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【3739】コムシードは+160％！【3121】マーチャント・バンカーズは+221％！！
メタバースの世界的な盛り上がりを受けて、NFT(非代替性トークン)が注目を集めています。
NFTは、メタバース内でデジタルアイテムの価値を証明するブロックチェーン技術として活用されることが期待されており、またNFTアートの売買も活発になっていく気運もあります。
NFT関連銘柄は、Facebookが社名をMetaに変更して世界中がメタバース相場となった2021年10月から11月に掛けて大きく買われました。
NFT関連銘柄に注目していきましょう！
1.NFT関連銘柄とは？
世界的なメタバース(仮想空間)への期待を背景に、NFT関連銘柄が注目されています。
1-1.NFT(非代替性トークン)とは？
NFTは、ブロックチェーン技術を使うことによって、コピーや改ざんが非常に困難であることで価値が担保されているデジタルデータです。
NFTは仮想通貨(暗号資産)とよく比較されますが、仮想通貨は「代替性トークン」である一方、NFTは「非代替性トークン」となっています。
仮想通貨のような「代替性トークン」とは、同じ機能を有するなら、全てが同じ価値であるとみなされるものです。
例えば、代金の支払いをビットコインで行う場合、ビットコインAを使っても、ビットコインBを使っても、その価値に違いは生じません。
一方、NFTに代表される「非代替性トークン」は、同じ機能を有しているとしても、それぞれが異なる価値を持つものとして扱われます。
例えば、全く同じ文章や画像であったとしても、著作者がNFTで署名していれば、唯一無二の価値があるとみなされます。
NFTは、デジタルアートや、SNSの書き込みなどのデジタルデータ、ゲーム内資産などの価値を証明する手段として使われることが期待されています。
1-2.NFT関連銘柄は2021年秋のメタバース相場で大きく買われた！
NFT関連銘柄は、2021年初め頃から徐々にマーケットで注目を集め始めていましたが、2021年10月から11月に掛けて「メタバース」との関わりで大きな注目を集めることになりました。
「メタバース」とはネット上の仮想空間のことで、かつて2000年代にブームとなった「セカンドライフ」以来の注目を集めています。
NFTは、メタバース内で資産となるデジタルアイテムの権利や価値を証明する手段として使われることから、メタバースには欠かせない技術の一つです。
2021年10月には、Facebookがメタバース事業に注力する方針から社名を「Meta」に変更しました。
この動きを受けて、株式市場ではメタバース事業を手掛けている銘柄が買われる「メタバース相場」が到来。
米国市場ではメタバースに欠かせないゲーム用半導体GPUを手掛ける【NVDA】NVIDIAなどが大きく買われ、日本市場でもメタバースファッション事業への進出を発表した【3083】シーズメンが1ヶ月で10倍弱の急騰となりました。
世界的なメタバース相場の到来を受けて、メタバース関連テーマ株の一角としてNFT関連銘柄も大きく買われる展開となりました。
ただ、メタバース相場は2021年10～11月の2ヶ月間は盛り上がったものの、その後は大きく下げていることには注意が必要です。
| ★注目ポイント1 |
| ・NFT(非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術によって価値が担保されたデジタルデータ。 ・NFTはメタバースにおいてデジタルアイテムの価値を証明する手段として使われる。 ・FacebookがMetaに社名変更した2021年10～11月に掛けては世界的なメタバース相場となり、NFT関連銘柄も大きく買われた。 |
2.NFT関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
2021年から2022年に掛けて大きく上昇したNFT関連銘柄の動向を見ていきましょう。
2-1.代表的なNFT関連銘柄！【3121】マーチャント・バンカーズ
不動産投資仲介業を手掛ける【3121】マーチャント・バンカーズは、代表的なNFT関連銘柄として注目されています。
同社は、NFTの証明付き商品を購入できるECサイト「NFT-LaFan」を運営していることで知られています。
同社の株価は、2021年に入ってからは300～400円の低位株で推移しており、5月には286円の安値を付けていました。
マーケットがメタバース相場に沸いた2021年10月から11月に掛けて急騰し、11月9日には919円まで高騰。
この期間には最大+221％の上昇となりましたが、高値を付けて以降は急落しており、2022年4月時点では300円前後と、メタバース相場前の水準まで戻ってしまっています。
2-2.NFTニュースで低位株から急騰！【3739】コムシード
パチンコ関連のモバイル向けコンテンツ制作を手掛ける【3739】コムシードは、NFT関連ニュースを発表して急騰したNFT関連銘柄です。
なお、同社は名証セントレックス上場銘柄となっていることに注意しておきましょう。
同社の株価は、長らく低位株となっており、2021年10月には193円まで値を落としていました。
2021年11月25日、韓国最大の総合デジタルマーケティンググループのＦＳＮ社とNFTゲーム事業に関する基本合意書を締結したと発表。
このニュースを受けて株価は急騰し、12月3日には503円まで上昇しました。
2021年には最大上昇率+160％となりましたが、その後は大きく下落しており、2022年4月時点では300円前後で推移しています。
NFT関連銘柄は、マーケットがメタバース相場に沸いた2021年10～11月には、低位株を中心に大きく買われましたが、その後は大きく下落している動きが見てとれます。
NFT関連銘柄はメタバース関連のニュースを受けて一時的に買われるテーマ株として注目されていますが、長期的に買われるテーマ株になっているとは言えません。
| ★注目ポイント2 |
| ・NFT関連銘柄は、マーケットがメタバース相場に沸いた2021年10～11月には、低位株を中心に大きく買われたが、その後は大きく下落している。 ・NFT関連銘柄は、メタバース関連のニュースで一時的に買われるテーマ株として注目されるが、長期的に買われているテーマ株であるとはまだ言えない。 |
3.NFT関連銘柄リスト
| 銘柄 | 主なサービス |
| 【3121】マーチャント・バンカーズ | NFT商品サイト「NFT-LaFan」 |
| 【3739】コムシード | 韓国のＦＳＮ社とNFTゲーム事業で業務提携 |
| 【8783】ＧＦＡ | NFTを保管するウォレットを独自開発 |
| 【2437】Shinwa Wise Holdings | NFTアート購入サイト「SHINWA ART NFT」 |
| 【2345】クシム | 暗号資産コスプレトークン(COT)によるNFTサービス「Curecos」 |
| 【3189】ANAP | NFTファッションアイテムの販売 |
| 【3661】エムアップホールディングス | 子会社Fanplus社がNFTマーケットプレイス「Fanpla Owner」 |
| 【3758】アエリア | 音楽専門のNFTマーケットプレイス「The NFT Records」 |
| 【3845】アイフリーク | NFTマーケット「CREPOS NFTマーケット」 |
| 【7044】ピアラ | ライブ×P2C×NFTを基軸としたクリエイターエコノミー支援プラットフォーム「サイバースター」 |
4.オススメのNFT関連銘柄３選！
メタバース株としてもオススメのNFT関連銘柄を押さえておきましょう。
【3121】マーチャント・バンカーズ
| 市場 | 東証スタンダード |
| 企業概要 | 不動産投資仲介業。NFT事業に力を入れる。 |
マーチャント・バンカーズは、NFTの証明付き商品を購入できるECサイト「NFT-LaFan」を運営するなど、NFTに力を入れている代表的なNFT関連銘柄です。
2021年10～11月のメタバース相場でも大きく買われるなど、マーケットでは最も注目されているNFT関連銘柄と言ってよいでしょう。
【8783】GFA
| 市場 | 東証スタンダード |
| 企業概要 | 不動産投資事業を手掛ける。eスポーツやメタバースも。 |
GFAは、NFT保管ウォレットの独自開発を手掛けるなど、メタバースに力を入れているNFT関連銘柄です。
株価は100円台となっており、ボロ株に近い低位株となっています。
メタバース株として低位株急騰が期待できるかもしれない銘柄です。
【7044】ピアラ
| 市場 | 東証プライム |
| 企業概要 | 美容・医療・食品業界向けに特化したEC事業支援を手掛ける。 |
ピアラは、ライブ×P2C×NFTを基軸としたクリエイターエコノミー支援プラットフォーム「サイバースター」を手掛けていることから、NFT関連銘柄に位置付けられます。
NFT関連銘柄の多くはスタンダード市場の低位株となっていますが、同社はプライム市場のNFT関連銘柄であるため株価安定性があると言えます。
5.まとめ
NFTは、メタバース内でデジタルアイテムの価値を証明するために使われることから、NFT関連銘柄は代表的なメタバース株の一角として注目されています。
NFT関連銘柄は、マーケットがメタバース相場に沸いた2021年10～11月には、低位株を中心に大きく買われましたが、その後は大きく下落している状況です。
NFT関連銘柄は、メタバース関連のニュースで一時的に買われるテーマ株として注目されていますが、長期的に買われているテーマ株になっているとはまだ言えません。
メタバース時代が来ると言われていますが、マーケットはまだメタバースには懐疑的であるということかもしれません。
今後もNFTとメタバースに関するニュースにはアンテナを張っておき、NFT関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。
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