再生エネルギー関連銘柄はレノバショックや原発再稼働などで逆風吹くが、大反発もあり得る!?

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日本の電力に占める再生エネルギーの割合は、脱炭素も追い風に順調に上昇しており、2021年時点で22.4%にまで拡大しています。

再生エネルギー関連銘柄は、2020年秋の世界的な脱炭素ムーブメントにより最注目テーマ株の一角となりましたが、2021年12月末に代表銘柄の【9519】レノバが暴落したことから厳しい展開となっています。

ウクライナ情勢を受けてエネルギー安全保障の重要性が世界的に認識される中で、再生エネルギーがどのような位置付けになっていくかがカギを握ってきそうです。

再生エネルギー関連銘柄に注目していきましょう!

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1.再生エネルギー 関連銘柄とは?

脱炭素では最注目テーマ株となった再生エネルギー関連銘柄ですが、2021年12月以降は厳しい展開になりつつあります。

1-1.再生エネルギーとは?

再生エネルギー(再生可能エネルギー)とは、太陽光発電や風力発電(陸上風力・洋上風力)、バイオマス発電、地熱発電といった、永続的に利用し続けられるエネルギーの総称です。

再生エネルギーは、発電時に二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーで、甚大な事故が発生するリスクもないことが、火力発電や原子力発電と比較したメリットです。

一方で、再生エネルギーの発電コストは火力発電・原子力発電に比べて依然高く、発電量が天候や気象に左右されて安定しないためエネルギー安全保障の点で脆弱である点がデメリットです。

日本の再生エネルギーは、2012年7月から固定買い取り制度(FIT制度)が導入されたこともあり、順調にエネルギーシェアを伸ばしています。

環境エネルギー政策研究所が発表した「2021年の自然エネルギー電力の割合(暦年・速報)」によると、2021年の日本国内の全発電電力量(自家消費含む)に占める自然エネルギーの割合は前年比+1.6%の22.4%になったということです。

上記22.4%の内訳は、水力発電が7.8%、太陽光発電が9.3%、バイオマス発電が4.1%、風力発電が0.9%、地熱発電が0.3%となっています。

再生エネルギー関連銘柄としては、水力発電はほとんど注目されず、太陽光発電が最も注目されるテーマとなっており、バイオマス発電、風力発電、地熱発電が続く形となっています。

1-2.再生エネルギー関連銘柄は2021年12月のレノバ暴落で厳しい展開に

再生エネルギー関連銘柄は、2020年秋に世界的な脱炭素(カーボンニュートラル)の動きを受けて最注目テーマ株の一角となりました。

特に、再生エネルギー関連銘柄の代名詞的銘柄となっているのが、太陽光・風力・バイオマス・地熱発電のいずれも手掛ける再生エネルギー企業の【9519】レノバです。

東証の再生エネルギー関連銘柄=【9519】レノバと言っても過言ではなく、レノバの株価は2020年9月から2021年9月に掛けて6倍以上の上昇となりました。

しかし、2021年12月27日、レノバは秋田県の洋上風力発電事業者に選定されなかったニュースを受けて大暴落となり、2022年2月には脱炭素前の水準になるまで売られました。

レノバ株の暴落を受けて、他の再生エネルギー関連銘柄も連鎖的に売られる展開となっています。

また、2022年はウクライナ情勢による化石燃料価格の高騰を受けて、エネルギー安全保障の重要性が高まっており、世界的に原発が再評価される流れができています。

日本でも、岸田総理が原発再稼働に意欲を見せており、マーケットにおいても原発関連銘柄の最右翼である【9501】東京電力ホールディングスが大きく買われている状況です。

2021年12月のレノバ株の暴落、2022年ウクライナ情勢による世界的な原発再評価の流れなど、再生エネルギー関連銘柄には逆風が吹いている状況と言わざるを得ません。

★注目ポイント
・再生エネルギー関連銘柄は、太陽光発電を手掛ける銘柄が最注目。バイオマス発電や風力発電、地熱発電にも注目が集まる。
・再生エネルギー関連銘柄は、2020年秋の世界的な脱炭素ムーブメントで最強テーマ株の一角となったが、2021年12月末に代表銘柄の【9519】レノバが暴落したことなどから厳しい局面となっている。

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2.再生エネルギー関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2021年から2022年に掛けての再生エネルギー関連銘柄の株価動向を見ていきましょう。

2-1.再生エネルギー関連銘柄の代名詞!【9519】レノバ

太陽光・風力・バイオマス・地熱発電の再生可能エネルギー施設全般を手掛ける【9519】レノバは、再生エネルギー関連銘柄を代表する銘柄です。

レノバの株価動向は、再生エネルギー関連銘柄のバロメータと言っても過言ではなく、再生エネルギー関連銘柄へのテーマ株投資を考えている場合には必ずチェックしておかなければいけない銘柄です。

同社の株価は、2020年9月には1,056円を付けており、世界的な脱炭素ムーブメントを受けて買われ続け、2021年9月には6,390円まで上昇しました。

しかし、2021年12月27日、秋田県由利本荘市沖の洋上風力発電の事業者に選定されなかったというニュースを受けてストップ安に。

これまで大きく買われており、高値圏で推移していたことから、この不穏なニュースを受けて一気に売り注文が殺到した形となりました。

レノバの売りは止まらず、他の再エネ株にも波及する形となり、2022年2月24日には一時1,271円まで売られました。

さすがに急激に売られ過ぎたことから、その後は持ち直しており、5月には一時2,000円台を回復していますが、暴落前の水準が遠いことには変わりありません。

2-2.再エネ株はレノバショックで連鎖的暴落…!【1407】ウエストホールディングスなど

再エネ株の代表であるレノバの暴落を受けて、太陽光発電やバイオマス発電を手掛ける他の再生エネルギー関連銘柄も連鎖的な暴落となっています。

“レノバショック”により、代表的な再生エネルギー関連銘柄は次のような推移となっています。
・【1407】ウエストホールディングス:6,940円(2021年11月)→3,085円(2022年1月)
・【3856】Abalance:7,300円(2021年4月)→1,561円(2022年2月)
・【9517】イーレックス:3,320円(2021年8月)→1,409円(2022年2月)
※2021年高値から2022年安値の値。

ただ、再生エネルギー関連銘柄はレノバショックと世界株安のダブルパンチで大暴落となりましたが、2022年1~2月に安値を付けて以降は、持ち直し反発の動きが見られていることも確かです。

★注目ポイント
・再生エネルギー関連銘柄は、2021年12月末の【9519】レノバの暴落を受けて、連鎖的な暴落となった。ただ、安値を付けた2022年2月以降は持ち直しの動きも見られている。

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3.再生エネルギー関連銘柄リスト

銘柄備考
【9519】レノバ太陽光発電、洋上風力発電・陸上風力発電、バイオマス発電、地熱発電
【1407】ウエストホールディングスメガソーラー
【3856】Abalance太陽光発電
【6255】エヌ・ピー・シー太陽電池大手
【3647】ジー・スリーホールディングス太陽光発電所の買取・売電
【9517】イーレックスバイオマス発電
【9514】エフオン木質バイオマス発電
【6013】タクマバイオマス発電プラント、バイオマス発電による新電力「タクマエナジー」
【5915】駒井ハルテック風力発電
【1711】SDSホールディングス太陽光発電・バイオマス発電、省エネ関連銘柄

 

4.オススメの再生エネルギー関連銘柄3選!

反発も期待されるオススメの再生エネルギー関連銘柄を押さえておきましょう。

【9519】レノバ

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市場東証プライム市場
企業概要再生可能エネルギー施設を日本全国で開発・運営する。

レノバは、再生エネルギー関連銘柄として外すことはできません。

2021年12月から2022年2月に掛けて大暴落となったことから、大反発となる可能性もあります。

実際に投資しなくても、再生エネルギー関連銘柄のマーケットでの注目度をはかるバロメータとして、値動きは必ずチェックしておくようにしましょう。

【1407】ウエストホールディングス

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市場東証スタンダード市場
企業概要メガソーラー事業を中心とする太陽光発電事業者。

発電ごとにおすすめの再生エネルギー関連銘柄としては、太陽光発電では【1407】ウエストホールディングスや【3856】Abalance、バイオマス発電では【9517】イーレックス、風力発電では【5915】駒井ハルテックが特に物色されやすい銘柄となっています。

【1711】SDSホールディングス

チャート画像
市場東証スタンダード市場
企業概要省エネ事業(ESCO事業)の草分け的企業。再エネも手掛ける。

SDSホールディングスは、2022年に入ってからも買われている数少ない再生エネルギー関連銘柄です。太陽光発電とバイオマス発電を手掛けていますが、主力事業は省エネ事業(ESCO事業)です。

同社は再エネ株というよりは、省エネ関連銘柄の代名詞的な銘柄となっており、ウクライナ情勢によるエネルギー危機を受けて物色された形となっています。

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5.まとめ

再生エネルギー関連銘柄は、2020年秋の世界的な脱炭素ムーブメントを受けて最注目テーマ株の一角となりましたが、2021年12月末に【9519】レノバが暴落したことを受けて連鎖的な暴落となっています。

レノバショックに加えて、FRBの利上げやウクライナ情勢による世界的な株安、脱炭素やウクライナ情勢を受けた原発再評価の流れなど、再生エネルギー関連銘柄には逆風が重なってしまいました。

ただ、レノバを含めた多くの再生エネルギー関連銘柄は、安値を付けた2022年1~2月以降は持ち直しの動きも見られつつあります。

今後のエネルギー安全保障において、再生エネルギーがどのような位置付けになってくるのかがカギになってくると思われます。

日本のエネルギー戦略や脱炭素の動きといったニュースにはアンテナを張っておき、再生エネルギー関連銘柄の株価動向は要チェックしておきましょう。

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