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医療・医薬品セクターの【2150】ケアネットは株価3.5倍、【4579】ラクオリア創薬は株価5.9倍の上昇!
進む日本の高齢化の裏で、医療・医薬品市場が急速に拡大すると期待されています。
高齢化の進展による市場の拡大を睨んで、現在多くの企業が医療・医薬品市場に参入してきており、今後もこの流れは続くものと期待されます。
高齢化社会を支える医療・医薬品関連銘柄に注目していきましょう。
1.医療・医薬品市場は日本の成長セクター
高齢化社会の進展により市場の拡大が期待される医療・医薬品関連銘柄について詳しく見ていきます。
1-1.医療・医薬品関連銘柄とは?
今回は、高齢化社会の進展で注目される医療・医薬品関連銘柄に注目していきます。
医療・医薬品関連銘柄と一口に言っても、医薬品を手掛ける企業や医療機器を手掛ける企業など、その業態は多岐に渡ります。
医療・医薬品関連銘柄は社会生活に欠かせないものであるため、景気動向に関わらず業績が安定しやすいという特徴があります。
そのため、医療・医薬品関連銘柄には、値動きが小さい長期投資向けのディフェンシブ銘柄が多い傾向があります。
ただ例外としては、医療・医薬品関連銘柄の中には、再生医療や新薬の創薬を手掛けるバイオテクロノジー関連銘柄も含まれます。
バイオテクロノジー関連銘柄は、ハイリスクハイリターンの値動きをする新興ベンチャー銘柄が多いため、投資する際は細心の注意が必要です。
今回は、医療・医薬品関連銘柄の中でも、リスクの低いディフェンシブ銘柄寄りの銘柄に絞って見ていきたいと思います。
1-2.新薬からジェネリック、MRIまで
医療・医薬品関連銘柄には、どのような銘柄があるのかを見ていきましょう。
まず医療・医薬品関連銘柄として最もメジャーなのは、医薬品の開発を手掛けている銘柄です。
医薬品は新薬だけではなく、ジェネリック(後発薬)医薬品などの事業でも関心が高まっています。
高齢社会の進展と医薬品の多様化から医薬品のニーズは高まっており、大手製薬メーカーだけではなく、化学メーカーを始めとする異業種からの参入が増えていることも特徴として挙げられます。
また、医薬品の販売や卸売を手掛けるドラッグストアなども関連銘柄として挙げられます。
高度先端医療の発達から医療機器の需要も高まっており、レントゲンやMRIなどの医療機器を手掛ける銘柄も、医薬品と並んで医療・医薬品関連銘柄の最右翼です。
高齢化社会が急速に進む日本では、医療・医薬品の需要が増えることはあっても減ることはないため、今後の成長セクターとして最も期待できる関連株の一角であると言えます。
★注目ポイント1 |
医療・医薬品関連銘柄は、高齢化が進む日本で成長セクターとして期待される。業績が安定していることから、ディフェンシブ銘柄が多いことが特徴である。 |
2.医療・医薬品関連銘柄は多くが値上がり
高齢化社会の進展で注目される医療・医薬品関連銘柄ですが、2017年には多くの関連銘柄が値上がりしました。
2-1.医療器具メーカー大手のテルモ
医療器具メーカー大手の【4543】テルモは、医療・医薬品関連銘柄を代表する銘柄です。
同社は、心臓や血管分野に強みを持ち、カテーテルや人工心肺装置など多くの医療装置で高いシェアを誇っています。
同社の株価は、2017年4月末には4,065円を付けていましたが、この1年で大きく値を伸ばし、2018年4月現在は6,200円を超えて高値を更新しています。
この1年で1.5倍の上昇となり、これからどこまで高値を更新していくかが注目されます。
2-2.総合化学メーカーの旭化成
総合化学メーカーである【3407】旭化成は、医療・医薬品や医療機器などの医療事業にも力を入れていることで知られます。
同社の株価は、2017年4月末には1062.5円を付けていましたが、2017年の1年間を通して上昇し続け、2018年1月には一時1,572円まで上昇。
この1年で約1.5倍の上昇となりました。
ちなみに、2017年には、再生医療や新薬の創薬を手掛ける新興バイオベンチャー企業の株価が軒並み数倍に高騰する“バイオバブル”が起きていました。
短期急騰が魅力でもありますが、手堅く安定した長期投資に新興のバイオベンチャー企業は向いていないので、テルモや旭化成のような銘柄も違う魅力があるのでしょう。
2-3.医療サイト「CareNet.com」運営のケアネット
ここまでは、医療・医薬品関連銘柄として大型のディフェンシブ銘柄を紹介してきました。
最後に、医療・医薬品関連銘柄が、現在いかにマーケットで注目されているセクターであるかを体現した銘柄を紹介します。
医療情報ポータルサイト「CareNet.com」を運営する【2150】ケアネットは、この1年で大きく値を上げた銘柄です。
同社は、医療ウェブサイトを運営しており、医薬品の最新情報を配信するサービスを提供していることで知られます。
同社の株価は、2017年4月末には418円の低位株でしたが、この1年大きく上昇し続け、2017年12月には一時1,449円にまで上昇しました。
この1年で約3.5倍の上昇となったことになります。
その後はやや値を下げており、2018年4月現在は1,000円前後で推移していますが、それでも1年前の2.5倍の水準です。
医療・医薬品市場は超高齢化社会が到来することが確実な日本では、今後更なる成長市場となることは確実であることから、今後更に資金が流れてくる可能性が高いと見られます。
★注目ポイント2 |
医療・医薬品関連銘柄は、大型のディフェンシブ銘柄から新興銘柄まで多くの銘柄がこの1年で大きく値を上げた。高齢社会の進展により、このトレンドは今後も続く可能性が高いと推測される。 |
3.医療・医薬品関連銘柄チェックリスト
医療・医薬品関連銘柄より厳選の注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2150】ケアネット | 964円 | 医療ポータルサイトの運営 |
【3401】帝人 | 2,059円 | 合成繊維メーカー、医薬・医療事業 |
【3402】東レ | 1,012円 | 合成繊維メーカー、医薬品 |
【3407】旭化成 | 1,530.5円 | 化学メーカー、医薬・医療事業 |
【4502】武田薬品工業 | 4,594円 | 製薬メーカー |
【4503】アステラス製薬 | 1,609.5円 | 製薬メーカー |
【4507】塩野義製薬 | 5,656円 | 製薬メーカー |
【4519】中外製薬 | 5,780円 | 製薬メーカー |
【4523】エーザイ | 7,429円 | 製薬メーカー |
【4528】小野薬品工業 | 2,526.0円 | 製薬メーカー |
【4543】テルモ | 6,200円 | 医療機器 |
【4568】第一三共 | 3,910円 | 製薬メーカー |
【4901】富士フイルム | 4,361円 | 医療機器 |
【7701】島津製作所 | 3,000円 | 医療機器 |
【7733】オリンパス | 4,070円 | 内視鏡 |
※株価は2018年5月1日終値で算出
★注目ポイント3 |
医療・医薬品関連銘柄を抽出してみると、製薬メーカーはもちろんのこと、医療機器メーカーから化学・繊維メーカーまで多くの業種の企業が参入してきていることが分かる。 |
4.医療・医薬品関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった医療・医薬品関連より上位3銘柄を発表致します。
※2017年5月1日~2018年5月1日の1年で算出
4-1.第1位【4579】ラクオリア創薬
上昇率 | 5.9倍(安値:560円 → 高値:3,320円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 30.1(やや売られている) |
4-2.第2位【2150】ケアネット
上昇率 | 3.5倍(安値:413.5円 → 高値:1,449円) |
市場 | 東証マザーズ |
RSI | 36.9(やや売られている) |
4-3.第3位【4595】ミズホメディ
上昇率 | 3.1倍(安値:2,195円 → 高値:6,830円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 55.9(やや買われている) |
※RSIは2018年5月1日終値より算出
★注目ポイント4 |
医療・医薬品関連銘は値動きが小さいディフェンシブ銘柄が多い傾向にあるが、新興バイオベンチャー株はまったく別で、短期急騰の魅力がある。 |
5.まとめ
第一次ベビーブーム世代である団塊の世代が後期高齢者入りする「2025年問題」は、日本の社会保障費に甚大なるダメージを与えると危惧されています。
しかし、人類史上類を見ない高齢社会の到来は、医療・医薬品産業にとっては大きなビジネスチャンスが到来するということでもあります。
日本に超高齢化社会が到来するのは人口動態上確定した未来であるため、医療・医薬品市場が発展する未来は約束されていると言えます。
また、新興バイオベンチャー株のような短期急騰を秘めた銘柄もある為、今後の動きが見逃せません。
今後も多くの企業が参入してくると期待される医療・医薬品関連銘柄の動向はチェックしておきましょう!
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