スマートロック企業ビットキーの上場、IPOについて解説!スマートロック関連銘柄にも注目しておこう。

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ブロックチェーンを使ったスマートロックの専業企業ビットキーの上場、IPOに注目が集まっています。

ビットキーは2018年5月に設立されたスタートアップ企業でありながら、わずか3年弱で急成長を遂げており、推定時価総額は500億円超とされています。

ビットキーが上場すれば、代表的なスマートロック関連銘柄になることは間違いないため、テーマ株投資においても注目されるIPO案件です。

ビットキーの上場、IPOに注目していきましょう!

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1.ビットキーの上場、IPOに期待

スマートロックのスタートアップ企業ビットキーの上場、IPOに注目が集まっています。

1-1.ビットキーとは?

ビットキーは、自律分散システム(ブロックチェーン)による独自のキーテクノロジー「bitkey platform」を提供しているスタートアップ企業です。

2018年5月16日に設立されたばかりの会社ですが、日経トレンディ「2020ヒット予測100」では「ビットキー」が16位にランクインするなど急成長しています。

ビットキーが提供しているスマートロックとは、スマホアプリで施錠・解錠できる住宅用カギです。最新のブロックチェーン技術によって高度なセキュリティを実現してかつ、手軽に設置できることが特徴です。

ビットキーの主力製品である「bitlock LITE」は、初期費用なし、月額330円で住宅に設置することができ、特殊な技術や工事は必要なく、扉を拭いて付属のシールでドアに貼るだけで簡単に使えます。

このほか、オフィス向けスマートロック「bitlock PRO」、自動ドア向けスマートロック「bitlock GATE」、スマートロックと連動して受付から案内まで無人化するスマート受付システム「bitreception」などを提供しています。

スマートロック製品を提供している企業は他にもありますが、企業としてスマートロック事業を包括的に手掛けている企業はビットキー以外に存在しないと言われており、ビットキーは唯一無二のスマートロック専業企業です。

1-2.ビットキーの上場、IPO観測情報は?

ビットキーの上場、IPO観測情報は、2021年4月時点では特に出ていないようです。

ただ、ビットキーは、2019年12月末に39億円の資金調達を行うなど、成長と合わせて積極的な資金調達を行っており、今後いつIPOによる資金調達を実施しても不思議ではありません。

また、投資家のビットキーに対する期待も高く、STARTUP DBが2021年1月27日に集計したデータによると、ビットキーの推定時価総額は518億円となっているとのことです。

時価総額1,000億円以上のユニコーン企業とまではいかないものの、2018年5月に創立されたばかりの企業が3年弱で推定時価総額500億円超となっているのは驚異的です。

ビットキーが上場した場合には、スマートロック関連銘柄ブロックチェーン関連銘柄に位置付けられると思われます。

スマートロックは株式市場でも話題となるテーマではありますが、大手企業が製品を出している程度の銘柄しかないため、ビットキーが上場した場合にはスマートロック関連銘柄の代名詞となることは間違いないでしょう。

★注目ポイント

・ビットキーは、ブロックチェーンを使ったスマートロックを提供しているスタートアップ企業。推定時価総額は500億円超。
・ビットキーのIPO観測情報は2021年4月時点では出ていない。
・ビットキーが上場すれば、スマートロック関連銘柄の代名詞的な銘柄となることは間違いない。

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2.ビットキー上場、IPO関連銘柄の推移

ビットキーの上場、IPOで注目されるかもしれない関連銘柄を見ていきましょう。

2-1.子会社がスマートロックを手掛ける!【6758】ソニーグループ

子会社のQrioがスマートロック「Qrio Smart Lock」を手掛ける【6758】ソニーグループは、スマートロック関連銘柄に位置付けられます。

ソニーグループはコロナ禍でも業績・株価ともに絶好調で、2020年1月に7,331円を付けていた株価は、2021年4月には12,000円台に到達しています。

ただ、ソニーの株高に子会社のスマートロック事業が寄与したとは言えません。

スマートロック関連銘柄としては、【6752】パナソニックや【4748】構造計画研究所なども挙げられますが、いずれも、あくまでスマートロック製品を手掛けている程度に留まっており、株価に寄与するほどの事業規模ではありません。

2-2.「bitkey platform」を採用!【9603】エイチ・アイ・エス

旅行会社大手の【9603】エイチ・アイ・エスは、グループ会社のH.I.Fが開発するネオバンク「FimpleBank」の個⼈認証基盤に「bitkey platform」を採用したことを発表しています。

エイチ・アイ・エスは新型コロナで最も大きな影響を受けた企業の一つであり、2020年1月には3,080円を付けていた株価は、2021年4月時点でも2,300円弱に留まっています。

Go Toが好感されて反発したものの、依然コロナショック前の株価には遠い水準です。

エイチ・アイ・エスのような大企業の株価に、ビットキーとの業務提携が影響を及ぼすことはありません。

同社以外にもビットキーと業務提携している企業はありますが、株価に影響を及ぼすことはないと言ってよいでしょう。

ビットキーのIPOに関連してきそうな銘柄には、スマートロック関連銘柄とビットキーと提携している銘柄の2種類がありますが、いずれもビットキーのIPOが株価に寄与することはなさそうです。

★注目ポイント

・ビットキーのIPOと関連してきそうな銘柄には、スマートロック関連銘柄、ビットキーと提携している銘柄の2種類がある。しかし、どちらもビットキーの上場が株価に寄与することはないと思われる。

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3.ビットキー関連銘柄リスト

【2120】LIFULLスマートロック対応のオンライン内見予約機能
【4748】構造計画研究所Wifi型スマートロック「RemoteLock」
【6758】ソニーグループ子会社のQrioがスマートロック「Qrio Smart Lock」
【3276】日本管理センタービットキーと協業
【5401】日本製鉄日鉄興和不動産がビットキーのオフィス向け顔認証スマートロックを先行導入
【6752】パナソニックIoT宅配ボックスをビットキーと共同開発
【7196】Casaビットキーと業務提携
【8001】伊藤忠商事伊藤忠商事の保有するマンションでbitlockシリーズが導入
【9532】大阪ガスビットキーと協業
【9603】エイチ・アイ・エスグループ会社のH.I.Fが開発するネオバンク「FimpleBank」の個⼈認証基盤に「bitkey platform」が採用

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4.まとめ

2021年4月時点では、ビットキーの上場、IPO観測情報は特に出ていません。

ただ、ビットキーは設立から3年弱で推定時価総額500億円にまで急成長していることから資金需要があることは間違いなく、いつIPOによる資金調達を選択してもおかしくありません。

ビットキーのIPOで注目される関連銘柄は特に見当たらず、投資家の関心はビットキーのIPO一点に絞られていると見てよいでしょう。

ビットキーがIPOとなれば、注目テーマ株でありながら具体的な銘柄がないスマートロック関連銘柄となるため、テーマ株投資においても注目の上場になるものと思われます。

ビットキーの上場、IPO観測情報にはアンテナを張っておきましょう!

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