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エフピコは+125%!中央化学は+271%!!
新型コロナウィルスによる外出自粛で巣ごもり消費が拡大していますが、食品トレーや容器を手掛ける食品トレー(容器)関連銘柄はこの恩恵を大きく受けています。
近年、単身世帯や共働き世帯の増加による食のライフスタイルの変化から食品トレーの需要は増加傾向にありましたが、緊急事態宣言を受けてさらに需要が高まることが期待されます。
食品トレー(容器)関連銘柄に注目していきましょう!
1.食品トレー(容器)関連銘柄とは?
新型コロナウィルスによる外出自粛の中で、食品トレー(容器)の需要が急増しています。
1-1.食品トレー(容器)とは?
食品トレーとは、食品を保護する目的で使われる、発泡スチロールなどの樹脂でできた容器のことです。主にスーパーで使われており、肉や魚介類、お惣菜などが包装されています。
食品トレーを使うことによって、食品の鮮度をより長く保つことができるため、食品の流通には欠かせないものです。
食品トレーは衛生面や保存性で優れることに加えて、軽く、耐久性や断熱性、耐水性にも優れ、低コストでの生産・流通が可能であるなど数多くのメリットがあります。
近年、売れ残りや賞味期限切れなどで食品を廃棄してしまう「廃棄ロス(食品ロス)」の削減が社会的な課題となっていますが、食品の劣化を抑える食品トレーは廃棄ロス削減に強く貢献すると期待されます。
また、世界的にプラスチックゴミの削減が叫ばれており、日本でも2020年7月から小売店でのレジ袋が有料化されますが、食品トレーに使われている発泡スチロールはプラスチックの中でも分別が容易であり、低エネルギーでのリサイクルが可能です。
このように食品トレーにはメリットが非常に多く、食品の保護という点においては圧倒的な優位性があります。
1-2.新型コロナウィルスで食品トレーの需要が急増!
食品トレーは、隠れた成長産業となっています。
近年、単身世帯の増加や、女性の社会進出による共働き世帯の増加といったライフスタイルの変化が起こっている中で、お惣菜やお弁当といった中食市場やデリバリー市場が拡大しています。
お惣菜やお弁当の需要が拡大するということは、必然的に食品トレーの需要も拡大するということです。
食品トレー市場が拡大していることは、企業業績にもしっかりと表れています。
食品トレーや弁当容器で国内トップシェアを誇る【7947】エフピコの売上高は、2018年度1,735億円、2019年度1,811億円、2020年度は1,860億円(予測)と右肩上がりに成長しており増収増益を続けています。
食のライフスタイルの変化というトレンドに乗って食品トレーは成長市場となっていますが、新型コロナウィルスによる巣ごもり消費の拡大によって、この傾向はさらに加速されることになりそうです。
特に緊急事態宣言下においては、スーパーは営業自粛の対象ではなく、むしろ特需が発生することが期待できます。
今回注目していく食品トレー(容器)関連銘柄は、新型コロナウィルスによる巣ごもり消費への期待から短期的な値上がりが期待できることはもちろん、長期的にも成長が期待できるテーマ株と言えます。
★注目ポイント1 |
・食品トレーとは、スーパーなどで食品を保護するために使われる発泡スチロール製の容器。 ・ライフスタイルの変化によって、お惣菜やお弁当といった中食市場は拡大している。 ・新型コロナウィルスによる巣ごもり消費の拡大で食品トレーの需要も急増している。 |
2. 食品トレー(容器)関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
直近で大きく上昇した食品トレー(容器)関連銘柄について抑えておきましょう。
2-1.食品トレー最大手!【7947】エフピコ
食品トレーや容器の最大手である【7947】エフピコは、食品トレー(容器)関連銘柄の代名詞的な銘柄です。
同社は、食品トレーや容器で国内シェア約30%を誇る国内トップメーカーです。リサイクルが可能な高単価食品トレーに強みを持ち、食のライフスタイルが変化する中で業績を伸ばしています。
同社の株価は、2019年4月には6,630円を付けていました。この株価は、上場来高値付近の高値圏であり、2019年中には高値圏で横ばいが続いていました。
2020年3月には新型コロナウィルスによる巣ごもり消費の広まりによって業績拡大が期待されたことから急伸し、4月16日には8,290円まで上場来高値を更新。
この1年で最大+125%の上昇となっています。
2-2.低位株から上昇した食品トレー(容器)関連銘柄!【7895】中央化学
樹脂製食品容器を手掛ける大手メーカーの【7895】中央化学は、低位株から大きく上昇した食品トレー(容器)関連銘柄です。
同社は、食品トレーや容器向けの素材開発に強みを持ち、さまざまな種類の食品トレーや容器を手掛けています。
同社の株価は、この1年で暴騰と暴落を繰り返しています。
2019年4月初めには283円の低位株となっていました。2019年には乱高下した末に2020年1月には697円まで上昇しましたが、新型コロナウィルスによる世界株安によって3月には275円まで暴落。
しかし、世界株安からの反発局面で食品トレー(容器)関連銘柄が注目されたことから4月には769円まで急騰。新型コロナウィルスによる世界株安後の反発局面では最も上昇した銘柄の一つとなっています。
この1年の最大上昇率は2.71倍(+271%)となっていますが、非常にリスクのある銘柄であるため手掛ける際には気を付けておきましょう。
★注目ポイント2 |
・食品トレー(容器)関連銘柄は、新型コロナウィルスによる巣ごもり消費の拡大で注目された2020年3月以降に大きく買われている。 |
3.食品トレー(容器)関連銘柄リスト
銘柄 | 主なサービス |
【7947】エフピコ | 食品トレー(容器)最大手 |
【4202】ダイセル | グループ会社のダイセルパックシステムズが食品トレーを手掛ける |
【4228】積水化成品工業 | 発泡プラスチック最大手、食品トレーも手掛ける |
【7895】中央化学 | 食品トレー大手 |
【7894】丸東産業 | 食品包装用ラミネートフィルム |
【7504】高速 | 食品用包装資材の専門商社 |
【7561】ハークスレイ | 持ち帰り弁当大手「ほっかほっか亭」を展開 |
【9945】プレナス | 持ち帰り弁当大手「ほっともっと」を展開 |
【7550】ゼンショー | 牛丼屋大手「すき家」を展開 |
【9861】吉野家 | 牛丼屋大手「吉野家」を展開 |
4.オススメの食品トレー(容器)関連銘柄3選!
長期投資にもおすすめの食品トレー(容器)関連銘柄を3銘柄抑えておきましょう。
【4543】テルモ
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 食品トレー最大手。リサイクルが可能な高単価食品トレーに強み。 |
食品トレー最大手のエフピコは、食品トレー(容器)関連銘柄として外すことはできません。
あまり聞き慣れない企業ですが、時価総額は約3,500億円の大型銘柄です。典型的なディフェンシブ銘柄であるため、投資初心者にもおすすめの銘柄です。
【4228】積水化成品工業
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 発泡プラスチック最大手。自動車向け材料に強み |
積水化成品工業は、発泡プラスチック最大手のメーカーです。
自動車向け材料が主力ですが、食品トレーも提供しています。ただ、株価はこの2年間一貫して下落し続けており、2018年4月に付けていた1,537円から、2020年4月現在は600円台まで下げています。
500円未満の低位株にまで下げてきたら、投資するのもありかもしれません。
【7504】高速
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 食品系包装資材の専門商社。 |
高速は、食品系包装資材で国内トップの専門商社です。食品トレーや容器のメーカーではありませんが、食品トレー(容器)関連銘柄として注目されます。
食品トレー市場の成長を裏付けるように、株価は上場来高値圏で推移しています。いつ高値をブレイクアウトして上場来高値を更新していく展開になってもおかしくありません。
5.まとめ
新型コロナウィルスによる巣ごもり消費の拡大を受けて、食品トレー(容器)関連銘柄は大きく上昇しています。
食品トレー(容器)関連銘柄以外にも、新型コロナウィルスで上がっているテーマ株はありますが、食品トレー(容器)関連銘柄は長期的な成長が期待できる点で有利です。
特に単身世帯や共働き世帯の増加といった人口動態に伴うライフスタイルの変化は長期的なトレンドとして確定しており、お弁当やお惣菜といった中食市場とともに食品トレー市場は拡大していくものと見られます。
食品トレー(容器)関連銘柄は、最大手の【7947】エフピコは典型的なディフェンシブ銘柄であり投資初心者にもおすすめですが、その他の銘柄はリスクが高い銘柄が多くなっているため注意が必要です。
新型コロナウィルスでの食品トレーの需要に関するニュースにはアンテナを張っておき、食品トレー(容器)関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。
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