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リチウムイオン電池関連銘柄が株式市場のテーマに急浮上してから、上昇率5倍に迫る勢いの【4080】田中化学研究所を筆頭に急騰銘柄が続々と出てきています。
EV市場の拡大やノーベル賞の受賞期待もあり、2018年もますます人気が高まっていくと予想されることから、投資チャンスを広げるためにも今後目が離せないテーマです。
今回は主要リチウムイオン電池関連銘柄をピックアップし、実際の株価推移や刺激材料をもとにEVとの関連性を見ていきましょう。
目次
1.リチウムイオン電池関連銘柄が息の長いテーマに!

リチウムイオン電池とは、正極と負曲の間をリチウムイオンが移動することによって充電や放電を行うことができる二次電池です。
1-1.世界の自動車産業はガソリン車からEV(電気自動車)へ
リチウムイオン電池は小型で軽量なため、これまでスマホやPC、ゲームなどに使用されていましたが、今後爆発的な需要が見込まれるのはEV市場です。
2017年4月の上海モーターショーや2017年11月の東京モーターショーでは、日産自動車やアウディ、メルセデスベンツなどの各自動車メーカーがEV、ハイブリッド車などを展示し、大きな話題となりました。
特に、中国政府は「NEV法」により2019年に中国国内で販売する販売台数の10%以上をEVなどの新エネルギー車にすることを義務付けようとしています。
これにより多くの自動車メーカーは、中国市場でのEV販売戦略構想を発表するなど、世界的なEVシフトの動きが目立ってきました。
また、EVは充電用のEVステーションや家庭用の充電器などもまだまだ普及しておらず、その成長性は相当な期待を秘めていると言えるでしょう。
1-2.再生可能エネルギー市場でも期待のリチウムイオン電池
太陽光の買い取り価格が年々下回っているのは、分散化エネルギーを今後低コストで利用拡大したいという政府の意向の表れです。
そこで、不安定な再生可能エネルギーの利用にかかせないのがリチウムイオン電池。
現に、再生可能エネルギーの利用率が80%へ向かおうとするドイツと、日本の企業である【4217】日立化成や【5333】日本ガイシが協力。
リチウムイオン電池などで電力を安定供給する実証プロジェクトが始まりました。
このように、世界的に普及拡大の動きがある再生可能エネルギーの分野でも低コストなリチウムイオン電池の量産化が進められており、期待が高まっているのです。
これからの急成長が予想されるリチウムイオン電池関連銘柄、材料による実際の株価推移を次に見ていきましょう。
★注目ポイント1 |
EVの販売増や再生可能エネルギーの利用普及により、リチウムイオン電池市場はますます活況化していくと予想される。 |
2.世界中が期待するリチウムイオン電池関連銘柄の推移

リチウムイオン電池関連銘柄の注目材料を取り上げていきます。
2-1.中国政府がガソリン車の製造・販売禁止を発表
イギリスやフランスなどでは、2040年までにガソリン車やディーゼル車の販売禁止という方針ですが、いよいよ中国も実現に向けて動き出しました。
この報道後、EVシフトへの期待からリチオムイオン関連銘柄は幅広く買われ、とくに【4080】田中化学研究所はストップ高となりました。

世界最大級の自動車市場で活躍できる期待からその後も力強い上昇を続け、この期間わずか3か月ほどで株価は4倍を達成するほど注目を浴びています。
2-2.国内3社合同の新会社設立で関連銘柄に物色向かう
2017年9月28日、【6902】デンソーと【7261】マツダ社と共同で【7203】トヨタ自動車がEV基幹技術開発のため新会社を設立したとの報道がありました。
この日はリチオムイオン電池関連銘柄に幅広い買いが入りましたが、中でも出遅れ感のあった【6955】FDKでは30%を超える強い上昇が見られました。

トヨタ関係者より、2年間で成果を出すとの意気込みから今後数年間で日本のEV市場と共に、リチウムイオン関連銘柄は急成長を遂げる期待が高まっています。
★注目ポイント2 |
EV関連のニュースにリチオムイオン電池関連銘柄は刺激されやすく、特に自動車市場が大きい中国の政策は要チェック。 |
3.主要リチウムイオン電池関連銘柄チェックリスト

リチウムイオン電池関連銘柄は、正極材、負極材、セパレータ、導電助剤などの材料の製造・開発メーカー、リチウムイオン電池会社に出資した会社など多岐に渡ります。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【3401】帝人 | 2,592円 | リチウムイオンバッテリーセパレータの開発 |
【3407】旭化成 | 1,535円 | リチウムイオン電池のセパレータ世界首位 |
【4005】住友化学 | 859円 | EV用リチウムイオン電池材料の増産へ |
【4045】東亜合成 | 1,471円 | 三井化学とリチウムイオン電池の原料生産で会社設立 |
【4061】デンカ | 4,680円 | リチウムイオン二次電池の導電助剤の製造販売 |
【4109】ステラケミファ | 3,870円 | 中国に工場を設置しリチウムイオン電池事業の生産力強化 |
【4100】戸田工業 | 4,565円 | リチウム電池正極材に積極的 |
【4183】三井化学 | 3,820円 | リチウムイオン電池向け電解液の生産能力を増強している |
【4188】三菱ケミカルホールディングス | 1,298.5円 | 正極材、負極材、電解液、セパレータ全ての部材を手掛ける |
【4203】住友ベークライト | 994円 | 電気自動車用のリチウムイオン電池部材を量産 |
【5563】新日本電工(★低位株) | 494円 | リチウムイオン電池用正極材料を製造 |
【5727】東邦チタニウム | 1,310円 | リチウムイオン電池の高性能化に成功 |
【6407】CKD | 2,648円 | リチウムイオン電池用巻回機の生産 |
【6674】ジーエス・ユアサコーポレーション | 579円 | リチウムイオン電池事業に注力 |
【8103】明和産業(★低位株) | 487円 | リチウムイオン電池の負極材など取り扱う |
※株価は2018年1月5日終値で算出
★注目ポイント3 |
電気自動車市場拡大の恩恵を受けるリチウムイオン電池関連銘柄は、一時のピークから調整はあったものの地合いの良さで上値を追える余地は大きい。 |
4.リチウムイオン電池関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったリチウムイオン電池関連銘柄上位3銘柄を発表致します。
※2017年4月11日~2018年4月11日の1年で算出
4-1.第1位【4080】田中化学研究所
上昇率 | 4.6倍(安値:621円 → 高値:2,918円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 46.99(売り買い均衡) |
4-2.第2位【6955】FDK(★低位株)
上昇率 | 3.5倍(安値:92円 → 高値:328円) |
市場 | 東証二部 |
RSI | 26(売られ過ぎ) |
4-3.第3位【4275】カーリットホールディングス
上昇率 | 2.6倍(安値:528円 → 高値:1,399円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 23.66(売られ過ぎ) |
※RSIは2018年4月11日終値より算出
★注目ポイント4 |
EV(電気自動車)の話題がでると動きを見せるリチウムイオン電池関連銘柄。需要が急拡大しているため大きく上昇を見せる可能性が高い。 |
5.まとめ
リチウムイオン電池関連銘柄の今後を予想するには、国内だけでなく、自動車市場が大きい海外へも目を向けることで投資チャンスが広がります。
特に中国の環境政策の動向は要チェックです。
リチウムイオン電池関連銘柄は電気自動車の販売加速や再生可能エネルギー市場の拡大などとともに、今後も注目を浴びるテーマになっていくことでしょう。
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