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2018年1月18日、オーストラリアでドローンが届けた救命道具により2人の少年を救ったというニュースは世界中の関心を集めました。
今後、人命救助や物流分野での活躍も期待されているドローン。
株式市場ではドローン向け映像処理技術に強い【3652】DMPが過去1年間で株価7.5倍に達するなど、2017年は関連銘柄が盛り上がりを見せました。
今回はそんなドローンの値動きともに、AIや自動運転など複数テーマに絡むドローン関連銘柄をチェックしていきましょう。
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1.空の産業革命とも称されるドローンの未来
ドローンはもともと軍事用の偵察機として利用されていた無人機ですが、近年の技術発達により様々な産業で利用の幅が広がっています。
1-1.無人機ドローンの特徴と活躍が期待される分野
英語で雄のハチを意味するドローンはAmazonの考案する無人配送にも導入され、空の産業革命と称されるなど注目を集めてきました。
ドローンは山岳地帯や過疎地、高所の点検などヒトが行くには困難な場所で活躍し効率化が期待できる一方、テロなど犯罪への利用も懸念されています。
2015年9月には官邸屋上でドローンが見つかった事件を受けて航空法が改正され、同年12月に政府は無人機の飛行に関する新ルールを導入しました。
ドローンを法規制の対象にすることで安全性を確保し、千葉市や仙北市をドローン特区に認定するなど実用化を進める方針を打ち出したのです。
軍事利用が主だったドローンは熊本地震の際、災害現場の救助や支援活動だけでなく、搭載カメラの映像を国民に届けたことで大きな注目を集めました。
今後、高性能カメラによる点検や農作業での利用や、警備サービス各社は施設管理・監視サービスに導入するなど、活躍の場が広いドローン。
近い将来、ドローンによる宅配サービスが当たり前の世の中になっているかもしれません。
1-2.世界でドローンビジネスの競争激化
米国におけるドローンの経済効果は2025年時点で8兆円が試算されています。
将来の成長市場に目を向けた大手企業が続々と参入している米国では、ドローンビジネスが本格化している状況です。
小売り最大手のウォルマート、太陽光で自動飛行を目指すグーグルとフェイスブックに運航管理ソフトを制作するロッキード・マーチン。
自社の半導体搭載の可能性を求めるインテルはドローンメーカーの中国ベンチャー企業に出資し、ドローン関連事業に乗り出す方針。
先頭を走るAmazonはすでにドローンを活用した宅配サービスに成功しており、2017年には複数のドローンが合体する「メガドローン」で特許を取得。
長時間の飛行や重い荷物の配送を可能にしました。
このようにドローンでの宅配サービスに目を向けたビジネスが目立つなか、雨天時や夜間飛行が大きな課題として、まだ多くの改良余地が残されています。
★注目ポイント1 |
技術発達により多様化が進むドローン産業は、世界の大手企業がこぞって目を付けるほど大きな可能性を秘めた成長市場である。 |
2.活躍の場を広げるドローン関連銘柄の推移
人材不足の問題や人的コストを解消するなど、様々な場面で今後活躍が期待されているドローン関連銘柄の株価推移を見ていきましょう。
2-1.【2331】ALSOKがドローン活用サービスを開始
警備会社大手のALSOKがドローンを施設の空撮や、メガソーラーの点検などにドローンを活用したサービスを2015年5月に開始すると発表。
ドローンが発する回転音をセンサーで感知し、重要施設への侵入を防ぐ警備サービスも展開するなど、ドローン関連銘柄の一角として買いが向かいました。
この報道を受けて5月に入り上昇基調に転じた同社株は、その後も勢いを加速させ業績も大きく伸ばしています。
ドローンの活用により安全性の向上や時間短縮など効率化を図り、警備事業以外にもメンテナンスや調査の場面で活躍しています。
2-2.【4755】楽天がドローンによる宅配サービスの実験
将来的に物流で大きく飛躍するであろうドローンは、Amazonが掲げた宅配事業の構想を皮切りに、楽天もいよいよ実証実験に乗り出しました。
2016年4月に千葉県の幕張都心部で行われたドローンによる宅配サービスの実験には、楽天のほか【8267】イオンや佐川急便なども参加。
楽天の株価は、1,000円前後からわずか1か月ほどで30%以上も値上がりし、株式市場でも盛り上がりを見せています。
ネット通販大手の楽天がドローン分野に参入するといった発表は投資家の心を躍らせ、ドローンによる新たな可能性が開かれました。
★注目ポイント2 |
早く確実に届ける方法の構築、ドローン飛行環境の整備など、今後の経済発展に欠かせないドローンの活躍に期待。 |
3.主要ドローン関連銘柄チェックリスト
ドローン関連銘柄より厳選の注目株をチェックしていきましょう。
銘柄 | 株価 | 主なサービス |
【2303】ドーン | 1,259円 | 地理情報システム構築用のソフト開発 |
【2331】ALSOK | 6,210円 | 警備・監視業務にドローンを活用 |
【3156】UKCホールディングス | 2,345円 | 縦横検知、加速度センサー、気圧センサーを扱う |
【3652】DMP | 10,380円 | ドローンや自動車など自動運転向け映像処理技術 |
【3653】モルフォ | 4,780円 | 手振れ補正やノイズ除去、顔認識など映像処理に強い |
【4316】ビーマップ | 1,713円 | 無線LAN関連システムの構築 |
【4667】アイサンテクノロジー | 3,900円 | 3次元空間情報取得向け自立型無人飛行機の開発 |
【4755】楽天 | 966.3円 | ドローンを使用した宅配サービスの導入 |
【6702】富士通 | 808.5円 | ドローンを使用したシステム開発 |
【6758】ソニー | 5,572円 | ZMPと共同でドローンを使用したソリューションの展開 |
【6810】マクセルホールディングス | 2,570円 | ドローン向けバッテリーを開発 |
【6888】アクモス(★低位株) | 350円 | ドローンを活用した災害時・危険個所の監視システム開発 |
【7272】ヤマハ発動機 | 3,785円 | 米国で農薬散布用のドローン使用が認可された実績 |
【7732】トプコン | 2,644円 | ドローン向け3D画像計測統合ソフトの開発 |
【9233】アジア航測 | 733円 | 航空写真やレーザ計測、人口衛星データの活用 |
※株価は2018年1月22日終値で算出
★注目ポイント3 |
警備や災害、農作業用など幅広いシーンでの活躍が期待されるドローン、次の課題となる宅配サービスで再燃の可能性がある。 |
4.ドローン関連銘柄の上昇率ランキングTOP3!
過去1年間の安値から高値までを算出し、最も上昇率の高かったドローン関連の上位3銘柄を発表致します。
※2017年1月22日~2018年1月22日の1年で算出
4-1.第1位【3652】DMP
上昇率 | 7.5倍(安値:2,321円 → 高値:17,470円) |
市場 | 東証マザーズ |
RSI | 37.28(やや売られている) |
4-2.第2位【4316】ビーマップ
上昇率 | 6.9倍(安値:483円 → 高値:3,335円) |
市場 | ジャスダック |
RSI | 41.95(やや売られている) |
4-3.第3位【9233】アジア航測
上昇率 | 3.9倍(安値:488円 → 高値:1,942円) |
市場 | 東証二部 |
RSI | 53.84(売り買い均衡) |
※RSIは2018年1月22日終値より算出
★注目ポイント4 |
上昇率トップのDMPは画像処理技術に強みを持ち、AIや自動運転など複数テーマに絡む注目のドローン関連銘柄。 |
5.まとめ
これまでにも何度か注目を集め、物色が向かっているドローン関連銘柄ですが、傾向としては短期的に材料視されるようです。
2018年はEコマースなど主に宅配事業での活躍が期待されるドローン産業は、今後世界中で必要とされる分野であることは間違いありません。
AI搭載による自動配達のほか、新しいテクノロジーとの融合で無限の可能性が期待されるドローン関連銘柄を、投資対象に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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