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スーパーマーケットチェーン「SEIYU」を展開する西友が、2022年までに再上場IPOを目指しています。
西友はウォルマート傘下で低価格路線やネットスーパー事業を強化しており、特にネットスーパーにおいては草分け的な存在として知られています。
ネットスーパーは2020年以降の超高齢社会において成長産業になる可能性が高いことからも、西友のIPOには期待が高まります。
西友のIPO観測情報に注目していきましょう!
1.西友の上場 IPOに期待
スーパーマーケットチェーン「SEIYU」を展開する西友の上場(IPO)に注目が集まっています。
1-1.西友とは?
西友はスーパーマーケットチェーン「SEIYU」を展開する大手小売業です。
西友の前身は、1956年に西武百貨店の一部門として設立された西武ストアーまでさかのぼります。
西武鉄道グループやセゾングループとの関係が強く、資本関係が解消された現在でも、セゾンカードを使えばお得な還元が受けられるなど西武・セゾングループとの提携は続いています。
またかつて東証一部上場企業(旧・株式コード:8268)でしたが、2000年代に業績不振が続いたことから、アメリカのウォルマートの子会社となり、2008年4月19日に上場廃止となりました。
西友は、ウォルマート傘下では、ウォルマート流の低価格戦略の強化を進めてきています。
ウォルマートは世界最大の小売業ですが、アメリカ本土ではアマゾンに対抗してネット事業への積極投資を進めるなど非常に革新的なことでも知られています。
西友はスーパーマーケットチェーンの中でもネットスーパーへの参入は非常に早く、2000年5月1日に「西友ネットスーパー」を開始。ネットスーパーの草分け的な存在でもありました。
2013年にはDeNAと提携してネットスーパー「SEIYUドットコム」を展開していましたが、2018年1月26日にウォルマートと楽天が提携を開始したことでDeNAとの提携は解消され、現在は西友と楽天が共同出資した「Rakuten SEIYUネットスーパー」を展開しています。
1-2.西友の上場・IPO観測情報は?
ウォルマート傘下で、低価格路線とネットスーパー事業の強化を進める西友ですが、IPOも期待されています。
2019年6月26日、ウォルマート・ジャパン・ホールディングスと西友が発表した今後3年間の事業計画の中で、ウォルマートが西友株の過半数を保有したまま再上場を目指す方針が明らかにされました。
この発表から約1年近く経っている2020年4月現在、IPOの続報は入ってきてはいないもようですが、少なくとも2022年までに西友の上場・IPOに関する何らかの動きがあるものと見られます。
スーパーマーケットは、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言や外出自粛の中で業績が好調となっています。
西友が再上場IPOすると思われる2022年までには、新型コロナウイルスも収束していると思われますが、収束していなかった場合にはプレミア分が付くIPOになる可能性もあります。
なにより西友が力を入れるネットスーパー事業は、高齢社会において成長が期待されることは間違いありません。
西友の上場・IPOに関するニュースにはアンテナを張っておきましょう。
★注目ポイント |
・西友は、スーパーマーケットチェーン「SEIYU」を展開する大手小売業。 |
2.西友IPO関連銘柄の推移
西友の上場・IPOで注目されるかもしれない関連銘柄の動向を見ていきましょう。
2-1.「Rakuten SEIYUネットスーパー」を共同運営!【4755】楽天
ネット通販大手の【4755】楽天は、西友と共同でネットスーパー「Rakuten SEIYUネットスーパー」を運営しています。
2018年から始まった「Rakuten SEIYUネットスーパー」だけではなく、今後は西友・ウォルマート・楽天の3社の業務提携が進められるとのことです。
楽天の株価は、長期的には下落傾向にあり、2015年4月に付けた上場来高値の2,395円から、2020年3月には一時636円にまで下げています。
ただ、新型コロナウイルスによる巣ごもり消費拡大で注目されている面もあり、底値からの反発も期待されます。
楽天の株価はともかく、西友のネットスーパー事業には注目しておきましょう。
2-2.SEIYUのハウスカード「セゾンカード」を展開!【8253】クレディセゾン
信販会社大手の【8253】クレディセゾンは、SEIYUで大きな還元を受けられる「セゾンカード」を手掛けています。なお、同社は日経平均(日経225)構成銘柄でもあります。
セゾングループと西友には資本提携はないものの、未だに関係が深いことは間違いありません。
クレディセゾンの株価は、長期的には下落傾向にありましたが、2019年9月から2020年1月に掛けては1,176円から1,958円まで大きく反発しました。これは消費税増税に伴うキャッシュレス還元で注目されたと見て間違いないでしょう。
ただ、2020年1月に高値を付けてからは、新型コロナウイルスによる世界株安の影響もあり、2020年4月には1003円まで下げています。反発の兆しも見られておらず、長期的な下落トレンドに戻ってしまったと言えます。
なお、西友と関係が深い銘柄としては、【9024】西武ホールディングスも抑えておきましょう。
★注目ポイント |
・西友IPO関連銘柄としては、ネットスーパー事業を共同運営している楽天、西友と関係が深いクレディセゾン、西武ホールディングスに注目。 |
3.西友関連銘柄リスト
【4755】楽天 | ネットスーパー「Rakuten SEIYUネットスーパー」を西友と共同運営 |
【8253】クレディセゾン | SEIYUの提携カード「セゾンカード」を展開 |
【9024】西武HD | 西友と関係が深い |
【8267】イオン | 総合スーパー最大手「AEON」を展開、ネットスーパー「イオンネットスーパー」 |
【3382】セブン&アイHD | スーパー大手「イトーヨーカ堂」を展開、ネットスーパー「セブンネットスーパー」 |
【2651】ローソン | コンビニ大手、ネットスーパー「ローソンフレッシュピック」も展開 |
【3038】神戸物産 | 格安スーパー「業務用スーパー」が絶好調 |
【2484】出前館 | 「出前館ネットスーパー」を展開 |
【8194】ライフコーポレーション | 食品スーパー「ライフ」を展開、ネットスーパー「ライフ ネットスーパー」 |
【2193】クックパッド | ネットスーパー「クックパッドマート」 |
4.まとめ
西友はウォルマート傘下で低価格路線やネットスーパー事業を強化しており、2022年までに再上場IPOを目指していることを発表しています。
2019年6月に西友のIPO観測情報が発表されてからの続報はありませんが、近い内に動きがあるかもしれません。
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言下において、西友は絶好調のようです。
西友は2020年3月から4月に掛けて、約3,000人の現場従業員の緊急採用を発表。さらに、既に勤務している現場従業員には総額3億5,000万円の特別一時金「スーパーヒーロー・ボーナス」を支給することも発表しています。
西友の上場IPOとなるまでには新型コロナウイルスは収束していると思われますが、この勢いをIPOまで持続しておいて欲しいものです。
西友の上場IPO観測情報は要チェックしておきましょう!
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