 細胞シートを手掛ける【7776】セルシードが2018年に入り急動意!

 
株価5倍に迫る勢いで4月現在も上値を試す展開を見せており、その他のiPS細胞関連株も続いて全体的に値を上げてきています
 
2012年に山中教授が受賞したノーベル賞をきっかけに、iPS細胞関連株が度々大相場を築いてきたことで個人投資家に好まれる傾向のようです。
 
今回はiPS細胞関連株にスポットをあて、主な関連株や株価推移をご紹介していきます。

1.iPS細胞が再生医療分野で注目の理由

国内で初めて開発されたiPS細胞は、万能細胞として今後の再生医療現場に大きく貢献していくことは間違いありません。

1-1.iPS細胞は国内で開発された万能細胞

iPS細胞(induced Pluripotent Stem cells)とは
iPS細胞は人の血液や髪の毛、皮膚などの細胞から人工的に作られる細胞のことで、増殖や各種細胞への分化が可能な万能細胞
 本来、血液であれば血液の細胞としてそれぞれ役割が決まっていますが、この性質を一度リセットして他の細胞に生まれ変わることができるのがiPS細胞
 
例えばこれまでドナーが必要とされていた臓器移植の場合、自分自身の細胞を用いることが可能になるため、拒否反応などの様々な問題が解消されます。
 
 このように、傷ついた細胞や組織を復元する再生医療の分野での活躍が世界中で期待されているのです。
 
iPS細胞は京都大学の山中教授が2006年に世界で初めて開発に成功し、2012年にはノーベル生理学・医学賞を受賞
 
政府は日本版NIH(アメリカ国立衛生研究所)を創設し、官民一丸となって募った7,000億円の基金でこれまでiPS細胞の関連事業を加速させてきました。
 
iPS細胞のテクノロジーが確立し、業績に実を結ぶまでにはまだ時間がかかりますが、期待先行で買われるビジネスモデルだけに息の長いテーマと言えます。

1-2.iPS細胞の治療が2030年頃に受けられる?!

 iPS細胞が注目されて以降、様々な研究が行われてきました。 

  • 2013年6月
    iPS細胞を人に移植する臨床研究計画が承認
  • 2014年9月
    世界初、iPS細胞を目の網膜に移植
  • 2016年10月
    世界初、iPS細胞の立体的な培養に成功
  • 2017年3月
    世界で2例目、iPS細胞を目の網膜に移植
  • 2017年10月
    iPS細胞から作製した心筋細胞をモデルのラットに移植

このほか肝臓や腎臓、膵臓などの臓器でも培養、移植に成功しており、どれも経過は良好との結果から再生医療分野の可能性を大きく広げてきました。

 
再生医療で世界の市場規模は2025年に約30兆円、国内だけでも約3兆円が試算されており、今後どのように発展していくか注目が集まっています。
 
10年後にはiPS細胞による治療が一般的にも普及している見方もあり、現在多くの臨床データや新薬開発の促進が目標となっています。
 
まさに「国策」というべき中長期的なテーマ、iPS細胞のこれまでの株価推移と関連銘柄をチェックしていきましょう。
 
★注目ポイント1
 異なる部位から必要な細胞を作り出すことができるiPS細胞は今後数年間で、さらに大きな市場成長を遂げていくと予想される。

2.iPS細胞関連株の株価推移

iPS細胞関連を含むバイオ株は、一度人気化すると短期でテンバガーを超える激しい急騰も珍しくないため、個人投資家に好まれる傾向にあります。

2-1.iPS細胞の作成でノーベル賞受賞!

 2012年10月8日、ノーベル生理学・医学賞に京都大学の山中教授が選ばれ、日本人は25年ぶりとなる快挙を成し遂げました。
 
翌9日には幅広いiPS細胞関連株に買いが殺到しましたが、そのなかでも【4974】タカラバイオは大相場を築き上げています。
 
 iPS細胞から作製した研究用の心筋細胞や膵臓細胞を販売している同社は、受賞発表を受けてストップ高に。
 
2013年5月の高値4,295円までわずか7か月でテンバガーを達成しており、多くの投資家の記憶に残るバイオ祭りをけん引したiPS細胞関連の本命銘柄となりました。
 

2-2.理化学研究所らの臨床研究が刺激材料に

 2016年6月6日、理化学研究所から「加齢黄斑変性に対するiPS細胞由来網膜色素上皮際象移植に関する臨床研究」の実施内容が発表されました。

 
これが刺激材料となり、バイオベンチャーの【4593】ヘリオスがストップ高!
 
 iPS細胞を用いた加齢黄斑変性治療法の開発を行う同社への期待に物色が向かい、同年2月の株価900円前後から大きな値上がりを見せています。
 
日本発のiPS細胞が世界を変えるのもそう遠くは無いようです。
 
 
★注目ポイント2
 臨床実施など研究の進展による材料はiPS細胞関連株全体が刺激されるため、急騰時期の値動きは近いものがある。

3.iPS細胞関連株チェックリスト

iPS細胞関連株より厳選の注目株をチェックしていきましょう。

銘柄 株価 主なサービス
 【2370】メディネット(★低位株) 126円   iPS細胞を用いた免疫細胞治療を東京大学と共同開発
 【2372】アイロムホールディングス 2,688円   iPS細胞作製について日米で特許取得
 【2395】新日本科学 527円   iPS細胞を用いた免疫細胞治療を京都大学と共同開発
 【2802】味の素 1,948円   安全性の高いiPS細胞培養液を開発
 【4502】武田薬品工業 5,117円   京都大学とiPS細胞技術の臨床試験応用に向けた共同研究
 【4506】大日本住友製薬 2,006円   iPS細胞を用いた加齢黄斑変性治療法の開発
 【4568】第一三共 3,753円   慶應義塾大学とiPS細胞を用いた手術を共同研究
 【4592】サンバイオ 3,060円   再生細胞医薬品の開発・販売
 【4593】ヘリオス 1,645円   iPS細胞を用いた加齢黄斑変性治療法の開発
 【4901】富士フィルムホールディングス 4,327円   iPS細胞の研究・開発
 【4922】コーセー 21,360円   iPS細胞を用いた皮膚や化粧水の研究・開発
 【4974】タカラバイオ 2,118円   iPS細胞から作製した研究用心筋細胞・膵臓細胞の販売
 【4978】リプロセル(★低位株) 326円   世界初のiPS細胞由来幹細胞を製品化
 【7744】ノーリツ鋼機 2,726円   再生衣料、細胞医薬品の研究・開発
 【8086】ニプロ 1,539円   細胞を自動で培養する機械を開発

※株価は2018年4月17日終値で算出

★注目ポイント3
 iPS関連株は大型株が意外と多いですが、低位株(株価500円以下)の上記2銘柄は1日に10~20%の値幅も狙えるので注目。

4.iPS細胞関連株の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったiPS細胞関連の上位3銘柄を発表致します。
 
※2017年4月17日~2018年4月17日の1年で算出
 

4-1.第1位【7776】セルシード

チャート画像
上昇率  4.6倍(安値:436円 → 高値:2,020円)
市場  ジャスダック
RSI  40.77(やや売られている)
 

4-2.第2位【2372】アイロムグループ

チャート画像
上昇率  3.2倍(安値:1,099円 → 高値:3,545円)
市場  東証一部
RSI  25.94(売られ過ぎ)
 

4-3.第3位【4552】JCRファーマ

チャート画像
上昇率  2.8倍(安値:2,193円 → 高値:6,230円)
市場  東証一部
RSI  54.88(売り買い均衡)

※RSIは2018年4月17日終値より算出

★注目ポイント4
 上位3銘柄は2018年に入ってからも高値を更新していますので、今後も長期トレンドを形成していくと期待できる。

5.まとめ

国策に売りなし」という格言がありますが、iPS細胞の研究は世界中で進められているため、中長期的にも重要なテーマとなっています。
 
将来的にはより安全性を高めることと、コストダウンが課題になるiPS細胞の進展と、関連銘柄の動向には目が離せません
 
再生医療分野の市場拡大に伴い、今後も定期的に注目を集めるであろうiPS細胞関連株の材料はチェックしておきましょう。
 

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