ノーベル賞級「ゲノム編集」は多方面から注目!関連銘柄の動向は!?

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遺伝子改変技術として、ゲノム編集が注目を集めています。

ゲノム編集は医療分野を始めとする多くの業界で実用化が進んでおり、市場規模は10年で3~4倍に膨らむと予測されています。

ゲノム編集は特定の遺伝子をピンポイントで改変することが可能であるため、遺伝子組み換え技術に比べて効率が良く、「クリスパーキャス9」という技術が確立されたことで研究が加速しています。

また、ゲノム編集関連はバイオベンチャー企業も多く、ノーベル賞候補技術としても注目されているため、急騰の可能性を秘めています。

今回は、そんなゲノム編集関連銘柄に注目していきましょう!

 

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1.ゲノム編集関連銘柄に期待

医療分野で大きな注目が集まるゲノム編集にイノベーションが起こっています。

1-1.ゲノム編集とは?

今回は、未来技術として期待されるゲノム編集に関連した銘柄に注目していきます。

ゲノム編集とは
生物のもつ遺伝子を破壊したり別の遺伝子を組み込んで、生物のもつ特性を変える遺伝子改変技術のことです。

 

遺伝子改変技術としては遺伝子組み換え技術が有名ですが、遺伝子組み換え技術では特定の遺伝子をピンポイントで組み換えることができないため効率が良くありません。

一方、ゲノム編集では特定の遺伝子をピンポイントで改変することが可能であり、遺伝子組み換え技術に比べて遺伝子操作の効率が非常に高くなります。

ゲノム編集で、特定の遺伝子を破壊したり、別の遺伝子を挿入するためには、人工ヌクレアーゼというDNA切断酵素が用いられます。

人工ヌクレアーゼには、ZFNやTALEN、CRISPR/Cas9(クリスパーキャス9)などがありますが、特に2013年から実用化されたクリスパーキャス9が大きな注目を集めています。

クリスパーキャス9は、改変したい特定の遺伝子を効率的に見つけだし、DNAの二重鎖を切断して、ゲノム配列の任意の場所を削除・置換・挿入することが可能な技術です。

クリスパーキャス9は、扱いやすさに優れ、複数の異なる遺伝子を同時にターゲットにすることが可能であることから、ゲノム編集ツールとして急速に普及しています。

 

1-2.ゲノム編集の今後の展望は?

ゲノム編集は、様々な分野で実用化されつつあります。

食料分野では、ゲノム編集による遺伝子操作によって、日持ちの良いトマトの栽培や肉付きのよくなった肉牛の育成などに成功しています。

また、世界最大の石油会社エクソンモービルとバイオベンチャー企業シンセティック・ゲノミクスが、藻類が作る油分の量を20%から40%に倍増させる方法を発見するなど、エネルギー分野でも大きな注目を集めています。

中でもゲノム編集が大きく注目されているのは、やはり医療分野です。

遺伝性の難病である筋ジストロフィーの原因遺伝子を修復したり、エイズを引き起こしやすい遺伝子の除去に成功するなどの成果が挙がっています。

ゲノム編集は多くの動物実験が行われており、既にサルでも成功していますが、倫理的な問題から人間への応用については反対の声が少なくありません。

今後、ゲノム編集技術の発展とともに、世界的な大議論に発展することになりそうです。

倫理的な問題がありながらもゲノム編集に対する注目度は大きく、今後医療を中心に様々な分野での応用が期待されています。

アメリカの市場調査会社グランドビューによると、2015年には22.5億ドルだったゲノム編集市場は、2025年には85億ドルまで拡大すると予測されています。

ただ、2018年6月、スウェーデンのカロリンスカ研究所などのチームが、「クリスパー・キャス9」を使うと、改変した細胞はがん化する恐れが高まると発表

難しい問題が突きつけたれた形ですが、今後の研究結果が注目されます。

 

★注目ポイント1
ゲノム編集とは、遺伝子改変技術のこと。遺伝子組み換え技術よりも効率的であり、医療分野を中心に多くの分野で実用化が期待されている。

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2.ゲノム編集関連銘柄の推移

ゲノム編集を手掛けている銘柄の、この1年の動向を見ていきましょう。

2-1.ゲノム編集事業を多数手掛けているタカラバイオ

ゲノム編集を手掛けている企業はまだ少なく、関連銘柄も数えられる程度しかありません。

数少ないゲノム編集関連銘柄の中でも注目されるのが、バイオベンチャー企業の【4974】タカラバイオです。

同社は、遺伝子治療に力を入れていることで知られており、ゲノム編集のサポートツールや「クリスパーキャス9 プラスミド システム」などゲノム編集に関連する事業を多数手掛けています。

同社の株価は、2017年7月には1,486円を付けており、その後半年ほどは横ばいが続いていましたが、2018年に入ってからは上昇しており、2018年5月には2,623円まで上昇しました。

この1年で最大1.7倍の上昇となり、2018年7月現在は2,400円前後で推移しています。

 

2-2.ゲノム編集受託サービスを手掛けるコスモ・バイオ

バイオ専門商社である【3386】コスモ・バイオも、ゲノム編集関連銘柄として注目の銘柄です。

同社は、クリスパーキャス9を始めとするゲノム編集受託サービスを手掛けています

同社の株価は、2017年7月には1,132円を付けており、2017年10月には1,381円まで上昇しましたが、その後は下落し、停滞が続いています。

2018年7月現在は1,000円前後で推移しており、出来高もなく、厳しい値動きとなっています。

 

2-3.遺伝子改変マウス作製サービスを手掛けるトランスジェニック

熊本大学発のバイオベンチャーである【2342】トランスジェニックも、ゲノム編集関連銘柄として抑えておきたい銘柄です。

同社は、マウスを使った遺伝子解析に強みを持ち、ゲノム編集技術(クリスパーキャス9)による遺伝子改変マウス作製サービスを手掛けています

同社の株価は、2017年7月には675円を付けていましたが、この1年下落が続いており、2018年7月現在は470円前後の安値圏で推移しています。

ここまでゲノム編集に関連した事業を手掛けている3銘柄を見てきましたが、それぞれこの1年で上昇・微減・下落となっています

ゲノム編集は人類の発展に貢献する未来技術になると期待されてはいますが、マーケットにおいては注目のテーマ株にはなっていないのが現状です。

 
★注目ポイント2
ゲノム編集関連銘柄はまだ関連銘柄の数自体が少なく、投資家から注目されるテーマ株とはなっていない。

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3.主要ゲノム編集関連銘柄チェックリスト

ゲノム編集関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄株価主なサービス
【2160】ジーエヌアイグループ3,785円ゲノム解析
【2342】トランスジェニック(低位株★)475円ゲノム編集技術(CRISPR/Cas9)による遺伝子改変マウスの作製受託
【3386】コスモ・バイオ1,022円ゲノム編集受託サービス
【3777】ジオネクスト(低位株★)50円子会社の遺伝子治療研究所がゲノム編集を手掛ける韓国のToolGen社と技術提携
【4563】アンジェス(低位株★)387円遺伝子治療薬
【4583】カイオム・バイオサイエンス(低位株★)258円遺伝子組み換え技術
【4588】オンコリスバイオファーマ551円ウイルス遺伝子改変技術
【4593】ヘリオス1,520円iPS細胞のゲノム編集
【4901】富士フィルムホールディングス4,479円ゲノム編集による人工皮膚の作成
【4974】タカラバイオ2,351円ゲノム編集受託サービス

※株価は2018年7月18日終値で算出

★注目ポイント3
ゲノム編集を手掛けている企業はまだ少なく、ゲノム編集関連銘柄は関連技術を手掛けている銘柄を含めても数えられる程度しかない。全体的に低位株が多い印象がある。

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4.ゲノム編集関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったゲノム編集関連より上位3銘柄を発表致します。

※2017年7月19日~2018年7月19日の1年で算出

4-1.第1位【2160】ジーエヌアイグループ

チャート画像
上昇率2.12倍(安値:3,660円 → 高値:7,770円)
市場東証マザーズ
RSI29.75(売られ過ぎ)
 

4-2.第2位【4588】オンコリスバイオファーマ

チャート画像
上昇率2倍(安値:602円 → 高値:1,222円)
市場東証マザーズ
RSI32.44(やや売られている)
 

4-3.第3位【4974】タカラバイオ

チャート画像
上昇率1.87倍(安値:1,397円 → 高値:2,623円)
市場東証一部
RSI53.23(売り買い均衡)

※RSIは2018年2月6日終値より算出

★注目ポイント4
上昇率トップは遺伝子解析に強みを持つGNI!過去に何度も急騰を見せている銘柄だけに、バイオ関連銘柄の魅力を持った今後も注目の1銘柄。その他銘柄も急騰の可能性を秘めている為見逃せない。

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5.まとめ

ゲノム編集関連銘柄はまだ数も少なく、投資家から注目されるテーマにはなっていないのが現状です。

しかし、ここに来て、ゲノム編集が脚光を浴びることになるかもしれない大きなニュースが入ってきました。

2018年3月12日、厚生労働省が臨床研究として実施する遺伝子治療の指針の見直し案をまとめ、遺伝子を効率よく改変できるゲノム編集技術を新たに対象に加えることが発表されたのです。

ゲノム編集の臨床研究が解禁されることで、今後、国内でゲノム編集事業が活発化することが期待されます

有力企業のゲノム編集事業への参入といったニュースなどはチェックし、バイオ関連銘柄の急騰に備えておきましょう。

 

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