医療用ガス関連銘柄は政府の自宅療養方針を受けて急騰!デルタ株の冬を前に一段高となる!?

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政府の自宅療養方針を受けて、【4093】東邦アセチレンは+16%!【6137】小池酸素工業は+21%!【7634】星医療酸器は+42%!【9818】大丸エナウィンは+45%!

新型コロナ・デルタ株による感染者急増を受けて、政府は重症者を入院とし、それ以外は自宅療養を基本とする方針を決定しました。

この決定を受けてマーケットでは、在宅酸素療法などを手掛ける医療用ガス関連銘柄が急騰する展開となっています。

医療用ガス関連銘柄に注目していきましょう!

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1.医療用ガス関連銘柄とは?

 

新型コロナ第5波の中、政府が自宅療養を基本とする方針を示したことで、医療用ガス関連銘柄が注目されています。

1-1.医療用ガスとは?

医療用ガスとは、患者の治療や診断、予防および手術機器駆動用に用いられるガス・混合ガスの総称です。

医療用ガスは、産業用ガスと同じ高圧ガスに分類されますが、医療用ガスは「高圧ガス保安法」に加えて、「薬事法」の規制を受けて製造されるという違いがあります。

医療用ガスとして使われるガスとしては、酸素、亜酸化窒素(笑気ガス)、二酸化炭素(炭酸ガス)、窒素です。

酸素は酸素欠乏による諸症状の改善に用いられます。血液中の酸素が不足している患者を在宅で治療する「在宅酸素療法」は、新型コロナ禍に医療崩壊を防ぐ治療法としても注目されています。

亜酸化窒素(笑気ガス)は、麻酔薬や鎮痛剤用途で用いられるガスです。

二酸化炭素(炭酸ガス)は、酸素吸入時における混合ガスとして、酸素に数%程度添加することによって、呼吸中枢を刺激する働きをします。

窒素は酸素と混合して合成空気として使われます。

今回注目していく医療用ガス関連銘柄は、これらの医療用ガスを手掛ける銘柄で構成されるテーマ株です。

1-2.自宅療養を基本とする方針が示されたことで医療用ガス関連銘柄が急騰!

新型コロナ・デルタ株の感染拡大を受けて、政府は、重症患者を入院とし、それ以外は自宅療養を基本とする方針を決定しました。

政府の対応にはさまざまな批判はあるものの、医療キャパシティーは有限である以上、急激な感染者増大による医療崩壊を防ぐには仕方ないという現実的な側面があることも確かです。

この政府決定を受けて、マーケットでは在宅治療が増えるであろうことを見込んで、医療用ガス関連銘柄は急騰しました。特に、酸素が必要な患者を在宅で治療する「在宅酸素療法」は大きな注目を集めました。

またワクチン接種は重症化を防ぐ効果はあるものの、感染自体を防ぐ効果には疑問符が付くというデータが海外からも出ており、一時は集団免疫を達成したと思われたイスラエルでも再び感染拡大に転じています。

ワクチン効果で死者数は減っているものの、冬に感染拡大となれば、より重点的な対策が必要になることは避けられず、在宅酸素療法の需要が急増することも考えられます。

医療用ガス関連銘柄は、2021年冬に掛けて、要注目テーマ株になっていくかもしれません。

★注目ポイント1
・医療用ガス関連銘柄は、「在宅酸素療法」に使われている医療用ガスなどを手掛けるテーマ株。
・政府が、重症者以外は自宅療養を基本とする方針を決定したことから、医療用ガス関連銘柄は急騰した。

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2.医療用ガス関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

 

政府が自宅療養を基本とする方針を決定した2021年8月に物色された医療用ガス関連銘柄を見ていきましょう。

2-1.医療用ガス関連銘柄の代名詞!【7634】星医療酸器

医療用ガス大手の【7634】星医療酸器は、代表的な医療用ガス関連銘柄であり、政府が自宅療養を基本とする方針を決定した2021年8月に急騰しました。

同社の株価は、新型コロナが世界中に広まった2020年3月には3,600円→6,940円まで1ヶ月で大きく動きましたが、その後は長らく4,000円以下で推移し続けていました。

2021年8月に政府が自宅療養を基本とすることを受けて急騰し、2021年7月末に3,645円を付けていた株価は、3営業日後の8月4日には5,200円まで急騰。

わずか3日で+42%の急激な上昇となりました。

その後は乱高下となり、8月11日には4,250円で引けています。

2-2.医療用酸素でトップ!【4088】エア・ウォーター

鉄鋼や半導体向けなど工業用ガス大手の【4088】エア・ウォーターは、医療用酸素でも高いシェアを持つことで知られる医療用ガス関連銘柄です。

同社は2021年5月、在宅療養者向けに需要が拡大していることを受けて、医療用酸素濃縮器を4割増産することを発表しています。

同社の株価は、2021年7月末には1,635円を付けていましたが、政府の自宅療養方針を受けて8月10日には1,847円まで買われています。この期間に+12%の上昇です。

この他【4093】東邦アセチレンは+16%、【6137】小池酸素工業は+21%、【9818】大丸エナウィンは+45%となっており、医療用ガス関連銘柄は政府の自宅療養方針を受けて軒並み買われました。
※いずれも2021年7月末から2021年8月11日までの高値。

ただ、医療用ガス関連銘柄は、2020年から2021年に掛けての新型コロナ相場全体で見ると苦戦していることから、今後長期的なテーマ株になっていくかどうかは注視が必要です。

★注目ポイント2
・2021年8月、政府の自宅療養方針を受けて、医療用ガス関連銘柄は大きく買われた。
・医療用ガス関連銘柄は、今後も長期的に買われるテーマ株になるかどうかは注視が必要。

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3.医療用ガス関連銘柄リスト

銘柄主なサービス
【7634】星医療酸器在宅医療用の酸素濃縮器など医療用ガス最大手
【4088】エア・ウォーター医療用酸素で高いシェアを持つ産業用ガス大手
【4091】日本酸素ホールディングス医療用ガスも手掛ける工業用ガス大手
【4093】東邦アセチレン医療用ガスも手掛ける産業ガスメーカー
【6137】小池酸素工業医療用ガスも手掛ける産業ガスメーカー
【9818】大丸エナウィン:医療用ガス、在宅酸素療法機器
【2689】オルバヘルスケア医療用麻酔や人工呼吸器などの医療器材販売
【5907】JFEコンテイナー:在宅医療用酸素容器
【4543】テルモ医療用機器最大手、人工心肺装置「ECMO」
【6849】日本光電マスク型人工呼吸器

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4.オススメの医療用ガス関連銘柄3選!

 

オススメの医療用ガス関連銘柄を押さえておきましょう。

【7634】星医療酸器

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市場東証ジャスダック
企業概要医療用ガス最大手。在宅酸素療法など在宅医療に強い。

星医療酸器は、医療用ガス関連銘柄の代表的な銘柄です。政府が自宅療養を基本とする方針を受けて最も大きく買われた銘柄の一つでもあります。

ただ新型コロナ相場全体で見ると、2020年3月と2021年8月の急騰が目立つ以外は低迷しています。今後の株価は、医療用ガス関連銘柄が注目テーマ株になっていくかどうかに左右されそうです。

【4088】エア・ウォーター

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市場東証一部
企業概要工業用ガス大手。医療用酸素でも高いシェアを持つ。 

エア・ウォーターは、医療用酸素で国内トップクラスのシェアを持っている医療用ガス関連銘柄です。医療用ガス関連銘柄としては最もポピュラーであり、流動性が大きい銘柄となっています。

医療用ガス関連銘柄に迷ったら、こちらの銘柄にしておけば問題ないでしょう。

【4543】テルモ

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市場東証一部
企業概要人工心肺装置やカテーテルに強い医療メーカー大手。

テルモは、人工心肺装置「ECMO(エクモ)」で国内トップシェアを誇っていることで知られる大手医療機器メーカーです。

やや医療用ガス関連銘柄からは外れるかもしれませんが、新型コロナ医療の総合的な銘柄として押さえておくとよいでしょう。

なお新型コロナ相場で大きく買われたのは2020年3月のみとなっており、以降は高値圏で横ばいが続いています。

5.まとめ

新型コロナ・デルタ株による感染者急増を受けて、政府が自宅療養を基本とする方針を決定したことから、医療用ガス関連銘柄は短期間に急騰することとなりました。

ただ医療用ガス関連銘柄は2021年8月には急騰しましたが、新型コロナ相場全体で見てみると、そこまで大きな上昇とはなっていません。

今後医療用ガス関連銘柄が2021年8月だけの一時的な上昇に留まるのか、息の長いテーマ株になっていくのかには注視が必要です。

いずれにしても、新型コロナの感染者数やデルタ株のような変異株の出現など、新型コロナの動向がカギを握ることは間違いなさそうです。

政府の新型コロナ対応に関するニュースなどにはアンテナを張っておき、医療用ガス関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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