必読必須の厳選3記事
【3955】イムラ封筒は+38%!【2168】パソナグループは+48%!【3675】クロス・マーケティンググループは+78%!
2021年秋に実施される衆議院選を前に、選挙関連銘柄が物色され始めています。
菅総理が9月3日に退陣表明したことを受けて、自民党総裁選の行方に注目が集まっていますが、マーケットでは2021年8月から既に選挙関連銘柄が買われ始めていました。
衆議院選が終わるまで、マーケットは政局相場になりそうな展開となっており、選挙関連銘柄も一段と注目度が高まってきそうです。
選挙関連銘柄に注目していきましょう!
1.選挙関連銘柄とは?
2021年秋に行われる衆議院選挙を前に、選挙関連銘柄に注目が集まっています。
1-1.選挙関連銘柄とは?
国政選挙は、約600億円の運営費用が発生する大イベントです。
政府が作成・公表している「行政事業レビューシート」によると、2019年7月に行われた第25回参議院選挙では、約571億円の国費が投じられたことが分かります。
※出典:総務省(https://www.soumu.go.jp/main_content/000573627.pdf)
日本は衆議院と参議院の二院制となっており、衆議院は4年に1回、参議院は3年に1回、必ず選挙が実施されます。
なお参議院は解散がありませんが、衆議院は解散があるため、衆議院選挙は必ずしも4年に1回ではありません。
今回注目していく選挙関連銘柄は、投票機器の製造会社や、選挙用のハガキやポスターを手掛ける会社、世論調査を手掛ける会社などが中心となります。
選挙関連銘柄は、あまり大手企業ではない中小株が中心です。
大手マスコミや日本郵便なども国政選挙によって潤いますが、事業規模からすると選挙の効果は微々たるものであるため、選挙関連銘柄として物色されることはほとんどありません。
また選挙関連銘柄は選挙前に物色されやすく、選挙終了後に掛けて売られていく傾向があることには注意しておきましょう。
1-2.菅総理退陣で2021年秋の衆議院選挙がより注目される流れに!
衆議院は2021年10月までに解散されるため、2021年10月以降すぐに衆議院選挙が開催されることは決定事項となっていました。
2021年9月3日には、菅総理が自民党総裁選への不出馬を表明。菅総理の退陣表明を受けて、マーケットは政局相場へ突入することになりました。
日経平均株価は菅総理退陣を受けて、2021年9月2日に付けていた28,543円から、4営業日後の9月7日には一時30,048円まで急上昇し、4ヶ月ぶりの3万円台を回復。
またTOPIXはバブル期以来の高値に到達しました。
マーケットは支持率が低迷していた菅政権が退陣することによって、政治の停滞打破に繋がることを期待しているようです。
自民党が衆議院選を戦う首相を決める自民党総裁選は、河野氏、岸田氏、高市氏の3氏に絞られつつある状況となっており、誰が総裁になってもおかしくない状況です。
自民党総裁選は、9月17日告示、9月29日に投開票の予定となっています。その後10月21日に衆議院が任期満了となり、11月に総選挙が行われるものと見られており、政局相場はしばらく続きそうです。
自民党総裁選や衆議院選のムードが高まれば、マーケットでも選挙関連銘柄がより買われる展開になることも考えられます。
★注目ポイント1 |
・選挙関連銘柄は、国政選挙(衆議院選挙・参議院選挙)によって業績に恩恵を受けることが期待されるテーマ株。 |
2.選挙関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
2021年秋の衆議院選を前に、選挙関連銘柄の動向を要チェックしておきましょう。
2-1.代表的な選挙関連銘柄!【3955】イムラ封筒
封筒最大手の【3955】イムラ封筒は、代表的な選挙関連銘柄です。
同社は、選挙用通知封筒やダイレクトメールを手掛けていることから、選挙前に物色されやすい傾向があります。
同社の株価は、2021年8月3日には860円を付けていましたが、9月7日には1,195円まで上昇しており、この1ヶ月で+38%の上昇となっています。
また、同社と並んで代表的な選挙関連銘柄に位置付けられる、投票用機器でトップシェアの【7521】ムサシも、この1ヶ月で+13%の上昇となっています。
2-2.選挙出口調査を手掛ける!【2168】パソナグループ
選挙前に物色されやすい選挙関連銘柄としては、【3955】イムラ封筒や【7521】ムサシが代表的ですが、2021年には他の選挙関連銘柄も買われています。
人材派遣大手の【2168】パソナグループは、選挙出口調査を手掛けていることから選挙関連銘柄に位置付けられる銘柄です。
同社の株価は、2021年7月末には2,216円を付けていましたが、8月に大きく上昇し、菅総理辞任を受けてさらに急騰。9月7日には3,300円まで上昇しました。
この1ヶ月で最大+48%の上昇率となりました。
上記以外の選挙関連銘柄も、子会社が政治・選挙プラットフォーム「政治山」を運営する【3919】パイプドHDが+27%、インターネット世論調査に強い【3675】クロス・マーケティンググループが好決算を背景に+78%などとなっています。
※いずれも2021年8月安値から2021年9月8日高値までの値。
2021年秋の衆議院選を前に、選挙関連銘柄は多くの銘柄が買われている展開となっています。
★注目ポイント2 |
・2021年秋の衆議院選挙を前に、選挙関連銘柄は多くの銘柄が買われている。 |
3.選挙関連銘柄リスト
注目の選挙関連銘柄リストを見ていきましょう。
3-1.注目のシステムインテグレーション関連銘柄を紹介
銘柄 | 主なサービス |
【7521】ムサシ | 投票用紙分類・計数機器でトップシェア |
【3955】イムラ封筒 | 選挙用通知封筒、ダイレクトメール |
【6457】グローリー | 投票用紙自動交付機 |
【3919】パイプドHD | 子会社のVOTE FORが政治・選挙プラットフォーム「政治山」を運営 |
【2168】パソナグループ | 選挙出口調査 |
【9715】トランス・コスモス | 選挙世論調査 |
【4708】りらいあコミュニケーションズ | 選挙世論調査 |
【3675】クロス・マーケティンググループ | インターネット世論調査 |
【3978】マクロミル | インターネット世論調査 |
【6058】ベクトル | 傘下のトータル社が選挙関連の総合サービスを展開 |
4.オススメの選挙関連銘柄3選!
国政選挙を前に押さえておきたいオススメの選挙関連銘柄を見ていきましょう。
【3955】イムラ封筒
市場 | 東証二部 |
企業概要 | 封筒最大手。窓封筒・請求書封筒に強みを持つ。 |
イムラ封筒は、選挙用通知封筒やダイレクトメールを手掛けていることから、選挙関連銘柄に位置付けられている銘柄です。
同社は封筒の最大手企業でもあります。封筒というと衰退産業のように思われますが、直近決算では増収増益となっており、株価も上場来高値の更新が視野に入ってきている成長企業です。
【7521】ムサシと並んで、選挙で物色されやすい代表的な選挙関連銘柄として押さえておきましょう。
【3675】クロス・マーケティンググループ
市場 | 東証一部 |
企業概要 | ネット市場調査会社。 |
クロス・マーケティンググループは、ネット市場調査に強みを持つ市場調査会社で、ネット世論調査で注目の選挙関連銘柄です。
好決算を背景に、2021年8月~9月には選挙関連銘柄の中では最も大きく上昇した銘柄となっています。
【2168】パソナグループ
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 人材派遣大手。 |
パソナグループは、人材派遣大手として知られていますが、選挙出口調査を手掛けていることから選挙関連銘柄としても注目されている銘柄です。
2021年8月から9月に掛けて大きく上昇しました。
また、国策テーマである働き方改革関連でも注目の銘柄となっています。
5.まとめ
2021年秋に実施される衆議院選を前に、2021年8月から9月に掛けて選挙関連銘柄は軒並み買われている状況となっています。
菅総理が9月3日に退陣表明し、自民党総裁選が注目され始め、日経平均が3万円台に回復したといったニュースが話題となっていますが、選挙関連銘柄はこれらの流れより前から注目されていました。
ただ選挙関連銘柄は、選挙前に物色されやすく、選挙終了後に掛けて売られていく傾向があることには注意が必要です。
また2021年秋には衆議院選がありますが、2022年には参議院選が控えています。2022年7月の参議院の任期満了前後にも、選挙関連銘柄は注目となりそうです。
政治の動きにはアンテナを張っておき、選挙関連銘柄の動向は要チェックしておくようにしましょう。
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