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世界のテーマパーク入場者数ランキング3位の東京ディズニーランド、5位の東京ディズニーシーの運営を手掛けるオリエンタルランドは個人投資家を中心に人気です。
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーは外国人観光客によるインバウンド消費地としても期待されることから、今後も好調な業績が続くものと思われます。
そんな【4661】オリエンタルランドは株価も好調で
1年間でみると1.64倍
1年半でみると2倍達成!
今回は個人投資家に人気のオリエンタルランドにスポットを当てます。
基本から魅力、オリエンタルランド関連銘柄についても注目してみましょう!
1.オリエンタルランドの人気は年々高まっている
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの運営を手掛けるオリエンタルランドが個人投資家を中心に人気を博しています。
1-1.オリエンタルランドとは?
今回は、東京ディズニーランドで有名な【4661】オリエンタルランドとその関連銘柄に注目していきます。
企業名 | 株式会社オリエンタルランド |
設立 | 1960年7月11日 |
資本金 | 632億112万7千円 |
代表者 | 代表取締役社長(兼)COO 上西 京一郎 |
本社 | 千葉県浦安市舞浜1番地1 |
- 1979年4月:米ウォルト・ディズニー・プロダクションズ(現ウォルト・ディズニー・カンパニー)と「東京ディズニーランド」のライセンス契約を締結
- 1980年12月:「東京ディズニーランド」の建設に着工
- 1983年4月:「東京ディズニーランド」を開園
- 1996年12月:東京証券取引所市場第一部に株式を上場
- 2001年9月:「東京ディズニーシー」を開園
オリエンタルランドは、アメリカのウォルト・ディズニー・カンパニーとフランチャンズ契約を結んでいるだけであり、出資や資本協力、株式持ち合いといった資本関係はありません。
また、ディズニー映画の配給やディズニーグッズの販売といった日本でのディズニー関連の著作権ビジネスはウォルト・ディズニー・ジャパンが行っており、オリエンタルランドは行っておりませんので混合しないように注意しましょう。
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの入場者数を見ていくと、2017年度は合計3,010万人となっており、これは国内テーマパーク施設の入場者数としては最多となっています。
2017年度は、東京ディズニーシーの新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」や東京ディズニーランドの新キャッスルプロジェクション「ディズニー・ギフト・オブ・クリスマス」が好評だったようです
2018年6月14日には、東京ディズニーシーを拡張すると発表。2,500億円を投じて「アナと雪の女王」に関連した施設などを建設し、2022年度中の開業を目指します。
また、2018年7月5日には待ち時間などを確認できる「東京ディズニー専用のアプリ」を導入すると発表。
1-2.個人投資家に人気のオリエンタルランド
詳しくは後から見ていきますが、オリエンタルランドの株価はこの6年で6倍、直近2年間でも2倍以上になっており、上場来高値を更新し続けています。
オリエンタルランドが個人投資家に人気となっている背景には、株主優待が魅力的なことも挙げられます。
オリエンタルランドの株主優待では、ディズニーランド・ディズニーシーどちらかのパークで利用可能な1日パスポート券が贈呈されることから、株主優待目的で長期保有する個人投資家も少なくありません。
株主用パスポートの配布基準
所有株式数 | 9月末 | 3月末 | 合計 |
100株以上 | – | 1枚 | 1枚 |
400株以上 | 1枚 | 1枚 | 2枚 |
800株以上 | 2枚 | 2枚 | 4枚 |
1,200株以上 | 3枚 | 3枚 | 6枚 |
1,600株以上 | 4枚 | 4枚 | 8枚 |
2,000株以上 | 5枚 | 5枚 | 10枚 |
2,400株以上 | 6枚 | 6枚 | 12枚 |
ここ数年間でオリエンタルランドの株価が高騰してきていることから優待利回りは悪化していますが、株主優待目的で投資するのも悪くないでしょう。
また、アメリカのニューヨーク証券取引所に上場しているウォルト・ディズニー・カンパニー(DIS)の株価も好調なのでチェックしておきましょう。
【DIS】ウォルト・ディズニー
10年前の2008年6月には30ドル前後で推移しており、リーマンショックでは下げましたが、その後は持続的に上昇しており、2018年6月25日現在は106.34ドルを付けています。
★注目ポイント1 |
オリエンタルランドは、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーを中心とする東京ディズニーリゾートの運営を行う持株会社。個人投資家に人気の銘柄となっている。 |
2.オリエンタルランドと関連銘柄の動向をチェック!
2-1.オリエンタルランドの株価は1年半で2倍に!
世界有数の入場者数を誇る東京ディズニーランド・東京ディズニーシーの運営を手掛ける持株会社である同社の株価は、この1年半で大きく上昇しています。
同社の株価は、2017年1月には6,187円を付けていましたが、ジワジワと上昇し続けており、2018年6月には12,230円の上場来高値を付けました。
この1年半で2倍の上昇となっており、今後も高値更新が期待されます。
ただ、株価が大きく上がり過ぎてしまっていることから、個人投資家が手を出しづらくなりつつあり、この点はネックとなっています。
今後、株式分割が行われることを期待していましょう。
2-2.オリエンタルランドの筆頭株主である京成電鉄
次に、オリエンタルランドに関連する銘柄の動向を見ていきます。
オリエンタルランド関連銘柄として真っ先に挙げられるのは、オリエンタルランドと資本関係にある銘柄です。
オリエンタルランドの筆頭株主としては、【9009】京成電鉄(持ち株比率19.97%)と【8801】三井不動産(持ち株比率8.46%)が挙げられます。
※持ち株比率は2017年9月30日時点
企業規模からして三井不動産の株価にオリエンタルランドの業績が寄与する影響は限定されてくると考えられるため、京成電鉄に注目です。
オリエンタルランドの筆頭株主である京成電鉄は、オリエンタルランドの完全子会社である舞浜リゾートラインが運営する「ディズニーリゾートライン」を間接的に運営しているといえます。
京成電鉄の株価は、2017年1月には2,670円を付けていましたが、この1年半で上昇していき、2018年6月には3,970円の高値を付けました。
この1年半で約1.5倍の上昇となっており、今後更なる高値更新が期待されます。
京成電鉄の株価チャートは、オリエンタルランドとほぼ同じ動きをしていることが分かります。
★注目ポイント2 |
オリエンタルランドとその筆頭株主である京成電鉄の株価は、この1年半で大きく上昇している。 |
3.主要オリエンタルランド関連銘柄チェックリスト
東京ディズニーリゾートには参加企業制度(オフィシャルスポンサー制度)というものがあります。
これは、東京ディズニーリゾート内の施設にて、一業種一社を原則として、国内の大手企業がスポンサーになるというものです。
参加企業制度に参加している銘柄もオリエンタルランド関連銘柄として挙げられ、株価に与える影響はほとんどないと考えられますが、興味ある方は関連銘柄としてチェックしておきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2579】コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス | 4,230円 | オフィシャルスポンサー |
【4452】花王 | 8,514円 | オフィシャルスポンサー |
【4661】オリエンタルランド | 11,725円 | 東京ディズニーランド・東京ディズニーリゾート運営の持株会社 |
【4676】フジ・メディア・ホールディングス | 1,849円 | コンテンツ制作などのパートナー契約 |
【4901】富士フィルムホールディングス | 4,222円 | オフィシャルスポンサー |
【5020】JXTGホールディングス | 748.3円 | オフィシャルスポンサー(ENEOS) |
【6752】パナソニック | 1,487円 | オフィシャルスポンサー |
【7867】タカラトミー | 874円 | オフィシャルスポンサー |
【8056】日本ユニシス | 2,660円 | オフィシャルスポンサー |
【8750】第一生命ホールディングス | 1,966円 | オフィシャルスポンサー |
【8801】三井不動産 | 2,682円 | オリエンタルランドの筆頭株主 |
【9009】京成電鉄 | 3,780円 | オリエンタルランドの筆頭株主、ディズニーリゾートラインの運営 |
【9062】日本通運 | 8,180円 | オフィシャルスポンサー |
【9201】日本航空 | 4,059円 | オフィシャルエアライン |
【9432】NTT | 5,137円 | オフィシャルスポンサー |
※株価は2018年6月25日終値で算出
★注目ポイント3 |
オリエンタルランド関連銘柄はそれほど多くない。オフィシャルスポンサーが多いが、ほとんどが大企業であるため株価に影響することはほとんどないと考えられる。 |
4.オリエンタルランド関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったオリエンタルランド関連より上位3銘柄を発表致します。
※2017年6月25日~2018年6月25日の1年で算出
4-1.第1位【8056】日本ユニシス
上昇率 | 1.7倍(安値:1,638円 → 高値:2,822円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 44.7(売り買い均衡) |
4-2.第2位【5020】JXTGホールディングス
上昇率 | 1.65倍(安値:476.3円 → 高値:787.7円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 65.2(やや買われている) |
4-3.第3位【4661】オリエンタルランド
上昇率 | 1.64倍(安値:7,419円 → 高値:12,230円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 67.48(やや買われている) |
※RSIは2018年6月25日終値より算出
★注目ポイント4 |
オリエンタルランド関連銘柄としてこの1年の上昇率を見てみましたが、主役のオリエンタルランドは3位の1.64倍という結果に。3銘柄の中で最も綺麗な右肩上がりのチャートとなっている。 |
5.まとめ
オリエンタルランドは、株主優待も魅力的なことから、個人投資家に人気の株となっています。
注意点とすれば、ここ数年で価格が高騰していることから優待利回りが悪化しており、初心者に推奨できる銘柄とは言えなくなっていることでしょう。
2015年4月1日に1→4の株式分割が行われたことで一時買いやすくはなりましたが、分割後も更に上昇しており、最低単位株の購入額が再び100万円を超えてきています。
長期保有している投資家にとっては嬉しいことですが、初心者におすすめできる銘柄ではなくなってきていることには注意しておきましょう。
ただ、オリエンタルランドがどこまで好調をキープするか気になる方は多いと思われますので、広い視野で東京ディズニー関連のニュースや動向をチェックです。
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