ロッテの上場(IPO)は2022年!時価総額3,000億円規模の大型IPO案件に注目が集まる

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大手お菓子メーカーのロッテが、2022年のIPOに向けて着々と準備を進めているようです。

ロッテは経営権を巡ってのお家騒動もありましたが、2020年3月には終止符が打たれ、新生ロッテのIPOが本格的に進められていくものと期待されます。

ロッテがIPOすることになれば、時価総額3,000億円規模の超大型IPO案件になることは確実です。

ロッテのIPOに注目していきましょう!

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1.ロッテの上場(IPO)に期待

 

大手お菓子メーカーのロッテが2022年のIPOに向けて準備を進めています。

1-1.ロッテとは?

ロッテは、日本でもお馴染みの大手お菓子メーカーです。

特にチューインガムでは強みを持ち、「コアラのマーチ」や「チョコパイ」、「雪見だいふく」といった有名なお菓子を多数手掛けています。

ロッテは1948年に重光武雄氏が創業しました。重光氏の出身地である韓国では韓国第五の財閥であるロッテグループとして君臨しています。

ロッテの関連企業の関係はやや複雑となっており、ロッテグループ全体の持株会社ロッテホールディングスの下に、お菓子メーカーのロッテや、ファーストフードチェーンのロッテリア、プロ野球の千葉ロッテマリーンズなどが置かれる形となっています。

ロッテでは2014年から2015年に掛けて、お家騒動が勃発。

ロッテの経営権を巡って長男の重光宏之氏と次男の重光昭夫氏が対立し、韓国では不買運動も行われる事態に発展しました。

2020年1月に創業者の重光武雄氏が亡くなり、同氏が退任した2017年以降空白となっていた会長職に次男の重光昭夫氏が就任したことで、お家騒動にも終止符が打たれています。

1-2.ロッテのIPO観測情報は?

今回注目するのは、お菓子メーカーのロッテのIPO観測情報となります。

日本でお菓子事業を展開するロッテは、2018年4月1日に、お菓子・アイスの製造会社ロッテ、お菓子販売を手掛けるロッテ商事、アイス販売のロッテアイスの3社が合併しています。

新生ロッテの社長に就任した牛腸栄一氏は、上場を目指す方針を日本経済新聞の取材で明らかにしており、2022年の上場を目指しているとのことです。

ロッテの売上高は2018年時点で約3,500億円となっています。

他の大手お菓子メーカーの売上高と時価総額を見てみると、売上高約2,000億円の【2201】森永製菓の時価総額は約2,500億円、売上高約3,600億円の【2206】江崎グリコの時価総額は約3,200億円となっています。

ロッテがIPOすることになれば、この2社の時価総額に近い値になるものと期待されるため、ロッテのIPOは時価総額3,000億円規模の超大型IPO案件になることは間違いありません。

2022年に向けてのロッテIPOの動きには注目しておきましょう。

★注目ポイント

・ロッテは日本でも有名な大手お菓子メーカー
・ロッテは2022年に向けてIPOの準備を進めている
・ロッテのIPOは時価総額3,000億円規模の超大型IPO案件となることは間違いない

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2.ロッテIPO関連銘柄の推移

 

ロッテのIPOでも注目されるかもしれないお菓子メーカーの株価動向をチェックしておきましょう。

2-1.「チョコボール」や「チョコモナカジャンボ」を手掛ける!【2201】森永製菓

「チョコボール」や「チョコモナカジャンボ」などで知られる【2201】森永製菓は、代表的なお菓子メーカーです。

同社の2020年3月の売上高は2,070億円と予測されており、ロッテの売上高約3,500億円よりはやや小さくなっています。

同社の株価は、2019年3月初めには5,000円を付けていました。この1年はやや上昇して2019年11月には5,910円まで上げたものの、新型コロナウイルスの世界株安で2020年3月には一時3,610円まで下げました。

この1年間の最大上げ幅は+18.20%、最大下げ幅は-27.80%となっており、典型的なディフェンシブ銘柄の値動きとなっています。

2-2.「ポッキー」や「ジャイアントコーン」で知られる!【2206】江崎グリコ

「ポッキー」や「ジャイアントコーン」などを手掛ける【2206】江崎グリコも、代表的なお菓子メーカーです。

同社の2020年3月の売上高は3,660億円と予測されており、ロッテとほぼ同規模のお菓子メーカーと見てよいでしょう。

同社の株価は、2019年3月初めには5,650円を付けていました。この1年は横ばい気味にズルズルと下げており、2020年3月には世界株安の影響で3,585円まで下落しました。

この1年間で最大-36.54%まで下げています。位置付け的にはディフェンシブ銘柄であり、短期的に大きく値下がりすることはありませんが、ズルズルと下落し続けています。

ロッテのIPOには注目が集まりますが、IPO後には上記2銘柄のようなローリスク・ローリターンのディフェンシブ銘柄になるものと思われます。

★注目ポイント

・お菓子メーカー株はディフェンシブ銘柄に位置付けられる。
・ロッテと同規模のお菓子メーカーである森永製菓と江崎グリコはこの1年間では下落している。

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3.ロッテ関連銘柄リスト

 

【2201】森永製菓「チョコボール」や「チョコモナカジャンボ」などチョコレート・アイスが主力のお菓子メーカー
【2204】中村屋「月餅」「羊羹」などで知られる和菓子メーカー
【2206】江崎グリコ「ポッキー」や「ジャイアントコーン」などチョコレートやアイスに強いお菓子メーカー
【2207】名糖産業「アルファベットチョコレート」などを手掛けるお菓子メーカー
【2208】ブルボン「チーズおかき」で知られるお菓子メーカー
【2209】井村屋グループ「あずきバー」などのアイスや和菓子を手掛けるお菓子メーカー
【2211】不二家「カントリーマアム」で知られる洋菓子・ケーキメーカー
【2220】亀田製菓「柿の種」「ハッピーターン」が主力の米菓メーカー
【2229】カルビーポテトチップス」や「じゃがりこ」を手掛けるスナック菓子最大手
【2269】明治ホールディングス「カカオ」や「エッセルスーパーカップ」などで知られる総合お菓子メーカー

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4.まとめ

ロッテは2022年に向けてIPOの準備を進めていると報じられています。お家騒動も一段落したことで、IPOの準備が加速することが期待されます。

ロッテと同規模のお菓子メーカーである森永製菓と江崎グリコの時価総額から推定すると、ロッテのIPOは3,000億円規模の超大型IPO案件になることが確実です。

ロッテも他のお菓子メーカー株の例に漏れず、IPO後はディフェンシブ銘柄に位置付けられる銘柄になるものと思われます。

このため、ロッテのIPOは、上場益に加えて長期の値上がり益や配当金、株主優待といった長期投資向けの要素を重視して行うことがおすすめです。

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