円高メリット関連銘柄は日銀利上げで上昇!追加利上げ対策に要チェック!

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急激な円高となった2024年7~9月に、【2698】キャンドゥは+25%!【2782】セリアは+25%!【3038】神戸物産は+31%!【9843】ニトリホールディングスは+33%!【7564】ワークマンは+33%!

2024年7月から9月に掛けては、日銀利上げによって急激な円高となり、日経平均株価は一時1万以上下げる暴落となりました。

急激な円高で日本株全体が売られると、円高メリット関連銘柄も売られますが、その下落は限定され、円高が好感されて反発するケースが少なくありません。

日銀の追加利上げ観測も強くなっており、2025年は再び円高になる可能性が小さくありません。

円高メリット関連銘柄に注目していきましょう!

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1.円高メリット関連銘柄とは?

日銀の利上げを受けて、株式市場では円高メリット関連銘柄に注目が集まってきそうです。

1-1.円高メリット関連銘柄とは?

 今回は、円安で大きなメリットを受ける円安メリット関連銘柄に注目していきます。
 
円高メリット関連銘柄とは
円高が業績に好影響となる銘柄を総称したテーマ株です。

円高メリット関連銘柄は、円高になると原材料費の輸入コストが下がる内需型企業が中心です。

例えば、企業が1ドル150円で海外から原材料を輸入している場合、1ドル135円まで円高ドル安が進むと、輸入コストは10%削減できます。

ただ、東証の上場企業は、海外売上高比率が高い輸出型企業が多いため、円高メリット関連銘柄は限定されています。

具体的な円高メリット関連銘柄としては、次のような銘柄が上げられます

・輸入品を仕入れている小売店:【9843】ニトリホールディングス、【7453】良品計画など
・100円ショップ:【2782】セリア、【2698】キャンドゥなど
・格安スーパー:【3038】神戸物産など

とはいえ、円高は、日本株全体で見ると売り圧力になりやすい点には注意が必要です。

東証の主力銘柄は、円高デメリットを受ける(円安メリットを受ける)輸出企業が多いことに加えて、外国人投資家比率が約7割であることが要因です。

外国人投資家の目線に立つと、円高ドル安になれば、ドル建て価格の日経平均株価・TOPIXが上がり日本株が割高になるため、日本市場全体が売られるシステマティックリスクとなります。

円高メリット関連銘柄であっても、急激な円高で日本株全体が売られる展開になると、同時に売られるケースが多々あることには留意しておきましょう。

1-2.2024年7月の日銀利上げで一時急激な円高となった

2022年以降の株式市場は、為替相場と金利について神経質な展開となっています。

特に大きな転換点となったのは、2021年11月に米国FRBが、物価高対策で利上げ路線に踏み切ったことです。

米国利上げによってドルの長期金利は約5%となった一方、日銀は利上げしなかったため、金利が付かない円を売って金利が付くドルを買う動きが世界的に広まりました。

また、日米金利差の拡大以外にも、脱炭素やウクライナ情勢を受けた資源・エネルギー高による日本の貿易赤字拡大や、日本の国力や国際競争力の低下なども円安の要因として指摘されています。

ドル円相場は、2021年11月には1ドル113円台でしたが、2022年10月には一時151円台まで円安ドル高が進行。

2023年1月には一時127円台まで戻ってきたものの、その後は一貫して円安ドル高となり、2024年6月末には161円台後半となりました。

2024年7月には、行き過ぎた円安ドル高が巻き戻り、米国市場でバブル化していたAI・半導体株が下落し、7月31日には日銀がついに0.25%の利上げを発表。

円安ドル高が巻き戻る要素が何重にも重なり、8月初旬には141円台にまで一気に円高ドル安となりました。

米国株安と日銀利上げによる急激な円高を受けて、日経平均株価は、7月に付けていた高値42,224円から8月初めには31,458円の安値まで、1万円以上の暴落となりました。

市場全体がこれだけの暴落になってしまうと、円高メリット関連銘柄も関係なく日本株全体が売られてしまいます。

ドル円相場は、9月16日には一時139円台まで円高ドル安が進みましたが、その後は再び円安ドル高となっており、2024年12月12日時点では152円台となっています。

ただ、今後、日銀が追加利上げをする予想が強くなっており、2025年は再び円高になる可能性は小さくありません。

★注目ポイント1
・円高メリット関連銘柄とは、円高で業績に好影響となるテーマ株。輸入小売店や100円ショップなど内需株が中心。
・円高メリット関連銘柄とはいえ、急激な円高により日本株全体が売られる展開になると売られる点には注意。
・2022年以降は日米金利差の拡大などを背景に急激な円安ドル高が続いてきたが、2024年7月末には日銀の利上げにより円高に揺り戻し。日銀の追加利上げにより、2025年は円高になる可能性。

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2.円高メリット関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2024年に買われた円高メリット関連銘柄を見ていきましょう。

2-1.100均大手!【2698】キャンドゥ

100円ショップ(100均)は、円高メリット関連銘柄の代表的なセクターとなります。

逆に言えば、2022年以降の急激な円安は、100均にとっては大きな逆風となっていました。

【2698】キャンドゥは、100円ショップ大手「キャンドゥ」を展開しています。

同社の株価は、2024年3月には2,591円を付けていましたが、7月26日には4,335円まで上昇しました。

2024年の最大上昇率は+67%となっています。

2024年全体で見ると、特に大きく買われた円高メリット関連銘柄となりました。

2-2.2024年7~9月に大きく買われた円高メリット関連銘柄!【9843】ニトリホールディングスなど

2024年7月末から8月初めに掛けては、日銀利上げなどで急激な円高となり、米国株安も重なったことで、円高メリット関連銘柄も含めて日本株全体が売られました。

ただ、円高メリット関連銘柄は、半導体株や自動車株といった円安メリット株に比べると下落は限定され、その後すぐ反発した銘柄が多かったことも確かです。

ドル円相場が1ドル161円から139円まで約15%もの急激な円高となった、2024年7月から9月に掛けて大きく上昇した円高メリット関連銘柄は次の通りです。

・【3038】神戸物産:+31%(3,585円→4,715円)
・【9843】ニトリホールディングス:+33%(17,210円→22,970円)
・【7564】ワークマン:+33%(3,770円→5,030円)
・【2698】キャンドゥ:+25%(3,455円→4,335円)
・【2782】セリア:+25%(2,920円→3,655円)
※上昇率は2024年7月始値から2024年9月末までの高値の値。

いずれも、円高メリット関連銘柄として名前がよく上がる銘柄です。

15%円高ドル安になると、その分だけ調整されて株価はマイナスになるものですが、むしろ上がっています。

 
★注目ポイント2
・円高メリット関連銘柄は、2024年7月末から8月初めに掛けての日本株暴落期には売られたものの、急激な円高となった2024年7月から9月に掛けてトータルでは上昇した銘柄が多い。

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3.円高メリット関連銘柄リスト

銘柄備考
【9843】ニトリホールディングス輸入家具店「ニトリ」
【2670】エービーシー・マート靴小売店「ABCマート」
【7453】良品計画衣料・雑貨チェーン「無印良品」
【7564】ワークマン作業服チェーン「WORKMAN」
【2782】セリア100円ショップ「セリア」
【2698】キャンドゥ100円ショップ「キャンドゥ」
【2735】ワッツ100円ショップ「ワッツ」「meets.」「シルク」
【1332】ニッスイ冷凍食品大手
【3038】神戸物産スーパー「業務スーパー」
【8267】イオン総合スーパー「イオン」

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4.オススメの円高メリット関連銘柄3選!

日銀利上げによる円高対策としてもオススメの円高メリット関連銘柄を押さえておきましょう。

【9843】ニトリホールディングス

市場東証プライム市場
企業概要輸入家具店「ニトリ」を展開する。

ニトリホールディングスは、円高メリット関連銘柄を代表する銘柄です。

為替相場の影響を受けやすい企業の代表格であり、会長の似鳥昭雄氏は為替相場を読む達人としても有名です。

コロナ前まで長らく続いてきた右肩上がりの株価チャートは2020~2024年に掛けては横ばいとなっていますが、2024年3月には上場来高値を一時更新しました。

円高を機に、新高値を付けていってもおかしくありません。

【3038】神戸物産

市場東証プライム市場
企業概要格安・卸売りスーパー「業務スーパー」を展開する。

ニトリホールディングスは、円高メリット関連銘柄を代表する銘柄です。

為替相場の影響を受けやすい企業の代表格であり、会長の似鳥昭雄氏は為替相場を読む達人としても有名です。

コロナ前まで長らく続いてきた右肩上がりの株価チャートは2020~2024年に掛けては横ばいとなっていますが、2024年3月には上場来高値を一時更新しました。

円高を機に、新高値を付けていってもおかしくありません。

【7453】良品計画

市場東証プライム市場
企業概要衣料・雑貨チェーン「無印良品」を展開する。

良品計画も、円高メリット関連銘柄としてよく名前が上がります。

円安デメリット銘柄であるため、2022年の米国利上げ相場では株価が半減しましたが、2023年6月以降は反発が続いており、株価は既に戻しています。

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5.まとめ

2024年7月から9月に掛けては、日銀利上げも背景に急激な円高となりましたが、【9843】ニトリホールディングス【3038】神戸物産、【2782】セリアなどの代表的な円高メリット関連銘柄は上昇しています。

2024年7月末から8月に掛けての日本株暴落は、市場全体のリスク(システマティック・リスク)となったため、円高メリット関連銘柄も同時に売られましたが、トータルで見ると買われている点が重要です。

2024年9月に一時139円を付けたドル円相場は、トランプ大統領の誕生なども背景に、2024年12月12日時点では152円台にまで戻っています。

ただ、日銀の追加利上げの観測は強く、2025年には再び円高になる可能性は強いと言えます。

日銀の追加利上げによる円高対策としても、円高メリット関連銘柄の動向は要チェックしておくようにしましょう。

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