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【6925】ウシオ電機は+83%!【5201】AGCは+85%!【4970】東洋合成工業は+133%!【6951】日本電子は+182%!【6920】レーザーテックは+231%!
半導体の微細化に欠かせないEUV露光装置に強みを持つEUV関連銘柄が、半導体株の一角として強く買われています。
特に、代表的なEUV関連銘柄である【6920】レーザーテックの株価は、10年弱で100倍以上となっており、新型コロナ相場においても最強銘柄の一つとなっています。
EUV関連銘柄に注目していきましょう!
1.EUV関連銘柄とは?
半導体の微細化に欠かせないEUV関連銘柄が半導体株の一角として注目されています。
1-1.EUV露光装置とは?
EUVとは「Extreme Ultraviolet」の略称です。日本語に訳すると「極端紫外線」となり、EUV露光装置は「極端紫外線リソグラフィ」とも呼ばれます。
EUV露光装置は、2018年から実用化され始め、2019年には7ナノ半導体や最先端DRAMといった最先端半導体の製造に使われており、2020年からはより小さい5ナノ半導体の製造に使われつつあります。
EUV露光装置の世界シェアは、オランダの世界的半導体製造装置メーカーASMLが独占していますが、検査や感光剤の塗布・現像といったEUV露光装置の周辺装置は、日本企業が強みを持つ半導体分野です。
半導体の微細化需要は、次世代通信規格5Gの普及などを追い風に強まっており、台湾のTSMCや韓国のサムスン電子といった世界的半導体メーカーがEUVを使った半導体量産計画を進めています。
ただEUV露光装置は1台200億円以上と高額になっており、微細化の費用対効果に見合わなくなりつつある点も指摘されています。
また半導体の微細化は限界に達しており、微細化とは異なる手法で高性能化をはかる次世代半導体「MRAM」を導入する動きも出てきています。
1-2.EUV露光装置に強いレーザーテックの株価は10年で100倍以上に!
特にEUV露光装置に強い日本企業として知られているのが、半導体製造装置メーカーの【6920】レーザーテックです。
レーザーテックは、EUV光源を使ったEUV用マスクブランクス欠陥検査装置で世界シェア100%を持つことで知られています。
代表的なEUV関連銘柄であるレーザーテックの株価は、2019年から2021年に掛けて一段高となっており、同社が上場した2012年3月に付けていた210.5円(現在の株価に換算)から、2021年9月1日には24,980円まで上昇しています。
レーザーテックは、上場から10年弱で最大118倍となっており、日本株全体で見ても、この10年間で最も大きく上昇した銘柄のひとつです。
レーザーテック以外にも、【6951】日本電子や【6925】ウシオ電機、【7741】HOYA、【5201】AGCといったEUV関連銘柄は、半導体株の一角として新型コロナ相場で強く買われています。
日本株の半導体株というと、日本企業が世界シェアを持つ半導体製造装置メーカーや半導体材料メーカー(シリコンウエハー)が代表的ですが、EUV関連銘柄も半導体株の一角として存在感を増してきています。
★注目ポイント1 |
・EUV露光装置は、半導体の微細化技術に重要な装置。オランダのASMLが独占しているが、周辺技術において日本企業が強みを持つ。 ・代表的なEUV関連銘柄である【6920】レーザーテックの株価は10年で100倍に!EUV関連銘柄は半導体株の一角として存在感を増している。 |
2.EUV関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
2020年から2021年に掛けてのEUV関連銘柄の株価動向を見ていきましょう。
2-1.EUV関連銘柄の代表格!【6920】レーザーテック
EUV用マスクブランクス欠陥検査装置で世界シェア100%を誇る半導体製造装置メーカー【6920】レーザーテックは、代表的なEUV関連銘柄であり、東証を代表する半導体株です。
同社の株価は、2012年3月の上場以来、10年近く右肩上がりで上昇し続けています。
直近1年間の株価を見てみると、2020年9月には一時7,530円を付けていましたが、2021年9月1日には24,980円まで上昇しました。
この1年間で+231%の上昇となっており、もはやどこまで上がり続けるのか誰にも分からない株価推移となっています。
2020年の新型コロナ相場で大きく上がった銘柄は、多くの銘柄が2021年には暴落となっていますが、同社は例外となっているようです。
2-2.ポスト・レーザーテックとして期待される!【6951】日本電子
電子顕微鏡の世界最大手【6951】日本電子は、ポスト・レーザーテックとしても期待されるEUV関連銘柄です。
同社は、EUV露光プロセスで生産性向上を可能にするマルチビーム描画装置で世界トップシェアであることが知られています。
同社の株価は、2020年9月には一時2,881円を付けていましたが、2021年8月31日には8,140円まで上昇。この1年で最大+182%の上昇率となっています。
上記2銘柄以外のEUV関連銘柄も、【5201】AGCは+85%、【6925】ウシオ電機は+83%、【7741】HOYAは+75%、【4185】JSRは+71%、【4970】東洋合成工業は+133%となっています。
※いずれも2020年9月以降の安値から2021年9月1日までの高値の値
2021年は、半導体株が年初から強く買われている最強テーマ株となっていますが、EUV関連銘柄も半導体株の一角として強く買われていると見てよいでしょう。
★注目ポイント2 |
・【6920】レーザーテックを始め、EUV関連銘柄は、半導体株の一角として2021年に強く買われている。 |
3.EUV関連銘柄リスト
銘柄 | 主なサービス |
【6920】レーザーテック | EUV用マスクブランクス欠陥検査装置で世界シェア100% |
【5201】AGC | EUV露光用フォトマスクブランクス |
【6925】ウシオ電機 | マスク検査用EUV光源部品 |
【6951】日本電子 | フォトマスク製造用電子ビーム装置 |
【7741】HOYA | EUV露光向けマスクブランクス、EUV用フォトマスク |
【4185】JSR | EUV用フォトレジスト |
【4186】東京応化工業 | EUV用フォトレジスト世界トップ |
【4970】東洋合成工業 | EUVリソグラフィ用感光材 |
【8035】東京エレクトロン | EUV用コータ/デベロッパで世界シェア100%、半導体製造装置世界4位 |
【4063】信越化学工業 | EUV用フォトレジスト、半導体シリコンウエハー世界トップ |
4オススメのEUV関連銘柄3選!
半導体株の一角として押さえておきたいオススメのEUV関連銘柄を見ていきましょう。
【6920】レーザーテック
市場 | 東証一部 |
企業概要 | マスクブランクス検査装置で世界シェアトップの半導体製造装置メーカー。 |
レーザーテックは、EUV用マスクブランクス欠陥検査装置で世界シェア100%を誇る代表的なEUV関連銘柄です。
代表的な半導体株であり、東証で最も注目されている銘柄と言っても過言ではありません。
株価はどこまで上げ続けるのか分からない状態となっていますが、さすがに上昇し過ぎであることは確かであり、売り圧力が相当高まっていることには注意しておきましょう。
【4186】東京応化工業
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 半導体フォトレジストで世界トップクラス。 |
東京応化工業は、半導体フォトレジストで【4185】JSRと世界トップを争っており、EUV用フォトレジストでも世界トップシェアとなっています。
EUV関連銘柄の中では、2021年は横ばいとなっており、今後一段高となってもおかしくありません。
【5201】AGC
市場 | 東証一部 |
企業概要 | ガラス・電子・化学品に強い素材メーカー。 |
AGCは、EUV露光用フォトマスクブランクスを手掛けている素材メーカーで、EUV関連銘柄に位置付けられています。
EUV関連銘柄の中では高配当株となっており、配当利回りは3.86%(2021年9月1日時点)となっています。配当目的で長期保有したいEUV関連銘柄としておすすめです。
5.まとめ
EUV露光装置は、半導体の微細化において欠かせない装置であり、次世代半導体需要の高まりから今後も需要が増すことが期待されます。
2021年は、世界的な半導体需要の高まりを背景に、半導体株が最強テーマ株となっていますが、EUV関連銘柄も半導体株の一角として買われている状況です。
特に、半導体製造装置メーカーの【6920】レーザーテックは強く、EUV関連銘柄や半導体株という枠組も超える、東証を代表する成長株となっています。
レーザーテック以外にも、【6951】日本電子や【6925】ウシオ電機、【7741】HOYA、【5201】AGCといったEUV関連銘柄は、半導体株の一角として強さを見せています。
半導体の世界需要予測に関するニュースなどにはアンテナを張っておき、EUV関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。
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