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サイバーセキュリティに強い【4288】アズジェントがわずか1年でテンバガーを達成したように、サイバーセキュリティ関連銘柄は軒並み高状態となっています!
1月26日、仮想通貨の大手取引所である「コインチェック」はセキュリティの甘さを突かれて、約580億円分の仮想通貨を流出してしまう大事件が発生。
近年急増するウェブサイトの改ざんや個人情報の不正取得など、ランサムウェアによる被害が後を絶ちません。
インターネットの普及に乗じて拡大するサイバー攻撃を防ぐ、いま最も注目を集めるサイバーセキュリティ関連銘柄を早速チェックしていきましょう。
1.サイバー攻撃の多発でセキュリティ企業に兆し
2020年の東京オリンピックに向けて日本に対するサイバー攻撃はますます激しくなると予想され、サイバーセキュリティ関連銘柄が注目を集めています。
1-1.サイバーセキュリティの仕組みと国の取り組み
サイバーセキュリティとは、コンピュータへの侵入やデータの改ざんなどサイバー攻撃を防ぐための手段としてネット環境の安全確保を指しています。
現在、内閣や総務省、経済産業省が中心となり、サイバーセキュリティ対策に本腰を入れており、関連銘柄への関心が高まっているようです。
直近3年間の主な動きは以下の通り。
- 2014年:サイバーセキュリティ基本法を成立(2015年に施行)
- 2015年:サイバーセキュリティ戦略を閣議決定
- 2016年:「情報セキュリティマネジメント」試験創設
- 2017年:「情報処理安全確保支援士」の国家資格を創設
2017年12月には国や自治体、大学などと連携してサイバーセキュリティ技術の国際標準化に乗り出す方針を固めました。
日本でも多くのサイバー攻撃被害が報告されていることから、今後国策としてサイバーセキュリティ市場の成長は大いに期待されています。
1-2.深刻化するサイバーセキュリティ関連の人材不足
国内ではサイバーセキュリティに携わる人材が慢性的に不足しており、中小企業などのサイバーセキュリティ対策は後回しになっているのが現状です。
それを象徴するような出来事として、2017年には大手外資系コンサルティングファームから21歳のサイバーセキュリティマネジャーが誕生。
この話題でサイバーセキュリティにも注目が集まった一方、その中で深刻化する人材不足も浮き彫りとなりました。
若年層の人材を育てるべく、内閣サイバーセキュリティセンターは人材育成プログラムを立ち上げ、サイバーセキュリティの人材育成に力を入れています。
また、2017年12月には【6701】NEC、【6501】日立製作所、【6702】富士通の3社が合同で「サイバーセキュリティ人材育成スキーム策定共同プロジェクト」を開始。
優秀な人材の誕生が期待され、今後の市場拡大に向けてサイバーセキュリティ業界は2017年一躍注目のテーマとなりました。
★注目ポイント1 |
サイバーセキュリティに関して国は本格的な対策を講じており、今後の課題となる人材育成の分野にも期待できる。 |
2.関心高まるサイバーセキュリティ関連銘柄の推移
近年、サイバー攻撃に関する報道が急増していることでサイバーセキュリティ関連銘柄への物色が目立っています。
2-1.世界99か国10万台以上のコンピューターに被害
2017年5月に世界各地で大規模なサイバー攻撃が発生。
ランサムウェアにより、英国をはじめとする世界99か国へ向けたサイバー攻撃では10万台以上のコンピューターが被害を受けたと報告されています。
この報道を受けサイバーセキュリティ関連銘柄は軒並み高値を追う展開となり、とくに物色が目立った【3968】セグエグループはストップ高まで上昇。
同社は好決算も後押ししたことで、高値を追う展開が続きました。
2-2.欧州各地では企業や銀行がランサムウェアに感染
2017年6月、ロシアやウクライナ、ヨーロッパで大規模なサイバー攻撃が発生し、再びサイバーセキュリティ対策に注目が集まりました。
欧州各地では企業や銀行などで、ランサムウェアによる被害が多発。
報道の翌日、サイバーセキュリティ関連銘柄は軒並み大幅続伸し、サイバー攻撃の対策に強い【4288】アズジェントは前日比+11%まで買われました。
2016年は株価400円台で推移していましたが、人気化したことで株価は1年でテンバガーに届き、5,000円の大台に迫る勢いを見せました。
サイバー攻撃に関する報道の他、トランプ大統領の発言や北朝鮮の動きなどにも左右されやすいため、海外のニュースもチェックする必要がありそうです。
2-3.コインチェックが約580億円分の仮想通貨を流出
2018年1月26日、仮想通貨の日本最大取引所である「コインチェック」が、約580億円分の仮想通貨を流出してしまう大事件が発生。
流出したのは「NEM」と言われる仮想通貨で、この被害額は“仮想通貨史上最大”といわれています。
この報道によってサイバーセキュリティ関連銘柄には物色の手が周り、【3042】セキュアヴェイルはストップ高まで買われる展開に。
その後も不正流出問題が続いたことから、高値を更新する動きに。
今回の事件は、しっかりと不正アクセス対策を行っていれば回避できたことでもあるため、改めてサイバーセキュリティの重要さを世に広めることになりました。
サイバー攻撃に関する報道の他、トランプ大統領の発言や北朝鮮の動きなどにも左右されやすいため、海外のニュースもチェックする必要がありそうです。
★注目ポイント2 |
サイバーセキュリティ関連銘柄はアメリカや北朝鮮、ロシアや中国など主に海外の動向に刺激を受けやすい傾向。 |
3.サイバーセキュリティ関連銘柄チェックリスト
サイバーセキュリティ関連銘柄にはセキュリティソフトやシステムの他、サーバーリスクマネジメントや保険など多岐に渡ります。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2326】デジタルアーツ | 4,800円 | サイバーセキュリティ対策ソフトの企画、開発、販売 |
【3042】セキュアヴェイル | 718円 | ログ解析やサイバーセキュリティ対策に特化 |
【3356】 テリロジー(★低位株) | 355円 | ネットワーク、サイバーセキュリティソリューションを展開 |
【3692】FFRI | 4,190円 | サイバーセキュリティ対策に強み |
【3744】サイオス | 638円 | システム障害回避ソフトなど製造、開発 |
【3843】フリービット | 1,050円 | サイバーセキュリティマネジメントサービスを展開 |
【3857】ラック | 1,794円 | 最新のサイバーセキュリティ対策技術を提供 |
【3916】デジタル・インフォメーション・テクノロジー | 2,793円 | ウェブサイト改ざん瞬間検知・復活ソリューションの開発 |
【3927】アークン | 1,053円 | ウイルス対策ソフトを含むサイバーセキュリティサービス開発 |
【3968】セグエグループ | 2,039円 | セキュリティソフトなどの輸入・販売、保守サービス |
【4344】ソースネクスト | 1,428円 | ウイルス対策サイバーセキュリティソフト販売、保守サービス |
【4662】フォーカスシステムズ | 943円 | 公共向けサイバーセキュリティシステムの開発、保守、運用 |
【4704】トレンドマイクロ | 6,320円 | ウィルスバスターソフトの開発、販売、世界3位のシェア |
【4736】日本ラッド | 1,265円 | サイバー攻撃の可視化に対応し、マルウェアの侵入追跡などサイバーセキュリティ対策に強い |
【6088】シグマクシス | 1,387円 | サイバー攻撃の調査分析からセキュリティ運用まで手掛ける |
※株価は2018年1月12日終値で算出
★注目ポイント3 |
現在も高値更新を続ける銘柄が多いことからも、サイバーセキュリティ関連に関心が高まっていることが伺える。 |
4.サイバーセキュリティ関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出したサイバーセキュリティ関連銘柄より、最も上昇率の高い上位3銘柄を発表致します。
※2017年1月12日~2018年1月12日の1年で算出
4-1.第1位【4288】アズジェント
上昇率 | 6.4倍(安値:725円 → 高値:4,690円) 13.9倍(安値:337円 → 高値:4,690円)※2016年の安値から算出 |
市場 | ジャスダック |
RSI | 58.19(やや買われている) |
4-2.第2位【3782】ディー・ディー・エス
上昇率 | 3.7倍(安値:374円 → 高値:1,396円) |
市場 | 東証マザーズ |
RSI | 58.37(やや買われている) |
4-3.第3位【3040】ソリトンシステムズ
上昇率 | 3.4倍(安値:588円 → 高値:2,040円) |
市場 | 東証一部 |
RSI | 60.3(やや買われている) |
※RSIは2018年1月12日終値より算出
★注目ポイント4 |
大規模なサイバー攻撃が再び起こる可能性は大きいため、サイバーセキュリティ関連銘柄の中でもとくに激しく買われた上記3銘柄は再燃する期待大。 |
5.まとめ
北朝鮮による大規模なサイバー攻撃や米国の対策動向など、サイバーセキュリティ関連銘柄の株価に影響となる報道には注意する必要があります。
サイバーセキュリティに関する国内の人材育成も今後重要なカギを握ることとなりますので、成長期待はこれからでしょう。
再び起こるであろうサイバー攻撃の報道に素早く反応することができれば、短期急騰銘柄を掴むことも可能でしょう。
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