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【3050】DCMホールディングスは+55%!【7516】コーナン商事は+131%!【8218】コメリは+116%!【9842】アークランドサカモトは+174%!【3094】スーパーバリューは+285%!!
新型コロナによる外出自粛・巣ごもり消費の拡大を背景に、ホームセンター各社は好決算を相次いで発表しており、新型コロナ相場ではホームセンター関連銘柄が大きく買われています。
ホームセンター関連銘柄は身近な企業が多く、ローリスクのディフェンシブ銘柄が多いため、投資初心者の株デビューにもおすすめのテーマ株です。
ホームセンター関連銘柄に注目していきましょう!
1.ホームセンター関連銘柄とは?
外出自粛・巣ごもり消費の拡大を背景に、ホームセンターが業績を拡大しています。
1-1.ホームセンターとは?
2018年度のホームセンターの市場規模は、3兆8,543億円と過去最高を記録しました。
2019年度のホームセンター売上上位5社は、カインズ(4,410億円)、【3050】DCMホールディングス(4,373億円)、【7516】コーナン商事(3,600億円)、【8218】コメリ(3,373億円)、【2790】ナフコ(2,177億円)となっています。
2019年にはカインズが、それまでトップだったDCMホールディングスを抜き業界トップとなりましたが、カインズは非上場企業です。
ただホームセンターの市場規模は過去最高を記録し続けてはいるものの、Eコマース(ネット通販)やドラッグストアに押されていることから成長率は鈍化しています。
多くのホームセンターは、企業規模の拡大によって競争優位性を確保している傾向があり、業界全体が同質化している方向に進んでいることがたびたび指摘されています。
今後ホームセンター業界全体では「脱・同質化」に向けて、商品や店舗の差別化やネット販売を進めていくことが急務です。
1-2.新型コロナでホームセンターは好決算を連発!
今回注目していくホームセンター関連銘柄は、ローリスク・ローリターンのディフェンシブ銘柄が多いことが特徴の小売テーマ株です。
ホームセンター関連銘柄は、身近でよく知っている企業が多く、ローリスク銘柄が中心であることから投資初心者におすすめのテーマ株です。
新型コロナの外出自粛・巣ごもり消費の拡大は、ドラッグストアやスーパーなどの小売業にとって追い風となりましたが、ホームセンターも例外ではありません。
2020年7月には、ついに新型コロナの影響が決算にも表れ始めており、製造業の決算を中心にネガティブサプライズが続いています。
しかしネガティブ決算が続く中で、ホームセンターの決算は好調です。
2020年7月に発表された第1四半期決算では、【7516】コーナン商事の営業利益は前年同期比+68.4%となり、【8218】コメリも同+74.3%となっています。
新型コロナ相場でホームセンター関連銘柄は大きく買われており、最も大きく買われているセクター・テーマ株の一角となっています。
★注目ポイント1 |
・ホームセンター関連銘柄はローリスクの身近な銘柄が多いため、投資初心者におすすめのテーマ株。 |
2.ホームセンター関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄
2020年新型コロナ相場で大きく上昇したホームセンター関連銘柄の株価動向を見ていきましょう。
2-1.ホームセンター2位!【3050】DCMホールディングス
DCMカーマやDCMダイキ、DCMホーマック、DCMサンワ、DCMくろがねなどを展開するホームセンターグループの【3050】DCMホールディングスは、ホームセンター関連銘柄を代表する銘柄です。
同社は売上高ではカインズに次ぐホームセンター2位となっていますが、傘下のケーヨーを含めるとホームセンタートップ企業となります。
同社の株価は、2020年1月初めには1,053円を付けていました。コロナショックで3月13日には882円まで下落しましたが、その後4ヶ月以上に渡って上昇しており、7月30日には1,368円まで上昇しています。
新型コロナ相場では882円→1,368円と最大+55%の上昇率です。
なお現在の株価は、同社が新規上場した2006年秋以来、14年ぶりの高値となっており、上場来高値の更新も視野に入ってきました。
2-2.業界3位のホームセンター大手!【7516】コーナン商事
ホームセンターコーナン、ホームストック、コーナンPROを展開するホームセンター3位の【7516】コーナン商事も、ホームセンター関連銘柄を代表する銘柄です。
同社の株価は、2020年1月初めには2,529円を付けていました。
コロナショックによって3月17日には1,792円まで下落しましたが、その後の新型コロナ相場では上昇トレンドとなっており、7月30日には4,155円まで上昇しています。
新型コロナ相場での上昇率は最大+131%です。
DCMホールディングスと比べると、2倍以上の値上がり率となっており、上場来高値を現在進行形で更新中です。
ホームセンター関連銘柄は、新型コロナ相場では強く買われており、上昇している銘柄が目立ちます。
上記2銘柄以外では、【8218】コメリが+116%、【2790】ナフコが+113%、【9842】アークランドサカモトが+174%、【3546】アレンザホールディングスが+180%、【8168】ケーヨーが+157%、【3094】スーパーバリューが+285%などとなっており、ほぼ全ての銘柄が上昇しています。
※いずれも2020年3月安値からの最大上昇率。
★注目ポイント2 |
・ホームセンター関連銘柄は、2020年3月以降の新型コロナ相場でほぼ全ての銘柄が大きく上昇している。 |
3.ホームセンター関連銘柄リスト
注目のホームセンター関連銘柄リストを見ていきましょう。
3-1.注目のホームセンター関連銘柄を紹介
銘柄 | 主なサービス |
【3050】DCM | ホームセンター「DCMカーマ」「DCMダイキ」「DCMホーマック」「DCMサンワ」「DCMくろがね」、ケーヨーを傘下に持つ |
【7516】コーナン商事 | ホームセンター「ホームセンターコーナン」「ホームストック」「コーナンPRO」 |
【8218】コメリ | ホームセンター「コメリハード&グリーン」「コメリホームセンター」「コメリパワー」 |
【2790】ナフコ | ホームセンター「ホームプラザナフコ」「TWO ONE STYLE」 |
【9842】アークランドサカモト | ホームセンター「ホームセンタームサシ」、「ビバホーム」「スーパービバホーム」を運営するLIXILビバを買収 |
【8184】島忠 | ホームセンター「島忠」「HOME’S」 |
【3546】アレンザ | ホームセンター「ダイユーエイト」「タイム」「ホームセンターバロー」 |
【3191】ジョイフル本田 | ホームセンター「ジョイフル本田」 |
【8168】ケーヨー | ホームセンター「ケーヨーデイツー」「ケーヨーホームセンター」、DCMホールディングス傘下 |
【3094】スーパーバリュー | ホームセンター「ホームセンタースーパーバリュー」 |
4.オススメのホームセンター関連銘柄3選!
長期投資にもおすすめのホームセンター関連銘柄を3銘柄見ていきましょう。
【3050】DCM
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 「DCMカーマ」「DCMダイキ」「DCMホーマック」などを展開するホームセンター大手。ケーヨーも傘下に持つ。 |
ホームセンター2位のDCMホールディングスは、ホームセンター関連銘柄の代名詞的な銘柄です。
ホームセンター関連銘柄の中でも低リスクとなっており、また配当利回りも2%以上あるため、投資初心者の長期投資におすすめの銘柄です。
ホームセンター関連銘柄に迷ったら、こちらの銘柄を選んでおけば問題ありません。
【7516】コーナン商事
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 「ホームセンターコーナン」や「コーナンPRO」を展開する大阪地盤のホームセンター大手。 |
コーナン商事は、業界3位のホームセンター関連銘柄です。
こちらの銘柄は、DCMホールディングスの2倍のボラティリティーとなっています。
値上がり益を重視してホームセンター関連銘柄に長期投資したい場合には、こちらの銘柄がおすすめです。
【3094】スーパーバリュー
市場 | 東証ジャスダック |
企業概要 | 食品スーパー「スーパーバリュー」、ホームセンター「ホームセンタースーパーバリュー」を展開。 |
スーパーバリューは、新型コロナ相場で最も急騰しているホームセンター関連銘柄です。
ただ新興銘柄でかつ短期的に急騰しているため、直近ではリスクが高くなっています。
ホームセンター関連銘柄で短期投資を手掛けたい場合にはおすすめですが、安全なホームセンター関連銘柄ではなくなっているため注意しておきましょう。
5.まとめ
ホームセンター関連銘柄は、業界2位の【3050】DCMホールディングスや業界3位の【7516】コーナン商事を始め、新型コロナ相場ではほぼ全ての銘柄が上昇しています。
ホームセンター関連銘柄は、身近でよく知っている企業が多く、ローリスク銘柄が中心であることから投資初心者の株デビューにもおすすめのテーマ株です。
これからホームセンター関連銘柄に投資するとしたら、低リスクで配当利回りに優れる【3050】DCMホールディングスか、業界3位の【7516】コーナン商事を軸に選んでいくことをおすすめします。
もちろん、その他の身近なホームセンター関連銘柄に長期投資しても問題ありません。
ただホームセンター関連銘柄は好決算を受けて2020年7月からさらに買われていますが、いずれの銘柄も3~4ヶ月以上続く上昇トレンドとなっているため、そろそろ調整入りしてもおかしくない段階ではあります。
今後の新型コロナ相場でも、ホームセンター関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう!
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