原子力発電関連銘柄は岸田政権の原発再稼働で買われる!電力会社・原発プラントを中心に押さえておこう。

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【7711】助川電気工業は+69%!【1966】高田工業所は+70%!【9501】東京電力ホールディングスは+132%!

2022参院選で大勝を収めた岸田政権は、原発再稼働を積極的に進める意向を示しており、原子力発電関連銘柄は最注目テーマ株の一角となっています。

日本では福島第一原発事故以降、原発再稼働はタブーとなっていましたが、ウクライナ情勢や脱炭素、電力需給ひっ迫などを受けて、もはや原発再稼働は避けられない情勢です。

原子力発電関連銘柄に注目していきましょう!

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1.原子力発電関連銘柄とは?

ウクライナ情勢や脱炭素、電気代値上げ、電力需給のひっ迫などを背景に原発再稼働の必要性が高まっており、原子力発電関連銘柄が2022年注目テーマ株の一角となっています。

1-1.原子力発電とは?

原子力発電(原発)とは、ウランやプルトニウムの核分裂反応で発生する熱エネルギーを使って、タービンを回す発電のことです。

日本の原子力発電所の多くは、2011年の福島第一原発事故以降、稼働停止が続いています。

東日本大震災前の2010年には、原子力発電が日本のエネルギーに占める割合は11.2%となっていましたが、2018年には2.8%に留まっている状況です。
※出典:資源エネルギー庁(https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/energyissue2020_1.html)

チェルノブイリ原発事故や福島第一原発事故のような甚大な事故が発生する可能性があることは、原子力発電の最大のリスクであることは言うまでもありません。

ただ、原発事故というテールリスクがある反面、原子力発電には多くのメリットがあることも事実です。

原子力発電の燃料となるウランは世界中に埋蔵されているため枯渇の心配がなく、火力発電の主燃料となっている石炭やLNG(液化天然ガス)に比べて安定確保が可能です。

また、使い終わったウランは再処理することで再使用できるため、準国産エネルギー資源にもなります。

そして、原子力発電は、発電時に二酸化炭素を出さないため脱炭素(カーボンニュートラル)にも寄与するエネルギーとなります。

太陽光や風力、バイオマスなどの再生可能エネルギーと比べても、原発は圧倒的に発電コストが安く、気象条件に左右されずに安定して発電し続けられることも大きなメリットです。

1-2.岸田総理が原発再稼働発表!原子力発電関連銘柄は2022年最注目テーマ株に!

日本中の原発が停止した2011年以降は、政府要人などから原発再稼働に関する話が出ると原子力発電関連銘柄が物色される展開が繰り返されてきましたが、原発再稼働について本格的に議論されることはありませんでした。

2022年は、ロシアによるウクライナ侵攻を受けたエネルギー問題、脱炭素社会の推進、電気料金値上げによる物価高、猛暑による電力需給ひっ迫など、日本でも原発再稼働をタブーにできない状況となりつつあります。

ウクライナ情勢によるロシアリスクの表面化などで、世界的には原発再評価の機運となっており、次世代の「小型原子炉(SMR)」も大きな注目を集めつつあります。

岸田総理は2022年4月26日、物価高への緊急対策の実施を表明するとともに、原子力発電の活用促進に関しても言及し、マーケットでも原子力発電関連銘柄に注目が集まりました。

そして、自民党の参院選大勝を受けた7月14日、岸田総理は今冬の電力需給のひっ迫を前に、最大9基の原発の再稼働を進めることを発表しました。

この発表を受けて、原子力発電関連銘柄の代表格である【9501】東京電力ホールディングスの株価は夜間取引(PTS取引)で急騰。

しかし、岸田総理の発言内容をよく読むと、既に再稼働が決まっていた原発の再稼働をすると表明しただけであることが分かり、夜間取引で一時急騰した東電の株価は元に戻り、翌日は-0.33%の下落となりました。

多くの投資家は、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所を含む、新規での原発再稼働を期待していたのですが、西日本管内の原発に偏っており、東日本の電力不足懸念は依然残る状況です。

★注目ポイント1

・原子力発電関連銘柄は、原発再稼働のニュースが流れると急騰するテーマ株。
・2022年は、ウクライナ情勢や脱炭素、電気料金値上げ、電力需給ひっ迫など、日本でも原発再稼働をタブーにできない情勢となっている。
・岸田総理は原発再稼働を進める方針を示している(2022年7月14日の原発9基の再稼働表明は、期待外れの内容となってしまった)。

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2.原子力発電関連銘柄が上昇する理由と過去に上がった銘柄

2022年に買われている原子力発電関連銘柄の株価動向を見ていきましょう。

2-1.原子力発電関連銘柄の代表格!【9501】東京電力ホールディングス

東日本管内の電力最大手【9501】東京電力ホールディングスは、原子力発電関連銘柄の代名詞的な銘柄です。

同社は、福島第一原発事故による巨額賠償・廃炉負担が重くのしかかっていますが、原発再稼働に関するニュースが流れると真っ先に物色される銘柄となっています。

新潟県の柏崎刈羽原子力発電所は7号機全てが停止しており、停止中の原発の電力量では全電力会社の中で最も大きくなっています。

東電の株価は、2022年1月には一時285円を付けていましたが、2022年には原発再稼働への期待から買われ続けており、7月5日には664円まで上昇しました。

2022年の東電の最大上昇率は+132%です。

2022年の東電以外の電力会社の株価は一様ではなく、【9502】中部電力は最大+28%、【9503】関西電力は最大+38%と上昇していますが、この他の電力会社は横ばいもしくは下落となっています。

2-2.原発プラントを手掛ける!【1966】高田工業所

総合プラント企業の【1966】高田工業所は、原子力発電所のステンレスプールの建設を手掛けている原子力発電関連銘柄です。

同社は、原子力発電所のステンレスライニング、大型貯槽、配管などの建設を行っており、特に使用済燃料を貯蔵するステンレスプールは主製品の一つとしています。

同社の株価は、2022年2月15日には一時654円を付けていましたが、その後は買われ続けており、7月15日には1,117円まで上昇し、2022年の最大上昇率は+70%となっています。

この他の銘柄では、原発の熱制御装置を手掛ける【7711】助川電気工業は2022年に最大+69%の上昇率です。

原子力発電関連銘柄は、2022年5月頃は東電に資金が集中していたような状況でしたが、原発再稼働への期待がより高まった6月から7月には、その他の銘柄にも資金が流れてきていると見てよいでしょう。

★注目ポイント1

・原子力発電関連銘柄は、【9501】東京電力ホールディングスを中心に2022年注目テーマ株の一つになっている。

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3.原子力発電関連銘柄リスト

銘柄主なサービス
【9501】東京電力ホールディングス柏崎刈羽原子力発電所(停止中)
【9502】中部電力浜岡原子力発電所(停止中)
【9503】関西電力高浜発電所(停止中)
【6502】東芝原子力プラント、小型原子炉(SMR)
【6501】日立製作所原子力プラント、小型原子炉(SMR)
【7011】三菱重工業原子力プラント、小型原子炉(SMR)
【1945】東京エネシス原発設備エンジニアリング
【1966】高田工業所使用済燃料を貯蔵するステンレスプール
【6378】木村化工機原発関連容器
【7711】助川電気工業熱制御装置

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4.オススメの原子力発電関連銘柄3選!

原発再稼働に向けてオススメの原子力発電関連銘柄を押さえておきましょう。

【9501】東京電力ホールディングス

チャート画像
市場東証プライム市場
企業概要首都圏の電力事業者。福島第一原発事故の廃炉負担が重し。

東京電力ホールディングスは、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働で期待される、代表的な原子力発電関連銘柄です。

2022年7月14日の岸田総理の原発9基再稼働表明を受けて夜間取引で大きく買われる(その後は期待外れの内容だったため元に戻った)など、原発再稼働への期待が最も大きい銘柄となっています。

【6501】日立製作所

チャート画像
市場東証プライム市場
企業概要総合電機・重電最大手。インフラ系に強みを持つ。

原子力プラントは、【6502】東芝、【6501】日立製作所、【7011】三菱重工業の3強となっています。

いずれも原子力発電関連銘柄であるとともに、次世代テーマ株としても期待される「小型原子炉(SMR)」でも注目の銘柄です。

日立製作所は、米ゼネラル・エレクトリック(GE)との合弁会社が、カナダの電力会社から小型原子炉(SMR)を受注したことを発表しています。

【7711】助川電気工業

チャート画像
市場東証プライム市場
企業概要温度測定・加熱製品メーカー。原発向け熱制御技術に強み。

電力会社・原子力プラント大手以外の原子力発電関連銘柄としては、原発向け熱制御技術に強い【7711】助川電気工業、原発のステンレスプールを手掛ける【1966】高田工業所、原発関連容器を手掛ける【6378】木村化工機などを押さえておきましょう。

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5.まとめ

原子力発電関連銘柄は、2022年最注目テーマ株の一角となっており、【9501】東京電力ホールディングスを中心に多くの銘柄が上昇しています。

ロシアによるウクライナ侵攻を受けたエネルギー問題、脱炭素社会の推進、電気料金値上げによる物価高、猛暑による電力需給ひっ迫など、日本でも原発再稼働をタブーにできない状況となっています。

参院選後に岸田総理が表明した原発9基の再稼働は、柏崎原発が対象外だったことから期待外れに終わってしまいましたが、東日本の電力状況が厳しいことから今後さらなる再稼働の発表があってもおかしくありません。

また、原子力発電関連のテーマとしては、小型原子炉(SMR)が次世代テーマ株としてマーケットで注目を集める可能性もあります。

政府の原発再稼働に関するニュースにはアンテナを張っておき、原子力発電関連銘柄の動向は要チェックしておきましょう。

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