ZMPの新規上場(IPO)はいつになる!?時期と関連銘柄をチェック!

ZMPの自動運転技術が注目され始めた2014年以降、共同開発や出資を行うZMP関連企業の株価は軒並み上昇を遂げてきました

その中でも

【3663】アートスパークホールディングス

【4667】アイサンテクノロジー

【8462】フューチャーベンチャーキャピタル

などのZMP関連銘柄はテンバガーへと成長しています。

今回は、多くの投資家が待ち望む期待のIPO、「ZMP上場」に関する最新情報と、関連銘柄の動向について詳しく解説していきます。

 

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1.ZMPの自動運転技術が凄い!

自動運転技術とは、車の運転をドライバーの代わりに機械(ロボット)が行うことで、完全自動運転化を目指す現在、公道での実証実験が進んでいます。

1-1.ZMPってどんな会社?

世界初のロボットベンチャー企業「ZMP」は、ロボット事業全般を担う業界の先駆者としてこれまで多くの次世代製品を開発し、ロボット技術を発展させてきました。

企業名株式会社ZMP
設立2001年1月30日
資本金1,302,916,000円
代表者谷口 恒
本社東京都文京区小石川

社名の由来は「Zero Moment Point(ゼロモーメントポイント)」の略で、二息歩行ロボットに最も重要な重心位置を意味すると言います。

ZMPのビジョンは人型ロボット・ロボカー技術を応用し、総合ロボット会社へ

このロボットに最先端技術を取り入れたのが、RoboCarシリーズZMPの主力製品となっているRoboCarは現在、運転支援システム「レベル3」という段階までクリアしています。

ZMPが実用化を目指している「レベル4」は、一定の条件が課された完全自動運転で2020年までに完全自動運転化を目指しています

またZMPは総合ロボット会社として、自動運転技術を取り入れた物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)」をすでに工場などで普及させ、業務効率化に貢献しているようです。

そんなZMPの開発には政府も後押ししており、人材不足の解消に向けて様々な企業からも期待が寄せられています。

【自動運転関連銘柄】交通と投資の未来を大きく変える注目テーマ!

2018年2月9日

1-2.ZMPに多くの企業が出資・提携

ZMPの誇る自動運転技術は、私たちの未来を変えようとしています。

2017年7月に開催されたZMPフォーラムでは、日の丸タクシーや、銀のさらを展開する【6082】ライドオンエクスプレスホールディングスとの業務提携を発表。

【6632】JVCケンウッドと「カートモ」

【3676】ハーツユナイテッドグループと「ZEG」

【6758】ソニーと「エアロセンス」を設立

子会社を多く抱えているZMPは、【3663】アートスパークホールディングス【4667】アイサンテクノロジーともロボット分野で共同開発を行っています。

その他にも、【6301】コマツ【8053】住友商事【4812】ISID以外にもたくさんの大手企業がZMPに出資しているのです

ZMPが描く未来には、車の自動運転だけでなく物流や支援、ヘルスケアなどの幅広い分野でロボットでの新サービスを展開していく狙いがあり、その活躍が期待されています。

未上場企業であるにもかかわらず、これだけ多くの企業が提携や出資を行うのは、ZMPの無限に広がる成長性が感じられるからなのでしょう。

1-3.ZMPは2018年新規上場(IPO)するのか?

2016年11月14日、ZMPは東証マザーズへの上場を承認されていますが、その直後に発覚した顧客情報流出問題によって上場を取り下げた経緯があります。

ZMPは「改めてセキュリティ体制の見直しや強化、及び従業員の育成に取り組み、万全の体制を整えたうえで上場準備を再開する」と発表しました。

セキュリティ体制は1年以内に整えるとも言われていただけに、2017年内の新規上場(IPO)を期待していた多くの投資家がおり、失望させたこともあります。

では、ZMPは具体的にいつ上場の再申請を行うのでしょうか?

現時点(2018年3月)ではまだ新規上場についての有力情報は出ていませんが、IPOとしてはかなり大きな案件であることは確かです。

2016年の上場承認時、仮条件として公募価格が760~1,040円で決定していたため、時価総額は1,000億円に膨らむのではないかと見込まれます。

ZMPの課題となっていたセキュリティ体制の強化については、2017年9月26日に再発防止策を実施したと発表されており、いつ上場申請がなされてもおかしくない状況です。

それらのことを踏まえると、2018年の新規上場はもっとも有力だと思われます。

ZMPの動向は常にチェックしておくべきです。

1-4.公道営業実証実験&シリーズの最新モデル「RoboCar SUV」発表

2018年7月18日、ZMPは日の丸交通と自動運転車を使ったタクシーの公道営業実証実験を都心部で実施すると発表。

実証実験が行われるのは、8月27日から9月8日で1日約5.3Kmを4往復

車線変更、右左折、停止などをシステムで自動操作。

自動運転車タクシーの公道営業を行うのは世界初です。

 

また、同日RoboCarシリーズの最新モデルである「RoboCar SUV」を販売開始すると発表しました。

RoboCar SUVはこれまでのラインアップにはないSUVの車両をベースとしており、「レクサスRX450h」となります。

価格は2200万円で、12月末に出荷を始めます

オプションシステムの「RoboVision3 サラウンドビュー」では、、自動運転技術の商業化を見据え、センシング機能や安全面の強化も図っているといいます。

★注目ポイント1
非常にIPO案件であるためZMP側も慎重に準備を進めていると見られますが、2018年内の新規上場期待が高く、多くの投資家が待ち望んでいる。

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2.ZMP関連銘柄の株価推移

ZMPの上場承認から顧客情報流出問題後の上場延期、そしてセキュリティ体制が整った現在までの関連銘柄の株価推移を見ていきましょう。

2-1.ZMPが新規上場(IPO)の承認を発表

2016年11月14日の取引終了後、東京証券取引所はZMPの東証マザーズ上場を承認しました。

ZMPの発行済み株式のうち240万株を保有する【8462】フューチャーベンチャーキャピタルは、この発表を受けてストップ高。フューチャーベンチャーキャピタルの株価はこの期間、わずか1か月程度で2倍の上昇と大賑わいとなりました。

株式の保有割合が5.53%と大きいことから、売却益計上への期待が強まったのでしょう。

2-2.ZMPの顧客情報流出問題で上場延期に

上場承認からわずか3日後に顧客情報が流出したZMPは、その後12月8日に上場延期を決断

この発表によってZMP関連銘柄の中でも、ZMPとロボット制御関連事業を共同開発する【3663】アートスパークホールディングスへの失望売りが目立ちました。2,344円だった株価は翌9日に500円安の1,844円まで売られました。

この動きはその他のZMP関連銘柄へも波及し、大型IPOに沸いていた市場は突然の上場延期にパニック状態となりました。

2-3.ZMPのセキュリティ体制整い上場申請の準備

ZMPの顧客情報流出発覚から約10か月後の2017年9月26日、セキュリティ体制を強化し再発防止策を実施したと発表

この内容は上場再申請への準備が整ったと好感され、幅広いZMP関連銘柄に物色が向かいました。ZMPとの子会社を持つ【3676】ハーツユナイテッドグループの株価は下落基調でしたが、26日の発表以降息を吹き返したように反発。

その後も堅調な推移で、株価と共に上場への期待は高まっています。

★注目ポイント2
現在まで日に日に上場への期待は高まっており、ZMP関連銘柄やIR情報には目が離せない状況となっている。

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3.ZMP関連銘柄チェックリスト

ZMP関連銘柄より厳選の注目株をチェックしていきましょう。

銘柄株価主なサービス
【3663】アートスパークホールディングス1,163円子会社がZMPとロボット制御関連事業を共同開発
【3666】テクノスジャパン950円子会社がZMPとビッグデータ解析サービスの共同開発
【3676】ハーツユナイテッドグループ1,600円デバッグ事業でZMPとの合併会社「ZEG」を設立
【4310】ドリームインキュベータ2,695円ZMPに出資
【4667】アイサンテクノロジー3,450円ZMPに3Dマップを提供し公道実証実験を行う
【6082】ライドオンエクスプレスホールディングス1,150円宅配寿司「銀のさら」でZMPと提携し公道実証実験を行う
【6301】コマツ3,642円ZMPと資本提携し事業のロボット化を図る
【6632】JVCケンウッド(★低位株)360円ZMPとの合併会社「カートモ」を設立
【6634】ネクスグループ(★低位株)398円自動車テレマティクス分野でZMPと提携
【6758】ソニー5,400円ZMPとの合併会社「エアロセンス」を設立
【7991】マミヤ・オーピー1,303円ZMPとGPS自律移動ロボットに関する技術を共同開発
【8154】加賀電子2,726円ZMPに出資
【8462】フューチャーベンチャーキャピタル1,075円ZMPに出資(240万株)
【8595】ジャフコ5,250円ZMPに出資(434万株)
【9908】Denkei1,988円ZMPと提携し自動運転システム関連を販売

※株価は2018年3月14日終値で算出

★注目ポイント3
主にZMPとの業務提携や出資する企業が関連銘柄に名を連ねていますが、2016年頃のピーク時に比べると株価は割安と判断できるので2018年のIPOには大いに期待。

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4.ZMP関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったZMP関連の上位3銘柄を発表致します。

※2017年3月14日~2018年3月14日の1年で算出

4-1.第1位【9908】Denkei

チャート画像
上昇率2.6倍(安値:1,062円 → 高値:2,797円)
市場ジャスダック
RSI44.01(やや売られている)

4-2.第2位【8154】加賀電子

チャート画像
上昇率2.1倍(安値:1,800円 → 高値:3,780円)
市場東証一部
RSI47.98(売り買い均衡)

4-3.第3位【8595】ジャフコ

チャート画像
上昇率2.0倍(安値:3,490円 → 高値:7,180円)
市場東証一部
RSI45.55(売り買い均衡)

※RSIは2018年3月14日終値より算出

★注目ポイント4
この1年間で上昇率の高かったZMP関連銘柄は2018年3月現在、半値程に株価を下げていますので押し目は近いかもしれない。

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5.まとめ

多くの投資家がZMPの新規上場(IPO)を待ち望んでいます

しかし、「噂で買って事実で売れ」という相場格言があるように、上場までがもっとも過熱感が強く面白い相場となる可能性があります。

期待される大型IPO関連銘柄の傾向として、上場申請の報告がされれば株価は一時買われる展開でも、上場後には激しい攻防が予想されます。

前回の上場発表でも分かるとおり、その過熱感には注意が必要であることも言えますので、次なるZMPの上場発表にはしっかりと投資戦略をたてて挑むべきでしょう。

大型IPOの投資チャンスを上手く掴むためにも、ZMPに関する最新情報を取り上げていく当サイトをぜひチェックしておいて下さい。

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2019年8月20日

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