100均ダイソーを手掛ける「大創産業」の新規上場(IPO)は近い?!

 

 100円ショップ「ダイソー」を展開する大創産業がIPOの準備を進めていることが明らかになっています。

大創産業がIPOすれば時価総額は1兆円を超える可能性が高く、大型IPO案件になることは確実です。

また、大創産業が手掛けている100均はデフレに強い産業となっており、今後の成長も期待されます。

「ダイソー」大創産業のIPOと100均関連銘柄に注目していきましょう!

1.大創産業IPO関連銘柄に期待

 今回は、100円ショップのダイソーで有名な大創産業のIPOに注目していきます。

1-1.大創産業とは?

企業名 株式会社大創産業
設立 1977年12月
資本金 27億円
代表者 矢野靖二
本社 広島県東広島市西条吉行東一丁目4番14号

 

大創産業は100円ショップ「ダイソー(DAISO)」を展開しており、2018年3月時点で国内に3,278店舗、海外に1,992店舗を展開しています。

100均ショップ業界2位の【2782】セリアは2018年3月末時点で国内1,506店舗、業界3位の【2735】ワッツは国内1,087店舗となっていることからも、ダイソーが100均業界で圧倒的な地位を築いていることが分かります。

100均はデフレに強いビジネスの代表格であり、デフレが20年以上続いている日本で売上を順調に伸ばしています。

大創産業は2000年以降の18年間の間に、売上高・国内店舗数ともに倍増させており、デフレ時代の勝ち組企業であると言えます

日本のデフレは日銀が異次元金融緩和をしても一向に解消される気配がなく、社会保障費の増加や増税による国民の将来不安を背景に、100均は今後更に業績を伸ばすものと考えられます。

また、100均はただ安いだけでなく、商品のクオリティも高く、様々な種類の商品が揃っていることが買い物の楽しさを演出していることも人気の秘訣になっていると言えます。

 

1-2.大創産業のIPO観測は?

 100円ショップ業界2位のセリア、3位のワッツ、4位のキャンドゥはそれぞれ上場しているにも関わらず、100均最大手の大創産業はこれまで非上場を貫いてきました

大創産業が非上場を貫いてきた理由としては、上場することにより売上高や利益率などのデータを公開することによって、同業他社にビジネスモデルが知られてしまうことを避けるためとされてきました。

しかし、2017年11月に日経ビジネスの取材で、矢野博丈社長が株式上場の準備を進めていることを明らかにしました。

大創産業が株式上場へと舵を切った背景には、2018年3月時点で全体の40%弱に達している海外店舗の増加があると考えられます。

100円ショップ業界2位のセリアの時価総額は、2018年9月5日時点で約3,500億円となっています。

店舗数でセリアの2倍、海外店舗数も入れると約3倍以上の大創産業が上場したら、時価総額は1兆円を超える可能性が高いと考えられます。

また、ダイソーは店舗数が多いことによる規模の経済性と、商品の8割がプライベートブランドであることから、他の100円ショップより利益率が高いとも言われており、時価総額1兆円を大きく上振れすることも想定されます。

大型案件となることが確実である大創産業のIPOに関するニュースの続報にはアンテナを張っておきましょう。

 

★注目ポイント1
 大創産業は、「ダイソー」を展開する100均大手企業。非上場を貫いてきたが、海外進出を積極的に進めるために上場準備を進めている。上場したら時価総額は1兆円を超える可能性が高い。

2.大創産業IPO関連銘柄の推移

 大創産業のIPOで注目される可能性が高い銘柄の動向を見ていきましょう。

2-1.100円ショップ店舗数2位のセリア

 100均「Seria」を展開する【2782】セリアは、大創産業のIPOで100均関連銘柄として連想買いが入ると期待される銘柄です。

同社の店舗数は2018年3月末時点で1,506店舗となっており、100均ではダイソーに次ぐ2位となっています。

同社の株価は、2017年9月初めには6,080円を付けており、2018年1月には7,390円まで上昇しました。

この期間に最大+21%の上昇となりましたが、今年に入ってからは値を下げており、2018年9月現在は4,800円前後で推移しています。

なお、同社の株価は、この10年間では100倍(+10000%)以上の上昇

この10年で100円ショップがいかに成長市場となっていたのかを物語っています。 

 

2-2.100円ショップ店舗数3位のキャンドゥ

 100均「Can★Do」を展開する【2698】キャンドゥも、大創産業のIPOで100均関連銘柄として物色されることが期待される銘柄です。

「Can★Do」の店舗数は2018年7月末時点で1,003店舗となっており、ダイソー・Seriaに次ぐ3位となっています。

同社の株価は、2017年9月初めには1,750円を付けていましたが、この1年は横ばいとなっています。

この1年の高値は2018年5月に付けた1,887円、安値は2018年8月に付けた1660円となっており、この1年間での値幅(ボラティリティー)はわずか13%に留まっています。

 

2-3.100円ショップ業界3位のワッツ

 100均「meets.」「Watts」を展開する【2735】ワッツも、大創産業IPO関連銘柄として注目の銘柄です。

「meets.」の店舗数は5位、「Watts」の店舗数は6位となっていますが、ワッツが展開する100円ショップを合計すると1,087店舗となり、キャンドゥの店舗数を上回り業界3位につけています。

同社の株価は、2017年9月初めには1,325円を付けていましたが、この1年は下落しており、2018年9月現在は930円前後で推移しています。

100均関連銘柄はいずれもこの1年でさえない値動きとなっていますが、大創産業のIPOをきっかけに連想買いによる資金が流入してくることが期待されます。

 

★注目ポイント2
 100円ショップ2位~4位の100均関連銘柄はいずれもこの1年でさえない値動きとなっているが、大創産業のIPOで連想買いされる可能性がある。

3.主要大創産業IPO関連銘柄チェックリスト

 大創産業関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。

銘柄株価主なサービス
 【2651】ローソン6,520円  100均ショップ「ローソンストア100」
 【2698】キャンドゥ1,685円  100均ショップ「Can★Do」
 【2735】ワッツ932円  100均ショップ「meets.」「Watts」
 【2782】セリア4,615円  100均ショップ「Seria」
 【3289】東急不動産ホールディングス732円  大創産業の主要取引企業
 【3382】セブン&アイ・ホールディングス4,499円  大創産業の主要取引企業(イトーヨーカドー)
 【7647】音通(低位株★)33円  100均ショップ「フレッツ」
 【7874】レック5,260円  日用雑貨メーカー
 【8028】ユニー・ファミリーマートホールディングス9,810円  大創産業の主要取引企業(ユニー)
 【8267】イオン2,376.5円  大創産業の主要取引企業
 【8273】イズミ6,820円  大創産業の主要取引企業
 【8276】平和堂2,884円  大創産業の主要取引企業
 【8278】フジ2,167円  大創産業の主要取引企業
 【8801】三井不動産2,453円  大創産業の主要取引企業
 【9846】天満屋ストア1,239円  大創産業の主要取引企業

※株価は2018年9月5日終値で算出

★注目ポイント3
 大創産業IPO関連銘柄としては、100均関連銘柄と大創産業の主要取引先企業が挙げられる。

4.100均関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!

 大創産業関連として、100均関連より過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かった上位3銘柄を発表致します。

※2017年9月5日~2018年9月5日の1年で算出

 

4-1.第1位【7874】レック

チャート画像
上昇率 2.45倍(安値:2,336円 → 高値:5,740円)
市場 東証一部
RSI 47.4(売り買い均衡)
 

4-2.第2位【8028】ユニー・ファミリーマートホールディングス

チャート画像
上昇率 2.3倍(安値:5,500円 → 高値:12,670円)
市場 東証一部
RSI 34.6(やや売られている)
 

4-3.第3位【8267】イオン

チャート画像
上昇率 1.57倍(安値:1,579円 → 高値:2,481.5円)
市場 東証一部
RSI 53.3(売り買い均衡)

※RSIは2018年9月5日終値より算出

★注目ポイント4
 100均関連銘柄の上昇率を算出したところ、日用雑貨品を扱う【7874】レックが2.45倍でトップとなった。大本命のダイソーが上場となれば、関連銘柄にも大きな恩恵があるか期待が高まる。

5.まとめ

 

大創産業(ダイソー)がIPOとなれば、100均を展開する銘柄も連想買いで物色されることが期待されますが、多くの投資家の注目は大創産業のIPO一点にあると考えていいでしょう

店舗数がダイソーの半分以下であるセリアの時価総額が約3,500億円であることから、大創産業の時価総額は最低でも7,000億円を超えることは確実と見られます。

昨今のIPOバブルを考えると、場合によっては1兆円から1兆5,000億円まで行く可能性も十分に考えられます。

大創産業のIPO関連ニュースは引き続き注目し、合わせて関連銘柄の動向もチェックしておきましょう。

 

 

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