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連日のように記録的猛暑のニュースが続いており、熱中症に罹る人も過去最多を記録しています。
異常猛暑は8月初旬までは続くものと見られており、命を守る為にも熱中症対策は急務となっています。
暑い日が続く中、熱中症対策関連銘柄の動きはどう推移しているかというと
【2901】石垣食品は+80%!!
【6367】ダイキン工業は+8%!
【4967】小林製薬は+12%!
【9983】ファーストリテイリングは+16%!
これらの動きを見せております。
自身の熱中症対策を万全にするとともに、熱中症対策関連銘柄にも注目していきましょう!
目次
1.熱中症対策関連銘柄にも注目!

今夏は日本のみならず世界的に異常猛暑となっており、熱中症対策が急務となっています。
1-1.熱中症対策関連銘柄とは?
今回は、今夏の猛暑で特需が期待される熱中症対策関連銘柄に注目していきます。
日本でも記録的猛暑のニュースが連日流れていますが、アメリカでも最高気温が52度を超え、北極圏でも30度を超えるなど、今夏は世界的に異常猛暑となっています。
総務省消防庁の発表によると、7月16日から22日までの1週間に熱中症で救急搬送された人は全国で2万2647人、死者も65人となっており、いずれもこの期間では過去最多になったとのことです。
気象庁は、気温の高い状態は8月初旬頃まで続くと発表しており、熱中症対策が急務となっています。
熱中症対策としては、水分・塩分をこまめに取り、暑さ対策を万全にすることが重要です。
特に喉が渇いていなくてもスポーツドリンクなどで水分や塩分をこまめに取り、食事もしっかり摂ることが熱中症対策としては欠かせません。
暑さ対策としては、屋内ではエアコンや扇風機を28度以下で使用し、通気性・吸湿性の良い衣服を着用し、気温が高くなる昼間の時間帯には外出しないことなどが挙げられます。
熱中症の症状が疑われたら、すぐに涼しい場所へ移動して水分や塩分を補強し、冷却シートなどの冷却グッズを使って体温を下げるといった応急処置を行い、場合によっては病院に行くことが必要です。

1-2.熱中症対策関連銘柄にはどのような銘柄があるか?
熱中症対策関連銘柄にはどのような銘柄があるのかを見ていきましょう。
まず、スポーツドリンクや麦茶などの清涼飲料水を販売している飲料品メーカーは筆頭に挙げられます。
猛暑になると飲料水やビールの売り上げが増えると考えられることから、飲料品メーカーは猛暑関連銘柄として物色されることも期待されます。
次に、冷却シートを始めとする冷却グッズを販売している銘柄も熱中症対策関連銘柄として挙げられます。
また、通気性・吸湿性の良い夏物衣料を販売している衣料品メーカーも物色されることが期待されます。
猛暑になるとエアコンや扇風機の売上が急増することも想定されるため、エアコンや扇風機を手掛けているメーカーにも注目です。
以上をまとめると、熱中症対策関連銘柄としては、清涼飲料水、冷却グッズ、通気性・吸湿性の良い夏物衣料、エアコン・扇風機を手掛ける銘柄が中心になってきます。
自身の熱中症対策を万全にした上で、熱中症対策関連銘柄に注目していきましょう。
1-3.コロナウイルス禍ではマスク着用がリスクになる
2020年夏は、熱中症対策と新型コロナウィルス対策の両立が求められる厳しい夏になりそうです。
新型コロナウィルス対策として猛暑時にマスクを着用していると熱中症リスクが高くなることは、多くの専門家の間で指摘されています。
また屋内で換気をすることになると、エアコンを止めることになるため、やはり熱中症リスクが高くなってしまいます。
しかし、かといってマスクを外したり、換気を怠ったりしてしまうと、新型コロナ感染リスクが高くなってしまうというジレンマです。
環境省と厚生労働省は、新型コロナ下の「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントを発表しました。
この中では、マスク着用については「適宜マスクをはずしましょう」と呼び掛けられており、気温・湿度の高い場所でのマスク着用に注意し、屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合にはマスクを外すことが推奨されています。
熱中症対策と新型コロナ対策を両立した暮らしを快適に送るためにも、2020年夏は熱中症対策グッズで特需が起こることも考えられます。
2020年夏を前に、夏季に買われるサマーストック株である熱中症対策関連銘柄に注目してみてはいかがでしょうか?
★注目ポイント1 |
今夏は世界的な異常猛暑となっており、日本でも熱中症による搬送者・死者数が過去最多ペースとなっている。 |
2.熱中症対策関連銘柄の推移

熱中症対策関連銘柄の動向を見ていきましょう。
2-1.「ミネラル麦茶」を主力とする石垣食品
ミネラル麦茶とビーフジャーキーを主力とする【2901】石垣食品は、今夏の異常猛暑を受けて大きく買われている銘柄です。

同社の株価は、2018年7月6日には一時139円の安値を付けていましたが、猛暑からの連想買いが入り、7月24日には251円にまで上昇しました。
この2週間で+80%の暴騰となっています。低位株で買いやすかったことから、仕手株として大きく上昇したと見られます。
ただ、わずか2週間で+80%の暴騰になっていることから暴落も警戒されています。下手に手を出さないように注意しておきましょう。
なお、熱中症対策の飲料水を手掛ける銘柄としては、「アクエリアス」の【2579】コカ・コーラ ボトラーズジャパン、「ポカリスエット」の【4578】大塚ホールディングスにも注目です。
2-2.エアコンの世界トップメーカー:ダイキン工業
エアコンの世界トップメーカー【6367】ダイキン工業も、熱中症対策関連銘柄として注目です。
猛暑となるとエアコン需要が必然的に増えることから、同社も7月に入ってから上昇していきます。

同社の株価は、2018年7月6月には12,420円まで下げていましたが、2018年7月25日現在では13,525円まで値を回復しています。
この2週間で+8%以上の上昇となっており、猛暑からの連想買いが入っているものと思われます。
2-3.「熱さまシート」を手掛ける小林製薬
冷却グッズの代名詞と言える「熱さまシート」を手掛けている【4967】小林製薬も、熱中症対策関連銘柄として注目されます。

同社の株価は、2018年7月3日には9,150円を付けていましたが、今月に入ってから上昇していき、7月18日には10,250円まで上昇しました。
今月に入ってからの2週間で+12%の上昇となっており、熱中症対策関連銘柄として買われているものと見られます。
冷却グッズを手掛けている銘柄としては、「冷えピタ」を手掛ける【4912】ライオンや、冷却シートを手掛ける【4452】花王にも注目です。
2-4.夏物衣料に強いファーストリテイリング
通気性や速乾性に優れる「エアリズム」や「ドライEX」を始めとする夏物衣料に強いユニクロを運営する【9983】ファーストリテイリングも、熱中症対策関連銘柄として注目されます。

同社の株価は、2017年7月6日には一時46,900円を付けていましたが、7月19日には54,510円まで上昇しています。
この2週間で+16%の上昇となり、日経平均の上昇にも大きく寄与しました。
ここまで、麦茶、エアコン、冷却グッズ、夏物衣料という熱中症対策関連銘柄を見てきましたが、いずれもこの2~3週間の間に大きく上昇していることが分かります。
★注目ポイント2 |
異常猛暑を受けて、この2~3週間の間に熱中症関連銘柄に資金が流入して上昇している。 |
3.主要熱中症対策関連銘柄チェックリスト

熱中症対策関連銘柄より厳選した注目株をチェックしておきましょう。
銘柄 | 主なサービス |
【2269】明治ホールディングス | スポーツドリンク「ヴァームウォーター」 |
【2503】キリンホールディングス | スポーツドリンク「キリンラブズスポーツ」 |
【2579】コカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス | スポーツドリンク「アクエリアス」 |
【2587】サントリー食品インターナショナル | スポーツドリンク「グリーンダカラ」 |
【2593】伊藤園 | 「健康ミネラル麦茶」 |
【2901】石垣食品(低位株★) | ミネラル麦茶 |
【4452】花王 | 冷却グッズ「ビオレ 冷シート」 |
【4578】大塚ホールディングス | スポーツドリンク「ポカリスエット」 |
【4912】ライオン | 冷却グッズ「冷えピタ」 |
【4967】小林製薬 | 冷却グッズ「熱さまシート」 |
【6367】ダイキン工業 | エアコン |
【6501】日立製作所 | エアコン |
【6503】三菱電機 | エアコン |
【6752】パナソニック | エアコン |
【9983】ファーストリテイリング | 夏物衣料「エアリズム」「ドライEX」 |
★注目ポイント3 |
熱中症対策関連銘柄を抽出してみると、スポーツドリンク、冷却グッズ、エアコン、夏物衣料の4種類が挙がってくる。 |
4.注目の熱中症対策関連銘柄3選

【4967】小林製薬
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 芳香剤最大手。医薬品や医療機器にも強み。 |
小林製薬は、代表的な冷却グッズ「熱さまシート」を手掛けていることで知られる熱中症対策関連銘柄です。
医薬品メーカーだけであって、新型コロナ相場でも買われており、2020年4月には上場来高値を更新しています。熱中症対策と新型コロナ対策を両立した銘柄です。
【4912】ライオン
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 歯磨きなどの衛生用品や薬品「バファリン」などを手掛ける家庭用品大手。 |
ライオンは、冷却グッズ「冷えピタ」を手掛けていることから熱中症対策関連銘柄に位置付けられる銘柄です。新型コロナ相場でも堅調な値動きとなっており、大きく売られていません。
2017年から2020年に掛けては高値圏でレンジ推移となっており、いつブレイクアウトして一段高になってもおかしくありません。
【6367】ダイキン工業
市場 | 東証一部 |
企業概要 | 業務用エアコン国内トップメーカー。 |
ダイキン工業は、業務用エアコンで圧倒的な国内シェアを誇るエアコンメーカーです。熱中症対策関連銘柄の代名詞的な銘柄と言えるでしょう。
また成長企業であり、2020年2月には上場来高値を更新しました。
世界株安局面では大きく売られたものの、その後の反発局面では戻してきています。熱中症対策関連銘柄として注目される夏場に、再び上場来高値を更新してもおかしくありません。
5.まとめ
今夏の異常猛暑を受けて、麦茶やエアコン、冷却グッズ、夏物衣料を手掛けている熱中症対策関連銘柄に資金が流入してきていることが分かります。
ただ、この資金は短期筋によるものも多いと見られることから、猛暑が一段落したらすぐに流出する可能性も高く注意が必要です。
熱中症対策関連銘柄を物色するとしても、短期的な投機目的ではなく、長期的な業績が期待できる銘柄に投資することが望ましいでしょう。
天気情報や熱中症警報を始めとする熱中症関連のニュースは常にチェックし、命を守りましょう。
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