ウェアラブル端末関連銘柄は新製品続々の健康分野に強いIoTテーマ株!

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「アップルウォッチ」などに代表されるウェアラブル端末は、2020年代に発展することがほぼ間違いないIoTテーマです。

スマートフォンに連動するスマートウォッチを中心にウェアラブル端末は広まりを見せており、スマートウォッチ以外の製品も続々と発売しています。

日本株では、電子部品メーカーを中心にウェアラブル端末関連のニュースで物色される銘柄が徐々に増えてきています。

ウェアラブル端末関連銘柄に注目していきましょう!

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1.ウェアラブル端末関連銘柄とは?

 

「アップルウォッチ」に代表されるウェアラブル端末は、2020年代に注目しておきたいIoTテーマです。

1-1.ウェアラブル端末とは?

ウェアラブル端末とは、体に装着・着用できるコンピューターのことです。ノートパソコンやスマホ、タブレットのように持ち運べるコンピューターとは異なり、腕時計や衣服の一部として身に着けたまま使えるものを指します。

ウェアラブル端末は、手がふさがっている状態でも操作することができるため、仕事やスポーツなどをしながら操作できる利便性があります。

また運動時や睡眠時にセンサーで生体情報を取得することで、健康管理に役立つことが最大の特徴です

腕時計型や眼鏡型、指輪型、靴型、懐中型、ペンダント型など様々なタイプが発売されていますが、最もポピュラーな端末はアップルが発売している時計型ウェアラブル端末(スマートウォッチ)「アップルウォッチ」です。

「アップルウォッチ」はiPhoneと連携した操作ができる他、LINEの確認や音楽の視聴、Suicaの使用、健康管理といったことが可能です。

特に健康管理にはアップルウォッチは力を入れており、センサーとアプリによって、体に取り込まれた酸素のレベルをチェックし、いつでもどこでも心電図を記録できるなど、フィットネスに役立つ測定値が一目で確認できます。

ウェアラブル端末は代表的なIoT機器として2020年代に急発展することはほぼ確実と見られますが、特に健康管理の分野において活用が進みそうです。

1-2.日本株のウェアラブル端末関連銘柄は電子部品メーカーに注目!?

ウェアラブル端末関連銘柄は、世界的に注目されていきそうなIoTテーマ株ですが、日本株においては製品よりも部品を手掛けている銘柄が買われている傾向が目立ちます。

現在ウェアラブル端末として主流となっているスマートウォッチを見てみると、アップルの「Apple Watch Series 6」やファーウェイの「Band 4」、サムスンの「Galaxy Watch Active2」など、世界的スマホメーカーの商品が並びます。

スマートウォッチはスマホと連動させるタイプが主流となっているため、スマホで苦戦している日本メーカーはどうしても苦戦せざるを得なくなっているというのが現状です。

一方スマホと同様に、ウェアラブル端末に使われる電子部品においては、日本企業は強みを発揮しています。

このためウェアラブル端末関連銘柄として物色される銘柄は、電子部品メーカーが中心です。

また2021年時点ではウェアラブル端末というと、アップルウォッチを始めとするスマートウォッチを指すことが一般的ですが、今後はスマートウォッチ以外の製品が続々登場することは確実な情勢です。

2020年から2021年に掛けても指輪型のスマートリングや全身装着型のスマートウェア、運動状況を記録するスマートシューズなど、さまざまなウェアラブル端末が発売されています。

IoTの最新情勢を探る上でも、ウェアラブル端末の最新情報にはアンテナを張っておくようにしましょう。

★注目ポイント1
・ウェアラブル端末とは、体に装着・着用できるコンピューター(IoT)。「アップルウォッチ」に代表されるスマートウォッチが主流となっており、健康管理に強みを持つ。
・日本株のウェアラブル端末関連銘柄は、電子部品メーカーが物色されやすい。

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2.ウェアラブル端末関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

 

2020年から2021年に掛けて上昇しているウェアラブル端末関連銘柄を見ていきましょう。

2-1.さまざまなウェアラブル端末を手掛ける!【6758】ソニーグループ

世界的AV機器・エンタメ企業の【6758】ソニーグループは、数多くのウェアラブル端末を手掛けていることからウェアラブル端末関連銘柄に位置付けられる銘柄です。

同社は、Xperiaに連動するスマートウォッチ「wena 3」やヘッドマウントディスプレイ「PSVR」、着るクーラー「REON POCKET」などを手掛けています。

同社の株価は、2020年5月には6,874円を付けていましたが、この1年間は上昇し続けており、2021年2月5日には12,545円まで上昇。

この1年で最大+82%の上昇となっており、2021年6月時点でも11,000円前後と高値圏で推移しています。

世界中のスマホに使われるCMOSイメージセンサーを始め、ゲーム機「プレイステーション5」や映画「鬼滅の刃」などのエンタメが絶好調で、純利益が史上初めて1兆円を超えたことが好感された形となりました。

ただ確かにソニーはウェアラブル端末関連銘柄に位置付けられますが、事業規模からすると、現時点でウェアラブル端末が株価・業績に与える影響は限定されるというのが現実的な見方です。

2-2.アップルウォッチ関連銘柄!【6981】村田製作所

世界的電子部品メーカーの【6981】村田製作所は、ウェアラブル端末向け部品に注力しており、ウェアラブル端末関連銘柄に位置付けられます。

同社は、小型ウェアラブル機器向けのMEMS振動子・水晶振動子に力を入れるほか、IoT向け全固体電池を2022年3月期中に量産することを発表しています。

また同社は、アップル向けに数多くの電子部品を納入しているアップル関連銘柄の代表格としても知られています。

同社の株価は、2020年5月には6,015円を付けており、2021年1月には10,835円まで上昇。

この1年で最大+80%の上昇率となり、2021年6月時点では8,500円前後で推移しています。

ただ同社は「ウェアラブル端末関連銘柄だから買われた」と言うのは言い過ぎでしょう。

上記2銘柄は上昇しましたが、G-SHOCKのスマートウォッチを手掛ける【6952】カシオ計算機や、村田製作所と並ぶアップル関連銘柄の【6770】アルプスアルパインなどは苦戦しています。

ウェアラブル端末関連銘柄は、マーケットで注目されるテーマ株になっているとは言えない状況です。

★注目ポイント2
・ウェアラブル端末関連銘柄に位置付けられる銘柄は多いが、マーケットで注目テーマ株になっているとは言えない。

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3.ウェアラブル端末関連銘柄リスト

銘柄主なサービス
【6952】カシオ計算機スマートウォッチ「G-SQUAD PRO GSW-H1000」
【6758】ソニーグループスマートウォッチ「wena 3」、ヘッドマウントディスプレイ「PSVR」など
【6981】村田製作所ウェアラブル端末向け電子部品、アップル関連銘柄
【6770】アルプスアルパインウェアラブル端末向け電子部品、アップル関連銘柄
【3101】東洋紡スマートウェア「COCOMI」
【6928】エノモノウェアラブル端末向け電子部品
【5817】JMACS防爆スマートグラス向け遠隔支援システム「nvEye’s」
【7806】MTGスマートリング「EVERING」
【6645】オムロンウェアラブル血圧計
【7936】アシックススマートシューズ「EVORIDE ORPHE」

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4.オススメのウェアラブル端末関連銘柄3選!

 

IoTテーマ株としておすすめのウェアラブル端末関連銘柄を押さえておきましょう。

【6758】ソニーグループ

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市場東証一部
企業概要世界的AV機器メーカー。ゲーム機・音楽・映画などのエンタメ、金融にも強い。

ソニーグループは、ゲーム機として注目のヘッドマウントディスプレイ「PSVR」や着るクーラー 「REON POCKET」など、数多くのウェアラブル端末を手掛けています。

今後、日本企業で画期的なウェアラブル製品を出せるとしたら、世界のソニーが最有力となるのではないでしょうか?

【6981】村田製作所

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市場東証一部
企業概要世界的電子部品メーカー。セラミックコンデンサなどに強い。

村田製作所は、ウェアラブル端末を成長市場と位置付けており、IoT向け全固体電池などに力を入れています。また、アップル比率が高いアップル関連銘柄としても知られています。

ウェアラブル端末市場の成長の恩恵を受けられるグローバル銘柄としておすすめです。

【7806】MTG

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市場東証マザーズ
企業概要美容ローラー「ReFa」や健康機器「SIXPAD」を手掛ける。

MTGは、美容ローラー「ReFa」や健康機器「SIXPAD」を手掛けている健康ベンチャーです。2021年5月には、Visaのタッチ決済対応のスマートリング「EVERING(エブリング)」を発表したことからウェアラブル端末関連銘柄に位置付けられています。

健康ベンチャーということで、今後もウェアラブル端末を続々リリースすることが期待される銘柄です。

5.まとめ

ウェアラブル端末関連銘柄に位置付けられる銘柄は多くなっていますが、ウェアラブル端末関連銘柄として買われていると明確に言える銘柄は見当たらないというのが現状です。

ただ5GやAI、センサーの発展を背景に、ウェアラブル端末などのIoT機器が広まるトレンドが加速していくことはほぼ間違いありません。

現在はアップルウォッチに代表されるスマートウォッチが主流ですが、スマートウォッチ以外のウェアラブル端末も続々登場しています。

また、人生100年時代においては、健康意識の高まりもウェアラブル端末の普及にとって追い風です。

ウェアラブル端末に関するニュースにはアンテナを張っておき、ウェアラブル端末関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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