全固体電池関連銘柄はEVシフトを背景に実用化や量産ニュースが相次ぐ!

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【7203】トヨタ自動車は+66%!【6976】太陽誘電は+121%!【5218】オハラは+124%!【6584】三櫻工業は+168%!【6955】FDKは+175%!

EVシフトを背景に、マーケットでは全固体電池への期待が急加速しています。

2020年から2021年に掛けて全固体電池の実用化や量産に関するニュースが相次いでおり、トヨタ自動車は2021年内に試作車を発表すると報じられています。

全固体電池関連銘柄に注目していきましょう!

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1.全固体電池関連銘柄とは?

EVシフトを背景に全固体電池の実用化や量産が加速しています。

1-1.全固体電池とは?

全固体電池とは、全ての部材が固体材料で構成された次世代電池です。

現在主流となっているリチウムイオン電池は、「正極」と「負極」を「セパレータ」で区切った上で、電解質として「電解液」で満たす構成が一般的となっています。

全固体電池は、電解質を固体にすることによって、正極と負極の接触を防ぐセパレータが不要となります。

また、全固体電池に使われる酸化物系や硫化物系の無機系固体電解質は熱に強いため安全性が高く、電解液を使わないため液漏れや分解の心配もありません。

全固体電池では発熱リスクが問題にならなくなるため急速充電に対応しやすくなり、EV(電気自動車)の課題となっている充電時間の長さを解決できると期待されています。

さらに、全固体電池はリチウムイオン電池よりもエネルギー密度が高いため小型化が可能であり、低温や高温下でも性能の低下が起こりにくく、長時間使っても劣化しにくいといったメリットがあります。

全固体電池は、EVの未来を変える切り札として期待されていますが、実用化に向けて問題となっているのが、固体電解質が開発できるかどうかです。

なお、日本企業はEVで遅れていることがたびたび指摘されていますが、欧州特許庁と国際エネルギー機関(IEA)が2020年9月に発表した「EPO-IEA Battery Study」によると、全固体電池の国際特許数では日本が54%で全世界トップとなっています。
※出典:欧州特許庁(https://www.epo.org/news-events/news/2020/20200922.html)

日本がEVで世界と戦えるかどうかは、トヨタ自動車を始めとする日本勢が全固体電池を開発できるかどうかに掛かっていると言っても過言ではありません。

1-2.EVシフトを背景に全固体電池の実用化ニュースが相次いでいる

2020年秋から世界中で吹き荒れた脱炭素やEVシフトの流れを受けて、全固体電池への期待はさらに大きなものになったことは間違いありません。

【7203】トヨタ自動車は、全固体電池の特許数で世界一を誇っていることで知られていますが、2021年内に全固体電池を使ったに試作車の公開を検討すると報じられています。

【6981】村田製作所は、全固体電池に注力する姿勢を鮮明化しており、2022年3月期中に安全性に優れた全固体電池を量産する計画とのことです。

2020年には、【6762】TDKがSMDタイプのオールセラミック全固体電池「CeraCharge(セラチャージ)」を、【6955】FDKがSMD対応小型全固体電池「SoLiCell」の生産を開始しました。

【6810】マクセルホールディングスは、2021年3月、世界初となるセラミックパッケージ型の硫化物系小型全固体電池を開発したと発表しました。

このように全固体電池の開発や実用化に向けた動きは加速しており、数ヶ月単位で新しいニュースが出てきている状況です。

★注目ポイント1
・全固体電池は、固体電解質を使った次世代電池。急速充電が可能で、小型化でき、劣化が小さいことなどから、EV(電気自動車)で注目される。
・2020年秋のEVシフトを受けて、全固体電池の開発や実用化に向けた動きは加速している。

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2.全固体電池関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2020年から2021年に掛けて大きく上がっている全固体電池関連銘柄を押さえておきましょう。

2-1.全固体電池の特許数世界一!【7203】トヨタ自動車

世界的自動車メーカーの【7203】トヨタ自動車は、全固体電池の特許数世界一であることで知られており、代表的な全固体電池関連銘柄です。

全固体電池の特許数世界一であるとはいえ、トヨタの事業規模からすると全固体電池が業績に及ぼす影響は小さいと思われていましたが、2020年秋のEVシフト以降は変わってきています。

トヨタの株価は、2020年3月のコロナショックでは5,771円まで下落。その後の反発も限定され、2020年7月終値は6,217円に留まっていました。

しかし、EVシフトが吹き荒れた2020年秋以降から上昇トレンドとなっており、2021年6月16日には10,330円まで上昇し、上場来初となる1万円台に乗せてきました。

2020年7月から1年で+66%という大きな上昇率となっています。

トヨタ株が大きく買われた背景としては、やはり全固体電池を始めとしたEV化が期待されていることが挙げられます。

2020年秋以降のトヨタ株の動向を見ると、ついに全固体電池がトヨタの株価にも影響を及ぼす段階に入ってきたと見てよいかもしれません。

2-2.全固体電池スタートアップに出資!【6584】三櫻工業

車輌配管やブレーキ用チューブなど自動車向け製品を手掛ける【6584】三櫻工業は、全固体電池関連銘柄の中でも動きが激しい銘柄となっています。

同社は、全固体電池の開発を手掛けるアメリカのスタートアップ企業ソリッドパワー社に出資していることで知られています。

同社の株価は、コロナショック後にも停滞し、2020年10月初めには549円を付けて、コロナショック時の安値も更新してしまいました。

しかし、EVシフトの流れを受けて大きな反発となり、2021年3月23日には1,472円まで上昇。

この1年で最大+168%の上昇率となっています。

全固体電池関連銘柄は、2020年3月~2020年9月の新型コロナ相場では停滞していましたが、EVシフトや脱炭素の流れとなった2020年10月以降は大きく買われています。

上記2銘柄以外では、【6976】太陽誘電は+121%、【5218】オハラは+124%、【6955】FDKは+175%などです。
※上昇率は2020年7月以降の安値~2021年7月までの高値の値で算出。

★注目ポイント2
・全固体電池特許世界一の【7203】トヨタ自動車は、全固体電池を始めとするEV戦略が期待されて史上初の1万円台まで買われた。
・全固体電池関連銘柄は、EVシフトを背景に2020年10月以降に大きく買われている。

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3.全固体電池関連銘柄リスト

今後も注目しておきたい全固体電池関連銘柄を、数銘柄ピックアップしました。

銘柄主なサービス
【5218】オハラリチウムイオン伝導性ガラスセラミックス
【6584】三櫻工業全固体電池の開発を手掛けるアメリカ・ソリッドパワー社に出資
【6752】パナソニックトヨタ自動車と共同で全固体電池開発
【6762】TDKSMDタイプのオールセラミック全固体電池「CeraCharge」
【6810】マクセルセラミックパッケージ型の硫化物系小型全固体電池
【6955】FDKSMD対応小型全固体電池「SoLiCell」
【6976】太陽誘電全固体リチウムイオン二次電池
【6981】村田製作所2021年度内に全固体電池の量産開始
【7004】日立造船JAXAと全固体リチウムイオン電池の共同開発
【7203】トヨタ自動車全固体電池の特許数世界一

 

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4.オススメの全固体電池関連銘柄3選!

EVシフトで注目されるオススメの全固体電池関連銘柄を押さえておきましょう。

【7203】トヨタ自動車

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市場東証一部
企業概要世界的自動車メーカー。ハイブリッドカーに強み。

トヨタ自動車は、全固体電池の特許数世界一を誇る全固体電池関連銘柄の最右翼銘柄です。全固体電池を始めとするトヨタのEV戦略は世界中の投資家が注目しています。

トヨタ株に投資しなくても、全固体電池関連ニュースとしてトヨタの動向は必ずチェックしておきましょう。

【6981】村田製作所

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市場東証一部
企業概要セラミックコンデンサなどで高いシェアを持つ世界的電子部品メーカー。全固体電池に注力。

村田製作所は、2022年3月期中に安全性に優れた全固体電池を量産する計画と報じられています。ソニーから買収したリチウムイオン電池技術に、同社の積層セラミックコンデンサ(MLCC)技術を使って大容量化を実現したとのことです。

技術大国日本を象徴する世界的メーカーであり、投資初心者の長期投資にもおすすめの銘柄です。

【5218】オハラ

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市場東証一部
企業概要デジカメ用光学レンズに強い光学ガラスメーカー。

オハラは、同社が開発したリチウムイオン伝導性ガラスセラミックスが、車載向け全固体電池の固体電解質材料に採用されることが期待されている全固体電池関連銘柄です。

同社や【6584】三櫻工業などの中小株は、全固体電池関連銘柄の中でも投機的な理由で動きやすく、短期トレードにおすすめの銘柄となっています。

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5.まとめ

全固体電池関連銘柄は、2020年3月~2020年9月までは停滞していましたが、EVシフトを背景に2020年10月以降は大きく買われています。

特に、全固体電池の開発で世界をリードするトヨタの株価は2021年6月に史上初の1万円台に到達しており、全固体電池を始めとするトヨタのEV戦略は全世界注目のトピックとなっていることは間違いありません。

今までは、全固体電池の特許数世界一といえども、全固体電池関連ニュースがトヨタの業績・株価に及ぼす影響はほとんどありませんでしたが、EVシフトを背景に変わってきたものと見られます。

トヨタを始めとする全固体電池関連ニュースにはアンテナを張っておき、全固体電池関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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