水ビジネス関連銘柄は世界的な水不足で成長を続ける!猛暑でも注目のテーマ株!

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【6363】酉島製作所は+69%!【6361】荏原製作所は+73%!【6368】オルガノは+82%!

世界的な水不足を背景に、水ビジネス関連銘柄も成長を続けています。

世界の水需要は人口増加とともに増加の一途を辿っており、日本の水ビジネス関連銘柄の中からも世界需要に食い込む企業が出てき始めました。

また、2022年は日本では史上最速で梅雨明けとなるなど、世界的に干ばつによる水不足が深刻になっており、水ビジネス関連銘柄は一段と注目を集めてもおかしくありません。

水ビジネス関連銘柄に注目していきましょう!

 

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1.水ビジネス関連銘柄とは?

2022年は日本でも史上最速の梅雨明けとなるなど、世界的に干ばつによる水不足が懸念されており、水ビジネス関連銘柄に注目が集まっています。

1-1.水ビジネスとは?

水ビジネスとは
上下水道や産業用水、農業用水、ミネラルウォーター、家庭用水機器など、水を扱う事業を手掛ける銘柄を総称したテーマ株です。

日本では水道水で手洗いやうがいができることが当たり前であることから実感は湧きにくいですが、日本のような水に恵まれた国は世界的には非常にマレです。

世界の水需要は人口増加によって年々増加しており、2050年には世界人口97億人のうち約半数が水不足にさらされ、4人に1人は慢性的な水不足の影響を受けると予測されています。

世界的な水不足を背景に、水資源配分や水質汚濁、水の所有権問題、水資源開発などによる紛争も各地で発生しており、水不足の解決は人類にとって喫緊の課題です。

経済産業省の「水ビジネス海外展開施策の10年の振り返りと今後の展開の方向性に関する調査」によると、世界の水ビジネスの市場規模は、2019年の約72兆円から、2030年には約117兆円にまで拡大すると予測されています。

日本は世界屈指の水大国でありながら、「水メジャー」と呼ばれる、水プラントの設計・調達・建設から運用・保守まで一貫して提供するグローバル企業はありません。

ただ、上下水道や産業用水、海水淡水化といった水ビジネスのニッチ分野で強みを持つ日本企業は多く、これらの企業が水ビジネス関連銘柄として注目されます。

日本の水企業は世界的には存在感がありませんでしたが、近年は政府開発援助(ODA)を通じた事業などから活躍の場を広げています。

1-2.2022年は世界的な水不足により、水ビジネス関連銘柄が注目される!?

2022年は、日本では観測史上最速となる梅雨明けとなるなど、6月から全国各地で猛暑日となっています。

四国や九州ではダムが枯渇する事態も発生しており、2022年夏は猛暑による熱中症に加えて水不足も懸念される事態となりそうです。

2022年の水不足は世界的な現象となっており、アメリカ南西部では「メガドラウト」と呼ばれる、長期的かつ大規模な干ばつに見舞われています。

また、ヨーロッパでも降雨量の減少によって干ばつが発生しており、イタリアでは過去70年で最悪の干ばつによって、イタリア最長のポー川の水位が極端に低下する事態となっています。

マーケットでは、世界的な水不足を受けて一部の水ビジネス関連銘柄が物色される展開となっており、今夏は7月・8月と猛暑が予測されていることから2022年夏の注目テーマ株になるかもしれません。

また、人口増加による世界的な水不足は長期トレンドであることから、水ビジネス関連銘柄は長期的にも目が離せないテーマ株として押さえておきましょう。

★注目ポイント1
・水ビジネス関連銘柄とは、上下水道や産業用水、農業用水、ミネラルウォーター、家庭用水機器など水を扱う事業を手掛ける銘柄を総称したテーマ株。
・日本では実感が湧かないが、世界的には水は貴重資源であり、世界の水需要は人口増加とともに高まっている成長産業。
・2022年は日本では最短の梅雨明けとなり、アメリカやヨーロッパでは大規模干ばつが発生するなど、水不足がマーケットでも注目されつつある。

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2.水ビジネス関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2021年から2022年に掛けて買われている水ビジネス関連銘柄を見ていきましょう。

2-1.ポンプメーカー最大手!【6361】荏原製作所

ポンプ総合メーカーの【6361】荏原製作所は、2021年に大きく買われた水ビジネス関連銘柄の一角です。

同社の株価は、2020年3月のコロナショック時に付けた1,715円から2年間上昇し続け、2022年3月には6,950円まで上がりました(2021年3月から2022年3月までの最大上昇率は4,010円→6,950円の+73%)。

ただ、2022年3月以降は軟調となっており、7月4日終値時点では4,970円となっています。

ポンプメーカーの株価は2021年から2022年に掛けて好調となっており、荏原製作所と並ぶポンプ大手の【6363】酉島製作所は直近1年間で最大+69%の上昇率です。

ポンプメーカー以外では、水処理エンジニアリング大手の【6368】オルガノも、直近1年間で最大+82%の上昇率となっています。

2-2.2022年猛暑で買われる!【2588】プレミアムウォーターホールディングス

2022年は猛暑予測が出されており、6月末から7月始め時点で一部の水ビジネス関連銘柄に資金が流入し始めています。

家庭向け富士山天然水の宅配サービスを手掛ける【2588】プレミアムウォーターホールディングスは、2022年6月に2,273円から2,924円まで上昇、1ヶ月弱で+28%の上昇となりました。

2022年夏は6月後半から記録的猛暑となりましたが、7月後半から8月後半に掛けても酷暑となる予報が出されています。

水不足となることも懸念されていることから、これから買われそうな水ビジネス関連銘柄を要チェックしておくようにしましょう。

★注目ポイント2
・2021~2022年に掛けては、一部の水ビジネス関連銘柄が大きく上昇した。
・2022年夏は、猛暑となった6月後半時点で一部の水ビジネス関連銘柄が物色され始めており、猛暑予測が出される7月後半から8月後半に掛けても水不足で注目されてもおかしくない。

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3.主要水ビジネス関連銘柄チェックリスト

 水ビジネス関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄主なサービス
【2588】プレミアムウォーターホールディングス富士山天然水の製造・宅配
【6254】野村マイクロ・サイエンス半導体向け超純水装置大手
【6303】ササクラ海水淡水化装置大手
【6351】鶴見製作所水中ポンプ最大手
【6361】荏原製作所ポンプ大手
【6363】酉島製作所ポンプ大手
【6368】オルガノ水処理エンジニアリング、半導体向け純水製造装置
【6370】栗田工業総合水処理最大手
【6403】水道機工官需向け浄水処理施設
【9551】メタウォーター上下水処理設備工事大手

 

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4.オススメの水ビジネス関連銘柄3選!

世界的な水不足の中で注目されるオススメの水ビジネス関連銘柄を押さえておきましょう。

【6368】オルガノ

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市場東証プライム市場
企業概要東ソー系の水処理エンジニアリング。電力・半導体関連向け純水製造装置に強み。

オルガノは、電力や半導体関連向け純水製造装置に強みを持つ水ビジネス関連銘柄です。

半導体×水ビジネス関連銘柄として注目の銘柄となっており、株価は長期的に右肩上がりの推移を続けています。

同じく、【6254】野村マイクロ・サイエンスも半導体向け純水製造装置に強い成長株です。

【6361】荏原製作所

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市場東証プライム市場
企業概要ポンプ総合企業。環境関連や半導体研磨装置も手掛ける。

荏原製作所は、ポンプ大手企業で注目される水ビジネス関連銘柄です。

水ビジネス以外にも、半導体製造装置やLNG、再生可能エネルギーなど多くの注目テーマに関わる銘柄となっており、株価は成長を続けています。

また、配当利回りが3%を超える高配当株でもあります。

【9551】メタウォーター

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市場東証プライム市場
企業概要上下水処理設備工事でトップクラス。

メタウォーターは、上下水処理設備工事大手の水ビジネス関連銘柄です。

その企業名の通り、東証を代表する水ビジネス関連銘柄となっています。

2020年~2022年は高値圏で横ばいとなっていますが、いつ高値を突破してもおかしくありません。

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5.まとめ

世界的な水不足を背景に、東証の水ビジネス関連銘柄も成長を続けています。

水ビジネス関連銘柄を見てみると、ポンプ大手の【6361】荏原製作所や、水の半導体ビジネスを手掛ける【6368】オルガノ【6254】野村マイクロ・サイエンスなど、株価が高値圏で推移している成長株が多くあることが分かります。

日本には水メジャーがなく、日本企業は世界の水ビジネスに切り込めないことが長年に渡って課題に言われていますが、成長株が多くなっている印象です。

2022年は日本でも史上最短の梅雨明けとなり、欧米では干ばつが深刻化するなど、水不足が世界のトレンドの一つとなっています。

水不足に関するニュースにはアンテナを張っておき、水ビジネス関連銘柄の株価動向は要チェックしておきましょう。

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